ハイスクールD×D 七星の英雄龍と神獄の魔神   作:戦魔王ゼロ

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今回でメルヴァゾア戦ラストです。
最後の方は、次回の主要キャラクターを登場させる予定です。


決着、そしてーーー

 

依代に宿って復活したメルヴァゾアに対して、神器(セイクリッド・ギア)禁手化(バランス・ブレイカー)で対抗する零夜とイッセー・・・その戦いは膠着状態となっていた。

 

イッセーとメルヴァゾアが切り合っている様子を見ながら、零夜もメルヴァゾア達を相手に奮戦する。

 

『流石は、最強の邪神として恐れられていただけはある。完全に復活した訳でもないのに、攻撃力と防御力が、既に龍神クラスだ』

 

そうボヤきながら、零夜はメルヴァゾア達の集中砲火を、自身の両手に展開した小型防御魔方陣で防ぎ、周囲に反らしていた。反らされた攻撃は、自身を取り囲んでいる他のメルヴァゾアに直撃し、消滅させていた。

 

『貴様こそ、攻撃を反らす直前に、手に展開している魔方陣を使って、我の攻撃を解析し、我が放った攻撃以上の出力に引き上げて、我の末端達に直撃させている。お陰で想定した以上の出力での攻撃なので、防ぎ切れずに消滅している。それに、加えてーーー』

 

そう言って、消滅したメルヴァゾア達がいた所にセンサーを向けるとーーー

 

『ーーー命令受諾。目標、敵メルヴァゾア勢。攻撃、開始ーーー』

 

地面に展開された魔方陣から駒王学園の女子制服を着たメルヴァゾア達が現れ、制服を着ていないメルヴァゾアーーーつまり、自身の制御下にあるメルヴァゾア達に襲撃を掛けていた。

 

『我の命令すらも弾くとはーーー兵藤一誠の乳に対する執着心以上に、貴様も変態だな・・・我が甥よ』

 

『まぁ、俺の性癖なもので・・・イッセーの乳は勿論のこと、ヴァーリのラーメン愛以上にこだわりがある』

 

そう言って、零夜は自身の隣に視線を向ける。

 

その視線の先には、メルヴァゾアとは違う黒髪の女性が立っていた。

 

無論、駒王学園の制服を着た状態で・・・

 

『制服を着たメルヴァゾア達の指揮を頼むわ~〜女体化した俺・・・』

 

『えぇ。任せて・・・さて、黒葬の魔刃(ブラックエッジ・グラディウス)の錆になりたい子は、掛かってきなさい!!!』

 

そう言って、制服を着た女性ーーー女体化した零夜こと零香は、同時に腰に差してある一振りの黒刀、神器(セイクリッド・ギア)ーーー黒葬の魔刃(ブラックエッジ・グラディウス)を抜刀し、メルヴァゾア達に斬り掛かった。

 

その様子にイッセーはいつも以上にドン引きする。

 

『流石、師匠。俺以上に変態で気持ち悪いーーー』

 

『何故、相棒を含めた今代の神滅具(ロンギヌス)使いは強さに比例して変態達ばかりなのだ!!!』

 

ドライグは、その光景にトラウマを再発、発狂し掛かっていた。

 

イッセーは自他共に認めるおっぱい馬鹿。

 

ヴァーリは、それに匹敵するラーメン馬鹿ーーー彼らは、その度が過ぎた性癖やこだわりによって、様々な奇跡を引き起こしてきた。

 

例えば、ロキ戦における乳神様、そして、麺神と呼ばれるラーメンを司る神の降臨。その神々の力によって、ミョルニルのレプリカの覚醒は勿論のこと、イッセーの龍神化、ヴァーリの魔王化等、奇跡とも言える超常現象を引き起こしてきた。

 

そして、零夜はーーーアザゼル由来の厨二病に加えて、ある性癖を持っていた。

 

それが、制服。学生服は勿論のこと、事務服といった仕事服、軍服といった戦闘服、その果てに囚人服や奴隷服といった辱めに合うようなものにまで興奮してしまう変態だった。

 

興奮してしまうだけならいい。

 

実際、よくは無いが・・・

 

だが、この零夜が、流石はイッセーの師匠と呼ばれる由縁があるとすればーーー他人が着ている制服を、もし自分が纏ったら、どうなってしまうのかと妄想し、やがては、それを纏い、その妄想したシチュエーションを実際に行って、色々なものを発散する、イッセーとは別ベクトルの変態であった。

 

この性癖で、例に挙げるとすれば、もし、自分が奴隷として捕まり、奴隷服や貫頭衣といった粗末な衣服を着せられた上に奴隷商や奴隷市場で物同然に扱われた上で売られて、その売られた先であらゆる辱めを受ける妄想を、実際に体験し、そこで得た色々な快感を力に変えて、攻め込んできた旧魔王派の軍勢を一人で滅ぼしたり、妻のキリカと同じ囚人服を纏う事で、そこで生じた特別な経路(パス)によって、互いの力を共有したりと、関係者一同が頭を抱えてしまう程の奇跡をイッセー達と同じくくらいの頻度で引き起こしている。

 

ちなみに、自分から奴隷になり行くことから察せられると思うが零夜は重度のMである。

 

その原因が、幼い頃に姫島家に預けられた事が関係しており、お世話になった朱璃さんとバラキエルさんの夜の営みを、偶々見てしまった。それが朱璃さんにバレた結果、ある英才教育を受けることとなってしまい、その才能を開花させたことにあるらしい。

 

『兵藤一誠の乳神といい、ヴァーリ・ルシファーの麺神といい、そして、貴様の制服神といい、善神群は、何故、イロモノばかりいるんだ!!』

 

自身の宿敵である『E×E』の善神群による理不尽な奇跡に、とうとうブチ切れたメルヴァゾアが、先程以上の出力の砲撃を絶え間なく連発して放ってきた。

 

流石の零夜も、反らす事はせずにーーー

 

刹那の絶園(アブローズ・ウォール)ーーー展開!!魔楯創造(シールド・ウォール)ーーー無敵の黒楯(ブラック・イージス)、連続展開!!』

 

アザゼルが考案した人工神器の一つである刹那の絶園(アヴローズ・ウォール)による防御結界を展開後、創造(クリエイト)神器(セイクリッド・ギア)、様々な効果を付与した魔楯を創る魔楯創造(シールド・ウォール)によって創った、最強の防御力を誇る魔楯ーーー無敵の黒楯(ブラック・イージス)を何重にも展開して、その攻撃を防いでいた。

 

『無駄だ!!!この砲撃には、防御貫通の効果がある。無惨に焼かれて仕舞え!!!』

 

砲撃が命中ーーーメルヴァゾアが言った通り、その砲撃は楯を全て呑み込んだあと、展開していた防御結界を砕き、中にいた零夜を呑み込みーーー

 

『ぐぁあああああ!!!』

 

焼き尽くしていた。

 

それを見たイッセーが、助けに入ろうとするが・・・

 

『隙を見せたな、死ねぇ!!!』

 

メルヴァゾアは武装爪を展開し、そこから光の斬撃をイッセーに飛ばす。

 

その斬撃はイッセーに直撃し、大爆発を起こした。

 

巨大な黒煙が発生し、周囲が真っ暗となる。

 

メルヴァゾアは確信する・・・

 

今の斬撃は、確実に仕留めた。

 

あとは、その身体を我が取り込めば・・・

 

メルヴァゾアは、黒煙に向かって歩み出す。

 

無論、各種センサーや武装を展開、奇襲を警戒しながらイッセーの所に向かう。

 

そう言えば、女体化した零夜は、何故カバーに入らなかったのだ?

 

ふとーーーメルヴァゾアの中で疑問が浮かび上がった。

 

そう、本体である零夜が攻撃で消滅。イッセーも攻撃をモロに喰らってしまい、倒れているのにーーー何故、他の我との戦闘を止めない?

 

まさか!!

 

『上か!?』

 

そう言って、武装を展開し、自身の上空に向かって一斉に放つ。

 

『マジかよ!?』

 

イッセーは、絶句した。

 

まさか、すぐに気付くとは・・・・

 

上空から奇襲を掛けたイッセーは、メルヴァゾアが展開した武装攻撃を、咄嗟に回避する。

 

『貴様の纏っている装備。まさか、いつもの鎧ではなく、パワードスーツーーー確か、インフィニットストラトスだったか?』

 

イッセーが、先程、纏っていた鎧ではなくーーーパワードスーツ、特に零夜の妻である束が造ったインフィニットストラトスに酷似したパワードスーツを纏っていた。

 

『確かに、俺の専用機は束さんに開発してもらっているが、それではない。さっきの赫龍神帝の三叉成駒(イリーガル・ムーブ・トライデント)ーーー騎士形態(ナイト・モード)龍機の騎士(ウェルシュ・アーマード・ナイト)さーーー』

 

そう言って、イッセーは腰の辺りにマウントされた大刀ーーー紅蓮一文字(ウェルシュ・ストレート)二振りを抜刀し、宣言する。

 

『ドライグ!俺の存在を倍加!!一気にキメるぞ!!!』

 

『任せておけ、相棒!!』

 

常人では認識できない速度で、再度上空に飛翔するイッセー

 

イッセーを今度こそ、仕留めるためにメルヴァゾアが標準を定めようとセンサーを向けた

 

《Phantom Boost!!》

 

だが、信じられない事が起きた。

 

『馬鹿な!?我に匹敵するぐらいの分身だと!?』

 

メルヴァゾアが驚くのも無理は無かった。突如、センサーに映し出された大量の兵藤一誠の反応があった。

 

突然、空に現れた兵藤一誠達

 

その全部が、メルヴァゾアと同じ本人であり攻撃体勢を取っていた。

 

『全部、俺だけどな・・・じゃ、トドメは師匠に任せて、周りのものを、片付けるかーーー紅蓮龍星群(クリムゾン・ミーティア)!!』

 

メルヴァゾアに向けて放たれるは赤き龍の群れによる特攻とも言える超音速突撃

 

まるで、流星群とも言える集団突撃は周りにいるメルヴァゾア達を残さず破壊していった。

 

突撃の余波ですら、粉々に砕かれるメルヴァゾア達

 

それを見たメルヴァゾアの一体が、ある決断をする。

 

『流石に、このままでは不味い。口惜しいが撤退を・・・』

 

「誰が撤退させると思う?」

 

『荒神零夜!?生きていたのか!?』

 

「まぁ、零香が入れば俺自体の復活は容易だ。それに、人格コアを転移させて逃げるから司令塔の機能を有した奴が誰かは分からなかったが、今のお前さんだけ、他のメルヴァゾアと違い、逃亡という行動をとった。つまり、王手(チェックメイト)さ」

 

そう言って、メルヴァゾアの前に現れる零夜

 

その格好はオーマジオウみたいな鎧ではなく・・・

 

『我を倒した時の格好ーーー囚人服か。それに、その装備している黒き大砲ーーー閃 光と 暗(ブレイザー・シャイ二)黒の龍絶神(ング・オア・ダークネス・ロンギ)滅剣・終焉式(ヌスカリバー・タイプカタストロフ)禁手化(バランス・ブレイカー)・・・』

 

「嗚呼。キリカの囚人服に、お前を滅ぼした禁手化(バランス・ブレイカー)ーーー終焉穿つ愚者の(バベルタワー・ロスト・カタストロフ・)戦塔(パニッシャー)だ」

 

閃 光と 暗(ブレイザー・シャイ二)黒の龍絶神(ング・オア・ダークネス・ロンギ)滅剣・終焉式(ヌスカリバー・タイプカタストロフ)禁手化(バランス・ブレイカー)ーーー終焉穿つ愚者の(バベルタワー・ロスト・カタストロフ・)戦塔(パニッシャー)

 

かつて、メルヴァゾアを滅ぼした零夜の切り札であり、バベルの塔を模した対終末専用神造兵装(アンチハルマゲドン・ゴッドアームズ)。様々な対神、対界兵装を内蔵しており、その一つには、邪神メルヴァゾアを穿った回転杭(リボルビング・バンカー)のーーー

 

「ーーー断罪の神穿つ黒き旋杭(ジャッチメント・パニッシャー)、この兵装は見た目と違って優しい機能があってな。対象物以外は透過する。つまり、依代となった子を傷つけずにーーー」

 

『我を穿つか。恐ろしいものを生み出しよってーーー』

 

黒き大砲を持っているのにも関わらず瞬時に、必殺の間合いに入った零夜はメルヴァゾアのコアとなる部分に回転杭(リボルビング・バンカー)を打ち込み、そのコアを打ち貫いた。

 

 

「ーーーこれ以外の機能は凶悪でな、あんまり使いたくなかったよ」

 

そう言って、兵装を解除すると、メルヴァゾアのコアが手元に残る。

 

依代からコアが抜かれた影響なのか、敵対しているメルヴァゾア全機の動作が止まっていた。

 

依代となった子を束達の所に転移させた零夜は、コアに向かって話しかける。

 

「俺の勝ちだ。叔父さんーーー」

 

『口惜しいが、そうだな。だがーーー』

 

「また、復活するか?どうせ、今回もアイツの手引きだろうが、宣言しよう。それでも、俺たちが勝利するーーーさっさと停止しな!」

 

そう言って、零夜は、コアを握り潰した。それに応じて、敵対していたメルヴァゾア達の稼働が完全に停止した。

 

 

「さて、帰るか。ずいぶん、時間が立ったしーーー帰ったら、俺の誕生日パーティーでもするか。イッセーも来るだろう?」

 

「そうですね。この世界と、彼女達はどうします?」

 

「しばらく、神獄界で管理する。あと、依代となった子を含めたメルヴァゾア達の世話、お前に一任するわ」

 

「えっ!制服を着た子達も機能停止したんじゃないですか!?」

 

「嗚呼。依代の中にある人格を司るコアは潰したが力は残ってる。彼女がいる限りは、完全に止まった訳じゃないーーーアイツがメルヴァゾアの力を持っている以上、こっちもメルヴァゾアの力をある程度持っていた方がいい」

 

そう言って、零夜はイッセーの肩を叩く。

 

そしてーーー

 

「頼むぜ、ハーレム王。この子達も幸せにしてやってくれ」

 

イヤらしい笑みを浮かべながら、イッセーに面倒事を押し付けるのであった。

 

 

総ての後処理が終わり、零夜がイッセー達と神獄界に戻った頃ーーー廃墟となった研究施設

 

「ハァハァーーー何とか、奴らの手から逃れる事ができた。おのれ!荒神零夜!!兵藤一誠!!貴様たちさえ、居なければ!!!」

 

そこで、イッセーと交戦した邪神メルヴァゾアの使徒が息を切らしながら、悪態をついていた。

 

「急いで、教祖様に連絡をーーー」

 

「その必要はない。あと、お前の役目も終わりだ」

 

突然、若い男の声がした直後に、使徒は意識を失った。

 

まるで、人形のように動かなくなっていた。

 

 

声を発した男は、活動停止(・・・・)した使徒の脳を掴む。

 

すると、使徒の脳が光に包まれる。その光は男の手に吸収される。

 

光が収まると、脳を掴んでいた使徒を、まるでゴミを捨てるような形で投げ飛ばして放棄した。

 

「これは、これは・・・幾ら人形だったとは言え、雑に扱いし過ぎでは?」

 

突然、別の男の声がした。

 

「もう嗅ぎつけてきた。いや、コイツは囮か?」

 

「ええ。師匠が、あんたを炙り出すために、わざと、この人形を見逃しましてーーー」

 

そう言って、男の前に現れたのは、推定、二十代後半の黒髪の青年で、黒いロングコートに一振りの黒い太刀を帯刀している。

 

男は、この青年の正体に心当たりがあった。

 

ちなみに、男の格好は白いロングコートに銀髪、一部に金のメッシュが入っている。

 

「初めまして、白創の狂魔王(ホワイトジェネシス・サタン)ーーー俺の自己紹介は、必要ですか?」

 

「不要だよ、天武の戦刃覇王(サムライエッジ・オーバーロード)、黒鉄零刃(レイジ)ーーーアイツの一番弟子が来るとは、光栄だ」

 

「師匠のクローンにして、最大の宿敵。元禍の団(カオス・ブリゲード)首領(トップ)だった貴方に名前を覚えてもらえるとはーーー少々、不快ですね。荒神狂夜殿?」

 

こうして、零夜の一番弟子にして、最強の転生者ハンターの黒鉄零刃(レイジ)と、零夜のクローンにして、零夜の宿敵、元禍の団(カオス・ブリゲード)首領(トップ)、荒神狂夜が邂逅した。

 

 




今回でメルヴァゾア戦、決着しました。

次回は、その戦いのあとに起きた零夜の一番弟子と零夜最大の宿敵との邂逅話を送りします!!

次回もお楽しみに!!
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