メジロラモーヌ「面白くない男」   作:お話下手

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ミスターシービー

 

 

 

 今でも思い出す。どしゃ降りの雨の中の出会い。

 

 『君をスカウトさせてくれ!』

 

 初めて会った彼はキラキラと眩い瞳をしていた。学園でちょっとした噂のトレーナー。私の走りを見た時衝撃が走ったらしい。

 当然それは断った。けど彼は一度では諦めきれずプレゼントや私専用にトレーニングメニューを組んで見せてくれたり、あの手この手でスカウトしようと必死だった。今の無気力な姿と死んだ目からはきっと誰も想像しないだろう。

 

 私はただ自由に走る場所が欲しかった。トレセン学園ならそれが可能だと思っていたけど、トレーナー契約を持たないウマ娘はデビュー出来ずレースに出場出来ない。煩いルールだ。

 いざトレーナーを探してみてもピンと来る人はいなかった。周りは、スカウトするトレーナーは私の走りで重賞…いやクラシック三冠だって夢ではないと熱く語る。トレーナー達にとって喉から手が出るほど欲しい栄誉に魅力を感じられないし、興味を持たない私がそれを叶えるために走るのもなんか嫌だし、この気持ちのまま契約を結ぶのは不誠実だと思った。昔から他人と反りが合わない私にとって利害が一致しない関係性はすぐに破綻すると考えていたのである。

 

 それを彼に伝えるとトレーナーは嬉しそうに笑ったのだ。

 

 俺はそんなものいらない。自分には叶えたかった夢や過去も何も残っていない。ただ君の走りをそばで見たいだけだと。

 

 可哀想な人だと思った。自分を無くしてしまうとはどんな気持ちなんだろう。過去を無くしてしまったからこそ純粋にウマ娘へ魅了されてしまったのだろうか。

 

 私の走りを見ていれば焦燥感と喪失感が埋まるらしい。だからこそ誇りなんていらない、トレーナーの栄光なんていらない。

 

 『君が楽しく走り続けられるように全力でサポートする。 君に目当ての担当トレーナーがいるなら諦めるよ。 だけど、このままデビュー出来ずに君の走りを見れなくなる。 そんなの絶対嫌だ!』

 

 利害が一致した気がした。自由に出たいレースに出れる。こんなに嬉しいことはない。

 それに私が走ることで彼の救いになるのがちょっと嬉しかった。他人に合わせられない自分は人として大切なモノが欠けているのでないかと思っていた。

 

 契約書を用意してと言った時の彼の顔。ホントに喜んでいたな。

 

 担当トレーナーになってからも彼は変わらなかった。私の走りが大好きで自由に走らせてくれた。怪我や不調を起こさないよう下手ながら蹄鉄のメンテナンスは欠かさないし、慣れないマッサージ療法をよく勉強していた気がする。シューズを脱いでせっかくの蹄鉄を使わずに裸足で駆けていたら呆れていた。    

 それでも怒るようなことはせず、私が楽しく走れば喜んでくれる。それがやっぱり嬉しかった。

 

 思った通り、彼といると欠けていた人として大切なモノが埋まっていく感覚がある。中々悪くない。うん、むしろトレーナーといると心地よい。

 

 他人に興味を持てない私だったが、彼と過ごしているうちに彼自身に興味を持つようになった。今までの自分からだと信じられないが、話を聞くとこれが中々面白い。

 彼は自分の肉親について調べたようだが、なんと両親は駆け落ちで結ばれており親戚との縁が切れていた。私の両親も半ば駆け落ちで結婚しており、なんとなく運命を感じたが彼はどうでもよいと思っているらしく、それよりも私の楽しそうな走りに運命を感じたようだ。そんな恥ずかしい台詞を臆することなく言えるとは、私のこと好きなんだね。

 

 彼のトレーナー技術もこれまた変なところがあった。蹄鉄の整備は下手なくせにやたら知識は豊富でベテラントレーナーを上回る程。あと紅茶を淹れるのが凄く上手なのに料理はド下手。

 私と契約する前はカップ麺や惣菜で済ましていたようだけど、私が一人暮らしなのを知ってからは料理の勉強をしてバランス良い食事が取れるよう一生懸命練習していた。

 

 慣れない包丁で指がボロボロなのを隠していたのは可愛かったな。

 

 その後、ルドルフやエース達と競って別に欲しかったわけじゃなかったクラシック三冠を取ってしまった。その頃には彼の料理の腕前はかなりのモノになり、トレーナーとしての技術もかなり上がって三冠ウマ娘の担当という肩書きは両者望まずとも手に入れた。

 

 トゥインクルシリーズが終わった後もトレーナーとの交流は続いていた。私のマネージャーに近い立場で素人なのにやたらマネジメントが上手い。相変わらずよくわからない能力を持っている。

 生活も半ば同棲に近かった気がする。父と母はこのまま交際するのかと思っていたようだが、そういうのよくわからないし、この関係性が崩れるのが嫌だったから此方から何かアクションを起こすことはしなかった。

 彼の方もそれは同じだったようで、私に好意を持っているのはわかっていたけどそれを口にするようなことは一切しなかった。

 

 気紛れにキスをしたら真っ赤になって驚いていたけど、まぁこれくらいのトキメキは歓迎だ。

 

 最大の転機が訪れたのはその後。

 

 学園を卒業前には走る以外のことも増えた。メディアにライブなど様々。変な記者に絡まれたらインタビューする気が失せてフラフラしていたら怒られたけど、トレーナーが庇ってくれた。穏便に済ませるのが上手い、優秀なマネージャーだ。私は気紛れに逃げたつもりだったけど彼が言うには、シービーは正直者だから何か理由があったに違いないって。

 

 君ホントに私のこと好きだよね。

 

 ソロライブでも閉鎖的な会場が気に入らなくて勝手に野外ライブにしたら主催者に違約金請求されたけど、ファンが喜んでくれて良かった。

 

 そして運命のその日。いつもと同じようにトレーナーとライブ会場の下見に行く日だった。

 確か場所は―――――銀座だった気がする。ふと交差点にアルバイトだったのか一人のウマ娘が大きな荷物を抱えて横断歩道を渡っている時だった。

 

 爆音を轟かせて改造車がもの凄いスピードで交差点に突っ込もうとしていて、周りは横断歩道から急いで逃げ出したけどそのウマ娘は視界不良のせいか状況を理解出来ていないようだった。

 

 『マズイ!』

 

 トレーナーが悲鳴にも似た大声をあげる前に、私は既に駆け出していた。並のウマ娘なら間に合わないけど、自分の脚力ならイケる。そう確信してから止まることは無かった。

 

 ウマ娘を押し出した後、強い衝撃が来た。身体がバラバラになるかと思っちゃったくらい痛かった。

 

 遠くから怒号と悲鳴が聞こえる。

 

 男達が車の運転手を引きずり出そうとしているのが微かに見えた。逃亡しようとしているのを必死に止めようとしているのだろう。人を轢いといて酷くない?

 

 『シービー! くそっ! そんな!』

 

 『いったぁ…』

 

 いつも優しそうな笑顔しかしないトレーナーが怒りに満ちた表情をしていた。君そんな顔出来たんだ。

 急いで私を抱えて安全な場所に運ぶ。救急車をすぐに呼んでそのあと応急措置をされた。

 泣きそうな顔してる。そんなに心配しなくても大丈夫。意識はハッキリしてるし、目も見える。腕も動くし、うん…これならライブも問題無さそうだ。

 

 そう思って立ち上がろうとしたら立てなかった。

 

 『あれ? 私の脚…どこ』

 

 

 

 

―――――

 

 

 

 

 大腿切断。左脚の膝から先が事故の衝撃で吹き飛んだらしい。損傷が激しく腿から先を切断して二度と走れなくなってしまった。

 医者が言うには頑丈なウマ娘であったからこの程度で済んだらしい。人間ならば即死の可能性があった、それほどの事故だったのである。

 

 命は助かったがミスターシービーとしては死んだも当然だった。

 

 『参ったね。 これじゃもう走れないや』

 

 病室では明るく言ってみたけど、お父さんとお母さんを凄く泣かせてしまった。特にトレーナーはもう見るに耐えかねるといった感じで、あんなにキラキラした瞳が光を無くして死んだ目に変わってしまう。

 

 『ゴメン…』

 

 ずっと泣き続けていたのか、目が真っ赤に腫れて唇はカサカサに乾いている。せっかくの端正な顔立ちが台無しだ。

 

 『君のご両親にも託されていたのに俺は…』

 

 『二人は君のこと全く責めてないよ。 考えすぎ』

 

 『君の自由を奪ってしまった…』

 

 それから事故の罪悪感によるストレスのせいか、最近のトレーナーはしきりに頭が痛むらしい。呻きながら何度も額に手を伸ばすのがよく見られた。

 項垂れるトレーナーの頭を撫でた。こんな時どうやって慰めれば良いのかわからない自分が嫌になる。

 

 怪我が完治してからは義足を使ってみたらどうかと医者から提案された。前みたいに走ることは出来ないけど、私の身体能力なら散歩くらいわけもなく出来るようになるらしい。

 

 悪くない提案。むしろ歓迎。

 

 義足を使ってのリハビリは中々キツかった。倒れて痣は出来るし、凄くイライラする。

 トレーナーに心配させないよう明るく振る舞っていたけど、彼の表情は依然暗いまま。それどころか日に日に、様子がおかしい気がした。頭痛が収まらず、ドンドン痛くなるらしい。医者に見てもらったけど特に異常は見られず原因がわからない。

 ただ、たまに青い顔をして考え込むことが多くなった。

 

 『どうしたの、そんな怖い顔して』

 

 『シービー、俺は…』

 

 何かを言おうとしたけど頭を振って何でもないと答える。それが凄く嫌な予感がした。

 

 リハビリは順調に進んだ。やはり元々筋力があったおかげか普通のウマ娘よりも早い段階で義足を使いこなせるようになる。短い距離の散歩くらいなら問題ないし、両親もトレーナーも喜んでくれた。それがとっても嬉しい。

 

 病院の敷地内を一人で散歩していると、何の苦もなく前と同じように歩けた。もしかしたら走ることも出来るのでは?

 思わずそんな期待をしてしまい、トレーナーが見ていないのを良いことにおもいっきり走ってみた。

 

 …今にしてみればしなければ良かったのに。

 

 当たり前だけど、無理だった。身体は鉛のように重いし、そもそも最初の踏み込みが出来なかった。義足が外れ、一人敷地内の林に倒れ込んだ。

 

 誰も見ていないからと泣いてしまう。事故以来、初めて泣いたかもしれない。

 

 私にとって全てだったあの風をもう感じることが出来ない。それが今、やっとハッキリ理解してしまったのだ。今まで明るく振る舞えたのはポジティブだったからではない、心のどこかで大丈夫。また走れるようになれると淡い期待をしていたからだ。

 

 『シービー…』

 

 泣いていたらトレーナーがやってきた。いつまで経っても戻ってこない私が心配になって探したのだろう。義足が外れて泣きじゃくる私を見てすぐに状況を理解したらしい。その顔は絶望していた。

 

 『ゴメン…なにもしてやれなくてゴメン…』

 

 倒れていた私を起き上がらせて同じように泣きじゃくりながら強く抱き締められる。夕方になるまでそのまま二人ずっと泣き続けていた。

 

 彼に抱えられて、病室に戻るとトレーナーは突然変なこと言いだした。

 

 『もう一度君を走らせてあげられるかもしれない』

 

 その方法を教える前にまず、トレーナーは自分の記憶が戻ったというのだ。喜びそうだったが彼の表情は堅い。何故か怖く感じた。

 

 次に自分には二つ記憶があると言った。一つはミスターシービーのトレーナーとしての記憶。もう一つ、あのシンボリルドルフのトレーナーとしてトゥインクルシリーズを終わらせた記憶があると。

 

 突然何を言っているのだろうと思った。ストレスによって頭がおかしくなったのかと。しかし彼は別に理解してもらわなくて良い、自分にも何故そうなっているのかわからないと答えた。

 

 そして、シンボリルドルフのトレーナーとして一生を終わらせた後、その記憶を失ったままトレセン学園に赴任する前に戻ったらしい。それが喪失感の正体だと言うのだ。

 だが今は私のトレーナーだ。つまり未来が変わったことになる。

 

 『同じようなことが出来れば君を事故から回避させられる。脚を失う事実が無かったことに出来るんだよ』

 

 『それってどうするつもり』

 

 病室の空気が凍りつく。

 

 『―――――』

 

 刹那、トレーナーと目が合った。

 

 『―――っ!』

 

 彼を捕まえようとすぐに手を伸ばしたがギリギリを指が掠めてしまう。脚があればそのまま飛びかかって組み伏せることが出来ただろうが、上半身だけのチカラだけではそれが精一杯だった。

 

 『ダメ!』

 

 悲痛な叫び声を上げても彼は止まらなかった。病室を全速力で出ていく。急いで義足を嵌め直し此方も走り出す。義足が外れないよう速度を落として絶対に転ばないように。

 今ここで倒れたらもう間に合わなかった。

 

 トレーナーが階段を登っていく背中が見えた。やはり病院の屋上に向かうつもりのようである。なんてバカなことを考えているのだろうか。

 

 周りが何事かとざわついている、誰でもいいから彼を止めて欲しかったがそれは叶わなかった。互いに屋上へ辿り着く。私が扉を開けると彼は既に屋上の柵を越えていた。ここは四階をより上、凡そ十五メートルはある。落ちれば助からないだろう。

 

 『待って!』

 

 呼びかけても無駄だった。だけど、全力で駆けたせいで義足が外れてしまい倒れ込むと、その動きを漸く止めてくれた。

 

 『シービー…』

 

 痛みで呻いていると此方を心配そうに見つめる。駆け寄るべきか迷っているのだ。助けてよ、私のこと大好きなんだよね、なら今すぐ駆け付けて起き上がらせて、さっきみたいに抱きしめてよ。

 だけど、今ここで私に駆け寄れば捕まってしまう。そうなれば今の決心を揺らがせるかもしれなかった。

 そう。死ぬなんて何を考えているのか。彼だって怖いに決まっている。なのにわけのわからないモノにすがって、それが上手くいく保証なんてないのに。

 

 『いかないで…。君までいなくなったら私…』

 

 『大丈夫だよ、シービー。また逢える…いや、もう逢わなくて良いんだ』

 

 前に担当していたルドルフは別のトレーナーと組んでも上手くいっていた。むしろ自分よりも最良の結果を残したと言うのだ。

 

 『俺とトレーナー契約を結ばなければ君の未来は変わる。そうすれば君はずっと走れるんだ! こんなに幸せなことはない!』

 

 自分も私も全部無かったことになる。だから悲しむ必要なんてない。わかってくれと。

 何もわかっていないのはそっちだった。確かに私にとって走ることは幸せだった。だけど、それは自由に走らせてくれた君がいたから、君が私を尊重してくれたから、私の走りを喜んでくれた君がいたからだという一番大切なことをわかっていない。

 

 『さよなら。シービー…』

 

 先程まで死人のような顔をしていた彼が、最後の最期にあの眩い笑顔を残して消えた。

 

 下から悲鳴が聞こえる。

 

 あぁ、何をやってんだろ。ホントにバカだよ君。

 

 

 

 

―――――

 

 

 

 

 結局未来なんて変わらなかった。彼がいなくなっても私の人生は続く。君の選択は間違っていたんだ。

 君がやるべきことは私の傍に居続けること。だって、君がいなくなってから君のことしか考えてない。君のせいで散歩も楽しめなくなったし、何か考える度に君の顔が思い浮かぶ。

 

 君のせいで私は本当の意味で自由を失ってしまった。

 

 ミスターシービーを殺したのは君なんだ。

 

 『やぁ、シービー。久しぶりだな』

 

 ノックされ了承を促すとルドルフが入ってきた。本当に久しぶりである。最後にあったのは同窓会以来だろうか。お互いすっかり歳を取ったというのにルドルフは相変わらず健康体である。背筋はまっすぐだし足腰はしっかりしている。あと百年は生きそう。

 

 『こうして君に呼び出されるのは珍しい。 また会えて嬉しいよ』

 

 皺だらけの手をついてベッドから這い出ようとしたが、ルドルフは止める。助かる、最近はろくに身体を動かせなくなったから。

 

 『私達、老い先短いお婆ちゃんじゃない? 最後に顔を見たくなってね』

 

 『そうだな…』

 

 最期の相手に選んだのがエースではなくルドルフなのには理由がある。彼女にどうしても聞きたかったことがあったからだ。

 

 『ねぇ、ルドルフ。 君のトレーナーってどんな人だった?』

 

 『彼女のことかい?』

 

 これまでルドルフのトレーナーについて一度も聞いたことがなかった。そもそも"女性"であったことさえ知らない。

 ルドルフは始め、此方に気を遣ってか自身のトレーナーについて語るべきか迷いが見れたが、私の皺が刻まれ弱りきった目を見てそれを振り払った。

 

 『優秀なトレーナーだったよ。 トレセン学園の頃からこの私の夢に最期まで付き合ってくれた、唯一の同士だ』

 

 『成程ね。 大切な人だったんだ』

 

 『ああ』

 

 唯一の同士。彼が、私のトレーナーがルドルフの担当をしていた話では彼の事も全く同じように唯一の同士と言ってくれたそうだ。

 

 なんて残酷なんだろう。それが本当なら彼はいてもいなくても関係ない存在だったんだ。

 

 その後ルドルフとは他愛ない話を続けた。エースやマルゼンスキー、シリウス、ラモーヌは元気そうだ。時折彼女からトレーナーの惚気を聞かせてもらい。呆れたり笑ったり。

 

 本当に幸せそうな顔をする。

 

 自殺する前、トレーナーは思い詰めていた顔をしていた。あれは私の事故だけでなく、自分の記憶が戻ったことでルドルフにとって何の意味も無い人間だと気づいてしまったのだ。自分がいなくてもルドルフは幸せになれる。それどころか私の不幸と重なって自分の存在を否定してしまったのかもしれない。

 

 けど、それでも。

 

 君は間違った選択をしたけど、君の存在は間違っていないよ。君以外のトレーナーと知らずに契約なんてゾッとするし、今でも考えたくなかった。

 

 今もこんなに君と逢いたくて仕方ない。私に自由を与えてくれて自由を奪った人。

 

 そんなの忘れたくて忘れられるわけ…ないじゃない?

 

 『シービー…どうしたんだい? 急に黙り込んで―――。 そうか…もう…』

 

 ルドルフの声が遠くなる。 せっかく来てくれたのに悪いね、もう眠くてしょうがないや。

 

 『お休み、ミスターシービー。 君の向かう先に自由の風が待っていることを祈っているよ』

 

 はは、それ…最期の言葉にしては凄く。いい。

 

 

 




次回の更新は9月2日0時を予定しています。
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