黒の飛蝗は橙色の夢を見る   作:世界一孤独なチンパン

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 おまたせしました。本来昨日出そうと思っていたのですが間に合わず、今日になりました。相変わらずの亀更新ですが、更新が止まることはないのでご乱心ください。

 私事ですが、この度2月28日をもちまして在学している高校を無事卒業いたしました。これからも自分らしく生きていきたいと思います。そういう私個人の思いを含めての今回の私道というサブタイです。一般的では道路のことらしいですが、今回は『自分の道・私だけの道』という意味合いを込めました。

 長話も何なので早速どうぞ。


#13 勧誘Ⅱ『街角ギャラクシー~私道~』

 

針小棒大という言葉がある。針のような小さな出来事を棒のように大きくするさまになぞらえて作られた慣用句だ。

 

 つまり何が言いたいかというと、

 

「…まじかよ」

 

 そんなに大したことじゃなかったのである。英寿と別れて捜索を行っていた彼の目線の先には椅子に括りつけられた橙色の髪の少女もといかのんが、少し視線をずらしてみるとなぜか巫女姿になった平安名すみれが頭にお祓いに使われる棒(大麻(おおぬさ)というらしい)を差し込み奇妙な動きをしていた。まるで世界線が違うような2人だが、共通することと言えば1つ。

 

 

「あ…あぁ…」

 

「あぁ~…」

 

 どちらも硬直した状態でクラスメイトの方を見つめていたことだ。彼としてはあまりにもちんけな光景が広がっていたため

 

「よし!英寿さん探そう!」

 

 扉を閉め今の光景を忘れることにした。身を翻し1歩歩いた瞬間後ろの扉が勢いよく開く。恐る恐る後ろを振り返るとそこには鬼の形相をしたすみれが。

 

「あ…」

 

「見たわね…?」

 

「な、何のことだ?」

 

 最後の抵抗のよろしく白を切る澪だが、その抵抗も虚しく終わりそうなことを目の前でプルプルと震えているすみれの様子から感じ取っていた。

 

「覚悟おぉぉぉぉ!!」

 

 雨の降る渋谷の街に、少女のけたたましい咆哮がこだました。

 

 

◇◇◇◇◇◇

 

「なんで俺まで縛られなきゃいけない」

 

 あの後彼女の気迫に押されたのもあり、特に抵抗することなくお縄に着いた澪。2人の座る椅子は背中合わせで配置され、両者とも椅子にロープで固く固定されていた。

 

「ちょっと待ってなさい。あなたの方の準備をするから」

 

 待つも何も身動きが取れない彼らにそういい放ち、奥へと下がっていったすみれ。完全に姿が消えたのを確認した澪は後ろにいる少女に尋ねた。

 

「で?なにがあったんだ?」

 

「それが…」

 

 かのん曰、可可と解散した彼女は偶然にもすみれを発見。センターにこだわる理由を探るべく尾行していたのだが、自分自身のヘマによりあえなく失敗。こうして捕縛されることとなったらしい。

 

「だとしてもあそこまで大声出さなくてもいいだろ。何かあったんじゃないかと心配して街中探し回った俺の時間と苦労を返せ」

 

「え?心配してくれたの?」

 

「まあ、仮にも家族だからな…。お前に何かあったら、ありあや義母さんが悲しむ」

 

 自分が守るのは人々の幸せ。故に背中合わせの彼女も例外ではない。まあどうせよく分からないいちゃもんをつけられて反抗されるだろうと思いつつ彼女の言葉を待ったのだが、彼女の返事は予想の斜め上を行くものであった。

 

 

「そっか…ありがとう…」

 

「え?あ、あぁ…」

 

「何?私が素直に礼を言うのが以外って思ってる?」

 

 言葉が詰まりながらゆえの味気ない返答に頬を軽く膨らませながら反論するかのん。澪は蛇足をせず以外とだけ返した。

 

「も~!」

 

 この言葉を最後に静寂が訪れる。この時かのんの頭の中にあったのは先日のフェス襲撃事件のこと。時期にすみれが戻ってくるとはいえ、今この瞬間は自分と彼と2人きりだ。

 

 それに、聞くことで自身の胸に引っかかる何かが少しだけとれるような気がしていた。

 

 

「―あのさ」

 

「ん?」

 

「この間のフェスのことなんだけど…」

 

「お待たせ。遅くなったわね」

 

 意を決して聞こうとした質問は、すみれの声によってかき消される。

 

「なあ。これ俺関係なくないか?」

 

 帰って来るや否や自分を解放するようにすみれに頼みこむ背後の青年。最も彼の頼みは無理ねという返答で一蹴されてしまったのだが。青年がため息とともに項垂れるのをしり目に、すみれはかのんの方に向き直る。

 

「まずはあなたね。大丈夫。すぐ楽にしてあげるから」

 

 宣戦布告をする軍師のように大麻(おおぬさ)の先端をかのんに突きつけ比較的優しめな声色で語り掛ける。

 

「待って待って待って!言わない!誰にも言わないから!!」

 

「ここまでつけてきたくせに信用できるわけないでしょ!?現にお隣のこの子にも知られちゃってるし!!」

 

 今度は野球のバッターのように大麻を振りかぶりその状態で口論をするすみれ。神聖な神の品を頭に挿すわ人に向けるわバットのように振りかぶるわ罰当たりにも等しい行為を目の当たりにし、そのうち彼女に災いが起きなければいいがと口論の内容を聞きつつ思考する澪。

 

「つけてきちゃったのは謝るけど、決して悪気があったわけじゃ…」

 

「じゃあなんでつけてきたの!?」

 

「ただ、気になって。どうしてセンターにこだわるのかなって…」

 

 

◇◇◇◇◇◇

 

 外の雨模様は相変わらずで、人々は皆当たり前だが傘をさしている。かのんの目の前にいるお守りを買う親子も例外ではない。

 

「こんなところに閉じ込められていたとは…」

 

「とんだ災難だったな」

 

 凝り固まった肩や腕をもみほぐしながら呟く2人。ようやく携帯を触れることが許された澪は早急に英寿に連絡を入れた。

 

『かのん見つかった。後、俺も捕縛されてた』

 

 と自身の身に起きたことのあらましをありのまま送ったところ

 

『本当に何があった』

 

 という文が返ってきた。これ以上の説明が面倒くさくなり澪は詳細は後で話すからとりあえずここに傘持って迎えに来てと言うことだけを送りスマホの電源を落とす。元とはいえ神様である英寿をパシリに使う時点で彼も相当な罰当たりな気がするがそれは置いておこう。

 

「はい。悪かったわね。後あんた、これで髪の毛とか拭きなさい」

 

「なんか悪いな。こちとら捕縛された身だって言うのに」

 

「風邪ひかれたら困るのよ。仮にもクラスメイトだし。後あんたの事情も知らずに縛っちゃった私にも否があるしね」

 

 ツンケンしているが、言葉の端々から垣間見えた彼女の優しさに、微笑を浮かべながらタオルを受け取る。

 

「見たとおりよ」

 

「え?」

 

 巫女姿から制服に戻ったすみれは曇り空を見上げ呟く。

 

「私ね、小さいころからずっと色んなオーディション受けてたの。主役に憧れて。子役の頃から一生懸命頑張って…。でも、どんなに頑張ってもいつも最後はどうでもいい脇役」

 

「それで、スクールアイドルのセンターに…」

 

「まあね」

 

 かのんの問いに返答するが、今やその言葉から諦めの色が感じられる。そう思うのは気のせいなのだろうか。彼女は続ける。

 

「アマチュアだし、何とかなるんじゃないかって思ってたけど、やっぱり無理みたい」

 

「それはまだわからないと思うけど」

 

「いいえ。今回のことでわかった。私はさ、そういう星のもとに生まれているの。どんなに頑張っても、真ん中で輝くことは出来ない…」

 

 傘の影が彼女の顔を暗く映し出す。彼女は既に諦めているのだろう。自身の理想を叶えることを。己の願いが現実となる世界を夢見ることを。

 

 

 

 

 

「諦めない限り…世界は変えられる」

 

 視線の先から声が聞こえた。うつむいた顔を少し上げると、私服に身を包んだ男性が階段を上ってくるのが見えた。その男とは無論。願い続ければ叶うと誰よりも信じている男。

 

「英寿さん!」

 

「まったく。神使いが荒い奴がいて困ったもんだ」

 

 階段を上り切った英寿は、手に持っている傘を澪に見せびらかすにして掲げる。

 

「嘘…あんた…いや、貴方は…」

 

「浮世…英寿…」

 

「俺のことを知ってくれてるのか。ありがたい話だ」

 

 いつも通り余裕たっぷりの笑みで未だ硬直している彼女たちを見つめる。そりゃそうだろう。澪にとってはただのデザグラ仲間だとしても、女子高生である2人にとって目の前にいる浮世英寿という男は、画面の向こう側にいる人間。いわばスターなのだから。

 

「久しぶりだな。平安名すみれ」

 

「え!?な、なんで私の名前を…」

 

「心外だな。子役時代以来だっていうのに」

 

「子役時代…。ああ!!」

 

 自身の過去を掘り返してみた結果、10歳くらいの時に英寿とドラマでワンシーンだけだが共演したことを思い出す。当時英寿はドラマの主役で、すみれは当然のことながら脇役。だが、英寿演じる主人公との掛け合いが多かったこともあり、何とか記憶の片隅から引っ張りだしてこれた。

 

「嘘!?すみれちゃん知り合い!?」

 

「昔ドラマで一緒になってな」 

 

「そうなんだ…」

 

「あ、あの時はどうも…」

 

 おずおずと頭を下げるすみれ。英寿はそんな彼女に語り掛ける。

 

「センターの夢は諦めるのか?」

 

「え?」

 

「お前は昔俺に言ったな。いつか俺をアッと言わせるほどのスターになると」

 

 視線を合わして語り掛ける英寿。対し視線を右往左往させるすみれ。何かを言おうとはするが、何度も開きかけた口が閉じる。

 

「それは…言いましたけども…」

 

 彼女の中で数時間とも思える、だが目の前の人物にしては早数秒後。ようやく発せられた言葉がこれだ。

 

「なら、叶えて見せることだな」

 

「でも、私は…」

 

「どんなに頑張っても、真ん中で輝くことは出来ない…だっけか?」

 

 つい先ほど自分が発した言葉のオウム返しに思わず顔を英寿と目線が合う。まるで彼女が確かめられているかのような視線を向けられたすみれはただ黙ることしかできなくなっていた。

 

「理想を持つことは簡単だ。だが、一番難しいのは理想を諦めることだ」

 

「理想を…諦めること…」

 

「もしお前に理想を願う心が少しでもあるなら、それを信じてみろ」

 

 すみれの意見を抑えこみ、伝えるだけ伝えて英寿は澪に傘を渡しその場を去っていった。

 

 

◇◇◇◇◇◇

 

「なんデスと…」

 

 唐可可は激怒した。必ずあの邪知暴虐とまではいかないが、とにかく彼女に痛い目を見せてやらねばならぬと決意した。可可にはショウビジネスが分からぬ。可可は上海の女子高生であった。上海では学に学を積み重ね、それは日本に来てからも同じであった。けれども、スクールアイドルに対しては人一倍敏感であった。

 

「可可ちゃん…?」

 

「それはスクールアイドルに対する侮辱デス!!冒涜デス!!」

 

「まあまあ。すみれちゃんも悪かったって言ってるし…」

 

「真剣なのかと思っていたのに、騙されマシタ!」

 

 怒りが収まらない可可はかのんの宥めすらも聞かずになぜか彼女に詰め寄る。

 

「可可が厳罰に処しマス!」

 

「厳罰にって…」

 

「誰だよ日本1年目の子にこんな恐ろしい言葉教えたやつ」

 

「まず背中に氷の刑から始まり、10分間のくすぐりの刑に…」

 

 厳罰に処すなどと恐ろしい言葉を言っていた割には出る刑罰があまりに可愛らし気のあるものばかりだったので、壁に並んでもたれかかっていた澪と千沙都は顔を見合わせながら苦笑する。ふと、可可の言葉が止まり視線はかのんの横にいる平安名すみれその人に向けられる。すみれの進行方向にあえて立ちふさがり邪魔をすると、半強制的に放課後に屋上へ来いという約束を取り付けたのであった。

 

「どうするの?」

 

 あまりにも止めようのない可可の怒りに対し、とうとう残った2人は困惑の表情を浮かべるしかなかった。最も1人は無表情を貫き、もう1人はあまりの子供っぷりにため息しか出なかったようだが。

 

 

◇◇◇◇◇◇

 

 昨日のことを引きずるかのように、外では今日も雨が降っていた。人気のない商店街の中を傘を差しながら平安名すみれは今日も歩く。この2日でいろいろなことが起きた。

 

 

「…」

 

 

 始めは、いけると思っていた。小さいころから何をやってもスポットが当たらなかった私が、ここでなら脚光を浴びれると。所詮はアマチュアの世界だったのだから。

 

 

「…」

 

 

 でも、無理だった。センター投票では圧倒的最下位に叩きこまれ、やっぱりここでも無理なのだということを痛感した。それ以上に、アマチュアの世界ですら輝くことができない自分の運命を呪った。

 

 

「…」

 

 

 どんなに頑張っても、真ん中で輝くことなんてできない。何せ私は、そういう星のもとで生まれてきたのだから…。

 

「雨だとさすがに人も少ないわね…」

 

『続いては、特別賞を受賞したクーカーの歌です!』

 

 目の前のテレビに映っていたのはクーカーの2人。そのうちの1人とはさっき屋上で口論をしてきたばかりだ。この雨が救いとなり、その口論からは遠ざかることができた。

 

 

『いつまでも一緒に 同じ夢見続けたいから~♪』

 

 なんのけなしに踊ってみる。このくらいだって自分でもできる。だが

 

「やっぱり私じゃ…」

 

「見ーちゃったぁ~♪」

 

「うぇ!?」

 

 嫌な声が聞こえた。こんな感情の今の自分に似つかわしくない、楽し気で可愛げのある声。突然聞こえたものだから、思わず素っ頓狂な声が出る。

 

「ここにいると思ったんだ」

 

「しつこいわよ」

 

「実は話が合って…」

 

 スクールアイドルの話が出たら、いの一番に断ろう。そう決心していた。振り向いた目線の先の彼女の表情は、笑顔を浮かべながらこちらに歩み寄ってくる。そして、1枚の小さい紙をこちらに差し出してきた。

 

「平安名すみれさん。私、こういうものです!」

 

 その紙が名紙であるということは、これまでショウビジネスにいた彼女にはすぐに理解できた。意味も意図も分からない行動に思わず声が漏れる。

 

「はぁ?」

 

「すみれさん。あなたをスカウトに来ました!」 

 

勧誘(誘い)ではなく、勧誘(契約)。表面上の言葉は同じでも、以前と今とでは圧倒的に意味合いが違う。

 

「私たちはスクールアイドルを続けるために、結果を出さなくてはいけません。ショウビジネスの世界でのあなたの知識と技術で協力してほしいんです」

 

「だから言ったでしょ!私は…」

 

 

「センターが欲しかったら、奪いに来てよ!!」

 

「へ?」

 

「すみれちゃんを見て私思った。センターやってみようって。だから奪いに来てよ!競い合えば、グループもきっとよくなると思うから」

 

 すみれのセンターに対する執着心。その強さは以前からわかっていた。なら、その心に火をつければいい。

 

「馬鹿にしないで!これでもショウビジネスの世界にいたのよ?アマチュアの駆け出しに負けるわけがない…」

 

「じゃあ試してみてよ」

 

 未だにアマチュアと見下すすみれではあるが、彼女の言葉を遮るようにかのんが言う。これ以上押し問答を続けようとするが、初手の一撃があるためこちらが何を言ってもまたひらりと返されるだろうと悟った。

 

「…いくら出すのよ?」

 

「え?」

 

「いくら出すったら出すのよ!スカウトっていうくらいなんだから当然契約金は必要でしょ!?」

 

 押し問答に負けて尚金銭を話題に出すあたり、その性格の腹黒さがうかがえる。だがそんなことすらもかのんは解決済みだった。

 

「あるよ」

 

 かのんが差し出したのは、彼女の神社のお守り。神聖な地とはいえ売店を経営している以上、契約金と騙って物品を購入するなんてことはたやすい。彼女に対してしか、できない策だ。

 

「うちの神社の…」

 

「これでどう?」

 

「これ、全然効かないわよ」

 

「そうかな?」

 

「だって…」

 

 自分のカバンを見る。そこにはかのんが差し出したお守りと同じものがついていた。可可は同じですねとか言ってはいるが、これをつけている自分がいつまでも日の目を浴びないのだ。だからきっと…。

 

「でも、まだわからないよ」 

 

 気づけば、雨はやんでいた。雲の隙間に一筋の光が見えた。光は渋谷の街を明るく照らした。

 

 

「諦めない限り夢が待っているのは、まだずっと先かもしれないんだから」

 

「諦めない限り…ねえ」

 

「ん?」

 

 すみれはふと何かを思い出したかのように近くにいた澪に声をかける。

 

「英寿さんって、まだ芸能界続けてるんでしょ?」

 

「まあな。数か月後あたりに近くの島にロケに行くって言ってたし」

 

「そう…」

 

 澪と英寿の関係はあえて聞かない。聞くのは、スターの現在だけ。

 

 

『わたし、いつかエースさんみたいにセンターでかがやけるスターになってみせます!』

 

 数年前に交わした約束を今こそ果たそうではないか。なんせ、あの人自身が言っていたんだ。

 

「私は諦めない。自分の理想を…!」

 

 この日の降水確率は80%。しかし今は、例にもれず晴れていた。

 

 

 ◇◇◇◇◇◇

 

「晴れマシタ!」

 

「夏だー!」

 

「ひゃっほーい」

 

「嬉しそうだな唐」

 

「当然デス!ここ最近雨ばかりで練習できない日が続きマシタので。今日は目一杯練習シマス!」

 

 ふんすと鼻を鳴らし意気込む可可。その背後から練習服に着替えたもう一人の部員が。

 

「さあ!始めるわよ?」

 

「すみれちゃん!」

 

 意気揚々と意気込むすみれ。その眼には迷いも屈託も何一つなかった。唯一あるとすれば、自信くらいだろうか。

 

「今日から私が教えてあげる。合言葉は…ギャラクシー!!」

 

 

 夢を追いかけるのに遅いも早いもない。いつだって思い立ったのならその日が始まりの日だ。自身の代名詞ともいえるセリフをポーズとともに放つ彼女にとって、今日が夢に向けての再出発の日。彼女を見ていた澪は、いつの間にか買っていたメモ帳の1ページ目を開き、その一番上の欄にこう書き綴った。

 

 

『DAY1』と。昨日のことを引きずるかのように、空は晴れていた。

 





 見たことのない世界へ、連れて行ってあげる。


『勧誘』…あることをするように勧めて誘うこと。

『私道』…個人的なやり方。公明でないやり方。

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