ありふれてない世界の住人と異世界   作:ディセプティコン大好き

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第2話

そんなある日

 

「グッドモーニングナグモン、昨日は良く寝れたかい?」

 

「おはよ、黒棒くん、少し遅く寝ちゃったけどよく寝れたよ」

 

「グーテンモルゲン、ハジメ…さてと、今日も俺の故郷のドイツの素晴らしさを話してやろう、耳かっぽじってよく聞きな?」

 

「お、おはよーストロハイムくん、そのえっとそれはまた今度……」

 

「まぁ遠慮するな…まずは!」

いきなり上着を脱ぎだす

上着の下は生身の部分はまだあるが機械がついている

「俺の体についてだ!おれの体はァァアアアアアアアーッ!!我がゲルマン民族の最高知能の結晶であり誇りであるゥゥゥ!!つまりすべての人間を超えたのだァアアアアアアアアアアアア!!」

両腕をマシンガンに変えたり背中からアームを展開したりしする

 

「うわ、始まったよ…ナグモン、頑張れよ」離れる

 

「え?!ちょ!黒棒?!俺を置いていくな〜〜!!!!」

 

「ドイツの科学は世界一ィィィィィ!!!!」

 

「うぁぁぁぁ!うるせぇぇぇぇ!!!」

朝から憂鬱な南雲ハジメ

 

そんな憂鬱な学校生活のとある昼休みのこと

 

「メシウマ」自作の弁当を食べている南雲ハジメ

 

「そのお弁当、ハジメくんが作ったの?美味しそうだね」

ハジメの近くの席に来てサンドイッチを食べる秋口

 

「秋口のサンドイッチだって美味そうだぞ?にしてもホント美味そうだな……俺の卵焼きとそのハンバーグ半分、交換してくれないか?ナグモン」

卵焼きとハンバーグ半分を交換しようとする黒メガネ

 

「嫌だね、今回のハンバーグは結構自信作だから誰にも上げないよ」

 

「ちぇ、ケチだなナグモンは少し位」モグモグ

 

「まぁまぁ、僕のサンドイッチ上げるからさ」モッキュモッキュ

 

「お?まじ?んじゃ俺はこのおにぎり2個と卵焼きとからあげ2個やるよ」

 

「ありがとう」ニコッ

 

「……なぁ、黒カミ」

 

「なに?黒棒くん」

 

「?」モッキュモッキュモッキュモッキュ

骨付き肉を食べているウルフ

 

「なんか食べてる時の効果でモキュモキュ言う…なんかいいよな」

 

「あー、なんかわかる」

 

「黒カミ、モキュモキュっていう音が好きなのか?なら耳元で聞かせてあげる!」

口を耳元まで近づかせて

「ハムッ」モッキュモッキュモッキュモッキュ

骨付き肉を食す

 

「……ヴッ」バタンッ

尊死

 

「あ、死んだ」

 

「え?!なんで?!」

 

「平和だな〜」

そう思いつつドネルケバブを食べている担任のタカノ先生(あだ名タカセン)であった

しかし突然教室が眩い光に包まれていく

 

「んな?!」

 

「なにィィィ?!」

 

「何か…ヤバイ!皆さん!教室から出てくださ…!!」

 

しかし遅かった

強烈な閃光が発され、光が消失した時には教室にいた者全てが何処かに消えていた

 

クラスメイトの中で最初に目を覚ましたハジメは、見知らぬ場所にいることに気付いた。そして、すぐさま周囲の状況を確認する

 

「( ˘ω˘)スヤァ」

 

「むにゃむにゃ、もう食べられね〜よ」

 

「(¦3[▓▓]」

 

何故かみんなぐっすり眠っている

 

「……みんな、すごいな、僕もこういう図太さ見習って……寝るか」寝転ぶ

 

「な、南雲…くん?」

 

「ん?なんか懐かしい声がしたような……」

改めて周りを見渡すとそこには懐かしの白﨑香織と転校する前のクラスメイトたちが居た

 

「白﨑さんに、みんな……どうしてここに!」

 

感動の再開かと思いきやその雰囲気をぶち壊す声が響く

 

「ようこそ、トータスへ、勇者様、そしてご同胞の皆様。歓迎致しますぞ。私は、聖教教会にて教皇の地位に就いております、イシュタル・ランゴバルドと申す者。以後、宜しくお願い致しますぞ」

 

イシュタルと名乗った老人は見たところ七十代くらいに見えた。だが、纏っている覇気は老人のそれではない。顔の皺や老熟した目が無ければ、五十代と言っても通用していただろう

 

しかし、そんな覇気を諸共せずまたそんな雰囲気をぶち壊す者が2人起き上がる

 

「「うるせぇぞ!今何時だと思ってんだ!」」

黒棒とレクイであった

 

「兄ちゃんどうする?処す?処す?」

 

「当たり前だろ?俺達の安眠を妨げたんだ…処すぞ」ボキボキっと腕を鳴らす

 

「ちょ!バーサーカー兄妹!落ち着いて!取り敢えず話を聞こ?!ね?ね?」

2人を抑えつけるハジメ

 

「ナグモンがそこまで言うなら」

 

「ナグモンがそこまで言ったらね〜」

 

「ほっ」ほっとするハジメ

「それじゃあ、他のみんなを起こすよ」

 

その後全員起こしイシュタルの案内で、ハジメ達は長いテーブルがいくつも並んだ大広間に通される

最前列には天之河達と黒棒達とタカセンと愛子先生が座り、後ろにはそれぞれの取り巻き達が座っている

 

飲み物等を載せたカートを押しながらメイド達が大広間に入ってくる。彼女達の容姿は例外なく美女か美少女だ

 

「あー、茶うめ~」紅茶を飲む黒棒

 

「人の金で飲む高級な茶程美味いものはないねぇ〜兄ちゃん」ごくごく

 

「さて、あなた方においてはさぞ混乱していることでしょう。一から説明させて頂きますのでな、まずは私の話を最後までお聞き下さ……」

 

「うるせぇこっちは今茶しばいてんだよ静かにしろ」

 

「後それ長くなるよね……茶菓子沢山持ってきて…今すぐに!」

 

「は、はい」困惑するイシュタル

 

「君達!もう少し遠慮したらどうなんだ!」注意する光輝

 

「うるさいな、シュールストレミングぶつけるぞ」

 

大量の茶菓子が来たところで説明が始まる

トータスには大きく分けて三つの種族がある

人間族、魔人族、亜人族である。人間族は北一帯、魔人族は南一帯を支配しており、亜人族は東の巨大な樹海の中でひっそりと生きているらしい

 

この内、人間族と魔人族が何百年も戦争を続けている 魔人族は、数は人間に及ばないものの個人の持つ力が大きいらしく、その力の差に人間族は数で対抗していたそうだ

戦力は拮抗し大規模な戦争はここ数十年起きていないらしいが、最近魔人族が魔物を使役し劣勢らしい

 

「あなた方を召喚したのは〝エヒト様〟です。我々人間族が崇める守護神、聖教教会の唯一神にして、この世界を創られた至上の神。おそらく、エヒト様は悟られたのでしょう。このままでは人間族は滅ぶと。それを回避するためにあなた方を喚ばれた。あなた方の世界はこの世界より上位にあり、例外なく強力な力を持っています。召喚が実行される少し前に、エヒト様から神託があったのですよ。あなた方という〝救い〟を送ると。あなた方には是非その力を発揮し、〝エヒト様〟の御意志の下、魔人族を打倒し我ら人間族を救って頂きたい」

 

「人が真面目に話してる時に食う茶菓子は美味いわね」茶菓子を食べてる黒林

 

「あぁ、うめ~ww」口いっぱいに茶菓子を放り込み食べる黒メガネ

 

黒棒達スティックスクール組は真面目に聞いていなかった

 

「魔人族って魔界の人達と同じなのかな」

 

「聞いてみるか?」

 

「ほぉ、どうやって聞くのですか?」興味を示すイシュタル

 

「そりゃ、召喚しかないだろ」

そう言い黒棒は懐から1枚の紙を取り出す

 

「紙?」

 

「ちょっと待ってね〜今から魔法陣書くから…タカセン、チョーク持ってない?」

 

「あるぞ」一本渡す

 

「サンキュ、それじゃ……書きますか!」

そう言い地面に魔法陣を書く

そしてその魔法陣の真ん中に紙を置く

「よし…行くぞ……」目を瞑り手を合わせる

 

『…』皆緊張し見つめる

 

「アブラカタブラスッポンポン!」

 

『え…』驚く天乃河達クラスメイトとイシュタル達

 

「……」

シーーンとする空気、気まずい空気が流れる

 

「失敗しましたのかな?」

 

「あるぇ、おっかしいな…呪文間違えたのかな」魔法陣に近づく黒棒

 

すると次の瞬間

禍々しいオーラがその魔法陣の中心から溢れ出る

 

「なに?!」

 

「お!来た来た来た来た来た!!!」

 

「い、一体何を召喚したんですか!」

 

「え?魔王だけど」

 

「ま、魔王?!衛兵!魔法陣を囲め!!!」

 

黒棒を押し退け魔法陣を囲む衛兵達

 

「え?!ちょ!何してんだよ!」

 

「黒棒くん、多分ここの人たちに取って魔王って言ったら諸悪の根源だと思うんだけど」

 

「あ、やべ」

 

ドンドンと魔法陣の中心から姿を露になる

衛兵達やイシュタル、そして天乃河達クラスメイトに緊張が走る

そして現れた魔王

 

「……」ポリポリっペラっペラっ

そこに現れた魔王は、肘ツキ横寝でポテチを食べながら空いた片手で漫画単行本をめくる金髪の頭に二本の角とマントをかけている黒棒達や天乃河達と同じくらいの年齢の少年が現れた

 

「……こいつが魔王…なのか?」

 

「ん?」異変に気づいたのかあたりを見渡す魔王

「……」スッと立ち上がる

「我は魔王!この我を呼び出したのはどこのどいつだ?」邪悪な雰囲気を醸し出す

 

「おーい、魔王!俺だよ〜」手をふる黒棒

 

「何だ黒棒か……てか、ここどこ?」

 

「トータスだよ」

 

「トータス…異世界か!」

 

「おう、俺達どうやら異世界に召喚されたみたいでな」

 

「そうか~それは大変だな……それで俺に何のようだ?」

 

「ここの魔族と俺達が住んでる所の魔族って違うのか?」

 

「まぁ、違うだろ、異世界なんだから」

 

「そっか!よし!帰っていいぞ!」

 

「え?それだけ?」

 

「おう、それだけだ」

 

「……まじか……ま、帰るわそれじゃ……帰還!」

そう言い魔法陣に手をつけるが

「……あれ?」何も起こらなかった

 

「どうしたんだ?魔王、帰らないのか?」

 

「……帰れないな」

 

「え?」

 

「何かが俺の力を妨害している……神クラスの妨害だ……」

 

「え、て、言う事はお前弱体化してるってことか?」

 

「いや、使えないのは帰還の魔法だけだ、他の魔法は普通に使えるぞ?」手のひらから火を出す

 

「なら、大丈夫そうだな…あとアイツも呼ぶか……ハジメ、神さんストラップ持ってる?」

 

「持ってるぞ」神さんストラップ(税込み250円)

 

「それ俺に渡してくんない?」

 

「あいよ!」投げて渡す

 

「ナイッスー」ニコッ

キャッチし

「んじゃ、呼びますか…神さんを」

 

「次は神だと?!」

 

「ふぅ……アブラカタブラスッポンポン!!!」

二度目の召喚の呪文

 

すると神々しい光が降り注ぐ

 

「おぉ、う、美しい、こ、これが神の降臨か」

 

「なんか語ってるよあのおっさん(イシュタル)」

 

「キモいから無視しよ無視」

 

そして光が収まるとそこには一人の男が居た

綺麗な白髪の頭に天使の輪、真っ白のチャックがついたパーカー、その下には黒いTシャツに黒いラインが入ったジャージのズボン

そして顔には神と書かれた紙が貼り付けてある

 

「ワタシハ……カミデ〜ス」テレレッテレー

何故かカタコト

 

「やっほー神さん」

 

「オォー、クロボウ、ヒサシブリデスネー」

 

「相変わらずカタコトだね、普通に喋れるのに」

 

「だって、こっちのほうが印象残るっしょ?」パーカーのポケットに手を入れる

 

「やっぱ、そっちの話し方のほうがいいよ」

 

「それで、俺に何のよう?」

 

「いや、魔王呼んだついでに呼んだだけ、多分帰還の魔法使えないよ」

 

「え?……マジじゃん」

 

「でしょ?どうする?ゴッドも呼ぶ?」

 

「アイツも道連れにしてやる」ニヤニヤ

 

そしてゴッドと呼ばれる人物も呼び出した

 

「……」

その人物もパーカーに白いジーパンを履いていて、真っ黒いサングラスをかけている

 

「よ、ゴッド、お前も道連れだからな」

 

「…わかった、付き合おう」

 

「ありゃ?怒るかなと思ったんだけど」

 

「怒ってるのは女神の方だ、仕事をほっぽりだして召喚されて、それでいて帰れないとか……女神、相当カンカンだったぞ?」

 

「……まじ?やべーじゃん」

 

「帰ったらただですまないかもな」

そういい、長机の空いてる席に座る

 

「マジか~、帰りたくねー!」神も座る

 

「お!茶菓子!」茶菓子に釣られ座る

 

「……よし、イシュタルさん、話し続けてもいいよ!」

 

「は、はい……ゴホンッ……エヒト様の御意志の下、魔人族を打ち倒し、我ら人間族を救って頂きたい」

 

「ふざけないで下さい!この子達に戦争をさせようなんて許しません!ええ、先生は絶対に許しませんよ!私達を早く帰して下さい!あなた達のしていることはただの誘拐です!」

 

「「そーだそーだ」」黒棒と魔王が野次を飛ばす

 

愛子先生が激しく抗議する

25歳の社会科教師である彼女は、身長150センチメートルという低身長にボブカットと童顔が特徴的だ

その愛子先生がイシュタルに食ってかかるのだが、その容姿のため子供が駄々をこねているようにも見えなくない

本人は威厳ある教師を目指しているらしいのだが、その可愛らしい容姿と動きでは無理がある

 

「お気持ちはお察しします。しかし……あなた方の帰還は現状では不可能です」

 

イシュタルは残酷な現実を突き付けた、理解はできるが、理解はしたくない現実。皆(黒棒達スティックスクール組と神、ゴッド、魔王はやっぱりかーという顔で紅茶をのんきにしばいている)、それを受け止めきれず、一時的に思考がフリーズした

 

「ふ、不可能って……ど、どういうことですか!? 喚べたのなら帰せるでしょう!?」

 

帰還が不可能な理由…イシュタルによると、異世界に干渉できるのはエヒトのみであり、帰れるかどうかもエヒトの意志次第とのことだ

 

「めんどくせー神だな……ボコすか?」

 

「君ならそれを実現できそうだね」二杯目の紅茶を入れ飲む神

 

「黒棒は凄いぞ〜」ニパァと笑う魔王

最初の頃の威圧感はどこに行ったのか

 

そして、ようやく再起動した周りの生徒達が口々に騒ぎ始める

 

「うそだろ? 帰れないってなんだよ!」

「いやよ! なんでもいいから帰してよ!」

「戦争なんて冗談じゃねぇ!ふざけんなよ!」

「なんで、なんで、なんで……」

 

パニックになる生徒たち

それとは対象的にスティックスクールの面々は

 

「茶菓子うめ~」

 

「不思議な味だな」

 

「ちょっと飲み過ぎかも」

 

「黒カミ、そのケーキ取って」

 

「わかった、待っててねウルフ」

 

 

ノホホンとしている

 

すると突然、誰かが机をバンッと叩いて立ち上がる

全員の注意がそこに向いた、そこにいたのは天之河光輝であり、全員に対して話し始める 

 

「皆、ここで文句を言っても仕方がない、俺達が帰れないのは紛れもない事実なんだ、俺は、魔人族によって苦しんでいる人々の存在を知った以上、見捨てるなんてことは出来ない、それに、人々を救いさえすれば地球に帰してくれるかもしれな、いイシュタルさん、どうですか?」

 

「そうですな。エヒト様も救世主の願いを無下にはしますまい」

 

「説明にあった通り、俺達には大きな力があるんですよね?」

 

「ええ、そうです、ざっと、この世界の者と比べると数倍から数十倍の力を持っていると考えていいでしょうな」

 

「うん、なら大丈夫、俺は戦う、人々を救い、皆が家に帰れるように。俺が世界も皆も救ってみせる!」

 

光輝のカリスマは効果を発揮した

絶望していた生徒達が活気と冷静さを取り戻す

彼を見る目は光り輝いており、希望を見出だしていた

 

「へっ、お前ならそう言うと思ったぜ、お前一人じゃ心配だからな、俺もやるぜ?」

 

「龍太郎……」

 

「今のところ、それしかないわよね、気に食わないけど、私もやるわ」

 

「雫……」

 

香織を除いた彼の幼馴染が賛同し、それに追随するようにしてクラスメイト達も賛同していく

が、しかし、それに反する者が現れる

 

「俺は反対だ」

黒棒だ

 

「な?!君は!この世界の人達を助けたいと思わないのかい?!!」

 

「思わないね…あとお前誰?さも知り合いですよ〜って感じに話してるけど……ナグモン、こいつ知ってる?」

 

「う、うん、去年の学校の……元クラスメイト」

 

「へぇ、ナグモンのクラスメイトか……名前は?」

 

「天乃河光輝…」

 

「光輝くんね…俺は黒棒……黒居黒棒、ヨロピク」

握手をしようと手を伸ばす

 

「あ、あぁ」その手を握る

 

「…殺傷拳!!!」

いきなり握ってない方の手で光輝の顔面を殴る

 

「がっ!」もろに食らい後ろに仰け反る

 

そして黒棒はそのまま握手してた手を離し構える

 

「ダブル!殺傷拳!!!」

両腕の拳を顔面に叩きつける

 

「ぐぁ!」そのまま倒れる

 

「まだまだ……連続!殺傷拳!!」

馬乗りになり顔を殴り続ける

 

「兄ちゃん〜、そろそろ辞めにしないと、そいつ死ぬよ?」

 

「そうだよ、黒棒、辞めてあげて、一応僕の元クラスメイトだから心が痛むんだよ…少しだけ」

 

「ナグモンとレクイがそこまで言うなら」

馬乗りをやめ

「でも、後一発だけ」そのまま顔面を足で思いっきり踏みつける

 

「……」ピクピクッピクピクッ

痙攣している光輝

 

「あー、やべ、殺りすぎたわ……神さん、回復魔法お願い」

 

「ok、ホ○ミ!!」テロテロリッ

回復する

 

「…はっ!俺は今まで!」

 

「光輝!お前黒棒ってやつに馬乗りになって殴られてたんだぞ!」

 

「大丈夫?光輝くん」冷や汗をかく雫

 

「……黒棒くん!君は何故俺を殴った!!」

 

「気に入らないから」

 

「き、気に入らなって!そんな下らない理由で君は人を殴るのか?!!」

 

「あぁ、殴るね、俺を馬鹿にするやつ、俺の友達を馬鹿にするやつ、俺の妹を馬鹿にするやつ……そして、俺や友達、妹を危険にさらすやつが一番気に入らない、だからお前もエヒト神も気に入らない……だから俺が直々に…ブチのめす……」

 

「君は!君はこの世界の人達を見捨て、挙句の果てには神に拳を振るうのか!」

 

「あぁ、振るうさ、それに見ず知らずのやつを助けるより、友達とか知り合い助けるほうがいいだろ……見ず知らずのやつを助けてる間に、大切な人が傷つくなら、俺は知り合いを助けるね」

 

「っ!」

 

「それに、助けるにも上限がある……全員を全員助けるのは難しくて、助けられたとしてもいつかそのツケが回ってくる……そして全員を助けるには俺達は非力なんだ……助けられる人数も限られる……このカップに例えたら簡単かな?」

カップを持つ

「今は空っぽだけど、助けていったらこんな風に水が溜まっていく」

水を入れていく

「でも、いつか限界が来て溢れてしまう……」

カップから水が溢れる

「この、溢れた水が……知り合いか大切な人だとしたら俺は助けられる範囲の人を助けて、器から溢れないようにする……手が届く範囲に手を伸ばさず、手が届かない範囲に手を伸ばしてる……それが今の君だよ…」

 

「うっ……」

 

「それに…戦争に参加するってことはさ……人を殺すことになるんだよ?」

 

「っ!」

 

「魔人って言ってるから…少なくとも人の形をしている……君は、そいつ等を殺してこの世界を平和にする覚悟はあるのかい?」

ゆっくりと近づく

「君は、屍の山を作り、その果で手に入る平和を……手にする覚悟はあるのかい?」

 

「……それでも!魔人は魔人族は化け物なんだ!人の形をしていたって殺せる!それに話し合ったらもしかしたら!」

 

「希望的観測だね……それに君は残酷だね……あと勇者っていう響きと正義に酔いしれて現実を見ていない」

 

「そ、そんなこと!」

 

「なら聞くけど、なんで戦争が起きたか教えて?」

 

「そ、それは……」

 

「相手が戦争を起こしてるってことは相手にも正義と理由がある……そんな人達を君は……殺せるのかい?」

 

「……」黙ってしまう光輝

 

「…答えられないだろ…君の正義はそんなものさ」

そしてそのまま席に戻る

「……はぁぁぁ!疲れた!シリアスモードまじ精神使うわ!」

 

さっきの雰囲気から一変する

 

「お疲れ様黒棒、大丈夫?」

 

「甘いもん頂戴」

 

「どうぞ」チョコケーキを渡す

 

「どうも」そのまま鷲掴みし食べる

 

「……では、こう致しましょう、ひとまず、皆様方に対して前線に出ることは強制しません、ですが、自衛のための戦闘訓練や座学は受けて頂きます、そうすれば、自らの力の強さも分かるはずです」

 

「んー、それなら良いよ〜……そういえば武器タカセン、武器って今ここに呼び出せれるかな?」

 

「さぁ?スマホのアプリ使ってみたらどうですか?」

 

「そうだな…ナグモン、ちょっと試しにアプリでガンケース呼び出してみて?」

 

「わかった」スマホを取り出し

「ガンケース…転送!」転送というボタンを押すと

ハジメの眼の前に黒いガンケースが送られてきた

「お、来たよ!」

 

「は、ハジメ君、何だよ…それ」

 

「あ、えっと……銃だよ?」

 

「銃?!」

 

銃という単語にどよめきざわめく

 

「ハジメ!お前!銃持ってるのか?!!」

 

「あ、はい」

 

「いつから?!てかさっきのあれ何なんだよ!」

 

「えっと、さっきのは武器の転送でガンケースについてる転送装置でここに呼び出しただけだよ…あと銃を持ったのは引っ越してから半年後くらいかな」

そう言い、ガンケースを開けM4 海兵隊仕様を取り出す

 

「お、ナグモン、そのM4海兵隊仕様にしたのか!いいねー」

 

「でしょ?それに結構使いやすいんだ」

 

「転送出来たみたいだし、ウルフ、僕たちも転送しよっか」

 

「うん!」

 

スマホでガンケースを転送する

 

黒カミはFN2000

ウルフはKSGを転送する

 

「ついでにこれも」

プレートキャリアも転送し着るハジメ

 

「……ハジメ君」

 

「ゴッド、お前は武器転送しないのか?」

 

「するさ」指パッチンをすると

机の上に小さなガンケースと中くらいのガンケースが現れる

小さなガンケースにはS&W M500

中くらいのガンケースには分解された銃が入っている

「……」カチャッ、カチャッ、キュッキュッ

ゴッドは手慣れた手つきでその銃を組み立てる

組み立てが完成するとそこにはMSR-WRが姿を表す

 

「ヒュー、相変わらず、その武器には惚れ惚れするよ……ちなみに俺の武器はこれだ」大鎌を召喚

 

「ほぉ、神も鎌か、俺もだけどね」魔力で大鎌を作り出す

 

「んじゃ、行きますか、俺達が帰るべき場所に帰るための戦いに」




よっしゃ沢山かけた
ここからは武器紹介をします

レクイ=ノリンコMP9-1

黒メガネ=ベクターSMG

黒林=グロック18カービンカスタム

黒マスク=P90

黒ゴーグル=ファマス 5.56-F1

委員長=IMIタボールAR21

秋口=大鎌

ストロハイム=両腕のマシンガンに多種多様な隠し武器

タカセン=ウィンチェスターM1873とカーボンブレード
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