ありふれてない世界の住人と異世界 作:ディセプティコン大好き
取り敢えず下山することになったハジメ達
下山する為に荘厳な門を潜ると、美しい雲海が広がっているのが見え、そこで初めて今まで自分達が高所にいたことに全員が気づいた。にも関わらず、これまで高山特有の息苦しさなどを覚えてなかったのは、魔法か何かで生活環境を整えているからなのかもしれないとハジメは推測した
「おぉぉぉー!すげーー!」
「やっほーーーー!!!」
ヤッホ~ヤッホ~ヤッホ~ヤッホ~ヤッホ~
やまびこが帰ってくる
「やべ、ちょっと楽しくなってきた」
「彼の者へと至る道、信仰と共に開かれん―――〝天道〟」
そして、イシュタルの詠唱と共に足元の魔法陣がさんぜんと輝き出し、まるでロープウェイのように滑らかに台座が地上へ向けて斜めに下っていく
初めて見る〝魔法〟に生徒達が大騒ぎする中
ハジメ達スティックススクール組は
「あ、あそこにでっけー鳥いる!」
「まじ?捕まえようぜ?」
「バイク乗りたいな」黒いフルフェイスを被っている黒メット
各々自由にしてた
そして雲海を抜けると
眼下には大きな町、否、国が見える。山肌からせり出すように建築された巨大な城と放射状に広がる城下町―――ハイリヒ王国の王都だ
「うぉ!すげー!まじすげー!何あれ!すげー!」
「違法建築物じゃないのかなあれ」
「まぁ、我の城ほどではないな」
そして全員ハイリヒ王国に到着
そのごハイリヒ王国の国王一家に謁見した
さらに、宰相などの権力者や王国騎士団長、魔法師団長が紹介された、ハジメ達の訓練を担当する教官は王国騎士団と魔法師団から選ばれているため、この場で紹介されていた
その後は晩餐会が開かれ、南雲達は異世界料理を堪能した
見た目は地球の洋食とほとんど変わらず、たまにピンク色のソースや虹色に輝く飲み物が出てきたりしたが非常に美味である
「兄ちゃん!この料理全部美味しいよ!」
「さすが王国と褒めてやりたいところだ…よし、こういうのはこういう時にしか食えないから……全部食うぞ!ナグモン!黒カミ!ウルフ!…いけるか?」
「もちろんだよ、黒棒」
「多分行ける」
「お肉……」ジュルリ
そこからは物凄い光景が繰り広げられた
黒棒、レクイ、黒カミ、ウルフ、ハジメ達はまるでドラ○ンボールのように料理を食い荒らす
その光景を見てた元クラスメイト達は唖然し
その場に居合わせた団長達もびっくりした表情を作っている
「ん、そろそろ無くなりそうだな……すみませーんここお代わりくださーい」
「んー、んめんめ」
「え?!お代わりですか?!!」
「お肉!」
「すみません、こっちには肉料理のお代わりください」
「え、あ、はい(軽く10人前の食事をあのグループだけで食べたって言うの?!)」
「黒棒くん達は、すごいね」パスタを食べている秋口
「あんなに豪快に食べている所を見たら、私、お腹すいちゃった…もう少し食べよ」肉料理を自分の方に寄せる黒林
「俺にも食わせろよ?」そう言い黒林から少し貰う黒メガネ
料理が来ては空になった皿を下げるを繰り返すメイド達
数時間後
「ふぅー、食った食った」
「おいしかった~…」
机には大量の空皿のタワーができている
片付けるのが大変そうだ
晩餐が終わり解散になると、各自に一室ずつ与えられた部屋に案内された
黒棒、ハジメ、黒カミ、ストロハイムは同じ部屋になった
「おぉぉー!!!すげーー!!!高級ホテルみたいだ〜!」
早速ベッドにダイブする黒棒
「うひょぉぉー!ベッド柔らか!やべー!超やわらけー!」
「黒棒くん楽しそうだね」
「実際楽しいんだもん!」
「はは、そういえば黒棒くん…擬態、解除しないの?」
「んー、そうだな〜〜……まぁ、部屋くらいならいっかな!」
擬態解除
「んんーーー!!!このやっぱり本来の姿は落ち着くな〜!気楽」
「うんうん、そっちのほうが黒棒くんっぽいよ」
「ぽいって何だよぽいって」
「言葉の綾ってやつさ……そういえばストロハイムくん」
「なんだ?」
「君から見て、この国はどんな感じがする?」
「そうだな……まず、この国は国家権力よりも宗教の力が強い国だと俺は感じた」
「その根拠は?」
「ハイリヒ王国の国王一家に謁見した時、国王がイシュタルの手を取り軽く触れない程度のキスをしたことだ…普通ならイシュタルが国王の手を取り軽くキスするはずだが、この場合は逆になってる……つまり国王より教皇の方が立場は上であるってがわかる」
「確かに」
「なんか変だよね、王様が偉いはずなのに教皇が偉いだなんて」
「まぁ、少し違和感感じるよね」
「そして、もう一つ、これは黒カミ、貴様の連れ、ウルフに関することだ」
「ウルフがどうしたんですか?」
「……黒カミ、ここの世界の住人はウルフのような獣耳や尻尾が生えているものはカーストが底辺、いや忌み嫌われていると言ったほうがいいかな?」
「な?!」
「いいか黒カミ、ウルフから離れるなよ?このことは明日全員に言っておいてウルフから目を離さないように警戒はさせとく」
「わ、わかった…」
「取り敢えず、明日に備えて今日は早めに寝るぞ」
「うん」
「わかった……ウルフ、大丈夫かな」
「安心しろって、あいつの同室は黒林とレクイと委員長だぜ?もし襲われたって大丈夫だろ……それに……レクイになんかあったらここの奴ら全員ぶっ飛ばすし」
「それもそうだね…おやすみ」眠りにつく黒カミ
「おやすみ〜、なら俺もおやすみナグモン、ストロハイム」眠りにつく
「あぁ、また明日」眠るストロハイム
「…おやすみ、みんな」眠るハジメ
翌日、訓練と座学が始まった
集まった生徒達に手のひら大の銀色のプレートが配られた。不思議そうに配られたプレートを見る生徒達とエリートクルー達に、騎士団長メルド・ロギンスが直々に説明を始めた
「よし、全員に配り終わったな? このプレートは、ステータスプレートと呼ばれている。文字通り、自分の客観的なステータスを数値化して示してくれるものだ。最も信頼のある身分証明書でもあり、これさえあれば迷子になっても平気だからな、失くすなよ?」
「へぇ、これがパスポートの役割になるのか」
そして、非常に気楽な喋り方をするメルド。彼は豪放磊落(ごうほうらいらく)な性格で、「これから戦友になろうってのにいつまでも他人行儀に話せるか!」と、他の騎士団員達にも普通に接するように忠告するくらいだ
「プレートの一面に魔法陣が刻まれているだろう。そこに、一緒に渡した針で指に傷を作って魔法陣に血を一滴垂らしてくれ。それで所持者が登録され、〝ステータスオープン〟と言えば表に自分のステータスが表示されるはずだ」
「なるほどね~、完全にわかったわ」
「使い方は簡単だ。プレートに刻まれている魔法陣に血を一滴垂らして登録し、“ステータスオープン”と呟くとステータスが表示される」
「ふぅーん」
早速血を一滴垂らす黒メット
「ステータスオープン」
ステータス
黒メット レベル5
天職:ライダー
筋力:50
体力:100
耐性:50
敏捷:40
魔力:50
耐魔:40
スキル
『弾丸・弾薬の生成、剣術、射撃、言語理解』
「おぉ!普通っぽいな」
「普通かなー?」
「普通だろー」
「普通かー…でも初っ端からレベル5か、幸先良さそう」
「まず、最初に“レベル”があるだろう? それは、各ステータスの上昇と共に上がる。上限は100であり、その人間の限界を示す。レベルは、その人間が到達できる領域の現在値を示していると思ってくれ。ステータスは日々の鍛錬で当然上昇するし、魔法や魔法具で上昇させることもできるぞ」
「ゲームと同じ感じか」
「次に“天職”ってのがあるだろう? それは言うなれば才能だ。末尾の“技能”と連動していて、その天職の領分においては無類の才能を発揮する」
「ほへぇ…そういえばナグモン、どんな感じ?」覗こうとする黒棒
「あ!いや、そのえっと…、あ!そういえば黒棒くんはどなの?」
「え?俺〜?俺はね~……じゃじゃーん!」
黒棒 レベル7
天職:狂戦士
どのステータスもかなり大きい数字
「す、すごいね…そして天職が狂戦士か……うん!黒棒くんにぴったりだね!すごいよ!」
「よせやぁー!照れるだろーうりうり〜」ツンツンと突付く
「あはは、くすぐったいよ〜」
「へへー…それでナグモンのステータスは?」
「あ、いや、その……」
「よっと」いきなり元クラスメイトの檜山に取られる
「あ!」
「ちょ!おい!お前!それハジメのだぞ!返せよ!」
「……ぷっ、ギャハハ!!なんだよこの低いステータス!」
「あ……」
「え?」
「しかも天職錬成師って!非戦闘じゃねーか!ま!ハジメだからな!しょうがないよな!ギャハハ!!!」
檜山の取り巻きも笑い始める
「……」落ち込むハジメ
「……」檜山に近づく黒棒
「あ?なんだよ、お前」
「……せよ」
「あ?」
「返せよって言ってんだよ!このチンピラが!」腹を思いっきり殴りつける
「がっ!」腹を殴られステータスプレートを離す檜山
そしてそのままキャッチする黒棒
「……」まじまじと見る
「黒棒くん……弱いでしょ、僕……笑いたくなるほど弱いでしょ……ねぇ、黒棒くん、笑うなら笑ってよ……」
「ナグモン……」ハジメに近づく
「…笑うわけねーだろ?俺があんなやつと一緒にするなよ」デコピン
「いて……へへ、そうだよね…ごめん、黒棒くん」
「それにさ……このスキルの錬成ってさ……もしかしたらあれができるんじゃね?」
「あれって?」
「これだよ!」手と手を合わせる
「もしかして……ハガレン?」
「そう!それ!極めたら出来るんじゃね?」ワクワクしたキラキラとした目で見つめる
「もし、出来たら……鋼の錬成術師って名乗ろっかな」
「良いんじゃね!鋼の錬成術師!かっこいいよ!」
「だよな!よし!なら僕は錬成を極めるよ!」
「極めて強くなったら、俺と戦おうぜ!ナグモン!」
「あぁ!」
二人でグータッチをする
この一軒のお陰で黒棒とハジメの絆は更に深まるのであった
新キャラ
黒メット
黒いフルフェイスを常に被っているスティックスクールの生徒
バイクの免許を持っている
武器はFMG-9、MP7、MAC-10等、バイクに乗りながらでも使えそうな銃を装備している