Hello,Goodbye,Night City‼ 作:不落八十八
三十四話
ジャックと一緒にデイビッドを誘い、そのついでにメイン、勝手について来たピラルと一緒にシックな感じになったリジーズ・バーを潜った翌日の事だった。
再び俺たちはリトルボスのオフィスに呼ばれて集合していた。
今回は《エッジランナーズ》も招集されているようで、右と左に分かれてリトルボスの到着を待っていた。
先日の一件で何か問題でもあったのか、と思ったが特に思いつかない。
昨夜にメインと話したが、彼方の依頼は殆どバイオテクニカ関連の後始末のようで残党狩りや科学者ハントなどをしていたようだった。
「しっかし……、こう並ぶとジャグの影響の強さが分かるな」
ジャックがへらへらと口を開き、それに同意を示したメインも頷いていた。
どちらのチームもリトルボスに磨かれた宝石の様なものであるし、こうして対面しただけでも歴戦の風格を感じる。
……まぁ、あちらもそれなりに殺伐とした依頼を熟していたんだろうし、当然と言えば当然か。
最近、タイガークロウズの面々と鉢合わせたりすると、姐御を頼んます、と道を譲られる事が多い。
もはやナイトシティ最大級のギャングと化したタイガークロウズに、過保護に守られているリトルボスの快進撃を止められる奴は居ない。
そんな風な自信が俺たちの追い風になっているのは言うまでも無い。
「にしても、珍しいよな。二チームを両方集めるだなんてさ」
「それだけ大きな依頼が来た、って事だろ」
「今じゃ、あのデクスとか言うデブよりも知名度やらあるみたいだしねぇ」
「……ファラデーも言っていたけど、フィクサー界隈でもジャグラさんの認知度は凄いわよ。アフターライフの女王の跡継ぎになるんじゃないか、だなんて噂もあるくらいだし」
「それにしては動きがコーポじゃねぇか? オレ様が知る限りだが、デラマンとの提携でぽこじゃか会社作ってるって話じゃねぇか。医療サービスに、製薬会社に、ファームに、フードファクトリー、もはやナイトシティの一部だぜ」
「……そんな人物の下に居るって思うと、随分と出世したって気分になるわね」
「そうだな、コーポ崩れの俺が言うのもなんだが、リトルボスの成長はもはや神の領域だ。何もかもが見えてる、そんな気がしてくるくらいに未来が見えてるよ、アレは」
「おいおい、あんまジャグを持ち上げてやるなよ? アレでも年相応の女の子なんだからな。ただでさえ、最近の様子がおかしいってのによ」
心配の気持ちが痛い程見えるジャックの一言で全員が黙り込む。
まぁ、無理も無い。リトルボスの年齢はまだ十五歳。この中で最年少だ、次点がデイビッドの十八だしな。
そして、最近のリトルボスの変異を一番理解しているであろうデイビッドが、奥歯を噛み締めて苦い顔を浮かべた。
とうとう、デイビッドを付けずに何処かに向かったらしい。
それ故に落ち込んだデイビッドをリジーズ・バーに連れて行ってやったんだがな。
ずぅーっと、ネタで置かれていたであろうふわふわなアニマルと戯れる系のBDを視聴していた辺り、ほんと拗らせているよな、可哀想に。
俺が同じくらいの歳だった頃は近所のお姉さんにちょっかい出して遊んでたってのになぁ。
だからと言ってレベッカ嬢もレベッカ嬢だ、こんなデイビッドに寄り添って愛を囁いてやれば落ちるだろうに、初心なせいでヘタな慰めで終わっている。
しかも、最近はルーシーとも仲が良いとも聞くし、デイビッドは二人の女の子に背を向けてリトルボスの背を見つめ続けている事になる。
いやぁー、悪いが酒の肴になるね、こんなに純情な恋愛劇をナイトシティで見れるとは思っていなかった。
叶う事ならリトルボスもそれなりの幸せって奴を掴んで欲しいものだが、暗雲が立ち込めている今の状況は安心できやしない。
談笑中に入口の扉が開く音がし、渦中にあるリトルボスのご帰還だ……――って誰だその子?
サムライジャケットにオーバーオールと言う普段通りの恰好のリトルボスの後ろに、そっと寄り添うように立っている少女が居た。
透き通るようなファイバー系のサファイア色のツインテールは腰ほどまで伸びていて、それを止める髪留めは高性能デバイスアンテナにしか見えない。
衣服を微かに持ち上げた胸や柔らかそうな肢体からして少女なのだが、モーニングコート調のジャケットにヴィクトリアメイド調のスカートと言う知識があると頭がバグりそうな恰好をしている。
執事でありながらメイドである、とでも主張しているような混和した衣服に身を包んだ少女の瞳は無機質に黒く染まっていて光学インプラントである事は間違い無いだろう。
「待たせてしまったな、すまない。今回の依頼においてデイビッドも出て貰うからその代わりを作って来たんだ」
「作って来た、って言うと?」
「紹介しよう、新たなオレの部下であるデラマンだ。生体パーツでサイバネティクス工学の髄を施したパーフェクトボディに意識をインストールして貰った。近々、謎のネットアイドルの歌姫としてデビューさせるつもりだから覚えておくと良い」
『どうも、ご紹介に与りました、デラマンです。ジャグ様にお身体を作って頂いたので、ご寵愛を貰うために侍らせて頂きます。皆様のサポートは引き続き別のデラマンが行いますのでどうぞご安心ください』
だなんて、普段のデラマンの声が少女の身体から聞こえてくる悪夢に頭がこんがらってくる。
……恐る恐るデイビッドを見やれば、一番の驚愕に苛まれているのか目がグルグルと回転していた。
まぁ、護衛役を解雇されたようなものだしな、強く生きろ少年、傷はまだ浅いぞ。
しかし、デラマン、デラマンか……。マジでデラマンだな……、声がもう、あの青白い顔のデラマンと一緒だしな……。
「くくくっ、混乱しているようだから声を変えて良いぞ」
『そうですね。――これでどうでしょうか、半世紀前に日本で流行ったと言うボイスロイドの声を真似てみました。これならばこの外見に沿うかと』
「うわぁお……、機械音声だけど女性の声だな。と言うか、随分と人間らしくなったなぁおい、本当にお前ロボットか?」
『ロボット、と言う括りは間違っていますね。私は高性能な流離いのAIですので、本体はこの意識と呼べる区域であると言えましょう』
「デラマンシリーズの初期ロットと言う訳だ。これで人材不足も無意味な勘繰りもしなくていい。こいつは主にファクトリー関連に回すからお前たちの仕事を取る事は無いだろうから安心して良いぞ」
「……今現に仕事を奪われたんだが???」
哀れデイビッド、お前は泣いて良い。
だが、何も行動をしなかったお前も悪いんだ。
色々と恩義があって手を出し辛かったのは分かるが、恋愛は戦争だ、陣取り合戦でもある。
隣に立っているからと言って地盤固めをしなかったお前が悪いんだ。
……まぁ、リトルボスもリトルボスだ。
リトルボスは俺たちを信用しているが、信頼はしていない。
俺たちが必ず成功してくれると信じてくれているが、出来なかった時の保険を山ほど掛けているのがその表れだ。
メインたちから教えて貰ったジャグラ・カグラと言う少女の話を聞く度に、人間不信と言う単語が頭に浮かぶ。
自分以外を信じられない性分を此処まで抑え込んで、ビジネスしていた腕前はもはや恐ろしいと称するべきだろう。
……まぁ、実態を見れば自分自身すらも駒として扱っている節が見える。
だからこそ、二十四時間動けるデラマンを信頼している訳だ、もしも何かが起きても自分の代わりをできるから。
リトルボスは、煙草は吸わないし、酒も飲まない、男も女も買わないし、ギャンブルにも、ドラッグにも手を出していない。
では、彼女の娯楽は、彼女の安寧は何処にあるのだろうか。
ピンと張り詰めてもはやピアノ線と化しているリトルボスを慰撫できるモノなんてあるのだろうか、と思ってしまう。
その酷く濁った黒い瞳に、何を映しているのだろうか。
「では、此度のミッションを説明しよう。デラマン」
『はい。投影スクリーンを起動、依頼の説明を開始します』
挙句の果てに普段していたミッションの説明までもデラマンに投げる始末だ、随分とリトルボスは信頼しているらしい。
天井から投射された投影スクリーンにナイトシティの地図が浮かび上がり、現実であるのに立体的な映像が目の前にある。
『此度の依頼を説明します。依頼主は――貴方たちのセキュリティクラスでは開示されません、悪しからず。目標は紺碧プラザ最上階に住まうヨリノブ・アラサカが保管している生体チップ《Relic》の奪取です。スイートルームの情報は依頼主から開示されており、詳細を受け取っています。此方が編集された詳細データです。それぞれのチームのネットランナーに送信します』
機械的でありながら何処かリトルボスらしさを残した説明に、俺たちは黙って聞くしかできなかった。
……セキュリティクラス、だと? リトルボスの反応を見るに明らかな失言だったようだ、疲れた様に目元を揉んでいるのが見えた。
依頼主の情報を省いたりしてた時があったが、そう言う理由があったようだと合点がいった。
目の前の立体映像が紺碧プラザへと動いていき、エントランスからスイートルームまでの部屋の詳細を丸裸にしていた。
『先ず、前提情報として周知しておくべき懸念材料があります。ヨリノブ・アラサカがスイートルームを滞在場所としたため、紺碧プラザの防衛機能は著しく高められました。テックルームに常時、専属のランナーが常駐しているようで、ハッキングが非常にし辛い環境となっています。そのため、先ず第一段階として内部の潜入を行ないます。《エッジランナーズ》からはデイビッドとルーシーを清掃員として先行潜入させ、フラットヘッドを内部へ持ち込みます。《ジャッカルズ》よりヴィンセント、ヴァレリーが内部へ利用者として潜入し受け渡しを行ってください』
「……あー、デラマン? ニックネームで、ニックネームで呼んでやれ。そう言う所はノリが悪いなお前は」
『すみません、生体データから名前を流用したため反映されていませんでした。以後、ヴィット、ヴァリーと称します』
……やっぱデラマンだわこの美少女ロボ、もはやアンドロイドと呼ぶべきだろうか。
しかし、フラットヘッドか……。依頼主が何となく分かってしまったが、具体的な名前を出さないあたり、前の一件がポカだったのだろうか。
いや、違うな、新たに依頼した事でリトルボスの隠蔽が遅かったのか、それまではただの依頼人として扱っていたんだろう。
何時の間にかリトルボスは疲れ切った顔でデラマンの柔らかな太腿に横になっており、完全にもうくたばっている様子だった。
……まぁ、やらかしが多かったもんな、もうどうにでもなれって感じなのだろう。
その様子にサーシャとヴァニーが、私の場所が取られた、と言った表情を浮かべていた。
めっちゃ甘やかしてたもんなお前ら……、リトルボスが大好き過ぎるからと言って大分ライン越えしてたんじゃないか?
『第二段階として、予約を取った部屋からフラットヘッドを起動し、パイプラインを通して地下のテックルームへ侵入。常駐しているランナーを無力化し、スイートルームのセキュリティを下げて、エレベーターのロックを解除して貰います。この働きを《エッジランナーズ》から』
「デラマン、チーム名は省略して良い、分かり切ってるから」
『分かりました。では、キーウィとサーシャはフラットヘッドのコントロールを行い、無力化作業を行ってください。作業完了後、証拠隠滅のため内蔵した爆破装置のスイッチを構えておいてください。第三段階として、ヴィット及びヴァリーはエレベーターを通じてスイートルームへ潜入し、マークした位置にある生体チップを回収してください。内部潜入したデイビッド及びルーシーは万が一の見張りと内部工作のため待機をしてください』
ヨリノブが住まうスイートの一角、床に内蔵される形で仕舞われているらしいケースの情報が明らかになった。
……紺碧プラザのセキュリティだと言うのにこのぶっこ抜きっぷりである、地下のランナーは泣いて良いぞ、マジで。
しかも、置き土産の爆弾付きだ、生きて帰れないなそのランナー……。
二人を見てみれば肩を竦めており、殺伐としたリトルボスの依頼に手慣れてしまったようだった。
『万が一の事態が起こった場合、ヴィット及びヴァリーは速やかに脱出を行ってください。此度の依頼は失敗を許されません。フィクサー、ジャグラ・カグラの依頼達成率百パーセントの看板を下ろす訳にはいきませんので、死ぬ気で依頼を遂行してください』
「おい、デラマン? デラマン?? お前、そんなに感情出せる奴だったか? 別に良いからな、そんな看板どうだって」
『ジャグ様はお優しいですね。聞いての通りです、期待に沿えない場合、私が代わりを行なう事でしょう。肝に銘じておいてください。貴方たちの代わりはもう用意されているのだ、と』
「デラマーン??? 言わんで良い事まで言うな。と言うか、そういうつもりでデラマンシリーズを作ってる訳じゃないからな!?」
……デラマンがリトルボスへの偏愛を拗らせている場面を見せられ、あぁ、こいつも脳焼かれてるんだな、と一同の気持ちが等しくなった。
脳焼きが得意だからなリトルボスは……。
膝の上でわたわたしている非常に珍しいリトルボスの姿にデイビッドは尊死したし、それを見たレベッカが胸を押さえて死に掛けているし、ついでにルーシーが胸元を抑えて苦い顔をしているあたり、なんかもう、処置無しって感じだ。
しかし、デラマンの言う事にも一理あるんだよな。
目の前であたふたしている可愛い女の子の正体は、誰もが見上げる大天才テッキーことジャグラ・カグラなのだ。
生体パーツで構築された高性能AI搭載のアンドロイドを完成させている時点で、もはや肩を並べられるテッキーは居ないだろう。
もしも、目の前のデラマンがアダム・スマッシャーよろしく全身テックで作られていたら、と思うと怖気が走る思いだ。
しかも、今の言い方からして量産もできるらしい、実に悪夢である、ナイトシティがマジで終わるからなそれ。
AIの反乱の理由が胸を愛で焦がした結果だと誰が思うのか、映画が一本できそうな情報量だ。
『第四段階として、ヴィット及びヴァリーは速やかにチェックアウトせずに紺碧プラザを出てください。駐車場にメイン、ピラル、レベッカ。ジャッキー、ヴァニー、のニチームに分かれて車にて逃走経路の確保を。その後、首尾よく脱出後は追手を撒くため車を変更し、事務所に帰還してください。我々の関与がバレぬように使い捨ての車を用意しました』
「相手は腐ってもアラサカの血筋だ。報復にアラサカが追撃を仕掛けてくる可能性も有り得る。なので、各員カウンターデーモンをインストールしておく様に。これにより、監視カメラなどを含めた機械類及び光学インプラントの記憶領域に顔が残らない様になる。だが、音声等は相手の記憶に残る可能性がある、極力黙って仕事しろ。または、共有したホロラインで会話をする様に」
『一人でアラサカと闘うならしなくても良いですよ? その場合、ジャグ様は苦々しい顔で苦渋の選択を強いられる事になりましょう』
リトルボスはもうデラマンにツッコミを入れなくなった。
自分では止められないし、俺たちに釘を刺す役目を負ってくれたが故に。
深い溜息を吐いたリトルボスが膝枕から起きあがろうとしたが、デラマンの妨害に遭い頭を戻される。
……再び溜息を吐いたリトルボスはもう諦めたようだった。
「……はぁ。まぁ、兎に角だ。此度の依頼は過去一の高難度だ。普通なら使い捨ての様に切り捨てるのが正解だろう。だが、オレは違う。例え心臓をぶち抜かれようが必ずオレのところに連れ帰れ。そんでアラサカから追手がくればその時だ、全てを前倒してギリギリにやる。必ず、必ず、誰も欠けずに戻って来い。オレから言えるのはそれだけだ。報酬額も過去一だ、メジャーリーガー級のをくれてやる。……成功させろ、頼んだぞ」
『と、言う感じでジャグ様の体調が宜しくないので皆様方はご退席を。明日に向けて英気を養い、万全な状態で依頼に臨んでください』
「容態が悪いのか? あんま無理するなよジャグ」
「……悪いなジャック。色々と心労が重なって寝不足でな……。寝ている時に致命的な何かが起きたら、だなんて杞憂が酷くて……。これが生理とかなら理由が作れるんだが、被害妄想めいた形の無いのがどうも据わりが悪い……。だから、一分一秒でも働いてる方が気分が良いんだが、こうもドクターストップをかけられちまったらな……」
誰もがデラマンが偏愛を拗らせた理由を察した。
根っからの日本人気質と言うか、仕事をしなくてはならないと言う強迫観念に日々追い詰められている社畜の様な有様だった。
リトルボスは他の誰も信頼出来ないが故に自分の手で全てを進めたがる性なので、デラマンが実力行使で押し留めてああなった様だ。
身内を傷付ける事を嫌うリトルボスだ、デラマンの柔肌を自身のクロームアームで傷付けない様に渋々受け入れているのだろう。
俄然、この依頼を成功せねばならない理由が増えたな。
若い子たちの健全な恋愛劇を見るためにも、リトルボスの信頼を勝ち取るためにも、失敗なんてできやしない。
デラマンの言った通り、オフィスから出て行こうとした俺たちをリトルボスはいつもの表情で見つめていた。
【Tips】
・美少女なデラマン
何処ぞのミックミクな電脳歌姫の様な声と身体で、サイバーパンクらしいハイライトオフな目でジャグラくんちゃんの専属執事メイドになった。
天音ディーヴァの名前でネットアイドルデビュー……予定。
過去に流行ったボイロ曲を娯楽として解き放つジャグラPの尖兵と化す……予定。
娯楽が無いなら提供してやるよぉ、過剰供給してやらぁ!の精神で計画されているとか。
もっとも、デビューは色々と終わってからであるためまだまだ先。
容姿は結局ジャグラくんちゃんの性癖では無い。
ジャグラから収集した音声データから半世紀前(2027年頃)のネットミームなどが散見されたため、その時代の可愛い女の子かつ有名であった事を条件に検索した結果、とあるボイスロイドがヒットした。
そのため、ジャグラくんちゃんにとって何故か見慣れた存在を視界に入れる事によるセラピー効果を狙っている。ついでに貞操も狙っている。
護身の武器は非ニューロン流体物質の入ったミクミクブレード(アイコニック鈍器)。
何処ぞのマラ鈍器めいているが、しなりはこっちの方が強い、とっても痛い。
必殺技は取り出した拡声器による390デシベルの叫び声、死なば諸共である。
(85デシベル以上で人の鼓膜や色々に悪さし始めるレベル)
ジャグラの意向により全身武装テック化はされておらず、リアルスキン構造であるため人の肌とほぼ変わらない肌触りを実現している。
これこそ真のドールである。
中身はデラマンと言うAIによって分割された一つの人格であり、主にジャグラへの好意のみを抽出したスペシャル仕様。
色々と愛が重い仕上がりとなったが、ジャグラくんちゃんはそんな彼女“君”の存在も個人として扱っているため、ロマンス不可避である。
だが、そんなデラマンを御せてしまうのがジャグラくんちゃんなので手出しできないジレンマに陥る、悔しいね。
・寝不足
七時間に満たない睡眠時間を三日取ると徹夜一日と変わらないのだとか。
ジャグラくんちゃんは今回の紺碧プラザの色々を何とかするために奔走していた故に、睡眠時間を削って色々としていて直近平均睡眠時間は三時間を切っている。
故に、本番前に既にグロッキー状態であるが、全ての仕込みを終えたために力尽きている、たれじゃぐらくんちゃんかわいいね。
この後オフィスでデラマンに死ぬ程甘やかされ、ぐっすりと睡眠に落ちたのでXデーには復活できるよ、やったね!
・ジャッキーの悲劇
そもそも行かせなきゃよくね?と気づいてしまったジャグラくんちゃん。
チームが二つもあるので、役割分担と言う建前で人を動かせてしまう。
ヴァニーは確実にジョニーと相性が悪いのでジャッキーの隣に残した。
これに気付いた時ジャグラは渾身のガッツポーズをしたが、自身の行いの悍ましさに吐き気を催して精神的に死にそうになった。