艦これevolution   作:銀ノ森 睾

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第103話「逆転の間際!!!」

空母水鬼「グブッッッッッッ!!!!!!!」

 

空母水鬼は驚いた。

飛び前蹴り。たかが駆逐艦の蹴りである。

しかし油断していたとはいえ威力駆逐艦のそれでは無い。

それにあまりにも素早い。

雪風は蹴りを決めたあと間髪なしに連続で猛ラッシュ。

一気に決める訳では無い。

出来ればそうしたいが相手は幹部、No.2である。

ならばなぜ一気に体力が無くなるような攻撃をしているのか。

理由は雪風の蹴りを放つ前に大きく吸い込んだ空気である。

雪風は肺活量がとんでもなく、こんな猛ラッシュをしても乳酸が貯まらない上呼吸の乱れもない動きができるのだ。

 

ズガガガガガガガ!!!!!!

 

空母水鬼「ウヴァァァァァァァッッッッッ!!!!なめてんじゃねぇぞゴミクズがよおおおおぉぉぉぉぉッッッッ!!!!!!」

 

顔面にストレートを決められ、弾き飛ばされる雪風。

たった30秒であったが、500発は叩き込めた。

しかし…ダメージはあるものの空母水鬼を怒らせるには十分だった。

 

雪風「カハッ!!!ハァ…ハァ…!!!!!」

 

雪風「お…………重い………!!!」

 

鼻血がダラダラと流れる雪風。

思いっきり鼻から息を吐き出し血を出し切る。

顔を上げるとブチ切れた空母水鬼がこっちに鬼の形相で向かってきた。

構える雪風。

 

ドゴオオオオォォッッッッッッッ!!!!!

 

ガード上からの右回し蹴り。

雪風は瞳孔が少し開いた。

 

雪風(ガードしてるのに!!!!!この…威力…!!!!)

 

空母水鬼「死ねオラぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッッッッ!!!!!!」

 

目にも止まらないラッシュ。

攻撃力、スピードともに相手の方が上。

しかし雪風は何かを狙っていた。

 

雪風(も……………もう………少し…………!!!!!!!)

 

空母水鬼「ダリャァァァァァァァァッッッッッッ!!!!!!!!!」

 

雪風(今だッッッッッッ!!!!!)

 

ガシッッッッ!!!!!!!!

 

空母水鬼「!!!!!」

 

右ストレートを脇にしっかりと挟み、両腕で掴む。

そして渾身の力で勢いに任せそのまま背負い投げを決める。

ゴシャァァ!!!と地面が大きく抉れバウンドする空母水鬼。

 

空母水鬼「ゴバッッッッ!!!!」

 

雪風「テリャッッッ!!!!!!」

 

ひゅっっっっっ!!!!

 

雪風「ぁえ!!!!!??!」

 

倒れている状態から両足の裏で顔面を蹴りあげられる雪風。

詰めが甘かった。

 

雪風「ギャッッッ!!!」

 

髪の毛を鷲掴みにされ何度も地面に叩きつけられる。

どうにか振りほどこうとするもロックがかかっているかの如く指がコメカミなどにめり込む。

 

空母水鬼「クソガキがよ〜……………。調子乗りやがって…。どうやって殺しちゃおうかなぁ〜?」

 

空母水鬼「このまま顔面でも潰すかァァァ!!!!」

 

だんだん握力が増し頭に響く。

 

雪風「ガ………………ガァァァァ!!!!!!」

 

空母水鬼「死ねボケ。」

 

ヒュン!!!

 

雪風が左ストレートを放つも届かない。

あまりにもリーチが違いすぎた。

 

空母水鬼「届いてねぇじゃんダッサwww!!!!」

 

すると雪風がパッ!!!と手のひらを開いた。

最後のあがきと思った空母水鬼であったが次第に眉間にシワが寄っていく。

何か違和感がある。

 

空母水鬼「……………??…………ッッッッッッ!!!!!!!!!」

 

パッ、と手を離す空母水鬼。

 

空母水鬼「クッッッッッッッッセェェェッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!」

 

のたうち回る空母水鬼。

 

雪風「雪風握りっ屁です!!!そして!!!!!!」

 

空母水鬼「!!!!!!!!」

 

雪風「雪風エルボーォォォドロップッッッッッッ!!!!!!!」

 

ズオオオォォォッッッッッッ!!!!!

 

顔面に大きくクリーンヒット!!!!

 

[newpage]

 

空母水鬼「……………………………ハハハ………、イッヒッヒ……………ヒーヒャッハッハッハッハッハッ!!!!!!!」

 

顔に手を当て高笑い。

気でも狂ったのか。

 

空母水鬼「殴られ蹴られ、背中に砂つけられたあげく屁を噛まされて顔面に傷をつけられるたぁ……………、おちょくられてんなぁ私。」

 

何やらドス黒いオーラが空母水鬼にまとわりつく。

雪風はすぐに備え印を結ぶ。

 

空母水鬼「-深解-」

 

空母水鬼「バニシング・ポインボムサレーターッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!(絶対爆発君臨王女)」

 

空母水鬼「ハァァァァァ〜……………!!!!!!!!やるなぁ駆逐艦。これは褒美だ。」

 

ものの一瞬で近づく空母水鬼。

雪風は臆することなくすでに構えている。

そして右フックを受け止めた。

その時

 

ボガァァァァッッッンンンンン!!!!!

 

雪風「!!???!?!?!!!」

 

雪風の左腕が抉れ消し飛んでいる。

まるで爆発したかのようだ。

 

 

【挿絵表示】

 

 

空母水鬼「ま〜だまだ〜♡」

 

ズガガガガガガガガガッッッッッッ!!!!!!!!

 

ドババババババババッバ!!!!!!!!

 

 

雪風「ガッッッッ……………………!!!!!!」

 

次々に体が爆発四散する雪風。

とんでもない爆発力である。

そして最後に指で雪風の喉元に穴を空け、引きちぎれた体ごと蹴り飛ばす。

 

空母水鬼「ボンッ♡」指パッチン

 

ドッッッッッッゴオオオオオォォォ!!!!!!!!!!!!

 

まるで空襲が連続で攻撃したかのような爆炎と煙。

夏潮と自衛隊、そしてその爆発音に仲間が離れて戦っているにも関わらずその方向に顔を逸らす。

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

野分「ゼアッッッ!!!!!」

 

深海雨雲姫「おっとぉ!!!危ない危ない!!!」

 

野分の真空切りを躱し、舌を出し挑発する深海雨雲姫。

クイクイッと手を動かす野分。

すると深海雨雲姫の体から炎が吹き上がる。そして左腕は氷、口からは水が攻め込んできた。

全身には電気が走る。

 

深海雨雲姫「ガガハッッ!!なんだこれ!!!!!テメェ何しやがった!!!!!!」

 

ウガァァァァァァ!!!!!!

 

野分「………………………。」

 

深海雨雲姫「…………………クヒヒッ!!!わかったわかったぁ!!!お前のその口笛かぁ!!!!!!!」

 

深海雨雲姫「こりゃ幻術だなぁ!???タネが分かりゃどうってこたァねぇぞ!!!!!!」

 

耳を塞ぐ。

 

野分「………………耳を塞いだところで意味など…………ん!!!!!」

 

指先に血が滲んでいる。

 

野分「鼓膜を……………突き破ったんですか…………!!!」

 

ガバッッッッ!!!!!!!!

と、口からガザを発射し野分の胸に大きな風穴が。

 

ドサァッッッ…………………

 

深海雨雲姫「アヒヒヒッ!!!!バッカでぇの!!!!相手に鼓膜無きゃ通用しねぇ技使うお前が悪いんだ!!!」

 

深海雨雲姫「さぁ〜てと…、次のところ……………あら?……あらららら?何これ?」

 

何故か目線が地面に近い。

そして何故か自分の足が見える。

 

深海雨雲姫「あ????あぇ??????」

 

ザンッッッッ!!!!!!!!!!

 

頭が真っ二つに裂ける。

 

野分「鼓膜破ろうが何しようが既に1回脳に響いてるでしょうが。」

 

 

ドッッッッッッゴオオオオオォォォ!!!!!!!!!!!!

 

野分「………………………姉さん…?」

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

空母水鬼「ダーヒャッヒャッヒャッ!!!!!!やっぱり爆発は芸術だなぁ!!!!!!!!!さて!!!これで酋長様の危険は去った!!!後は残りの邪魔どもを殺すのみ!!!!」

 

高笑いが止まない空母水鬼。

 

空母水鬼「イーヒャッヒャッヒャッヒャッ!!!!!!」

 

空母水鬼「ダッハッハッハッハッ!!!!!!」

 

雪風「………………………。」

 

空母水鬼「バーハッハッハッ……………ハァ!???!!!」

 

雪風「ニシシ。」ニッコリ

 

パコンッッッッ!!!!!!!!!

 

股間を蹴りあげられた空母水鬼。

目が少し飛び出し、口がくの字に尖る。

痛みを抑えつつ、何故か傷一つ無く生きている雪風にまた爆撃ラッシュを仕掛ける。

雪風はまたもや爆散。

頭に疑問と拭えない気持ち悪さを持ちつつ、今度こそ大丈夫と自分に言い聞かせる。

 

空母水鬼「気持ちわりぃ……………何だったんだ今の…………。」

 

目の前には爆煙。

睨みつけるものの、何も起きない。

警戒しつつ踵を返そうとしたその時。

 

ブオオオォォォォッッッ!!!!!!!

 

爆煙から30m程の雪風が現れた。

そしてあまりにもデカイその拳が目の前まで接近。

 

空母水鬼「あん!???!!あぇ!??!!!えっ!!!!えっ!!!!!!???」

 

全身にぶち当たり何回転もしつつぶっ飛ばされる。

 

ドサァァァァァァァッッッッッッ!!!!!!!!

 

空母水鬼「ググ……………な…………何が………起き…………てんだ…………。」

 

前から普通のサイズに戻った雪風がこちらに向かい走っている。

何とか動揺を抑えまた爆発エネルギーを纏ったこぶしに当てる。

また雪風はぶち当たる。無論部位は消し飛ぶ。

しかし今回は連続で攻撃はしない。

確認したいことがあったのだ。

 

空母水鬼「!!!!!!!!て………てめぇ!!!!!やはりそうか!!!!!」

 

雪風「ニヘヘヘ。」シュウウゥゥゥゥ………………

 

消し飛んだ雪風の部位からエクトプラズマがかかる。

 

雪風「解放。」

 

雪風「鳳凰粒子群像。」

 

[newpage]

 

空母水鬼「チッ……………素粒子化出来んのかテメェ…………!!!!!!」

 

そう、雪風は鳳凰に認められ契約を結んだ。

能力は素粒子化でき、その上体が消し飛んでも周りの酸素や窒素、炭素や様々なもので体を再構築することが出来るのだ。

巨大化も小さくなる事も出来る。

空母水鬼からしたら相性が…………………

 

空母水鬼「最悪そのもの………………!!!!!!」

 

雪風「今度はこっちの番ですよッッッッッッ!!!!!!!」

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

北上「ダラァァァァァァァァァッッッッッッ!!!!!!!!!70門ッッッッッッ!!!!!!」

 

ギシシッ!!!!!メギッッ!!

 

体の骨や筋肉が軋むもお構い無しにギアを上げる北上と阿武隈。

 

防空埋護姫と戦標船改装棲姫はともに深解しており、恐ろしいスピードで飛び交っている。

同じタイプの能力とはいえ、北上と阿武隈は苦戦を強いられていた。

コンビネーションが相手の方が上である。

 

北上「バハッ!!!ハァ………ハァ………!!!阿武っち!!!!!!私が防空の相手するから戦標頼める!!?!」

 

阿武隈「了解ッッッッッッ!!!近くじゃ相手のツープラトンにやられる!!!離れよう!!!!!!!!!」

 

バッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!

 

阿武隈が戦標船改装棲姫をしっかりとクラッチし、できるだけその場から離れる。

しかし上からは空爆の嵐が迫る。

 

阿武隈「!!!!!!!!」

 

ズガガガガガガガガガ!!!!!!!!

 

龍驤「はよ行けッッッッッッ!!!!!!上は任せぇッッッッッッ!!!!!!!!!」

 

阿武隈「うんッッッッッッ!!!!!!!」

 

防空埋護姫「…………………………距離取ってどうすんのさ?なんか策でもあんの?」

 

首を傾げこちらを見つめる。

北上はグロッキー何歩か手前であり、顔には血と汗が混ざりあってその上土埃だらけである。

 

北上(70門でも相手の方が上……………!!!持ってよね私の体…………!!!!!!!)

 

北上「80門ッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!」

 

防空埋護姫「!!!!!」

 

一瞬のうちに顎にアッパーカットを決め、高くあげた後に連続でパンチの嵐を浴びせる。

 

北上「ダラァァァァァァッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!」

 

筋肉が切れ始め、肉が裂け血が飛び散る。

骨の軋みも大きくなり、いよいよ限界を迎えそうであるものの、そんな壁など先程から何度もぶち壊している。

後は北上の根性に賭かっていた。

 

北上「これでえええぇぇぇえぇぇぇッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!最後だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!」

 

北上「爆雷魚雷蹄拳ッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!」

 

腹の中心に命中しそのまま地面に叩きつける。

まわりの深海棲艦を巻き込みつつ、大きなクレーターを深く抉り造る。

 

北上「ハァ……………ハァ………………ハァ…………!!!!!!!」

 

顔を上げる。

目と鼻の先に血まみれの防空埋護姫が居た。

 

北上「う……………そ……………でしょ…………。」

 

ズッッッッッッッ!!!!!!!!!!!

 

鳩尾に拳がめり込み離れた山の斜面に激突。

白目を向き血を吐き出す。

背骨と肋が折れた。

動けない北上に追い打ちをかけるように防空埋護姫は肋めがけスタンピング。

 

北上「ゴッォォブォォォッッッッ!!!!!!!!」

 

防空埋護姫「危なかった……………。まだあんなスピードが出せたのか……………。だが、一瞬だけ力が緩んでいたな…………………。あれが無かったら私は死んでいただろうな…。」

 

スッ…と手刀をつくる。

 

防空埋護姫「お前のその力に敬意を込め、自ら貴様の首を刎よう。」

 

北上「グ………………こんの………………………!!!!!!!」

 

防空埋護姫「死ね。」

 

手刀が振り下ろされそうなその時、何かが激しくぶつかり防空埋護姫は吹き飛んだ。

 

北上「……………………あぇ………………………?あ…………あぁ………………!!!!!!!」

 

目の前に居たその長髪の女性。

そう、忘れもしない。最愛の人…

 

大井「大丈夫ですか!!!北上さん!!!」

 

北上「大井……………………っち……………………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

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