町田一行は近くの茂みで吹雪たちの帰りを待っていた。
町田「…………遅い。遅すぎる。もう19時前やぞ………。」
天龍「まさか………。」
龍田「やられた、わね。」
町田「無線も全くこおへん。1時間たっても連絡も何も無かったら捕まったか殺されたかを想定しろって話や……。」
すくっと立ち上がる町田。
町田「はなっからそうしたら良かったんかの………。正面突破じゃ!!!!!!!!!」
霧島「私もそれが良いって思ってましたよ〜!」
ゴキゴキッと拳を鳴らす霧島。
天龍「捕虜が心配ってのもあったが…。俺らはこっちの方が合ってらァ。」
筑摩「私も行きます!!!」
金剛「ダメデース。車で待機しててくだサーィ。」
町田「気持ちは分かるけども、こっからは恐らく偉い数の敵さんがお待ちかねや。戦闘経験のない筑摩ちゃんは荷が重い。」
比叡「大丈夫。貴方のお姉ちゃんも絶対助けるから!!!」
筑摩「……………絶対に生きて帰ってきてください!みなさん!!!」
町田一行は工場の正面に向かった。
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一方吹雪たちは………
吹雪「うわぁぉぁぁぁぁぁっっっっ!!!!!」
電「なんだよあのバケモンはああぁぁぁぁぁ!!!!!!」
睦月「怖い!!!!怖いにゃしいいいいぃ!!!!」
それもそのハズ。吹雪たちが今逃げているのはトラップエリアであり鎌やノコギリ、トラバサミなどはもちろん生物兵器も居たのだ。
今吹雪たちが逃げているのは体長6mはあるであろう人間の顔を巨大化させ頬や顎から鋭利な口と牙が伸び、深海棲艦の腕が八本顔から生えているというバケモンだった。
電「まさか雪風アイツに食われたんじゃねぇだろうなぉぉぉぉ!!!!」
吹雪「変なこと言うんじゃねぇよ電ぁぁぁあぁあぁぁぁあぁぁぁあぁあぁぁぁあァぁあぁぁぁあぁぁあぁっっっ!!」
睦月「あっっっ!!!!あそこ!!!あの鉄扉に逃げるにゃしい!!!!!!」
吹雪「あれ絶対重たいぞ!!!!!!開けてる暇なんかねぇ!!!クッソがァァァァっっ!!!」
吹雪「お前ら!!!思いっきり飛び蹴りかますから後ろに直線になってついてきてくれ!!!!」
電「了解!!!!!」
するとさらに速度を上げ鉄扉に向い飛び蹴りをかます吹雪。ドゴォッと凄い音を立てて鉄扉は歪に開いた。
吹雪「飛び込めええぇぇ!!!」
吹雪たちはその勢いで鉄扉に入りバケモノからなんとか逃げきれた。
しかし勢いよく飛び出したせいでコントロールが効かず、そのまま下に真っ逆さまに落ちていく。
吹雪・電・睦月「うわぁぉぁぁぁぁぁっっっっああぁぁぁぁぁっっっ!!!!!!!!!!」
数秒なのかもう少し長いのかわからないまま吹雪たちはボスンッッ!!!!と落ちた。
下にある何かがクッションになったのだ。
電「がァァっっ!!!ペッ!ペッ!!!!廃棄場なのです!!!!!」
睦月「うぇ〜、ゴミ袋だらけだよぉ〜。もうやだぁ〜。」
吹雪「なんとか助かった…。あんにゃろうまだ私らの事追いかけようとしてんのか。上の方でガンガンいってやがる。」
電「気持ちわりぃ……。早く出るのですこんなとこ。」
3人はゴミの中を分けながら次の場所を目指すのであった。
「なんじゃ〜……………、クーデターでも起きたのかのぅ〜…………。」
「……………………………。」
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正面玄関にたどり着いた町田一行。
入口の鍵を筑摩からもらった鍵で試すも残念ながら開かない。どうやら違う鍵らしい。
町田「ちっ、開かへんわ。どこの鍵やねんこれ…。」
榛名「深海棲艦が持ってたんですから大事な鍵なんでしょうね。それこそ捕虜の方々が捕まってるとこの鍵とか。」
金剛「十分にありえマース。」
町田「ぶっ壊して入るか…。」
天龍「どうする?砲撃してやろうか?」
龍田「派手はだめよ〜天龍ちゃん。」
霧島「う〜ん、どうしましょうか?」
金剛「いつ敵さんが出てくるかわかったもんじゃないデス。暗くなったら不利…」
その瞬間!!!!
ガラガラガラガラガラガラガシャンッッ!!!
入ってきた扉が閉まったのだ!
町田「!!!!!!」
金剛「まんまと嵌められたデース?!」
ウウゥッ…………ウガアッ…………ズウゥン……
敷地内の庭や工場のあちらこちらから魑魅魍魎が湧き出てくる。
顔がいつくも繋がっているもの、腕が何本もあるもの、刃物や丸のこなどが体から突き出ているもの、様々なバケモノ揃いであったが共通部分は黒と白が入り混じった姿である。
霧島「気持ち悪っ!!!!」
天龍「深海棲艦…………も居るが…なんだぁ?」
町田「まさか改造された人間のとちゃうやろな………。陸に特化した深海棲艦どもか…?」
町田一行は全員が背中合わせになりそれぞれが構える。
町田「恐らくやが吹雪らも戦っとるやろ!!!!!!俺らもアイツらを信じて、やるしかないぞ!!!!!!」
深海棲艦「ヴヴヴヴオオオォォォッッー!!」
深海棲艦「キイヤァァァァッッッ!!!!」
町田「来るぞ!!!!!絶対に死ぬなよお前ら!!!!!!!」
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電「ハァ…次はなんなんです?」
電たちがたどり着いた場所は下に円形の輝く液晶のパネルのようなものがあった。
最初はトラップかなにかと思ったがどうやらそうでは無い。
吹雪「クッソ怪しいけども行くしかねぇな…。」
吹雪一行はパネルの上に乗るがうんともすんとも言わない。
そのまま気にすることなく歩くが睦月がとある事に気づく。
睦月「この廊下………天井見えないね…。」
上を見ると天井らしきものが無い。あるのかもしれないがあまりにも上部にあるのか暗黒に支配されている。
吹雪「にしても何だここ。迷路かよ。」
電「良くもまぁこんなもん作ったのです。多分工場が稼働してた時は絶対に地下なんて無かったのです。」
吹雪「あるとしても作業関係の部屋とかだよな。」
電「散々なのです。アイツらも心配してるのです…。」
電「捕虜も探さなきゃいけねぇし…。変なやつには追いかけ回されるし、雪風は消えるしで……!!」
電「クッソムカついてきたのです!!!!」ドコッ!
電は怒りに任せ壁を蹴る。
ガチッ
何かの音が響く。
電「あへ?もしかしていらん事してもうたなのです?」
すると先程から歩いていた道のパネルが物凄いスピードで上に伸びていく。
最初はビックリしたがこっちに段々と迫ってきている事に気づく。
電「な、なんじゃ〜!!!!!パネルが上に伸びていくのです!!!」
吹雪「どうする!!この流れで上に行くか!?」
睦月「上手いことパネルに乗るにゃしい!!」
ドオオオッッ!!!!
吹雪一行の下のパネルが動き出した。
吹雪たちはバランス良くパネルの上に乗りどこに行こうとしているのか見極める。
ガゴンっっ!!!!ガゴンっっ!!!!
上には巨大な歯車が稼働していた。
こままではぶつかる。
しかし、歯車の間に隙間があった。駆逐艦ならば余裕で通り抜けれるサイズだ。
吹雪「あの隙間に入るんだ!!!!!」
電「おう!!!!ヘマすんななのです!!!こんなとこで死ぬなよっっ!!!」
睦月「あっ!!!!電ぁ!!!!」
電「うわわわわっっっーーー!!!!!」
その時電の乗っているパネルだけ途中上に行かず横に伸び始めたのだ!!!!!
吹雪「どこ行くんだ電ぁぁぁぁっっーー!!!」
電「知るかなのです!!!!!!お前らァっっ!!!!絶対に死ぬなよおおぉぉっっ!!!絶対に捕虜も助けだせえええぇぇぇっっ!!!」
電は物凄いスピードで消えていってしまった。
吹雪と睦月は潰されないよう歯車の隙間に入り、次の場所を目指すのであった。
電と雪風の事を信じて━━━━━━━━