双子姉「どうしよっかー?やっぱりバラバラー?それとも細切れー?一緒かー。」
双子妹「ダメだよお姉ちゃん。艦娘は出来るだけ生きて捕まえろって言われてるよー。」
双子姉「うーん、難しいんだよねー。生きて捕まえるのってー。」
双子妹「仲間にしないとー。」
吹雪と睦月は双子棲姫から目を離さないようにしながら動向を伺っていた。向こうはおよそ50mほど先に居る。周りに何か仕掛けがないか探るもそれらしきものは見当たらない。
吹雪「一気に駆け抜けるか…?」
睦月「でもアイツら何かしようとしてるよ…?」
双子姉「その前にー。」
双子妹「やっぱりー。」
双子棲姫「「遊びたいよねー。」」
すると双子姉が壁を触る。精巧な作りで出来たスイッチだったのだ。肉眼ではまずわからない。
カチッと音とともに吹雪たちの床が左右に開く。
すると回転床が出てきた。
吹雪「ってこれ!!!!ベルコン(ベルトコンベア)かよ!!!!!!走れ睦月!!!」
睦月「走ってるにゃしい!!!!」
ベルコンは双子棲姫と反対方向に動いている。
このまま後ろにいけば歯車に挟まり一巻の終わりである。
吹雪「フギギギギイイイィ!!!!!」
睦月「ヌウウウウゥゥゥッッ!!!」
双子棲姫「「アッハハハハハハ!!!走ってる走ってる!!!」」
双子妹「もっとスピードあげよっか!!!」カチッ
床のベルトコンベアはさらにスピードがあがる。
吹雪たちはより一層速く走るのだが少しづつ後ろに下がり始めている。
吹雪「あん野郎共がァァァァ!!!絶対に殺してやるううぅぅぅ!!」
睦月「このままじゃぶつかる!!!何か何か!!!」
睦月「一か八か!!!!吹雪ちゃん!!!」ゴニョゴニョ
吹雪「あぁ!?ぶっつけ本番でか!?しかも応用かよ!!!!」
双子棲姫「「?」」
吹雪たちはベルトコンベアからジャンプした。
睦月は左、吹雪は右に跳び両手で壁に触れる。
吹雪・睦月「せーーーーーっっっのっっ!!!」
吹雪と睦月は腕立て伏せの容量で肘を曲げ、腕の力で足を伸ばしたまま後ろに飛ぶ。
そしてお互いの靴の裏を合わせまたそれを蹴り壁に手を触れる。その繰り返しで少しづつ前に進んでいた。
双子棲姫「「おおおぉ〜〜!!!サーカスみたい!!凄い凄い!!!」」
はしゃぐ双子棲姫に殺意が湧くも吹雪たちは上手いこと進んでいく。
双子姉「凄いけどこのまま来られても癪かなー。」
とまた違う壁に手をかけた瞬間!
睦月「ドゥラッッッッ!!!!」
胸の三日月状のアクセサリーを外しフリスビーの如く投げた。
それは先程いじっていた壁のスイッチに刺さり電気が走る。
するとベルトコンベアが止まった。
そして動かない床に着地すると2人は猛スピードで双子棲姫に向かい駆け抜ける。
双子妹「う、うわっーーー!!!変なのが来るよー!!!」
双子姉「逃げろぉぉぉーー!!」
双子棲姫はすぐ後ろの扉を開け中に逃げていった。
吹雪「変なのはお前らじゃバカタレどもが!!!」
2人はその後を追う。
[newpage]
2人が中に入ると目を覆いたくなるような惨状が広がっていた。
ぶら下がる体の一部や血だらけの床と壁。
そこらに遺体がたくさんあった。
睦月「ウゥッ!!!!」
一瞬口を抑えた睦月であったがすぐに唾を飲み込み双子棲姫を睨む。双子妹と目が合いニヤァと笑う姿に怒りを込めつつ何度も構え直す。
吹雪「……………これ全部テメェらがやったのか。」
双子姉「そうだよー。ダメなのー?」
双子妹「楽しかったよー。人間の悲鳴聞くの大好きー。」
睦月「キチガイどもが…………!!!!これで容赦無しにぶっ殺せるにゃしい!!!」
吹雪「2vs2か……なんやかんやで初めてだな…。やるぞ睦月!!!!!」
睦月「おうさ!!!!」
2人はダッシュで双子棲姫に向かい
睦月「芯楼空裂拳奥義!黒朱泰武(くろすだいぶ)!!!」
吹雪「チェリャァァァァッッッーー!!!」
睦月は腕をクロスさせ突進、吹雪は飛び蹴りである。
双子棲姫「「ギルティ・ワルツ」」
すると双子棲姫は華麗なバク転をしながら吹雪と睦月を避ける。
睦月「速い!!!」
吹雪「ガッッッ!!!!」
吹雪はなんとか受け身を取ったが膝から脛までを切り裂かれた。
睦月は心配したが腕に激痛が走る。見ると自分もまた切られていた。
双子棲姫「「弱い弱ーい!!」」
睦月「大丈夫吹雪!?!!!」
吹雪「なんとか……。アイツらの攻撃…見えなかった……。」
睦月「息ピッタリの攻撃仕掛けてくるにゃしい!!」
双子姉「あれやっちゃう?」
双子妹「いいね!楽しそうだね!」
ポチッと何かのスイッチを入れる双子棲姫。
するとあちらこちらのトラップが作動し始めたのだ。
床からは巨大な回転する刃が。
天井からは斧が何個も連なり左右に揺れ始めている。
吹雪「マジかよ………趣味悪ぃ……。」
睦月「吹雪ちゃん…。結構不味い状況にゃしい…。」
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双子妹「これで人間バラバラにしてたのー。」
双子姉「楽しかったねー。でも艦娘はしちゃダメって言われてるのー。」
吹雪「じゃあなんでやんだよ……。」
双子姉「最初から侵入者はいなかった事にするんだよねー。」
双子妹「ねー。」
睦月「キチガイどもが!!!!!」
睦月は双子棲姫に向かい走る。
吹雪「なっ!!!待て睦月!!!!」
睦月は華麗に斧を避け、回転刃の真ん中を踏み高く跳び双子棲姫の上へ。
睦月「芯楼空裂拳奥義!!!天秤香流脚(てんびんかりゅうきゃく)!!!」
双子棲姫「「ジャンプ・ワルツ」」
双子棲姫は高く跳び、姉が睦月の脚を両手で受け止め妹が睦月の顔を蹴る。
睦月「ブッッ!!」
鼻血が流れる睦月は双子姉にそのまま下の回転刃に投げつけられる。
吹雪「睦月いいぃぃっっー!!!」
下には回転刃、横からは巨大斧が睦月を襲う。
睦月「覇っっっ!!!!」
睦月はそのまま両手で回転刃の真ん中に手を置き両足を広げる。
睦月「電直伝……!!!霧切雷脚!!!」
睦月は回転蹴りで竜巻を起こす。とはいえ電の霧切雷と比べるとまだまだ小さい。
そしてその蹴りで横から来る斧を蹴った。
しかし、斧の威力が少し殺された程度でまだ少し生きている。睦月はすぐさま斧の側面を蹴りあげ揺れている斧をぶら下げている鎖を掴んだ。
そして睦月は自分のリボンを鎖に巻き付け、揺れの動きを利用しターザンのごとく空を舞う。
双子棲姫「「おぉー。サーカスの続きだー。」」
睦月「見とれてる場合かにゃしい!!!!」
バッッッ!!!
睦月は勢いよくまた双子棲姫に空から急降下キック。
双子姉「甘いねー。」
双子妹「そうだねー。」
ヒョイッと身軽に避ける2人であったが次の瞬間、双子妹の目の前に睦月の三日月状のアクセサリーが飛んできた。吹雪が先程睦月が壁のスイッチに投げたのを回収したのだ。
双子妹「!!!!」
しかしそれも躱される。
だがそれで終わらないのが吹雪たち。
それをすかさず受け取った睦月が双子妹の左目に突き刺した。
双子妹「ギィヤァァァァァァァッッッーー!!!!!」
焦り慌てふためく妹を心配した双子姉だったが顎に睦月の貫手をマトモに受ける。
貫手のアッパーカットである。
双子姉はそのまま倒れたので追い込みを掛けようとする睦月であったがとてつもない殺気を感じバク転で吹雪の元へ戻る。
睦月「どうやらバラバラの行動を取られたら一気にしりすぼみにゃしい!!!!」
吹雪「お返しだぜ。」
双子棲姫「………………。」