艦これevolution   作:銀ノ森 睾

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第22話「応援団」

イ級ヘッドを殴り飛ばすヘヴィボーイ。

その拳は顔面を破壊した。

 

ヘヴィボーイ「また久々に暴れ倒しやろうぜお前らぁぁぁぁっっ!!!」

 

ヘヴィボーイが叫ぶと後ろには大勢の武器を持ったゴロツキどもが居る。

 

ゴロツキども「うぉおおおぉぉぉぉっっっ!!!!」

 

一斉に魑魅魍魎にかかるゴロツキども。

 

大淀「親衛隊のみなさんはちゃんと無事に着きましたか!?」

 

町田「おう大淀ちゃん!!!バッチシやぜ!!!」

 

町田がハイエースに乗る前、どこかに電話をかけていたのであるが正体はヘヴィボーイたちにであった。

もしもの事があっては行けないので事前に連絡をしていたのだ。

案内役はもちろんオペレーターの大淀である。

 

町田「アイツらが味方とは………!!心の底から頼もしいぜ!!!!!」

 

ヘヴィボーイ「俺らもあいつらみたいなバケモンたちと戦ってきたからな!!!暴れんのは得意だぜ!!!!」

 

先程ぶっ飛ばされたイ級が起き上がる。

まだ死んでいなかったのだ。

右目は飛び出し頭も抉れてはいるがまだ闘争心はあるらしい。

 

ヘヴィボーイ「まだ生きてんのか。タフだなぁこりゃ。」

 

「ここで〜、一曲やっちゃおうかな?キャハッ☆」

 

フェンスの上にはやはりというか、みんな大好き那珂ちゃんが仁王立ちしている。

一曲と言うがマイクらしきものは無い。

 

町田「おぉ!!!那珂ちゃんも来てくれたんか!!!!ほんまに有難いわ!!!!」

 

霧島「那珂ちゃん??」

 

天龍「え!!?!那珂ちゃん!?マジで那珂ちゃんなんか!!!??!」

 

龍田「サイン貰わないとね〜天龍ちゃん。」

 

天龍が強く那珂ちゃんに反応する。

どうやら町田曰く大ファンなんだとか。

 

ヘヴィボーイ「!!!ボス!!マジすか!?おいお前らぁぁぁぁ!!!今すぐ耳閉じろぉぉぉぉぉぉ!!!!」

 

ヘヴィボーイはゴロツキどもを含む町田一行に耳を塞ぐことを促す。

町田たちは不思議ながらも耳を両手で塞ぐ。

すると次の瞬間…

 

那珂「イエエエエエエェェェェェェェェェェッッッッッーーイイイイイッッッッッーーー!!!!!!!!」

 

とてつもない声を張り上げる。

那珂は盛り上がっているのか、その勢いは周りの魑魅魍魎たちの鼓膜及び脳を潰していく。

そしてその声量は工場すらも揺らす。

 

町田「なっ!!!なんじゃこりゃぁぁぁぁっっー!!!!塞いでても響きよるぞ!!!」ビリビリ

 

金剛「ガッッッ!!!めちゃくちゃ響くねーーー!!!」ビリビリ

 

霧島「これはマイクチェックはいらないわね……………!!!!!!」ビリビリ

 

天龍「那珂ちゃんの声……たまんねぇなぁ………。」バタリ

 

龍田「天龍ちゃーーーん!!!!」

 

次々と倒されていく魑魅魍魎であった。

この調子なれば全滅できる。そう誰しもが思っていた時になんとどこからとも無くこれまたバカでかい声量が響き那珂の声を相殺する。

 

那珂「あぁっー、喉痛…。久々に大声出したわ。」

 

那珂「んでもって、今ので場所わかったぞ…。」

 

那珂がどこかに行こうとする、

 

町田「な………那珂……ちゃん!!!どこ行くんや………!!?!」ビリビリ

 

那珂「ごめんね!慎ちゃん!❤ちょっとばかしドロンするね!☆」

 

と言うと那珂はジャンプし柵とタンクなどを蹴り跳び、工場の上へと降り立った。

 

町田「ど…どこ行ったんや那珂ちゃん…。」

 

ヘヴィボーイ「俺も気になるな…。」

 

大淀ちゃん「く…………て………提督!!!!聞こえますか!?今の那珂ちゃんの声で工場の電波が少しブレて中がわかりました!!!!」(まぁ通信機も壊れそうだったけど…。)

 

大淀「工場の2階の奥!!!!レギュラー室にバケモノを生み出す装置があります!!!!!それを破壊してください!!!!」

 

町田「破壊て…!!よっしゃ!!!正面玄関突破やな………!!!任せろ!!!」

 

走ろうとする町田の腕を掴み抱きかかえるヘヴィボーイ。何をするんだと疑問を抱く町田に対しヘヴィボーイは

 

ヘヴィボーイ「こっちの方が直接行けるぜ!!!!!!」

 

と町田をブンブンとぶん回し、工場の2階までほおり投げたのである。

ジャイアントスイング!!!!!!

町田は大砲と如く空を舞う。

 

ヘヴィボーイ「頼むぞ!慎太郎ー!!!」

 

町田「うぶべべべべべべっっっっ!!!!!」

 

[newpage]

 

工場の屋上。

那珂は自慢の脚力でそこまで登り詰める。

そこにはもう1人の影が存在していた。

 

那珂「……………やっぱりお前か……。私の声を相殺出来んのはそうそう居ねぇ…。」

 

那珂「なんだっけ………?確か…………」

軽巡棲鬼「軽巡棲鬼。瓜二つなのに頭悪いね〜☆かわいそ!♪♪̆̈」

 

那珂「あっそう。頭悪いやつと瓜二つなんてかわいそ〜だね〜☆てかお前足あったっけ?」

 

軽巡棲鬼「ドクターがつけてくれたのよ。やっぱり生足魅惑じゃん?」

 

那珂「にしては汚ねぇ生足だなぁおい。ホントマジで魅惑だわ〜♡」

 

那珂は口を押えながら軽巡棲鬼と名乗る深海棲艦を嘲笑う。どうやら会話の内容的に2人は以前会ったことがあるのであろう。

 

軽巡棲鬼「言うね〜。あの時はしっぽ巻いて逃げたくせに。」

 

那珂「あん時はファンが居たからね〜。巻き込まないようにするのに必死だったわ。でも…」

 

那珂「今はサシのやり合いできるぜ。」

 

すかさずに構えをとる那珂。

目には殺意がやどる。

 

軽巡棲鬼「別にやっても良いけどさ〜。死ぬことはないにしろ、タダじゃ済まないってことは分かってるのよね〜☆」

 

軽巡棲鬼「それに今はその時じゃ無い。」

 

徐々に体が小さな無数のルービックキューブのようになる軽巡棲鬼。

足から上にかけて消えていく。

 

軽巡棲鬼「さらば、軽巡洋艦那珂。」

 

それを言うと完全に消えてしまった軽巡棲鬼。

それを見てため息をつき、腰に手を当てる那珂。

 

那珂「チッ、ド腐れが。」

 

 

[newpage]

 

ドンガラガッシャーン!!!!!!!!

町田は窓から突っ込み工場内に侵入出来た。

頭にはガラスがささり血が流れる。

 

町田「痛ってぇ………………。ヘヴィボーイのやろう……………。でもまぁ入れたからいいか…。」

 

町田「ん………?あの装置から出てきとるんか!!!!」

 

目の前には無数のバケモノを生み出す装置があった。しかし、それを守るかのように人間サイズのイ級ヘッドが数体居た。

 

イ級ヘッド「なんだてめぇぇ!!!どっから入りやがったァァァ!!!!」

 

イ級ヘッド「殺せええぇぇぇ!!!!」

 

町田「喋れるんか!知能があるんか………。」

 

町田「邪魔じゃクソボケぇぇっっ!!!」

 

一瞬で殴り蹴飛ばしイ級ヘッドを一掃。

そしてその勢いでかかと落としを装置に食らわせる。

 

ドオオオォォォッッッンンンン!!!!

ウィーーーー…………プスプスプス………

 

装置は爆発し、煙が上がり機能停止した。

 

町田「良し!!これであとは下におるヤツらだけやの!!!!」

 

町田は部屋を後にし吹雪たちを探しに走ったのであった。

 

町田「しっかし大手工場だけあるな…。アホみたいに広い…。」

 

町田「しらみ潰しに部屋探す訳にもいかんし………。大淀ちゃんとも連絡は…………無理か…。」

 

町田は走り回りながら破壊されている箇所や戦いがあった場所を探していた。

こんな深海棲艦の巣窟なのだ。恐らく吹雪たちは戦っているはず。なのであれば自ずとボロボロの場所は出てくるはずだと。

すると扉がかなり厳重に閉じられている部屋を見つけた。カードキーが必要らしいがそんな悠長な事は言ってられない。そのまま力を込め、呼吸を整えドアを殴り壊す。

 

町田「ほんまに少しづつやけども、深海棲艦の力出せるようになってきたの…。」

 

中に入るとなんと1人の少女が鎖でグルグルに巻かれ空中に捕縛されていた。

四方からなる鎖で繋がっている。

十中八九、艦娘であろう。

 

町田「なっ!!!!大丈夫か!!!!!!」

 

すかさずに鎖を手刀で壊していく町田。

落ちてきたその少女をお姫様抱っこの形で受け止める。

町田「大丈夫か!!!てかなんなねんやこのマスク!!!」

 

少女の頭にはマスクが装着してあった。

殴って壊す訳にもいかず、困っていたがあることに気づく。鍵穴があったのだ。もしやと思いズボンのポケットに手を入れる。

 

町田「もしかして…………これか!?!」

 

鍵を思い切って刺し、回す。

ガチャリ

そのまま綺麗に引っかかることなくすんなりと開いた。

 

町田「この鍵やったんか!!大丈夫か!?」

 

マスクを取ってやると綺麗な顔立ちの少女が目を閉じていた。

頭には耳のような髪の毛が。

すると町田の声に反応したのか少しづつ目を開ける。その目は紅色であり、まるでルビーのようであった。

 

 

 

 

 

 

 

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