艦これevolution   作:銀ノ森 睾

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第3話「来てくれあばら家鎮守府道」

 

町田提督と吹雪、そして新入りの毒吐き娘・電と共に集落から少し離れた下町に来ていた。

理由はもちろんの事、スカウトである。

 

電「はぁ〜、めんどくせぇ。最初の仕事がスカウト

、しかも野良艦かよ…。居たとしてもどうせロクに使いもんにならんような連中しかいないのです。」

 

町田「まぁそう言わんと。こっちかて切羽詰まっとるんやから。まぁ本来ならば大本営がしっかりしなあかんのやけどもよ。俺らのことも、野良艦のことも。」

 

吹雪「どうするつもりなんすか?オンボロの地下とか、狭い路地とかにゃ居そうですけども…。手分けして探しますか?」

 

町田「そうやなぁ。それがいいんか知れんけども、この辺の事詳しないからどこで集合したらええんかもわからんし…。ん?なんやこのええ匂い。」

 

ふと気づくと3人の前にラーメン屋がポツンと存在していた。

ほのかな醤油の香りが3人の食欲をそそる。

吹雪と電がいたずらににやけ顔になり町田の顔を見る。

 

町田「ハハッw腹も減るわな。ろくなもん食うてへんしwまだ財布の中はあるからなんか食いに行こか。」

 

吹雪・電「よっっしゃぁぁ!!!それでこそ大将ですわ!!!!!久々の飯だぁぁ!!!」

 

町田「おいおい!走んなよ!危ないぞ!」

 

町田「ラーメンいすず…か。まさかな。」

 

 

 

 

ガラガラとラーメン屋の扉を開くと先程外から香る醤油の匂いと共に味噌やチャーシューの匂いが漂う。外とは比べ物にならないほど食欲をそそらせる。中はそこまで広くなく、しかし狭くもなく。

ざっと10人程度は入れるスペースがある。

だが中には客の一人もおらず、貸切状態であった。

3人が入るや否や

 

看板娘「ん?らっしゃーーい!!!!何名様でしょうかー?!」

と元気よく可愛らしい女の子が声を上げる。聞いていてとても気持ちの良いものだ。

 

町田「3人で頼んますー。て…君もしかして、軽巡五十鈴?」

 

五十鈴「あぇ!?もしかして軍艦系の人!?てかよく見たらお連れ様も艦娘じゃん!」

 

町田「やっぱりそうやんな!!!すごい立派に働いてはるんですなぁ。」

 

五十鈴は驚きながらも3人を座席へ案内した。

オーダーは吹雪が醤油ラーメン、電が激辛味噌豚骨ラーメン、町田がチャンポンであった。

五十鈴がラーメンの準備をしている背中姿を見ながら町田は話しかけた。

 

町田「五十鈴さんはいつからここで働いとるんですか?」

 

五十鈴「そうねぇー、いつからだっけか…。例の激戦の後だから…ざっと4年前?くらいかなー。」

 

町田「そうですか!お店も綺麗ですし、看板娘は美人さんで繁盛してるでしょう!」

 

電「下心丸出しなのですこのすけべ野郎は。」

と頬杖をつきながら呟く電の頭を小突く吹雪。

それに対しおがる電を無視しつつ吹雪は話を続けた。

 

吹雪「1人で切り盛りしてんすか?」

 

五十鈴「うんんー。旦那と。今は旦那は買い出しに行ってくれてるよ。あ、旦那っていっても一般人で軍関係の人じゃないからね!」

 

町田「旦那さんいはるんか…。ほなあかんの。」

 

吹雪「口説こうとしたんすか?」ニヤニヤ

 

町田「ちゃうわい。スカウトやスカウト!結婚してはるんやったらあかんやろ!」

 

電「どーだか。男は乳のでかい女をみたらみんなケダモノなのです。」

 

3人ダッヒャッヒャッヒャッ!!!!

 

しばらくしてラーメンがそれぞれに出来上がり、食べることに。

どれもこれも舌が唸るほど美味く、絶品であった。

それに対し喜ぶ五十鈴が気分が良くなったのなか町田に話しかけた。

 

五十鈴「さっきの話だけどスカウトって鎮守府に正式に来ないの?」

 

町田「いや、檻巌鎮守府に務めてまして色々と融通が効かんのですわ。」ズルズル

 

電「なので野良艦どもを探してるのです。まぁ艦娘と言えど、結婚してる女誘う訳にもいかんし。」ズルズル

 

吹雪「八方塞がりですわ。なんかええのおりません?」ズルズル

 

少し口をつむった五十鈴であったが徐に口を開き

 

五十鈴「居るには居るわ。少々喧嘩絡みになるだろうけども。」

 

町田「!?というと!?」

 

五十鈴「拳闘大会みたいなもんがあってね。といったも小さい民衆が勝手にやってるものだけど。それを仕切ってるのが艦娘よ。」

 

吹雪「艦娘が?血気盛んな奴っすね。」

 

五十鈴「そうね。そいつらがここの店を独り占めしてる事もあって、お客が最近来ないのよ。てか許可無しに来れない。」

 

町田「マジすか…。え?俺ら大丈夫なんすか?」

 

五十鈴「この時間なら…」

ガラガラっ!!!!

 

店に入ってきたのはゴロツキの男2人とヤンキー風の女であった。

 

ゴロツキa「おうおう!俺らの許可無しに何食うとるんじゃおどれら。」

 

ゴロツキb「ボスの許可無しに何客入れてんだ五十鈴ちゃんよぉ。」

 

ズルズルズルズル

 

ゴロツキ女「ウチら飯食うから出ていってくんない〜?てか追い出すけども。」

 

ズルズルズルズル

 

五十鈴「なっ!まだこの時間は来ないはずじゃ…!」

 

ズルズルズルズル

 

ゴロツキa「試合が終わったんじゃ。相手が弱いこと弱いこと…。てかおどれら何時まで食うとるんじゃ!!!!はよ出ていけやボケゴラァァァっっー!!!!」

 

ゴロツキがいっぺんに町田一行に殴りかかってきた。それに対し3人は…。

 

町田・電・吹雪「「「じゃかしいのまだ飯食うとるやろうが。」」」

 

ドガッッ!!!!

バギィィ!!!!!

ゴキャォァ!!!!!

 

町田が右ストレート、吹雪が左浴びせ蹴り、電が側転かかと落としでそれぞれを吹っ飛ばした!!!!!!!

 

たまらず3人のゴロツキ共は気絶し泡を吹いている。

五十鈴はそれに驚きを隠せない。

町田は服装を正した上で五十鈴に代金を払い、

 

町田「よし!!!!決めた!そのボスとかいうやつをスカウトしようぜ!!!!!」

 

 

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