艦これevolution   作:銀ノ森 睾

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第31話「海賊ダークサンダース」

カジノスタッフ足柄「さて、お嬢さんどうされますかな?」

 

川内「…………………………赤の25番。」

 

ガラガラガラガラ!!

 

ルーレットが周りその上で玉が転がる。

観衆とギャンブラーが固唾を飲み、玉が止まる位置を待つ。

 

ガラガラ………ストッ

 

川内「フフフッ。」

 

カジノスタッフ足柄「………………ご命中。」

 

おおおおおおぉぉぉっっー!!!

 

歓声が湧き上がる。

川内の予想通り玉は赤の25番に止まった。

これで13連勝ハズレ無しである。

 

チンピラ「すげぇな嬢ちゃん。本当は見えてんじゃねぇか?!」

 

川内「肉眼は見えてないけど、確かに心眼で見えてるね。」

 

ゆっくりと目を開く川内であるが、やはり目は濁った色をしている。

 

川内は金を受け取り席を外し、次の場所へと向かう。途中チンピラどもに止められるも「これ以上やったら出来ん食らっちゃう」と言い残した。

 

 

カジノスタッフ足柄「………まさか私がルーレットで負けるとはね…。やっぱり艦娘は全員出禁にしようかしら。」

 

そう、今まさに町田たちはチンピラと海賊が屯するカジノに来ていた。老若男女、それ以外も様々である。

神通に案内されるがままついて行くと、治安は悪いが綺麗なカジノであった。

スタッフも上品である。

そこで川内はあまり深入りしない程度で様々なギャンブルでお金と点数を稼いでいた。

点数が高いと船が出るのだ。

 

ガヤガヤ ワイワイ

イイゾォーー!!!ヤレー!!!

ウオオオォォォオオオオー!!

 

あちこちで騒音と叫び声が聞こえる。

やはりカジノにしては下品である。

スタッフに注意され静かになるもすぐにまた煩くなる。まるで学校のようだ。

 

吹雪「凄いな〜みんな。私は熱くなっちゃうタイプだから出来ないんよね〜。」チラッ

 

電「…………なんでこっち見んのです…。」

 

吹雪「同じ口かなと思ってよ。」

 

神通「姉者だからな。当然よぉ。」グビグビ

 

吹雪に奢られ新しく酒を飲む神通。

艦娘の内臓は当然人間よりも強いのだ。

 

吹雪「神通先輩はてんでダメなんすか?」

 

神通「ダメだ。丁半賭博で全部摩った。」グビグビ

 

電「バッカでぇ……。ん、雪風の野郎も大当たり出してるのです。」

 

少し離れたところにあるスロットの前に座る雪風。

近くには銀玉のボックスがいくつか積まれていた。

しかし雪風の顔はあまり宜しくない。

 

雪風「んん〜?おかしいです…。」

 

カジノスタッフ「どうされましたお客様?先程から少し調子が落ちてきておりますね。」

 

そういうスタッフは何故か額に汗が滲んでいる。

 

雪風「ん〜、雪風目押しで押してるんですけど…。」

 

観衆「目押し!?マジかよ!!!」

 

雪風「なんか…ある一定から…コンマ何秒かラグがあります。」

 

スタッフ「そんなん訳はございません。ツキと言うものは長続きしない物ですよ。」(なんでこのガキわかるんだ…。たしかに0.3秒ラグが生じるように設定してある…。いつ気づいた…。)ダラダラ

 

観衆「やっぱりおかしいと思ってたんだ!!」

 

観衆「どういう事だごるぁぁぁっ!!!説明しろやぁぁぁぁぁ!!!!」

 

胸ぐらを掴まれる事などはないが、周りの観衆に詰められるスタッフ。

 

雪風「つまんないです!辞めます!これお金に変えてきます!!」

 

ドル箱を持って換金所に行く雪風であった。

それに合わせ吹雪たちは雪風を迎えに行き、場所を移動する。

 

[newpage]

 

カジノスタッフ那智「さぁさ!!!お座りになりやしてぇ!!!!」

 

大淀「まさか車椅子でも参加していいとは…。優しいんだかなんなんだか。」

 

おっさん「たりめーよ嬢ちゃん。見てみ?俺なんざ右足ねぇから代わりにバットつけてんだぜ?」

 

おばはん「このカジノはなんでもありよ。ささ、やりましょか。」

 

カジノスタッフ那智「はぁぁぁ〜〜!!!」

 

湯のみに入れたサイコロを振る那智。

丁半賭博である。

ここは先程の場所とは違い、厳かで静かな空気である。

大淀は静かに目を閉じ神経を集中させる。

 

ドオオオオン!!!!

 

カジノスタッフ那智「さぁさ!!!丁か半か!!!!」

 

ギャンブラー「丁!!!」

 

ギャンブラー「半!!!」

 

ギャンブラー「丁!!!」

 

ギャンブラー「丁!!!」

 

丁が8割、半が2割である。

 

カジノスタッフ那智「……………お嬢ちゃんは?」

 

大淀「……………………。」

 

大淀「半!!!!!!!!!!!」

 

那智が真剣な眼差しで湯のみを持ち上げる。

結果は………………………

 

 

半!!!!!!!

 

っだぁ〜……………

ヨシっっっ!!!

 

ワイワイ、ガヤガヤ

 

大淀(耳は良いんです…wサイコロが湯のみに振られる音で大体わかります…。しかしこの距離だとやっぱりキツいものがありますね。)フフフッ

 

那智(やるなぁあの車椅子…。)

 

おおおおおお!!!!

 

また違うところで様々な歓声が湧き上がる。

檻巌鎮守府の艦娘たちが活躍しているのだ。

 

吹雪「みんな流石っすね。ところで…。」

 

電「なんでお前フルチンなのです?」

 

町田「いやぁ、何を隠そう身ぐるみ剥がされてな。」

 

吹雪「もうお前なんもするな。」

 

町田「う〜ん…どうやら俺は勝負事はあかんらしいな…ん?あれとかはどうやろか!!!ちょい行ってくる!!!」

 

吹雪「相撲………。確かにあれだったら司令官でも誰でも出来そうっすね。私らもするか。」

 

電「お前も来るのです。」

 

神通「えっ!あっ、ちょっ!!!」

 

神通を引き連れて相撲場所へ移動する。

町田は何も賭けるものが無かったが神通のダンビラを出すと言う。

勝手なこと言ってんじゃねぇやと言う神通を抑え、町田たちは相撲で金を稼ぐのであった。

 

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金剛「みんな頑張ってるデース。」

 

天龍「俺らの分もどうやら稼いでくるって言ってくれてるが…なんか申し訳ねぇな…。」

 

天龍たち4人はタバコを吸いにカジノから少し離れたコンテナゾーンに来ていた。

 

北上「そうだね〜…。にしても赤城さん凄いね!インベーダーゲームめちゃくちゃ上手いじゃん。」

 

加賀「家でずっとゲームしてましたからね…。ん!アレは!!」

 

加賀が指を指す方を見るとスタイルの良い女の子がチンピラ5人に絡まれていた。

女の子は3人居るが徐々に壁に追い込まれていく。

 

天龍「アイツら…!!乱暴はご法度ってのによ…!!殺るか!?」

 

北上「人間相手にどれだけ手加減出来るか分かんないけど…やっちゃいましょうかね!」

 

4人が女の子たちの元に駆けつけようとした瞬間。

 

女の子「はぁ……男なんざみんなバカばっかり…。」

 

チンピラ「気が強い女はいいねぇ〜!!!ゾクゾクしやがる!!」

 

チンピラ「楽しもうやぁぁ!!!」

 

ズバッッッッ!!!!!!

 

セミショートの女の子の手によってチンピラの1人が縦一文字に切り裂かれる。

臓物と血が飛び散るも女の子の表情は一切変わらない。

 

チンピラ「なっ!!!!!」

 

チンピラ「何しゃがんだてめぇぇぇ!!!!」

 

チンピラたちは光り物を懐から出し、女の子3人目掛けて襲いかかる。

しかし瞬時に切り裂かれ、あっという間にチンピラたちは細切れにされた。

 

天龍「なっ………!!!何もんだアイツら…!!!」

 

北上「手刀…?!そんなもんで切れんの!?」

 

金剛「いや……指先で切ってマシタ…。見事な…。」

 

加賀「まるで南斗水鳥拳ね…。」

(※北斗の拳のレイを参照ください。)

 

バラバラにされた肉を踏みつけながら女の子たちは天龍の方を見る。

 

天龍「おい…!アイツらこっち見てんぞ!!」

 

女の子「助けなんか要りませんよ。」

 

女の子「ワシらにとっちゃ赤子の手をひねるようなもんじゃからのぅ。」

 

女の子「これは珍しい。こんなところに艦娘が居るとは…。」

 

3人はチンピラから金目の物を盗ると、また会うことになるでしょう。と言い残しコンテナなどを身軽に飛び越え何処かへと消えていった。

 

北上「おっそろしいね〜………。敵じゃなくて良かったよ…。」

 

加賀「にしてもまた会うことになるとはどういう事でしょうか…。」

 

天龍「別にいいだろそんな事…それよりこのバラバラ死体どうすんだよ…。」

 

金剛「それこそどうでも良いデース。私たちは私たち出やる事がありマース。」

北上「そだね。戻ろっか、カジノに。」

 

天龍「けっ…タバコが不味くなるぜ…。」

 

4人はその場を後にした。

 

[newpage]

 

カジノスタッフ「船が来たぞおおぉぉぉ!!!」

 

数人のスタッフが叫び、他のスタッフはアタフタと忙しなく仕事をしていた。

カジノスタッフ羽黒「これにてゲームは終了です。点数が高い人は上にある電子ボードをご覧下さいね。」

 

ゾロゾロとチンピラや船乗りが集まる。

狙いはもちろん船であるが町田が聞いた話によると海賊船に乗って宝探しをするのが1番の目的らしい。

ちなみに町田たちは相撲で点数を稼いでいた。

もはやカジノでは無い。

すると電子ボードに名前がずらっと並び出す。

周りの歓声や怒号でとても喧しい。

 

町田「よし…何やかんやで皆の名前は載っとるの…。」

 

観衆「船長だ!!!船長が来たぞ!!!!」

 

すると皆が一斉に外に出る。

向こうからバカでかい海賊船がこちらへと進んでいた。その後ろにはこれまたデカい船が数隻確認できる。

海賊のマークは髑髏の空洞の目から魚雷が書かれている。

しばらくして海賊船は港に着き、ゾロゾロと海賊が出てくる。

 

海賊したっぱ「お前らァァァ!!宝が欲しいかァァァ!!!」

 

ウオオオォォォオオオオー!!!!!

 

歓声が湧き上がる。

こんな時代だからこそ出来ることなのであろうか。

宝探しなんてそうそうできることでは無い。

ロマンである。

面白いのが老若男女関係なしにそれを求めている事であるが。

 

天龍「ん…………!!!おっ!!!アレ!!!」

 

天龍が叫び指を指す方には先程のスタイル抜群の女の子3人がいつの間にか船に乗っていた。

 

浜風「海賊ダークサンダース三人衆の1人!!!浜風!!!」

 

潮「同じく潮!!!!」

 

夕雲「同じく夕雲!!!!」

 

「「そしてそしてぇ…………!!!!これこそが我らが船長おおおぉぉぉぉぉっっっーー!!!」」

 

木曽「キャプテン木曽様だぁぁぁぁぁっっっっーーーー!!!!!!!」

 

ウオオオォォォオオオオー!!

ワァァァァァッッッーーー!!!

 

町田「先生が言うてた通り………艦娘が船長なんか……!!!!!」

雪風「あぁ!!!!妹!!妹です!!!!!」

 

北上「おいおぃ……………妹じゃん……。」ハァ…

 

1人頭を抱える北上であった。

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