男の部が終わったので観衆がぞろぞろと女の部へと移動していた。
吹雪たちは周りの話が耳に入り、どうやら提督が勝ったことがわかった。
電「あのポンコツ、勝ったのですね。まあ当然なのです。」タバコフカシー
吹雪「あ〜ん?信用してたんだ?信頼か?」
電「んなわけねぇのです。勝たなきゃ生活出来ねぇでしょうがよ。」
吹雪「それもそうか。ていうかお前次出るんだろ?肺大丈夫かよ。」
電「吸わなきゃやってらんねぇのです。」
電「それに電はヤニなんかにゃ負けねぇのです。あの野分ってやつのクビ手土産に持って帰るから見とけなのです。」
吹雪「頼もしいぜ。でも気付けろよ。あの睦月が負けたんだ。」
電「おうなのです。んじゃ、行ってくる。」
そういうと電は残り少ないからやるという理由でタバコを吹雪にほおり投げた。
ブランドはフィリップモリス。1mmである。
吹雪はタバコを吹かしながら観客席へと向かった。
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アナウンス「次の試合ぃぃぃい!!!連続での野分ええええぇぇぇ!!!!そしてそして!気になる挑戦者はぁぁぁぁ!!!!!駆逐艦電だぁぁぁぁ!!!!」
観衆「うぉぉおおおおオオオオオオオォォォ!!!!!!!!!」
ワーワー!!!ワーワー!!!
野分「先程の勝負を見ていても挑みますか。危険しても良かったのに。今しても遅くないのでお考えになりましたら?」
電「うるせぇよタラズが。ビビってんじゃねぇや。」
カーーーーーーン!!!!!!ゴングが鳴ったぁぁぁ!!
電「……………………タイム!」
電が大きな声で叫び手を挙げた。
野分「ふふっ、やはり辞めときますか?」
電「お前回復してねぇのです。おおおおい!!!!コイツに回復薬でもやってくれやぁぁ!!聞こえてんだろぉぉぉ!!」
野分「…………………なに?」
電「あのアホ面との怪我が残ってる。多少は攻撃受けたんだろうよ。前の傷がある状態で買っても意味なんざねぇのです。」
野分「侮辱しているのでしょうか?心外ですね。この程度ならば大丈夫です。始めましょう。」
電「耳にクソ詰まりまくって会話出来てねぇのです。嫌だって言ってるのです。おい!!!猿山の大将さんよぉ!!!聞いてんのか!!」
ボスが見てるであろう上の席に向かって叫ぶ電。
ゴロツキ「ど、どうします?ボス。」
??「う〜ん………いいよ、あげちゃって☆まだあるでしょ?修復剤ドリンク。」
ゴロツキ「ありますぜ。了解です。」
間もなくして上からドリンクがほうりなげられた。
それを器用にキャッチする野分。
野分「フェアな方なんですね。しかしボスに恥かかした事の罪は重たいですよ。」
電「恥はそのプライドなんじゃねぇ〜のです?」ケッ
野分はドリンクを飲み干しゴミを遠くの観客席に投げ込んだ。
するとどうだ野分の傷口が徐々に塞がっていってるでは無いか。
野分「では改めて始めましょうか。」
電「こい。」クイクイッ
野分「!!!」バッッッ
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野分の貫手が空を斬りつつ電の顔を狙う。
間一髪で避けた電はクロスカウンターで野分の顔を狙う。
しかし、電は野分の右足が顔の近くまで来ていることに気づきすぐさま野分から離れたがそのせいで派手に吹っ飛んだのである。
電「痛っ…………つぅ〜………皮一枚で助かったのです…。」
野分「騒いでた割には弱いのね。私の拳の前ではやっぱりどんな相手も無力よ。」
電「お前の言う拳ってのは、もしかして相手の皮一枚斬るのが精一杯の情けない拳の事をいうのです?」
野分「戯言を…。」
今度は電が地面を蹴り野分に向かう。
野分は構えつつ電の動向を探る。
電「電ナックル!!!」
野分「そんなブンブンパンチ…………はっ!!!」
電「…………」ニィ……!!!
野分「ぶわっ!!!」
電はパンチした訳では無い。それに見せ掛け右手で握っていた砂を野分の顔にぶちまけたのだ。
それに野分はたまらず目を瞑ってしまい電の後ろ回し蹴りを側頭部に受けた!!!しかし防がれたのだ!!!
電「クソっ!!!!読まれたのです!!!」
野分「こんな卑怯なマネをするとは……。失望しましたよ。」
電「バカタレ。公式な試合じゃないのです。どんな技使おうと勝ちゃ良いのですよ。それにその自慢の拳法は素人の砂かけすら見抜けないのです?」
野分「先程からその物言い…。わざと煽ってるのかしら?それともただ口悪いだけでしょうか?何にせよ……確かにそんな砂かけ如き避けなければ話になりませんよね…。」フフフッ
電(なんだか嫌な予感がするのです…。あいつの幻壊蛇喰拳は近づかなければ対策はある…。しかし…。なんなのです…あの異様な感じは…!!)
野分はだらんと体を前に垂らしたと思ったら深呼吸を始めた。そして3度目の呼吸を吐き終えると…野分の姿が消えたのだ!!!
電「!!!!!消えやがった!!!!!」
バギィィ!!
突然どうだ、電の横腹に野分の攻撃が当たったのであろう。電はまともに受けてしまい吐血した。
電「!!!!ガッッ…………!!!!」(ど、どこから…!!!)
すぐさま体制を整える電!!
しかし次から次へと殴られ蹴られる電。
野分「ふふふ…焦ってますね…。焦ると益々翻弄されますよ…。」
電(クソ野郎が……!!!……にしてもなんでこんなみみっちい攻撃しかしねぇんだ…。あいつの性格考えたらすぐに止めさすのが順当…!!まさか…!!!)
電は靴を一瞬で脱ぎ捨てたと思ったらそれを蹴りあげ手に装着した。
野分「何を訳の分からない事を…頭を殴りすぎたかしら?」
電「喧嘩殺法活剣術!霧切雷(きりきりらい)!!!!!」
電は超回転しつむじ風を起こした!!!!
吹雪「あんな事出来んのかアイツ!!!」
観衆「な!!なんだあれはぁぁぁ!!!!」
観衆「竜巻!!竜巻が起こっとるぞぉぉぉ!!!」
野分「なんとっ!!!!!」
電「見えたァァァァ!!!!そこじゃぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!!!」
電はその回転の勢いのまま空を殴る!!!!!
すると野分が吹き飛んだのだ!!!!
野分「ガハッッッッ!!!!!!」
電「お前は姿を消したんじゃねぇ!!高速で移動してるなのです!!!!!」
電「回転にビビって一瞬だけ動きが止まった!!!油断したのです!!!!」
野分「なるほど………!ただの馬鹿ではなさそうですね…。」
電「それにもう1つ。その高速移動!!!重たい攻撃は出来ない!!!そうだろうが!!!!」
野分「……………素晴らしい分析です。」
電「チマチマ殴りやがって…。やり返しなのですっ!!!!」
電が猛スピードで突っ込む。
そのまま右腕を振り下ろす。
野分「そんな攻撃私の前には通用しないといったでしょう!!!!!!蛇来貫(じゃらいかん)!!!!!」
ドギャァァァァァッッッンンン!!!
ボタボタボタ………
鮮血が流れ落ちる。
しかし拳がやられたのは野分のほうであった!!
野分「!!!!!その靴……!!!!」
電の靴のつま先には三日月状の刃物が飛び出ていた。それをまともに受けた野分の貫手はもう使えない。
電「へっ、安全靴ならぬ危険靴なのです……!!」
野分「卑怯な……!!!」
吹雪「わたしもアレには手こずったな…。」
電「しかしまぁ………こっちも使いもんにならなんのです…。」
電の右腕は衝撃で骨が折れだらんと重力に流れるまま垂れ下がった。
野分「戦ったことの無いタイプなので勉強になりますよ、電。こっちのペースが崩されます。」
野分「まさかこの技を使う事になるとは…。」
電「まだなんかあんのです…?」ヤレヤレ
野分「幻壊蛇喰拳奥義…暗智蛇真亜(あんちじゃまー)!!!」
電「んぁ………この動き………」
吹雪「ダメだァァ!!!見るな電ぁぁぁ!!!!」
電「な………野分のやろうがいっぱい……!!分身か……?いや、まわりの景色も揺れてやがる……!うわっ!!」
電はたまらずコケてしまった。
あれはまさしく芯楼空裂拳!!!
野分の使う幻壊蛇喰拳の本日は相手の真似をしそれを上回る事にあった!!!
野分「あなたには今私が何人に見えますか…?いっぱいいるでしょう…?」
電「睦月の技か……!ウガッ!!!」
蜃気楼に惑わされている電はまたもや野分に殴られ蹴られる。
避けようにも本体がどこにあるか分からない上、足元もおぼつかない。ただサンドバッグになるしかなかった。
野分「地面もクルクル回ってるでしょう。それにその腕じゃ先程の竜巻も起こせない…。」
電「うぶっ!!!!」
電「ガハッッッッ!!!!!!」
電「ぶっっっっ!!」
野分「楽しかったですよ、駆逐艦電。卑怯な技もまた勉強になりましたよ!!!!!!トドメです!!!!死ねぇっっ!!!」
電「ウガァァァァァァァッッッッ!!!!」
ドッッッッゴォォォオオオオ!!!!
電が地面を思いっきり殴り砂煙を起こした。
会場は少し揺れ、地面はクラックが入っている。
野分「なんて馬鹿力…。しかし、あなたの位置は分かっています!!!!」
ズボアッッッ!!!!
野分の腕が電の腹を突き刺す。
野分「フッ………。」
電「ゴボッッッ」
口から吐血する電。
誰もが野分の勝利を確信した。
だが電はそれを待っていたかのように血走った目で野分見て笑う。
野分「…………………!!!!頑丈な…!!!」
野分「あなた………!!!!!」
野分は喉元を蹴り挙げられ、喉元から大量に血を流しながら空中に飛ばされた。
それもそのはず、手に嵌めていた靴を先程の砂煙が待った瞬間に足に装着したのである!
電「靴ってのは……………本来はいて使うもんなのです…………。知らなかったのですか?」ハァハァ…
電「ひっさびさにガチ喧嘩したのです…………!!!なのです!!!!!!!!」
野分vs電
電の勝利である!!!!