町田サイド
町田は医療室からヘヴィボーイと共に出てきた。
回復がとんでもなく早いのである。
町田「なぁヘヴィボーイ、さっき言うてたけども混じりもんてなんの事や?」
ヘヴィボーイ「おめぇの事だよ慎太郎。自覚ねぇのか?」
町田「?全くや。どゆこと?」
ヘヴィボーイ「あん時お前は両目が青白く光った。深海の細胞が入ってる証拠だ。どこで入れた?」
町田「んなアホな。そんな事しらんど?お前はなんで血飲んだんや?」
ヘヴィボーイ「俺は飲まされたんだ。アイツらによ…。」
町田「深海棲艦か?」
ヘヴィボーイ「おう……。ちょいと聞いてくれ。」
ヘヴィボーイは重たい顔をしながら自分に合った出来事を話し始めた。
ヘヴィボーイ「俺はアイツらに捕まってたんだ。ガタイがいいから仲間にして奴隷を作りたかったんだろう。深海細胞が入ってる奴は3種類。ひとつは自ら飲んだもの、2つは飲まされたもの。3つは何かしらの事故で体にはいったもの。」
町田「…………大本営からひとっつも聞いたことない話や…。」
ヘヴィボーイ「政府は汚ぇからな。臭いもんには蓋するもんよ。」
町田「にしてもよく生き延びれたの。」
ヘヴィボーイ「捕まってる俺を助けてくれたのがボスだ。あの方は強ぇ。下手したらお前よりも強いかもしれんぞ。」
町田「ほぉ。そうか。ハハッ。ていうか深海細胞て体に入って大丈夫なんか!?今更やけども。」
ヘヴィボーイ「大抵は死ぬかなんの思考も持てない傀儡同然のブツが出来上がるか。だが稀に適合する奴がいる。何かしらの影響は体には出るがな。」
町田「それでそんなにデカなったと。」
ヘヴィボーイ「そうだ。お前は目に出てるな。まだコントロール出来てないが、超身体能力かそこらか。」
町田「貴重な話あんがとよ。お前結構ええ奴やの!」
ヘヴィボーイ「戦ったら仲間だろうが。」
2人ハッハッハッハッハ!!!!
海崎「んじゃあ、その仲間に俺も入れてくれるか?」
町田「海崎さん!大丈夫っすか!?」
海崎「あぁ!満身創痍だがな…。」
ヘヴィボーイ「無理するなよ。お前には深海細胞無いんだろうしよ。」
海崎「海の男だぜ!大丈夫だこんぐれぇ!!!ていうかお前喋り方変わってねぇか?」
ヘヴィボーイ「あの喋り方ちょっと疲れんだよな…。」
3人ハッハッハッハッハ!!!!
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電は緊急医療室へと運ばれた。
吹雪にはお前と決勝でドンパチ出来ずに残念だと伝え担架で運ばれたのだ。
しかしこれで自動的に吹雪の優勝は決まりである。
電「あぁ〜、痛ってぇ…………ボコスカ殴りやがってあんにゃろう……。」
電「体訛ってるのです………。いつもならあんな奴一瞬でけちょんけちょんに…………」
電は先程から隣のベッドのカーテンが気になっていた。目を細め容赦なく開けると
睦月「あっ……!バレちった!」
電「盗み聞き…嫌らしいやつなのです。」
睦月「ごめんごめん!電勝ったんだね!野分に!おめでとう!!!」
電「当然なのです。」ヘッ
電「その割には派手にやられてしまったのですが…。」
睦月「強いね…。電。やっぱり帰る場所があるから?」
電「んだそりゃ。別にんな事ねぇのです。電の実力なのです。ていうか。」
電「そんな陰気くせぇ顔してこっち見んななのです。気分悪くなるのです。向こう向いて寝てろ。」
睦月「なっ…………。でもそうだね。せっかく勝った人に対して失礼だよね…。睦月も帰る場所があったらなぁ…。」
電「うるせぇぞさっきから帰る場所だの居場所だの!!!なんなのです!そんなに資材持ち帰ってでも鎮守府に戻りたいのです?!捨てられたんだろうがお前よぉ!!」
顔に怒りを浮かべ電が睦月に詰め寄る。
修復剤の点滴が今にも外れそうになるほどであるが電はお構い無しに叫ぶ。
睦月「………………。でも」
電「じゃかあしいのです!!!お前鎮守府に仲間は!?姉妹は!?居たのです!?もしいたらその司令官を止めるのです!!」
睦月「………………。」
電「どんな反応だったよ!!!止めてくれたのか!?あぁ!?」
睦月「わ………………、笑っ………てた…にゃしい。」グスッ
電「それ見ろ!!粗方捨てられるのがお前で、自分は助かって良かったって魂胆なのです!!!誰もお前のこと心配してねぇじゃねぇか!!!!」
睦月「うぅ……………あぁう…」グスッ
電「メソメソすんな!!!なんでまたそんなとこに戻ろうとか抜かすのです!!!そんなクソみたいな場所から離れて良かったのです!!!」
睦月「うう…うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
??「うるさいですね…。一応ここは医療室なのだけど?静かにしてくれますか?」
向かいのカーテンが仕切っているベッドから声が聞こえる。
電の誰だお前の疑問に答えるよう次第にカーテンが捲られていく。
野分「わたしですよ。対戦相手の顔をもうお忘れで?ごめんなさいね、頭殴りすぎて。」
電「てめぇかよ……。てかお前も中々言うじゃねぇか。口悪ぃ…。」
野分「そうかしら?貴方も口が悪い…というか口臭いですよ。なんか…内蔵が悪い?て言った方があってるかしら?」
電「んだとテメェ!!!!痛つつ…」ズキン!!!
野分「まぁ落ち着いて。しかし睦月さん。あなたもあなたです。早いとこ次の場所を探しなさいな。」
野分「例えば…………」
そういうと野分は電の顔を見た。
電は野分を睨みつけるも、その目的のためにこの大会に参加したという理由もあるのだ。
電「お前………ウザイけど…見所は確かにあるのです…。」
睦月「ふぇ………?」
電「もし良かったらなのですが…………まぁ良くなくてもいいけど…ウチのゴミ屋敷に来るってのも手のひとつなのです。」
睦月「……………!!!い、……いい…の?」
電「………………………2度は言わんのです。まぁ考えとけや。」
そういうと電は反対の壁の方角に向きを変え、寝ると一言だけ伝えた。
睦月「…………………。」
野分「このチャンスを逃すのも掴むのもあなた次第ですよ。結構美味しい話ではないかと思いますが?」
野分「お好きになさいな。私も横になります。」
その瞬間であった。外から爆音のギター、ドラム、ベースが聞こえたと思うといなや
「イエエエエエエエエエェェェェェェェェエイイイイイイイイ!!!!!!!!」
叫び声がマイクを通して響き渡る。
電「うるせぇよ!!!!!!!なんなのです!!!」
野分「ボスです…………まさか……。」
3人は医療室から下を除き状況を伺い始めた。
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アナウンス「ボスのおおおお!!!お出ましだぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
観衆「わぁぁぁぁぁぁっっっ!!!」
観衆「ソングマスターーー!!!!!」
観衆「愛してるぜーーー!!!!!」
ボス「皆ーーー!!!!元気ーーーーー!!?!」
イエエエエエエエエエェェェェェェェェエイイイイイイイイ!!!
ボス「そんな皆にぃ!!メンバーを紹介するよぉぉぉー!!」
ボス「ギター!!!!チョモランマ大森!!!!」
イエエエエエエエエエェェェェェェェェエイイイイイイイイ!!!
ボス「ドラム!!!!ゴールデンボール曽野!!」
イエエエエエエエエエェェェェェェェェエイイイイイイイイ!!!
ボス「ベース!!!!股割れの藤原!!!!」
イエエエエエエエエエェェェェェェェェエイイイイイイイイ!!!
ボス「そして最後にいいいい!!!!!!この私いいい!!!」
リングの真ん中にいる吹雪を他所に主役を食うボスバンドメンバー。
吹雪は真剣な眼差しで笑みを浮かべ呟いた。
吹雪「やっぱり貴方でしたか……………」
吹雪「那珂先輩!!!!!!!!!」