艦これevolution   作:銀ノ森 睾

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第86話「恐怖の幹部たち!!!」

「…………………………。」

 

スナイパーライフルを相手の頭に合わせる。

しっかりと狙いを定め、目を細める。

 

トスッッッ!!!!

 

サイレンサーのお陰で音がひびくことなく、深海棲艦の頭を撃ち抜いた。

 

「………………良し………。」

 

周りを見渡し敵が居ないか確認。

急いで死体回収に向かう。

 

「雷巡チ級か…………重いなッ……!!!」

 

ズズズと死体を引きずる。

 

ガバッッッッッ!!!!!

 

「ハッ!!!」

 

完全に油断していた。

雪の下に隠れていたのだ。

重巡ネ級の拳が目の前まで接近。

 

ガッッッッッ!!!

 

なんとか両腕で防ぐものの、殴り飛ばされ地面を転がる。

服に雪が絡む。

気がつくと10人程の深海棲艦に囲まれている。

一気に遅いかかる。ここまでかと覚悟を決める。

 

ザンッッッッッッ!!!!!!

 

深海棲艦の首がゴソリと下に落ちる。

 

「…………………あ…。」

 

電「大丈夫かよ、響。」ニッ

 

響「電…………………それに自衛隊か………助かったよ…。」

 

━━━━━━━━━━━━━━━

パチパチ…………

 

響「もう少し待ってくれ。暖をとろう。」

 

昔ながらの焚火ストーブ。

割ったばかりの薪をほおり投げる響。

 

電「大層な家に住んでるのです。」

 

中に招き入れられ、電たちは椅子でゆっくりしていた。

釧路市でも特に田舎に住居を構える響。

ここの村の住民は100人足らず。

 

響「いい所だろう?大自然に美味い空気、ここは神を感じられる。」

 

吹雪「確かに良いな。北海道つったら札幌だとか函館とかが有名だけどこう言うとこも。」

 

暁「立派ね響…。鎮守府には所属してたの?」

 

響「うん。電と雷と居たよ…。吹雪とちょっとだけ顔合わせもしたかな?」

 

吹雪「ハハッ、よく覚えてんな。」

 

少し談笑をする。

あたたかいコーヒーを全員分用意し、それぞれに配る響。

この響こそ、住民の反対を押し切って自衛隊に連絡をしてきた本人である。

隊員とあきつ丸たちは外で住民と話をしていた。

政府と手を切った事を説明すると、しぶしぶ理解を示していてくれている。

葦葉里鎮守府に少しだけ所属していたのだが、鎮守府の金銭面的な問題で除隊。つまりはクビ。

その後行きたかった北海道に住居を移したらしいのだ。

 

初雪「1人で住んでんの?」

 

響「いや、主人と暮らしてるよ。ていうか…寒くないのかい?半袖だけど…。」

 

初雪「確かにみんな厚手なのに私半袖だね。でもなぁ〜…………なんか合ってるんだよなぁ…。北海道が合ってんのかな。」

 

響「なんなら暮らすかい?」フフッ

 

暁「しゅ…………主人……………、結婚……してる……なんて…………なんて……レディなの………………。」

 

電「何に拘ってんだオメェは。にしても………またこうして魂子と会えるとはな…。」

 

響「後は雷だけだね。」フーッ

 

電「雷…………………雷は……………。」

 

響「大丈夫、生きてるよ。死んでない。」

 

何も話していないにも関わらず、響は電の目をしっかりと見つめ微笑みながら語る。

それに合わせ電も微笑む。

 

「帰ったぞ。」

 

響「む、おかえり。大丈夫だったかい?」

 

玄関を開け、迎え入れる。

主人らしい。

名前は田中拓三。

現アイヌ民族らしい。というかここの村の半分がアイヌのようだ。

 

吹雪「なっ…………………。」

 

田中は顔の半分がとても恐ろしい事になっていた。

大量に目玉があり、口もあり歯も生えている。

血管が何層も連なっているその黒い皮膚は深海棲艦そのものであった。

 

田中「自衛隊か…世話になる。それに……気になるかい…?」

 

響「深海棲艦の血が入ったんだ。それで変貌したんだ。」

 

田中「どうやら巷じゃワクチンが流行ってるらしいな…。俺も数ヶ月苦しんだ。何度も死んだ方がマシと思った。」

 

だからワクチンなど人に打たせるな。

そう豪語する田中。

響とはこうなる前に結婚したのだが、田中が深海化に苦しんでる最中でも逃げずにずっと傍に居てくれたのだ。

村人数人からは忌み嫌われていたが、ずっと響が看病していたおかげか次第に村人とも打ち解けた。

響が田中と唇を重ねる。

暁は顔を真っ赤にし、頬に手を当てる。

電たちは微笑ましくそれを見守る。

 

叢雲「で、どうするの?こっから向かうんでしょ。」

 

野分「えぇ、今すぐにでも。」

 

響「私達も連れて行って欲しい。」

 

少し沈黙が続く。

響は改二どころか改にすらなれない。

しかしスナイパーを使わせたら右に出るものは居ないらしい。

田中は見た目にこそ変化は現れているが、深海棲艦の血が入っているので戦えるらしい。

 

野分「守ってあげられる約束は出来ませんよ。それでも良いですか。」

 

響「あぁ、勿論だ。自分の身くらいは自分で守るさ…。」

 

吹雪「了解。じゃあ行きましょう。」

 

一同はその場を後にし、最西端の釧路市を目指す。

 

[newpage]

 

道中戦闘自体はあまり無かった。

あったとしても警備をしていた深海棲艦を自衛隊と響がスナイパーで片付け、その場で死体を燃やした。

そうこうしていると死柱が見えてきた。

釧路市から釧路市までおよそ1日と16時間。

まだ死柱の後ろから自衛隊の応援は無し。

草むらや雪山の影から眺める一同。

 

吹雪「あれが死柱………確かに紫色のバリヤー張ってんな……。気持ちわりぃ…。それに…………」

 

その塔の近くにこれまた不気味な建物。

20階建ほどの高さだろうか。

 

暁「まだ連絡は無いの…?」

 

野分「まだです…。もう少しで着くはずです。」

 

ここに来るまでに隊員が班になり別れた。

しかしまだ救助隊から連絡は来ない。

何度も腕時計を確認する野分。

 

電「まさか殺られたんじゃねぇだろうな…。」

 

野分「……………………………。」

 

静かに息を潜める。

たった数秒が何時間にも感じられる。

敵部隊はおよそ1000人。

ノーマルで構成された連隊。

しかし気をつけなければならないのはデスストーカーとゴリアテ。

少なくともその兵器は吹雪たちが相手をしなければならないだろう。

 

野分「…………あきつ丸たちが配置に着いたらしいです。」

 

吹雪「ん!!!!!!!!!!」

 

野分「どうしました…………!!!???」

 

吹雪の目線先、深海棲艦が子供たちの手を引っ張り倒している。傍らには親らしき人物も。

父親と母親と思わしき人物が子供を助けようと草陰から飛び出した。

 

隊員「ばッッッッッッ馬鹿やろ…………!!!!!!」

 

隊員「野分隊長!!!あのままでは……………野分隊長…?」

 

居ない。

というか、先程まで一緒だった艦娘が居ない。

少し顔を深くのぞき込ませると、猛スピードで敵陣に突っ込んでいく野分たちが居た。

 

隊員「はぁ〜、ほんっと勝手だよな。」

 

隊員「政府のやり方とは大違いだよな〜。」ヤレヤレ

 

隊員「まぁ、だからこそ…………ついて行きたいんだけどね。」

 

隊員たち「フーッ……………………………。」

 

「行くぞおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

ダダダダダダダダダダダダダッッッッッッ!!!!!!!

 

坂を駆け下りる自衛隊たち。

まだ合図が来ていないのにも関わらず坂道を駆け下りる。

こちらに向い狙いを定めるストーカーであるが、別位置のスナイパー班に側道から攻撃を受ける。

各方面からの一斉攻撃。

自衛隊たちの動きはとても統率の取れた動きで深海棲艦たちを撃ち抜いていく。

しかし、サジタリウムは殺傷能力がとても高い。

流れ弾が仲間に当たればひとたまりも無い。

途中まではアサルトライフルで戦っていた隊員たちは日本刀やナイフに持ち替え、応戦。

陸型深海棲艦も武器をあまり持たないのは同じ理由であろう。

 

吹雪「真空つむじ独楽ッッッッッッ!!!!!」

 

〜艦娘解体新書 「技の巻」〜

 

「真空つむじ独楽」

 

手のひらサイズの風の回転刃を発生させ、身の回りに舞わせる吹雪の技である。

飛び道具にもなる上、とんできた攻撃から身を防ぐ盾にもなるのだ!

 

深海棲艦「こいつら何処から!!!!!!撃て!撃つんだ!!!!!!」

 

ビュンッッッ!!!

 

ズズズズズッッッッッッ!!!!!!

 

叢雲が投擲。

深海棲艦は連なり顔面を貫かれた。

 

叢雲「団子5姉妹…。」

 

その槍を瞬時に振り切りつつ抜く。

深海棲艦のクビは引きちぎれ、また槍を違う場所めがけ投げつける。

 

電が剣靴を手に嵌め敵を切り刻む。

傍らでは暁がサポート。

姉妹だからか、1度殺しあったからか2人の動きに深海棲艦は全くついていけていない。

 

電「暁!!!雑魚とはいえ敵は多いのです!!!」

 

電「省エネでいこうや…。」ニィ…

 

暁「えぇ…。」ニヤ…

 

体の何処からでも寸勁を放てるようになった初雪は歩く爆弾である。

囲まれようが何をされようが敵を蹴散らす。

自分が敵の相手をしている内にあの家族連れを助けてくれと野分に頼む。

野分は自慢のスピードで敵をくぐりぬけ、家族の目の前まで到達。

 

野分「もう大丈夫ですからね。」

 

父親「ありがとうご………あっ!!!後ろッッッ!!!!!」

 

野分の後ろには軽巡ツ級が拳を握りしめ今にも振りおろそうとしている。

 

野分「蘭貫葬。」

 

ツ級の胴体には大きな風穴が。

野分の動きがあまりにも早すぎて自然に穴が空いたようにしか見えない。

野分が女の子と男の子を抱え、家族を自衛隊の元まで誘導。

しかしやはりゆく手を阻む深海棲艦。

 

ザンッッッッッッ!!!!!!!!!

 

胴体が真っ二つに。

 

あきつ丸「作戦無視でありますよ!!!野分どの!!!」

 

野分「ナイス。」

 

隊員「数は多いですが我々に任せてください!!!残りの班は野分隊長とともに建物に突撃しろ!!!」

 

野分は頷き、無線で吹雪たちに通達。

深海棲艦の相手を辞め、即座に建物まで目指す。

 

雷巡チ級「死にさらせや艦娘どもおおおぉぉッッッッッッ!!!!!!!!」

 

しかしチ級の側頭部にナイフが突き刺さる。

 

熊野丸「行ってくれ!!!」

 

吹雪「ヒューッ!やっる〜!!!」

 

吹雪たちは突き進む。

 

吹雪「叢雲!初雪!こっちだ!!!」

 

初雪「がってん!!!」

 

叢雲「行ってるわよ!!!」

 

暁「痛い痛い!!!お股引っかかってる!!!」

 

電「何遊んでんのです暁!!!しばくぞ!!!」

 

暁「遊んでないわよ!!!」

 

自衛隊が丘の上からグレネードランチャーを建物の入口に発射。

爆音とともに扉が吹き飛び、中に吹雪たちが突撃。

その後に自衛隊も続く。

後援の重巡ネ級が腕に着けたランチャーを吹雪たちに構えるも脳天を撃ち抜かれる。

 

響「邪魔はさせないよ…。」

 

[newpage]

 

ダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッ!!!!!!

 

吹雪「んだよこの建物!!!広いしデカいしで!!!どこ行きゃ良いんだ!!!」

 

暁「あそこにエスカレーターがあるわ!!!」

 

電「あれエレベーターだバカチンチン!!!」

 

ドガァァァァァァァァッッッッッッ!!!!!!!

 

初雪「ッッッッッッ!!!!!!」

 

壁をぶち壊しワラワラと出てくる深海棲艦。

その中には見覚えのある影が。

 

双子姉「見ぃぃぃぃぃぃつうぅぅぅけたぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

 

双子妹「良く生き延びてきたねぇぇぇぇぇッッッッッッ!!!!!!」

 

吹雪「て………テメェら!!!!!!深海双子棲姫!!!!!!!!!なんで生きてんだ!!!!」

 

電「確かイクノックで吹雪と戦ったっていう……!!!!!お前と睦月が倒したんじゃねぇのです!!??!!」

 

双子妹「ドクターに治してもらったんだよおおおぉぉぉッッッッッッ!!!!!!!」

 

ビュンッッッ!!!

 

ガザをエレベーターに放出。

爆発し、機能停止。

使い物にならない状態になってしまう。

なれば階段を上がるしかない。

しかし吹き抜けの螺旋階段。このまま上がれば後ろから狙われてしまう。

 

初雪「クソッッッッッ…………!!!!!姉ちゃん!!!先行ってくれや!!!コイツらは私が相手する!!!!!!!」

 

暁「私も戦うわ!!!電!!野分!!死ぬんじゃないわよ!!!!!!」

 

電「お前こそ死ぬんじゃねぇのです!!!!!行くぞ野分!!!」

 

野分「後は頼みましたよあきつ丸!!!!!!!!」

 

隊員たち「了解ッッッッッッ!!!!!!!」

 

ドガァァァァァァァァッッッッッッンンンン!!!!!

 

下からけたたましい音が響き、恐ろしく衝撃が迸る。

深海棲艦に関しては外のノーマルでは無くelite揃いであり、艦娘たちは大丈夫であろうが、隊員たちは苦戦を強いられるであろう。

しかしこの間にイージス艦を率いて住民の避難を進めている。

こちらが敵の囮をしつつ、殲滅まで持って行ければ1番いい流れだ。

通常であれば隊員たちとともに深海棲艦の相手をすればいいだけなのだが、幹部が居るとなれば話は違ってくる。

隊員たちがいくらサジタリウムの武装をしていると言えど幹部の相手は厳しいであろう。

歩みを進めるしかない。

道中深海棲艦の小隊に出くわす可能性も考え自衛隊も共に上がる。

途中途中階層で飛び出してくる敵を相手に少しづつ上に上がるにつれ、階段を掛ける足音は吹雪たちだけになった。

階段を上がり終え、大きな廊下に出た。

 

吹雪「ここ最上階じゃねぇよな……………。」

 

野分「恐らくこの先に上に上がる階段があるんでしょう…。行きましょう。」

 

叢雲「この先………………居るわね…。」

 

吹雪「あぁ…。」

 

全員に汗が流れる。

生唾を飲み込み、重い足取りをなんとか動かす。

廊下の突き当たり。大きな1つの扉の前に出た。

ギィィィィィと軋む音を立て、その全貌が明らかに。

 

吹雪「お前………………………確か………。」

 

護衛棲姫「護衛棲姫……………………。」

 

[newpage]

 

吹雪「……………………。」チラッ

 

護衛棲姫の後ろを見ると、上に通じる階段が見える。

分かる。恐ろしく強い。

元幹部やflagshipどころではない。

出来れば全員で戦いたいが上に通じる階段がある事を考えればまだ敵は居るのだろう。

それも幹部レベルの。

 

吹雪「お前ら…私がアイツの相手するから先行ってくんねぇか……………。」

 

電「何言ってやがんのです…。いくら神社で鍛えたつってもアイツお前一人で戦えるわけねぇのです………。」

 

護衛棲姫「来ないのか?こっちから行くぞ。」

 

スッ…

 

叢雲が前に出た。

 

叢雲「吹雪…アンタと私で相手するわよ…。2人は先に行ってちょうだい。」

 

野分「…………マジですか…。」

 

時間は無い。

全員が全員顔を見合せ、頷く。

電と野分は護衛棲姫から距離を取りつつ階段に走る。

快音を鳴らし、2人が階段を上がるのを見届ける。

 

吹雪「意外だな…。黙って行かせるとは………。」

 

叢雲「邪魔だてすると思ってたけど…。」

 

護衛棲姫「どうせ行っても殺されるからな。上で死のうがここで死のうが、死ぬことには変わらない。さてと…………。」

 

護衛棲姫「少しでもお前らの戦力は今のうちに削いでおきたい…………。それに干支艦を1人でも殺せたら御の字だ…。」

 

2人を睨みつけ、足元から風が舞う。

 

吹雪「やるぞ叢雲ッッッッッッ!!!!!!」

 

叢雲「えぇッッッッッッ!!!!!!!!」

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

ダッダッダッダッダッダッダッダッ!!!!!

 

キキィィィーーーッッ!!!!!

 

足を止める2人。

最上階である。

この先も下の階同様、突き当たりに扉がある。

ドス黒い邪悪な気を感じつつ、こじ開けた。

奥に1人の影が椅子に座っている。

近くには高級ワインに熊の剥製、毛皮。

鹿の角に吐き気を催す人の死体がぶら下げられていた。

 

「へぇ〜…………、誰かしら干支艦が来るとは思ってたが………お前かぁ……。ハハッ…お前良く生きてこれたなぁ?」

 

野分「知り合いですか…電。」

 

電「あぁ……………忘れたくても忘れねぇ…………。」

 

電のコメカミや全身に血管が浮かぶ。

血が滲むほど拳を握りしめている。

 

電「テメェのどたまかち割りたかったのですよ…………ずーっとずーっと…………………。」

 

野分「何やら因縁の相手らしいですね…。」

 

電「戦艦ル級ッッッッッッ!!!!!!!!!!」

 

戦艦ル級「ハッ……………………。」

 

上から見下すようにあざけ笑うル級。

やっとのこさリベンジが果たせる。

電の目は血走っていた。

 

[newpage]

 

北上「なるほどね……………。そういう事か……。」

 

佐渡島に深海棲艦が一人も居なかった理由。

それは目の前の敵のせいだとわかった。

自衛隊たちが銃や刀を構える。

こっちの戦力が150人に対し、敵の数凡そ500体。

それも普通の深海棲艦ではない。

北上、阿武隈、加古が怒りを顕にしている。

加古は電みたく、力を全身に入れ血管が浮かび目は血走っている。

北上と阿武隈は顔に影がかかっている上、目がこれでもかと言うくらいに大きくかっぴらき黒目が目のほとんどを占めている。

 

阿武隈「ありがたいね…北上ちゃん…。」

 

北上「そだね…阿武っち…加古っち…。みんなの仇が取れるよ…。」

 

「か・た・き〜???キャッハハッ!!!何言ってんのぉ〜?そんなん私がやったかわかんないじゃ〜ん!!!」

 

加古「わかるぜ……………!!!!!こいつら元々人間か艦娘じゃねぇか………………!!!改造されたんだな………!!!!!チ級のマスク付けてんだからよおおおぉぉぉぉぉッッッッッッ!!!!!」

 

隊員「本土でもこの改造棲艦は何度か見ました!!!奴は…………………………!!!!!!!」

 

北上「お前かぁ…………………飛行場姫。」

 

飛行場姫「キャハッ☆」

 

━━━━━━━━━━━━━━━

とても大きな会場。

目の前には大きなリング。

ボクシングのリングの10倍はある。

周りには盛り上がる深海棲艦たち。

隊員はセコンドとして霧島をサポートする事に。

 

霧島「お初お目にかかりますよ、南方棲鬼。」

 

南方棲鬼「歓迎するぞ…………戦艦霧島…………。」

 

━━━━━━━━━━━━━━━

長門「物凄い数の深海棲艦だな……………。」

 

金剛「私たちがコイツら相手にしマース。長門はアイツの相手、頼めますカ?」

 

長門「この数を任せていいのか…?」

 

首を立てに振る金剛。

隊員たちも任せてくれと胸を張る。

長門も頷き、幹部の元へ歩く。

 

戦艦新棲艦「へぇ〜!!!この戦艦新棲艦様に向かってくるたぁ見上げたもんよ!確かお前ロリコンショタコンなんだってなぁ〜???じゃ!!!勝ったな!!!」

 

長門「安心しろ…。誰もお前のような邪悪は好かん。抹殺対象だ。」

 

戦艦新棲艦「うん!聞いてた通りキッショッッッ!!!」

 

それぞれの死柱付近で死闘が繰り広げられる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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