艦これevolution   作:銀ノ森 睾

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第89話「忌まわしき血闘!!!」

ザッ…………

 

端正な顔立ち、綺麗な長髪、豊満な胸、安産型の美尻、身長193cmからなるビッグセブン・長門。

少し離れた後ろでは金剛と自衛隊隊員たちが大勢の深海棲艦と戦ってくれている。

1000は下らないであろうおびただしい敵の数に向かっていく仲間たち。

金剛やあきつ丸たちが扇動を切り、隊員たちはその後に続く。

なれば長門の仕事は目の前の幹部の相手。

身長145cm、見た目だけで言うと北方棲姫ことほっぽちゃんに似ている。しかし、比べ物にならない邪悪な気。

いくら小さい子が大好きな長門とは言え、目の前の敵を好く事は出来ない。

 

戦艦新棲姫「キッショイなぁ〜、こ〜んなに可愛い見た目してんのにさぁ〜。抹殺対象だってさ。酷いこと言うよね〜。」

 

長門「可愛いのは見た目だけだ。中身がドス黒い。ほっぽちゃんとは大違いだ。」

 

戦艦新棲姫「ほっぽ?あぁ…北方棲姫?アイツ地味ですぐに泣くし役に立たないから良く虐めてたんだよね〜。指とかへし折って。ギャヒヒヒッッ!!!」

 

長門「……………………。」

 

拳にググッと力が入る。

グローブが強く擦れる音が鳴る。

 

戦艦新棲姫「あいついっつもグローブ手にはめてるっしょ!?アレ、アタイがへし折りすぎてボロボロだからなのよ!思い出したら笑えて来たわ!!!アッヒャッヒャッヒャッンブッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!」

 

次の瞬間、長門のコークスクリューブローが顔面にめり込んだ。

見た目は深海棲艦とは言え仲間であるほっぽを馬鹿にされ、静かに怒る長門。

本気で殴ったが、やはり幹部。硬い。

しかし長門もまだ通常状態なのでまだ戦闘の行く末は分からない。

回転しながら吹き飛ぶ戦艦新棲姫。

 

戦艦新棲姫「ガッッ!!ブッッ!!ホォッッ!!」

 

ズザザザザザザッッッッ!!!!!

 

戦艦新棲姫「ゲホッ…ゲホッ、おま……マジで容赦ねぇんだな…気持ちわりぃ…………。口だけじゃねぇのか……。」

 

長門「……………………。」クイクイッ

 

戦艦新棲姫「……………敢えてのってやるさ…その挑発ッッッッッッ!!!!!!」

 

急接近する戦艦新棲姫。

数百メートル離れていたのが一瞬で目の前に。

長門に向かい放たれた攻撃。

なんとかギリギリで防ぐも腕は衝撃で真っ赤に腫れている。

 

隊員「たった一発で………!!!」

 

金剛「いや!!!あの瞬間に6発は殴ってるネー!!!て言うか余所見しないでくだサーイ!!!!!!!!!死にたいのデスカこのバカ!!!」

 

隊員「す、すみませんッッッッッッ!!!!」

 

ドガガガガガガガガガッッッッッッ!!!!!

 

戦艦新棲姫「低速戦艦〜ッッッ!!!お前のスピードじゃあ私は捉えられねぇよぉッッッッッッ!!!!!!!!」

 

とは言え全て攻撃を防いでいる長門。

確かにスピードはとんでもなく速いが、この程度なら他の深海棲艦でも出せそうなものである。

これが奴の真骨頂、つまりは深解ではないだろう。

長門は隙を見て大きく前転。

一気に改二に超化。

それがどうしたと長門を後ろから殴りかかるもパシンッ!と拳を受け止められそのままみぞおちに強烈な膝蹴りを貰った。

 

戦艦新棲姫「ゴボッッッッッ!!!!!!!」

 

そのまま下に叩きつける。

ホールが大きく揺れ、床にクラックが入る。

追撃を試みるも復帰した戦艦新棲姫は即座に回避。

バク転でその場から離れた。

 

戦艦新棲姫「あぁ………クソッ!!!!!イライラすんなぁ……!!!!!…………んで低速があんなにスピード出るんだ…………!!!」

 

長門「鍛錬の賜物だな。」

 

頭を抑えながら睨みをきかす戦艦新棲姫。

すると手のひらを上にし、そこからガザを発生させる。

案の定それを弾き飛ばし、長門にぶつける。

速い。

かなりのスピードで連撃を浴びせる。

 

金剛「みなさん!!!もっと散らばるネ!!!1箇所に固まってたらガザが飛んできマース!!!」

 

隊員「ウエエェェェェェッッッッッッ!!!!」

 

隊員「ガハッッッッッ!!!!!!!!」

 

ガザに直撃し吹き飛んだり身体を貫かれる自衛隊たち。

金剛は自分を含め隊員を庇いながらそれを弾く。

しかしすぐ傍らにはeliteやflagship級の深海棲艦が大量にいるので思うようにいかない。

全て弾くことも出来ず体から血を流す金剛。

無惨にも殺されていくのを見るのは耐えられない。

 

金剛「クッソがァァァァァァァァッッッッッッ!!!!!!!!!一旦外に逃げろッッッッッッ!!!!!今すぐ!!!!!」

 

隊員「金剛隊長はッッッッッッ!!??!!」

 

金剛「黙れデース!!!さっさと退却しろやッッッッッッ!!!!!」

 

戦艦新棲姫「オラオラオラオラッッッッッッ!!!!!為す術もねぇかクソ戦艦!!!!!後ろで戦ってる仲間たちがどんどん死んでってるぜ〜?????」フヒヒヒャッ!!!

 

長門(クソッッッッッッッッッッ!!!!!)

 

自衛隊が金剛の言う通りに動き、正面玄関から一斉に避難しようと動く。

しかし………

 

ドバァァァァァァァァァッッッッッンンン!!!!

 

自衛隊「グアアアアアアァァァァァァァァッッッッッ!!!!!!」

 

金剛「!!!!!!!!!」

 

まさかの正面玄関の外から敵勢が襲いかかってきたのだ。

外で自衛隊やあきつ丸たちが戦っている深海棲艦は戦艦新棲姫の部下。

恐らくこれも作戦の内なのであろう。

外で戦っているあきつ丸は急に動きを変えた深海棲艦の一部の部隊を逃してしまった事となる。

 

あきつ丸「卑怯なッッッッッ!!!!!」

 

戦艦新棲姫「なぁ〜にが卑怯だイカレマンポ。勝ちゃいいんだよ勝ちゃよぉ!!!!!!!!!!」

 

長門「ッッッッッ!!!!!!!!金剛ッッッッッ!!!後は任せたぞッッッッッ!!!!!!」

 

バッッッッ!!!!

 

長門はガードを解き、床に思いっきり拳を叩きつける。

衝撃で床は大きくクラッシュ。

そのまま戦艦新棲姫を巻き込み地下に落ちていった。

 

金剛「長門おおおおおおおおッッッッッ!!!!」

 

[newpage]

 

ドサァァァァッッッ!!!!!

 

上手く着地出来た長門。

戦艦新棲姫も華麗に着地。

2人とも体操選手顔負けの動きである。

 

戦艦新棲姫「へぇ〜、アイツらからアタイを引き離した訳だぁ。これでアタイのガザの被害を防げると…。でもさぁ…。」

 

戦艦新棲姫「アンタが死にかけても誰も助けてあげられないって事でもあるよなぁ!!!??!!」

 

手のひらから小さなガザを放出。

先程よりもサイズが小さいがスピードが桁違いである。

長門が片腕で弾こうとするも、それを嘲笑うかのように貫通。

綺麗な穴が出来上がる。

 

長門「グッッッッ!!!!!!」

 

戦艦新棲姫「オラオラオラオラッッッッッ!!!!!」

 

防げないと判断した長門は曲がりくねった動きで戦艦新棲姫まで接近を試みる。

本体の動き自体は長門の方が上だ。

しかしそれでも体はガザで傷は出来上がる。

途中途中、急に動きを止めたり動き出したりで相手を翻弄する長門。

 

戦艦新棲姫「ゴキブリ見てぇに動きやがって。」

 

ブォン!!!!!!

 

戦艦新棲姫「!!!!!」

 

先程落ちた時に壊れた瓦礫の破片を投げる。

ポケットに入れて置いたのだろう。

何個も投げられる戦艦新棲姫は鬱陶しがりながらも腕で防ぐ。

その動きはものの数秒であるものの、長門が至近距離まで近づくのには十分な時間だ。

 

バッッッッ!!!

 

戦艦新棲姫「うぉ!!!!!」

 

長門「ッッッッッ!!!!!」

 

渾身のボディブロー。

一発では終わらない。

連続で殴りかかる長門。

相手はまだ深解していない。

出来ればこれで殴り殺せたら幸いである。

しかし急に長門のパンチが止まった。

 

長門「なっっっっっ……………!!!!!」

 

戦艦新棲姫の体が黒く染まっている。

 

戦艦新棲姫「肉体強化にも使える訳だわ。」

 

ドゴォォォッッッッ!!!!!!!!

 

長門「ブッッッッッ!!!!!」

 

逆にみぞおちに一撃を貰い吐血する長門。

そして戦艦新棲姫は顔に飛んできた返り血をペロリッと舐めた。

 

戦艦新棲姫「全身にも纏ってるってこたぁ!!!拳にも脚にも纏ってるんだぜぇ!!!!!!!」

 

ドゴオッッッ!!!

バギィィッッッ!!!

ドガガガガガゴガガガガゴゴゴゴ!!!!!!!!!!

 

連撃を喰らい全身から血を流す長門。

そのまま壁まで蹴飛ばされてしまった。

改二状態にも関わらず一方的に蹂躙され、地面に伏した長門は腕に力を入れ戦艦新棲姫を確認する。

 

長門「………………何だ…あれは…。」

 

戦艦新棲姫「ヒヒッ♪」ジュルリ

 

何をしようとしているのか全く理解できない。

戦艦新棲姫は手首をカットし、ボトボトと垂れる血で魔法陣を描いている。

そして最後に親指の腹を斬り自分の舌に血をベッタリと縦に引いた。

舌には数字の7と書かれている。

 

戦艦新棲姫「-深解-」

 

戦艦新棲姫「ブラッディ・ドルバンディ・アムスギュル(血繋がりの肉人形)」

 

[newpage]

 

長門「…………………?…………ガッッッッ!!!!!!!」

 

地面に突っ伏していた長門は急に起き上がり大の字に壁に張り付いた。

 

長門(な…………なんだ………!!!!!???!)

 

戦艦新棲姫「イヒヒヒッ♪」

 

戦艦新棲姫「面白いもんだねぇ〜、私も数字は7。お前はびの1人………同じ7繋がりだ。」

 

よく見ると戦艦新棲姫も同じく大の字になっている。

そしてその形を辞め、少しづつ距離を縮める。

 

戦艦新棲姫「怖い〜?ねぇ、怖い〜?」

 

長門(う…………動けん…………!!!!)

 

筋肉が硬直しているのか全く動かない長門。

戦艦新棲姫はそんな事お構い無しに深解時に出来た背中に背負ったバカでかい刀を取り出す。

 

戦艦新棲姫「アタイの深解はねぇ…………相手の血を舐める事によって自分の血と混ぜ合わせて完成する…。でぇ、相手の神経を完全に手中に収める事が出来んのよぉ。」ニヤニヤ

 

戦艦新棲姫「動けないっしょ?怖いっしょ?アタイと同じ動きも出来るし、アンタだけ動かすことも出来る。ほれっ。」

 

長門の右手に瓦礫の破片を掴ませた後に戦艦新棲姫は自分の太ももに鋭利なガザを突き刺す。

すると長門も同じく太ももに瓦礫が刺さる。

 

長門「グッッッ!!!」

 

戦艦新棲姫「これは連動ね………で、今から一方的に痛めつけられる恐怖を味わってもらう。」

 

戦艦新棲姫「凌遅刑って知ってる?」

 

戦艦新棲姫「凌遅刑って中国っていう大陸で昔行われた処刑法でさぁ…腕、胸、脚、で最後に顔の肉を剥ぎ取っていくってもんでさぁ…………………。」

 

ガチャガチャ…

 

刀に切れ目が浮かび上がり、その隙間からワイヤーが確認できる。

そして刀をムチのように唸らせる戦艦新棲姫。

バシィバシィッッッ!!!と地面は大きく抉れていく。

 

戦艦新棲姫「キヒヒヒヒッ♪」

 

長門「…………………………!!!!!!!!!」

 

ビュンッッッッ!!!!!!!!!

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

自衛隊「グァァァァァァァッッッッッッ!!!!!!!」

 

挟み撃ちにあう自衛隊と金剛たち。

このままでは一巻の終わりである。

 

金剛「ダリャァァァァァァァァッッッッ!!!!!!!」

 

金剛は改二に超化。

下から気合いの風が吹き荒れる。

そして次々に深海棲艦たちの首は胴体からこぼれ落ちていく。

体力温存のため超化は控えていたがそんな事は言っていられない。

 

金剛「調子乗ってんじゃねぇぞゴミクズどもがッッッッッ!!!!!!!」

 

「待てッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!」

 

金剛「!!!!!!!……………あぁッッッッッ………!!!」

 

深海棲艦が自衛隊の隊員たちを首元に刀を当てその場にしゃがませている。

 

深海棲艦「動くな。コイツらの首が吹っ飛ぶぞ。」

 

金剛「……………………………。」

 

構えを解き腕を下ろす金剛。

 

隊員「金剛隊長!!!俺達のことは気になさらないでくださいッッッッッ!!!!!!」

 

ヲ級「黙れ。」

 

ザンッッッッッ

 

ゴトッッ……………

 

1人の隊員が首を切り落とされ、捕まっていない隊員たちも刀や武器を下ろす。

 

ツ級「武器を捨てろ。」

 

隊員「………………………。」ガランガランッッ…

 

チ級「殺れ。」

 

ル級やタ級といった戦艦たちが金剛たちに近づく。

ネ級とリ級に腕を捕まれみぞおちを殴なれる金剛。

 

金剛「オブッッッッ」

 

金剛「ブッッッッッ!!!!!」

金剛「バハッッッッッッ!!!!!!」

 

ボコボコに殴られる金剛。

全身痣だらけ、顔は腫れ上がり血がボトボトと流れる。

プルプルと震え今にも死にそうな状態に深海棲艦は最悪な宣告を放つ。

 

ヲ級「おいお前。」

 

隊員「…………………?」

 

ヲ級「お前が殺せ。」

 

隊員「なっっっ…………!!!!何を………!!!!!!」

 

ヲ級「出来ないと言うのであればコイツら捕虜のクビが飛ぶだけだ…。」カチャッ

 

捕虜の隊員たちの首元に刀が深く当てられる。

 

隊員「……………………………………。」

 

金剛「……………………私を……………殺したら………隊員たち…を……………助ける…の……デスカ……………?」

 

ヲ級「あぁ、考えてやってもいい。」

 

金剛「………………ハッ……嘘つけや…。」

 

外にいる自衛隊たちは何をしているのか。

そう言いたいが外では外で激しい戦いが行われている。

贅沢は言えない。

それにこうなってしまう計算もしていたはずだ。

卑怯な手をつかう深海棲艦なのだ。捕虜などと言って脅す行為は勿論、どうせ脅したところで捕虜も殺すだろう。

 

金剛「………………………。」ニコッ

 

隊員たち「……………………。」

 

金剛は笑っている。

死にかけで殴られ蹴られ、仲間の手によって殺されるかもしれない状況にも関わらず自分たちの目の前の少女は笑顔を向けている。恨みつらみが一切感じられない慈悲の笑み。

本来は自衛隊、男たちが戦わねばならない戦争。

突如現れ自分たちは艦娘だと名乗り、深海棲艦に対抗出来る存在とは言え見た目や中身は女の子なのである。

そんな女子供に殺し合いを強要させてしまっている。

自衛隊たちは覚悟を決めた。

 

ヲ級「どうした…。殺れ。仲間が死ぬぞッッッッッ!!!」

 

ピンッッッ………………

 

ヲ級「……………?」

 

しゃがませられていた隊員たちは一斉に手榴弾の安全ピンを抜いた。

 

深海棲艦「なっっっっ!!!!!」

 

隊員「ただの手榴弾じゃねぇぞ…………中身は細かく砕いたサジタリウムが大量に詰められてる…!!!テメェらも絶対にタダじゃ済まねぇ……………!!!!!!」

 

金剛「!!!!!!!!!」

 

深海棲艦「お前らッッッッッ!!!!捕虜から逃げ…………」

 

隊員「捕虜になりとて、辱めを受けず。大和魂………………」

 

隊員「舐めるな。」

 

ドッゴオオオオオオオオオオオォォォォォォッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!

 

辺り一面が爆炎に包み込まれ、大量の深海棲艦が巻き込まれ吹き飛んだ。

パラパラ…と瓦礫や砂煙が舞う。

至近距離での爆発。

自衛隊たちが助かっているわけが無い。

砂煙が落ち着いたその場には…先程まで生きていた隊員たちの姿は無かった。

捕まっていない自衛隊たちもその場に立ち尽くす。

 

金剛「………………………………。」

 

目を大きく開き、唖然とする金剛。

 

リ級「死んだか。まぁどの道殺すつもりだったから手間が省けたか。」

 

ツ級「それに戦力はまだこっちの方が上だ。さっさとコイツも殺………………!!!!!!!!」

 

金剛がサイドの深海棲艦の顔面を掴み持ち上げている。

指が顔面に突き刺さり、腕には怒りで血管が強く太く浮いている。

 

金剛「ウゥゥゥ……………………ウウウウウウゥゥッッッッッ!!!!!!!!!!」

 

グシャァァァァァァッッッッッ!!!!!

 

顔面を握りつぶされ絶命する2人。

金剛は白目で涙を流しつつ印を組む。

悲しみと怒りの入り交じった声で力を解き放つ。

 

金剛「皆さん…………今度こそ………離れててください…。」

 

隊員「………………………。」コクッ

 

金剛「仲間を巻き込んでしまうし………完全にコントロール出来ないし………私も死にかけるから………………したくなかった……………でも…………………………皮肉にもこれで出来るデス………………。」

 

金剛「解放オオオオオオオオォォォォォォォッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!」

 

[newpage]

ボタ………ボタ…………

 

肉が削ぎ落とされ吊るされている長門。

出血量や痛みの事を考えれば、まだ生きている方が不思議である。

 

戦艦新棲姫「へぇぇぇ〜、まだ生きてんだ。キシシッ!おもろ!」

 

戦艦新棲姫「でもさぁ〜、飽きてきたから顔の肉は辞めたげる。その代わり……………………」

 

ザンッッッッッ!!!!!!!!!

 

ゴトッッッッ

 

首を切り落とされ地面に転がる長門の首。

滴る血は胴体と繋がっているようだ。

 

戦艦新棲姫「はい、終わり。」

 

死体を持ち帰るかそのまま燃やすか悩むが、持ち帰ることにした戦艦新棲姫。

首を切り落としたのだ。

生きているわけが無い。

これで深海酋長も安泰である。

干支艦は1人でも欠けたらバランスが崩れ酋長を倒す力を失う。

難儀なものだねぇと嘲笑いつつも長門の死体と首を持ち上げる。

そして上を見上げ、どうやって上がるかと呟く。

 

戦艦新棲姫「重たっ………身長高ぇし戦艦だもんなぁ…………って、アタイもか。」

 

戦艦新棲姫「連絡………はしなくてもいっか。サプライズとして持って帰った方が喜ぶっしょ!」

 

戦艦新棲姫「にしても可哀想だねぇ〜、人間側に勝ち目なんて無いのにさぁ〜。絶対に勝てない戦争を持ちかけられてんだからねぇ。」

 

戦艦新棲姫「くっだらねぇwww艦娘もアホだったら人間もアホだな。次にコイツの仲間殺して………身近な仲良くなってる人間も殺して…あぁ、でも奴隷も欲しいんだよなぁ………。ガキどもを奴隷にするか?フヒヒヒハッ!!!」

 

「なんで子供なんだ?」

 

戦艦新棲姫「そりゃ、未来に希望を描いてるガキどもに絶望叩きつけるため…………………えっ…?」

 

ギュルギュルギュルギュルッッッッッ!!!!!!!!

 

全身に何かが巻き付けられ動けない戦艦新棲姫。

確認すると長門の血が巻きついている。

 

戦艦新棲姫「なっ!!!!!なんだこれッッッッッ!!!!!!!」

 

バッッッ!!!!

後ろを振り返る。

すると首のない長門にチョークスリーパーで首を絞めあげられてしまう。

 

戦艦新棲姫「ウワァァァァァァァッッッ!!!!なんで生きてんだてめぇぇぇぇぇ!!!!!!!」

 

長門「気になるか………………?でも気にしなくて良いんだぞ…………。お前はどうせ死ぬんだからな。」

 

長門「-解放-」

 

長門「血濡慟哭経津主蘭磨 【ちぬれのどうこくふつぬしらんま】」

 

左手にぶら下げている長門の生首が喋っている。

気味が悪いので蹴り飛ばすも途中で止まり宙に浮かぶ。

ボトボトと首の切れ目から血が滴り落ち、こちらを大きなめで見つめる姿に戦く戦艦新棲姫。

そして次の瞬間長門の大量の血が穴という穴から入り込む。

 

戦艦新棲姫「ガバババッッッ!!!!ゴボボ!!!!!」

 

長門「どうやらお前………神経は操れても…………【血】は操れないようだな…………。」

 

戦艦新棲姫「!!!!!!!!!!!!!」

 

長門「死ね。」

 

ブシャァァァァァァァァァァァァァァァァァッッッッッ!!!!!!!!!!!

 

内側から刃物のような鋭い長門の血が戦艦新棲姫を突き刺す。

そして大きく動き出し、戦艦新棲姫は細切れに。

頭部もバラバラ、心臓もバラバラ。

まともに残っている部分が見当たらない。

そして切り落とされた長門の首は見事に胴体に繋がった。

間髪なしにマッチで死体を燃やす長門。

消し炭になったのを確認すると切れた皮膚から血のロープで上に上がっていったのであった。

 

艦娘解体新書〜「極の巻」〜

 

血濡慟哭経津主蘭磨

 

長門の解放。

神社で鍛え上げた体に神の気が宿り、震災で苦しむ人の姿に悲しみ覚醒。

力の宿主は経津主神。

能力は血を操るものであり、身体を切り落とされても血が繋がっているのですぐに再生。

怪我などでも一瞬で回復する。

そして極めつけが血を操り刀や弾丸、ロープなど様々なものに形状能力変化する事が可能。

因みに出血多量での恐れもない。

無限に血が溢れ出るからである。

自傷癖のある長門には皮肉な能力であった。

 

長門vs戦艦新棲姫

 

長門の完全勝利である。

 

 

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