艦これevolution   作:銀ノ森 睾

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第96話「開戦の火蓋!!!」

突如として叩き割られた空間からワラワラと溢れ出てくる深海棲艦。

ノーマルからelite、flagshipと面々揃いだ。

2km先では最前線部隊が先陣を切り戦っている。

吹雪率いる檻巌鎮守府の部隊、叢雲率いる拾熄鎮守府の部隊もそれぞれ小隊や中隊に別れ戦場を駆け抜ける。

 

ウオオオオオオオオオオオォォォォォォォッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!

 

吹雪「真空つむじ独楽!!!!!」

 

周りに小さな風の刃を纏い、防御面を固めつつ鍛え抜かれた体で次々に深海棲艦を切り刻んでいく。

他の艦娘たちは吹雪に続く者、違う方面に別れ進む。

しかし何故か誰も改にすら超化していない。

力の温存である。

改や改ニに超化すれば当然ながら力が増す。

しかし体力や気力をかなり消耗するので出鼻ではしない。

神力の解放など以ての外である。

極力解放は幹部に当てたい。

 

天龍「毒麟迕オオオオォォッッッッッッッッッッッッ!!!!!」

 

深海棲艦「グァァァァァァァァッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!」

 

回転する毒の真空車輪。

胴体を次々に切り裂くも、敵はこれでもかというくらい際限なく湧き出る。

 

神通「邪海斬!!!!!!」

 

ズバァァァァァッッッッ!!!!!!!!!

 

あきつ丸「第二部隊は左手に回れ!!!第三舞台は右!!!!!!第四部隊、第5部隊は直線で進めッッッッッッ!!!!!!」

 

ドドドドドドドドドッッッッッッ!!!!!!!!!

 

自衛隊の装備は全てサジタリウム合金で出来ている。

ちょっとやそっとでは傷は付かない。

しかし中身は普通の人間。

 

ル級「キャオラッッッッ!!!!!!!」

 

自衛隊「ゴブッッッッッッ!!!!!!!」

 

外側から圧力をかけられれば内臓に響く。

内側の衝撃は避けられない。

深海棲艦も死んでいく中、自衛隊たちも次々に沈んでいく。

 

電「雷龍脚ッッッッッッ!!!!!!!」

 

利根「土砂裂破ッッッッッッ!!!!!!!」

 

長門(何だ………………、この違和感は…………。)

 

金剛(何でデス……………!!!!何で…………!!!!!!)

 

叢雲(幹部が一向に出てこないの………………!!!!!!)

 

全員が抱いていた違和感はそれであった。

次から次へと出てくるのは下っ端の深海棲艦たち。

幹部の姿が全く見受けられない。

下っ端で戦力を削ぎ、体力が少なくなってから現れるつもりなのか。

 

ビビビ…………ビビ………

 

熊野丸「何だッッッッッッ!!!!!!!」

 

自衛隊[こちら対第二死柱部隊!!!未だ深海棲艦の復活は見られませんッッッッッッ!!!!!]

 

熊野丸「そのまま見張っておけッッッッッッ!!!!!こっちはもう始まってる!!!!!また動きがあれば連絡しろ!!!」

 

自衛隊[りょ…了解!!!]

 

そしてまた通信が入る。

4つの死柱。

まだ深海棲艦の復活は見られない。

どのタイミングで現れるか分からない以上、そのまま警戒態勢をとるほかない。

 

睦月「このままじゃ埒があかないにゃしい!!!」

 

加古「もうちょい耐えろ睦月!!!」

 

ガシッッッ!!!

 

神通「あぁぁ!??!!!っにすんだボケどもがぁぁぁぁぁッッッッッッ!!!!!!」

 

後ろを羽交い締めにされた神通。

目の前からツ級のどデカい拳が迫る。

しかしそのまま前転する事でその拳は深海棲艦の背中に命中。

力が弱まったところを空かさず酒盗丸で両断。

 

ホ級「クギャァァァァァァァッッッッッッ!!!!!」

 

拳を振りかざすホ級。

神通は済ました顔で素早くしゃがみこむ。

 

パァァァァッッッンンンンン!!!!!!

 

神通「ナイス。」

 

夕張「当然。」

 

夕張のブラッディ・エンゼル(ショットガン)が頭部に炸裂。

 

龍驤「空挺部隊もおっそろしい数やな…。」

 

嵐のように艦載機が飛び交う中、式神に乗り大鳳とともに空を舞う。

 

龍驤「艦載機発進ッッッッッッ!!!!!」

 

大鳳「発艦開始ッッッッッッ!!!!!!!」

 

自衛隊のドローンや空挺部隊も龍驤たちを応援。

そしてとある不安を抱く大鳳。

 

大鳳「……………おかしい………。」

 

龍驤「多分アンタが思てる事、ウチと同じことや思うわ…。」

 

ドバァァァァッッッンンンン!!!

 

大鳳「師匠たちは復活する深海棲艦の数がおよそ100万体とおっしゃってた。でもこれ………………」

 

龍驤「【現存の深海棲艦だけ】で100万体とちゃうんかッッッッッッ!!!!!!!」

 

[newpage]

 

自衛隊「グァァァァァァァッッッッッッ!!!!!」

 

吹雪「チッ……………………!!!クソッッ…!!!ちと早いけど……………やるか…………!!!!!!」

 

初雪「!!!やんのか姉ちゃん!!!」

 

吹雪「おう!!!……………頼むぜ私…………!!!」

 

全身に力を入れる吹雪。

しかし印は結んでいない。

何をするつもりなのか………………。

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…………………

 

吹雪の体が徐々に白に染まっていく。

そして顔を上げた時、髪の毛を含め全てが白くまるで深海棲艦のような姿と化した。

 

深海吹雪「ハァァァァァ……………ひっさびさのシャバだ………。」

 

吹雪に続き艦娘たちも白く染まる。

そして先程の戦いと打って代わり、残虐かつ戦闘狂のような動きで次々と深海棲艦を殺戮。

 

自衛隊「ふ……吹雪隊長………、そ…その姿は………!!!」

 

深海吹雪「私ゃアンタらの知ってる吹雪じゃねぇ。内側に住んでるもう1人の吹雪よ……………。」

 

深海雪風「出来れば離れて戦ってください…。この姿…戦闘力と殺意が止まらないんです。」

 

深海最上「手加減できないし、見境無くなるから。」

 

シュゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!

 

深海棲艦「ギャァァァァァッッッッッッ!!!」

 

バラバラにされた深海棲艦の体が宙を舞っていく。

そう、これこそが【深海化】である。

吹雪たちの内側なる存在、深海の姿。

艦娘も深海棲艦も元は同じ球から生まれた存在なのだ。

エネルギー元は一緒なのでこの力を使えても不思議では無い。

この深海化は表の吹雪たちとは違う人格、そして体力なので干支艦は体力が2つあるという事になる。

しかし弱点もある。

この姿では解放が出来ない。

幹部と戦う際には解除する必要がある。

特に親玉、深海酋長に対しては。

 

先陣を切り突き進む吹雪。

戦艦級が20体程目の前を阻むも一切関係ない。

それがeliteであろうがflagshipであろうが。

そしてそれらを吹き飛ばした後であった。

深海化して後、深海棲艦の駆逐数およそ2万。

 

ドガァァァァァァッッッッ!!!!!!!!

 

自衛隊「!!!!!!」

 

ズザザザザザザザ!!!!!!!!!!

 

自衛隊やあきつ丸たちを巻き込みながら何かが吹っ飛んできた。

そのまま建物に叩きつけられたそれ。

 

深海吹雪「ゲホッ…ゲホッ…………うぅ……………な……なんだ……。」

 

吹雪であった。

すると他の艦娘たちも何者かに殴り飛ばされていく。

こんな所で休んでる暇はないと体を起こす吹雪。

何が起きているのか。

 

深海吹雪「あぁ………………あい……つらって………………。」

 

目を大きく見開く。

違うところでは熊野丸に通信が入っていた。

最前線部隊、壊滅…と。

 

「随分調子乗ってんなぁ〜艦娘と人カスどもおおぉぉぉ!!!!!!!!」

 

深海霧島「ま…………間違いない…………。」

 

深海川内「忘れもしないよ……………!!!!!!」

 

深海電「深海………………提督………………!!!!!」

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

深海提督「ご名答!!!俺らがわざわざ出てくるこたァないと思っていたが…………………。」

 

深海提督「やっぱり俺達もゴミ共の片付けしたいしなぁァァぁぁぁッッッッッッ!!!!!!!」

 

ザァァァァァァ…………………!!!!

 

深海提督。最初に現れたのは檻巌鎮守府である。

アスタロッサと名乗る深海提督が現れ、町田と吹雪たちが留守にしているあいだに鎮守府を壊滅寸前までに追い詰めた存在。その後町田がなんとか倒したものの、今当然のごとく満を持して現れた。

その数、なんと200体。

深海提督は普通の艦娘では太刀打ちできない。

エネルギーや属性の問題である。

そのためそれぞれの修行の際、深海化や解放を会得したのであったがその吹雪たちを殴り飛ばす実力。

それも数の暴力もある。

人間に対する抗体は持たないため、自衛隊たちとともに戦うしかないがいくらサジタリウムを纏っているとはいえやはり普通の人間。

次々に蹂躙されていく。

 

深海天龍「何のために鍛えたと思ってんだ……………!!!」

 

深海夏潮「不意打ち食ろただけで………ウチらはまだ死んでへんで!!!!!!」

 

深海扶桑「やってやろうじゃないの!!!」

 

深海山城「やってやりましょう!!!姉様!!!」

 

ビビビビ……………ビビビ…

 

熊野丸「今度は何だッッッッッッ!!!!復活が始まったのか!!!!!!!」

 

自衛隊[違います!!!!!!そ…………それが……………!!!]

 

熊野丸「さっさと言えッ!!!!!なんだ!!!!!」

 

自衛隊[深海死柱が……………………消えました……………!!!]

 

[newpage]

 

熊野丸「消えた!!??!!どういう事だ!!!!!」

 

自衛隊[分かりませんッッッッッッ!!!目の前から綺麗さっぱり消えたんです!!!]

 

ビビビ………ビビ…

 

どういう事か。

全てのポイントの深海死柱が急に姿かたち綺麗さっぱり消えたのだと言う。

では一体全体どこに消えてしまったのか…。

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

 

空間が歪む。

 

神州丸「ま……………まさか……………。」

 

力無く無線機を持つ手を下ろし、目を開きその歪んだ空間を見つめる。

ここまで来ればもうわかるだろう。

消えた深海死柱。

目の前に現れたのだ!!!!!!!!

出てきた柱は1つ。

無線機から入ってくる報告によると海に2本、最後の1つは滋賀県と奈良県の境目に現れたのだという。

 

熊野丸「クソ…………!!!相手の手中なのか……!!!という事は最前衛部隊は深海提督にやられたのか!!??!」

 

深海死柱からの復活はまだ見られない。

しかし現存の深海棲艦と深海提督の数に圧倒される自衛隊たち。

瑞雲組も相手をしているが邪魔建てのせいで深海提督に集中出来ない。

 

港湾棲姫「ここは私が出る!!!だからみんなは深海棲艦…!!!!!!」

 

港湾水鬼「お前の相手は私だ。裏切り者。」

 

港湾水鬼のストレートが港湾棲姫に炸裂。

 

深海吹雪「幹部!!!クッッッソ…………!!!!!!港湾棲姫さん!!!!!」

 

ガシッッッ!!!

 

港湾水鬼「!!!」

 

港湾棲姫「私は………………大丈夫……だから…………先に行って……………!!!!!!!!!」

 

港湾棲姫「ンンンンドゥラァァァッッッッッッ!!!!!!!!」

 

渾身のボディブローを姉の港湾水鬼に食らわし、そのまま連撃をかける。

後のことは託し、吹雪は深海提督目掛け走る。

 

深海吹雪「ウオオオオオオッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!」

 

目のまで肉塊になっていく自衛隊たち。

昨日まで祭りを楽しみともに盃を飲んだ仲。

吹雪の怒りの限界値などとっくに壊れていた。

 

深海吹雪(辞めろ………辞めろ辞めろ………!!!!!!!!)

 

深海吹雪「辞めろおおおおおおぉぉぉぉぉぉッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!」

 

深海提督「ヒーヒャハッハッハッハッハッ!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ビュンッッッッッ

 

ドバァァァァァァァァァァァッッッッッッンンンンンン!!!!!!

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

深海吹雪「あ……………アンタら…………。」

 

深海電「お前………………。」

 

深海金剛「アナタ……………!!!」

 

深海龍田「あぁ………………!!!」

 

深海提督「な……!!!深海提督が10人も一瞬で…………!!!誰だテメェらッッッッッッ!!!!」

 

ザザッ………………

 

「何も戦える戦士は艦娘や自衛隊だけじゃない………。」

 

朋乃「俺達も」

 

ヘヴィボーイ「戦えるんだぜ!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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