夢を見ていたみたいだ。
どんな夢だったかは覚えていないが、さして語るほど大した内容でもなかった気がする。
寝転がっていた草原から身体を起こして、飛び立つ。
今は夏の初め。
行先きは、博麗神社。
数日前、異変が起きた。
新しく外からやって来たらしい吸血鬼が、異変という名のクーデターを起こしたのだ。
ここ最近で起きた異変と言えば、子供が妖精の悪戯で迷子になったり、畑が荒されたり。とてもではないが、『異変』と呼べるようなものではなかった。
しかし、そんなだからだったから、平和ボケしていた妖怪たちは多数吸血鬼の軍門に降って、幻想郷の危機レベルになった。抗争の末に数名の死者も出たらしい。
しかし、その異変は他の妖怪により鎮圧され、一応の終結を見せた。
しかし、この状況をこのままにしておけば、またいつ同じようなことが起きるか分からない。
残った妖怪たちは、この気力を失い、停滞してしまった幻想郷の人間、妖怪と、外から来たり、まだ気力を失っていない妖怪たちのパワーバランスを整える存在を求めた。
その役目を負ったのが博麗の巫女だった。
神社に付くと、既に二人は縁側に座り込んで喋っていた。
「ごめん、遅れた」
一応弁明の言葉を口にしておく。
「まだ2分も経ってないぜ」と
彼女は「…にしってもなぁ… お前も中々面倒な仕事を引き受けたもんだなぁ?」と続ける。
「…しょうがないでしょ?あそこでああでも言わなきゃ、一生あそこから帰れなかったわ」と返す
「『妖怪同士と人間の間でも平等に白黒つけられる
しかし、霊夢は何故だか不敵に笑う。
「私だってなんも考えずに今日まで時間を過ごした訳じゃないのよ。いい考えは浮かんだし、妖怪にも、意外とオモシロい考えをする奴がいるってことが分かったわ」
といってこちらに一枚の紙きれを渡す。
命名決闘法案
と書かれた紙には、その内容を書いたものの美学なのか、様々な『決闘』に対する案が書かれていた。*1
「いつの間にか神社の境内に置いてあったわ。誰が置いたのかは不明だけど、あの話をしってるのはアンタ達以外皆妖怪だから、これを持ってきたのも妖怪ね。誰が書いたかそんなにバレたくないのか、ご丁寧にこれは判の印刷よ。」と霊夢は付け加える。
「『妖怪が簡単に異変を起こし、それを人間が簡単に解決する。んでもって人間と妖怪の直接の力比べをせず、美しさにも重点を置いた決闘をする。』ねぇ。もしもこんなのが本当に実現できたなら、私にだって異変解決ができそうだ」と魔理沙は言う。
しかし…だ。
「妖怪と人間が力差を問題にせずに、平等に白黒つける方法なんかあるの?」と私は聞く。
争いごとなら、あらゆる面で力が上の者が上となってしまう。しかし、それはこの法案を書いた者の意思に添えてないだろう。
霊夢はこう言った。
「人間皆、殴り合いで話を付けてたわけでも、話し合いだけで話を付けてきたわけじゃないでしょう。あるのよ、それ以外の方法が。二人は子供の時、
う~ん?人と白黒つけなきゃいけない場面に直面したことないからな…
「じゃんけん?」
「は?…と言いたいけど、実際は遠からず近からずって感じなのよね。
それは、『ゲーム』をすることよ。」
亀ペースですがよろしくおねがいします