なので、誤字脱字、矛盾などありましたらご指摘ください。
今回は自己解釈、独自設定要素がありますが、できるだけ双方の世界観を崩さないようにしました。あとがきに解説を入れましたのでそちらの方もぜひご覧ください!
2話目の内容を少し変更しました。五条悟が転校生である必要は別にないかなと思いまして。
悟くんは堂々と“自分が最強だ”と言い切ったけど、最強ってどういうことだろう?……でもたぶん、妖怪に襲われているって聞いて驚いたオレたちを安心させようとして言った訳ではないように感じた。
「……っていうか妖怪に襲われたときってどうやって対処してるの!?トモダチの妖怪が召喚できる訳でもないのに……」
「そうですよ!!サトルくん、アナタ一体どうやって……」
ウィスパーがそう聞いた瞬間、オレの左手の妖怪ウォッチが急に反応した。
「最早待っていられる場合ではない……!!五条悟、キサマを倒す!今がその時だ!!」
うわっ、いきなりバトルの領域に引きずり込まれた!万尾獅子が襲いかかってくるなんて!しかもやる気満々だし!!やっぱり何かがおかしい……万尾獅子はこんな性格じゃないはず!
「ケータくん!相手はサトルくん狙いのようです!」
「うん!悟くん、危ないから下がってて!」
「問題ない。俺が戦うから」
「アナタねえ!妖怪ウォッチも持ってないのに、どうやって戦うってんですか!?」
「フッ……キサマひとりで戦う気か……?あまりオレを舐めるな!!」
「あっ、悟くん危ない!」
「満を持して……閃光斬り!!!」
やばい、悟くんに攻撃が……!
「うっせーな、いいから見とけって」
「「か、刀が進まない!?」」
「五条悟!」
悟くんが刀を受け止めるように手を突き出したと思ったら、刀が手に触れることなく止まった!?
「悟くんなにそれ!?」
「アキレスと亀さ。進まないっていうか、俺に近づくほど遅くなってんの」
「くっ…!」
「俺がどうやって妖怪どもと戦うのかって聞いたよな……これがその答えだ」
「ぐぁっ!!」
「あっ!す、すごいですよケータくん!急に万尾獅子が吹き飛びました!」
「それってどうやってるの!?」
「詳しい話は後だ。とりあえず、まずはこいつを倒す」
「くっ……これほどの力を持つとは!だが簡単に倒される思うなよ!正面では攻撃が止められるのなら、全方向から斬るのみ!この大量の斬撃、止められるものならば止めてみろ!開眼・獅子抜刀!!!」
「あのさぁ……この
「ガハッ!!」
「おお、また吹き飛びましたよ!」
「俺の勝ちだ。とっとと領域解けよ」
「うっ……俺が勝つのは今ではない、か…」
「ふぅ、なんとか無事に終わりましたね!」
「悟くん、さっきの技は一体……」
「それより先に、コイツに今何が起こってんのか聞いとこうぜ」
「確かにちょうどいいですね!」
「そうだね!ねえ万尾獅子、なんで悟くんが狙われてたり、妖怪が活発になってるの?」
「ああ……負けた身だ。お前たちに満を持して教えるとしよう」
「事の始まりは五条悟の力が目覚めた時だ」
「力って、さっきの刀を止めたり吹っ飛ばしたりしてた、あの技のこと?」
「正確には、その技と技を繰り出すためのエネルギーを操る技術だ。彼……五条悟の持つそのエネルギーは、我々妖怪のそれと似て異なり、より負の力が強いもので、その分強力なのだ」
続けて万尾獅子は説明してくれた。
「この負の力が強いエネルギーは呪力と呼ばれる力で、それを使った術が呪術という」
「この呪術を操ることができるのが五条家の人間だ。五条家は古くから呪術の力を使い、人々を困らせたり危害を加えるような妖怪の退治をしていたのだ。」
「彼は、五条家の中でも類まれな2つの才能を、初めて両方持って生まれた。【
「これらの才能を自覚し、力に目覚めるのがおよそ生後6年」
「この時点で五条悟は人類最強となった」
「……無下限呪術とは無限を操る呪式」
「六眼とは呪力や妖気などを正確に把握できる眼だ」
「彼が成長するにつれてその力と術式の練度は高まり、ついにここ最近、妖魔界でも最強クラスの存在として認知されるようになった」
「だが、ただの人間がそれほどの力を持つことはまずあり得ない。妖怪ウォッチを持つもの、呪力を持つ五条家など例外はいるが、基本的に妖怪の方が人間より格上の存在。それが自然の摂理だからな」
「五条悟が生まれて、世界の
「五条悟は、人間にしてはあまりにも強すぎた。五条悟が強大な力を持ったことで、妖怪と人間のパワーバランスが崩れ始めたのだ」
「そして、これも自然の摂理と言うべきか……我々妖怪はバランスをとるために、五条悟の力と相対的に強くなった」
「だが、いきなり妖怪全体が強くなったことにより、力を制御しきれなかった妖怪たちの暴走が少しづつ始まっている。そのせいで妖魔界はだんだん混乱してきているのだ」
「人間界にいる妖怪が以前にも増して不祥事案件を起こしているのはその影響だ。我々妖怪が活発なのはそういった訳があるのだ……そう言うオレも、力を制御しきれずに理性が暴走して、うっかり五条悟に襲いかかってしまったがな……」
「……と、言う訳だ」
「………zzzzzzzzz。」
「そうだったんだ。そんなことが起こっているなんて……」
む、難しかった…ってウィスパー寝てるし!ナガバナくらい長話だったから気持ちはわかるけど、大事な話なんだなら聞こうよ……
「ほらウィスパー!起きて!」
「……ハッ!?い、いえモモモ、モチロン起きてますとも!!」
「嘘つけ!」
「痛い!ハリセンで叩かないで!」
まさか、悟くんの“最強だから”ってセリフが本当だったなんて。スケールが大きすぎて実感が湧かないなぁ……
「ちょっとケータくん!?もう起きてますってイタタタタ!」
「俺のことに随分詳しいじゃねーか。どうやって俺に気づかれないで調べた?」
「君の無下限と六眼は長い歴史を持つからな。江戸…いや、慶長だったか。その頃から存在している古典妖怪の一部に五条家を知っている者がいたのだ。その時の五条家にも無下限だけを持つ者や六眼のみを持つ者は存在していたのでな。だがまさかこれほど強いとは聞いていなかった……攻撃が全て通用しないとは思わなかったぞ」
「そうかよ。っつーことは、俺の術式の詳細は広まってないっぽいな」
「ああ。いかに実際に無下限や六眼を見たといえど、得られる情報には限りがある。ましてや五条家初の抱き合わせともなればな」
「とりあえず、何が起こってんのかわかれば十分だ。……おい、何やってんだ?」
「い、いやなんでもないよ?ねぇウィスパー」
「え、えぇケータくん」
「…………」
「万尾獅子だっけ?今日は見逃してやるから、もう襲ってくんなよな」
「ああ……だが、こんなにまた戦いたいと思ったのは久しぶりだよ。いつか満を持してリベンジできる日を楽しみにしているぞ!」
「あ、おい!……ったく。言うだけ言って消えやがって」
「何はともあれ、今何が起こっているのかがわかってよかったね!」
「まあな……だけど、なんの解決にもなってない。このままじゃ俺はいつか妖怪どもに狙われるだろうな。暴走した奴らと違って、計画的に」
「うーん……確かに、なんだか達成感があって忘れかけてたけど、このままじゃ悟くんも妖魔界も危ないよね」
「とにかく、対策はまた今度考えようぜ。お前らと組んだ方が楽そうだし、協力してやるよ」
「協力してくれるんだ!ありがとう!確かに今日は疲れたし、また今度ね!」
「いやぁ、良かったですねえケータくん。今はまだサトルくんの影響はそこまで大きくないようですし、今からならなんとかできるかもですね!」
「これで一歩前進って感じかな!」
「さあ、早く家に帰って明日に備えましょう!」
「うん!」
「……今はまだその時じゃないが、いずれ五条悟が成長してさらに力が強まってしまえば、妖魔界のさらなる混乱は免れない。そうなる前に、おそらく何者かに襲われてしまうだろう。そうなればタダでは済ままい……また戦える日は来るのだろうか……」
この世界では、呪力を持つ者は五条家のみとしました。そうじゃないと特級呪霊とか出てきて妖怪どころではなくなってしまうので……。
そして、五条家の人間は大体が呪力をコントロールできると思うのでこの世界で呪霊は生まれません。
また、本来なら江戸だか慶長だかの時代に無下限と六眼の抱え持ちがいるのですがその時の妖魔界の混乱はどうした?となるので五条悟が初めての抱え持ちです。
よって、加茂家とかの御三家についても出さないことにします。ドロドロしまくっていて闇が深いですし。
そして、今回出てきたバトルの領域ですが、ゲーム版妖怪ウォッチにおいて戦闘時に背景として描写されている紫っぽい謎の空間のことです。
呪術的に言うと、生得領域でしょうか。必中必殺効果は無く、あくまで戦闘時に空間を分断するだけの領域です。
五条悟が戦闘したら建物なんか一瞬で崩壊しますので、そういった面を考えた時に「これなら都合がいいじゃん!」と。
アンケート回答ありがとうございました!
結果は五条悟だけの方が多かったので、五条悟のみの登場にしたいと思います!
めちゃくちゃ長くなってしまい申し訳ありません……
それでは次回も楽しみに!