新キャラを、二人も出しちゃいます!!
そんでもってこれから増えるキャラ達の匂わせみたいなもんも出しちゃいます!!!
お楽しみにぃ……
「たっだいま〜」
『おっかえり〜』
そこそこ重要な情報を手に入れた俺は、恋の香りがした二人がくっつくのを願ってメテオラを置いていき、先にカフェへと戻ってきた。
そこには、キリトとシリカちゃん以外のメンバーと、何故か『А
to Ζ』の奴らも居た。
「エックスにエイチか……何でお前らもここにいんだよ」
「誰かしらに奢ってもらいたくて」
「誰かしらを襲いたくて」
聞くんじゃなかった。
てかエイチの方は目的が危険すぎる。
こんなんじゃ『А to Ζ』が犯罪者集団みたいになるじゃないか!
……今更か。
「まぁそれはそれとして……仕事の時間だぜ」
いつもの声よりもちょいとトーンを下げ、アルゴから貰ったあの紙を見せる。
「これ……『タイタンズハンド』のメンバー?」
「そのとおりだエックス。そん中には、俺達の予想通りグリーンもいる」
紙に記されたメンバーの中で、赤髪の女プレイヤーであるロザリアを指し示す。
コイツ、さっきのばあさんだな。
「この娘が主街区に入って情報を集めて、あとはオレンジが……ということか」
「そういう事だ淫乱女」
「む、淫乱女とは失礼な」
「隙あらばナンパ+セクハラのオンパレードだろお前。……まさか自覚なし?」
「よーし今日はバニーだ」
「そういうとこだバカ!」
何処から取り出したのか知らないバニー服を片手にこちらに躙り寄ってくるエイチ。
とても恐ろしい。
目がガチだ。
じわじわと近づいてこないでくれマジで。
「取り敢えず!……このままだとシリカちゃんが危ない」
躙り寄ってきたエイチを弾き、また真剣なムードを作り出す。
「危ないって……もしかして!」
「……多分予想通りのことだぜ、シズさん。《プネウマの花》を手に入れた所を襲うつもりだろうな」
グリーンが誘き出し、そこをオレンジが狩る。
最近よくある方法らしい。
卑怯なもんだよな〜……って。
「まぁ心配しなさんなシズさん。……そこを利用してぶっ潰すぞ」
『つまり……逆に罠に嵌めるってこと?』
「そういうこった!」
流石はエースちゃん。
話の分かるエリートガールだ。
「そんな訳で作戦開始は明日。作戦メンバーのコードはA、H、M、Z。そしてシズさん。何が何でも、シリカちゃん守るぞ!」
「「『おーう!』」」
「お、おーう!」
―――――――――――――――
2024年2月24日
第47層 フローリア
辺り一面に広がる色とりどりの花。
赤、黄、青と……まさしく圧巻の光景だ。
「わぁ……!夢の国みたいですよ!シズお姉ちゃん!」
「この層は《フラワーガーデン》って呼ばれる位に、フロア全体がお花畑になってるんだよ、シリカちゃん」
その光景を見たシリカちゃんが、喜々として花壇の元へと駆け寄り、花に顔を近づけるシリカちゃんと、丁寧にこのフロアのことを解説しつつ、シリカちゃんの頭を撫でるシズさん。
ここが天国か……。
そんな尊い光景が広がる中、俺達『А to Ζ』は……
「シズさんは博識だねぇ……いぇっくしゅん!!!」
「迷宮区にまで花が咲いてるんだもんなここ……ぶえっくしゅん!!!」
「流石に驚いた……っくちゅん!!!」
『大変そうだねー』
喋りながらスギ花粉に侵される俺とキリトとエイチ。
美しさの欠片もない状態である。
選ばれたメンバーはメテオラを除いてみんな花粉症。
……まぁそのメテオラは後々合流するから今はいないんだけど。
とはいえ、このフィールドは俺達にとって生き地獄なのだ。
俺は花粉症を許さない。
そしてこの世界に花粉症の症状とスギだのなんだのを生成した茅場を一生許さない。
こんな感じでスギ花粉に苦しみながら進んでると、《思い出の丘》の入口に辿り着いた。
「あ、そうだシリカちゃん。君にコレをプレゼントしておこう……ズズッ」
「これは……?」
「コイツは転移結晶って言ってだな……もしフィールド内で何かしらのトラブルが起きたら、コイツで逃げてくれよな……いぇっくしゅん!!!」
「でも……」
「ズズッ……安心しなよシリカちゃん。俺達『А to Ζ』は強いんでね」
不安そうな声を上げたシリカちゃんを安心させるべく、笑顔で答える。
まぁくしゃみしっぱなしだから安心させれるかは定かじゃないが。
慢心のようにも思われるが、ここで出てくるモンスターは予想以上に弱い。
だからこそ、相当なことが起きない限りはこれを使うこともないだろう。
「……あ、そういえば……ゼットくん。昨日言ってたコードMの人は何処に居るの?」
「ズズッ……その事ね?コードMなら……」
「さっきから居るぞ」
未だ姿を見せないコードMが気になったのであろうシズさんが、俺に今何処にいるのかを尋ねる。
俺が答えようとすると、聞き慣れたあの声が後方から聞こえた。
「花粉症だと言うのに……その格好でよく来れたな」
「ズビッ……生憎、マスクを用意する暇もなかったんでな……。やっと来たな、メテオラ!」
「……待たせたな。今作戦において協力する、メテオラだ。よろしく頼む」
両手に持った小型の斧が太陽の光を受け乱反射する。
ようやく『А to Ζ』の最高戦力が到着してくれたのだ。
「ぃよーし!メンバーも集まったとこだし、
『締まらないな〜……』
俺の超絶特大なくしゃみがフィールド内に響き、それが出発の合図として、みんながダンジョン内に入っていった。
ちなみにこん時、俺もキリトもエイチもメテオラが用意してくれたマスクを装着して進んでいくことになる。
―――――――――――――――
「そう言えばゼット、ここってどんなモンスターが出るんだったか?」
「んだよエイチ。前来たときのこと忘れたのか?アレか?更年k」
「それ以上言えば今ここでこれを着せて犯す」
「スンマセン……」
女性に対する
流石にビビった俺は、とてもとても小さな声で謝罪する。
情けねぇよ俺は。
「ここに出るモンスターは殆どが植物系だな」
「弱点は炎だし、この剣が役立つかもね」
怯えきった俺の代わりとして、メテオラとシズさんが解説をしてくれる。
優秀な仲間を持ったものだ……。
「……あ、そう言えばキリトさn………ってうわぁぁあ!!!」
キリトの名を呼ぼうとしたシリカちゃんは、名を言い切る前に植物型モンスターの触手に足を捕まれ、空中で宙ぶらりんになってしまっている。
「助けてゼットさん達!見ないで助けてぇ!」
「それは……無理だな」
「見ないで助けろは無理があるぞ」
『でも助けないと……』
必死にスカートからパンツが見えないように死守しながら、ナイフをブンブン振り回すシリカちゃん。
そんな中、キリトは目を隠すふりをしながら指の隙間からシリカちゃんを見る。
……仕方ない。
「メテオラ、ちょいと斧借りるぞ」
「……何をするつもりだ?」
「何って……助けんだよ」
「……わかったが、どう使うつもりだ?そもそもお前、ソードスキルなんて持ってたか?」
疑い深い目を向けながらも2本の斧を貸してくれたメテオラの質問に答えるように、斧を勢いよく振りかぶり、声を上げる。
「ゲッタァァァトマホゥゥゥゥク!!!」
更に拳に力を込め、強く強く斧を握る。
それとともに、斧が緑色に輝く。
多分ゲッター線。
もしくはプラーナ。
「ブゥゥゥメランッ!!!」
勢いよく叫んだ技名とともに、斧をモンスターの触手目掛けてぶん投げる。
投げ飛ばされた斧は、見事に触手を断ち切り、遥か彼方の上空へと飛んでいき、見えなくなる。
「今だ!シリカちゃん!」
「は、はいっ!はぁぁぁっ!!!」
触手から解放されたシリカちゃんは、地面向かってに落ちるのと同時にソードスキルを発動させ、モンスターの脳天にその短剣を深々と突き刺す。
「おいゼット。俺の斧は」
「まぁまぁ……さっき技名で言ったろ?「ブーメラン」って」
「……まさか」
「そのまさかだ!」
空に向けて指を指すと、軌道を変えて高速で回転しながら戻って来る斧が2本。
シリカちゃんの一撃と戻ってきた2本の斧で、モンスターはポリゴン化し、消滅した。
「シリカちゃん!」
落下していくシリカちゃんを回収するべく、シズさんが駆け出し、お姫様抱っこのような体制で受け取る。
「あ、ありがとうシズお姉ちゃん……」
顔を真っ赤にしつつ、うつむきながら感謝の意を伝えるシリカちゃん。
そんなシリカちゃんは、顔を赤くしたまま俺達の方を向き、とある質問をする。
「あの……みなさん……見ました?」
「見た……何をだ?」
「だから……その……スカートの中……」
「……成る程。そこにいる黒いのは確実に君を見ていたぞ」
「…………はい」
メテオラの核心を突いたであろう発言により、キリトは俯きながら肯定する。
そんな中、俺とエースちゃんとエイチはというと……
「見てみろ。あの花バリ綺麗」
「ふむ、確かに綺麗だな」
『パンジーに似てるね〜』
何故か花を見ていた。
「……折角なら、あの娘とも行ってみたいものだな」
「あの娘?」
『誰のこと?』
「……何でもない」
そう言い、はぐらかしたエイチの顔は、どこか遠くを見つめていた。
……詳しい話を効いてみたいところだが、これ以上詮索すると何が起こるかわかったもんじゃないんでね。
諦めようね☆
……って、おろ?
「へいエースちゃん。あの浮いてるの見える?」
『見える……あれって人じゃない?』
遠くの空を眺めてみると、黒い何かが浮いてる。
パット見、女の子のように見えるのだが……。
「……なぁゼット。アレ落ちてないか?」
「んなアホな……」
エイチに言われ、改めてよーく目を凝らす。
よーく見てると、ゆっくりと下に向かっている。
「……落ちてるね」
「そうだよな……」
『落ちてるね〜……』
「「『…………』」」
満面の笑みで固まる俺等3人。
「エースちゃん!」
『了解!』
静寂を切り裂くようにエースちゃんの名を呼び、仮面を被る。
それと共に向かい風が吹き、《タイフーン》の風車ダイナモが回転し、体内の《プラーナ》が圧縮、仮面のクラッシャーが閉まり、瞳が赤く光る。
「変身……完了ッ!行ってきまーす!」
黒いコートを靡かせ、落ちてくる少女を回収するべくして跳ぶ。
バッタの跳躍力なら……俺なら行ける。
「届けっ!」
勢いよく手を伸ばした俺は、その娘の腕をしっかりと、尚且つ優しく握り、回収する。
そして、空中でお姫様抱っこに持ち方を変えて、誰も居ないところへと降り立った。
「ふぅ……久しぶりに『仮面ライダー』っぽいことしたな……大丈夫かい?お嬢さん」
「は、はい……大丈夫です……」
変身を解除し、《プラーナ》を排出してから、助けた女の子の顔を見る。
……って、この顔、この声、そんでこの態度……まさか。
「君ぃ……もしかしてカトラちゃん?」
「その顔……そしてその声……まさかゼット様!?この世界でもお会いできて光栄です!!」
「オッケー確信した。久しぶりだなカトラちゃん」
俺のことを「ゼット様」と呼ぶのは、多分この世でこの娘だけだろうな。
そんな訳で、俺が救ったのは俺のことを異様に崇拝してくれる娘、カトラであった。
「相変わらず様呼びは変わらないねぇ〜」
『そんな崇高するような奴じゃないのに……』
「い、いえエースちゃんさん!そんな事は無いですよ!」
『その呼び方もカトラちゃんだけだよ……』
取り敢えずカトラちゃんを降ろし、キリト達の元へと向かう。
またあの発作が出なけりゃいいんだがな……
「お、ゼット。お前どこ行ってたんだよ」
「空から落ちてきた女の子回収してた」
「ちゃんと5秒で回収できたか?」
「そりゃもう、パーペキよ。……そんじゃ、こっち来な」
キリトと適当に話し、後ろにいるはずのカトラちゃんを紹介しようとする。
……のだが、後ろには居ない。
すると。
「クックック……アーッハッハッハッ!!!」
遠くから盛大な高笑いが響く。
まさかと思い、とある木の上を見てみると、そこにガイナ立ちで後光に照らさせるカトラちゃんが居た。
「我が名はカトラ!闇を照らして、悪を討つ!!」
何処ぞの風来坊のような名乗りと共に、その木から飛び降りる。
見事にヒーロー着地を成功させたカトラちゃんは、真っ黒な鎧ドレスを輝かせ、再びポーズを決めて、高らかに言う。
「さあ!我が威光の前にひれ伏すがいい!」
堂々としたその言葉に、俺とエースちゃん以外がポカンと固まる。
まぁ、無理もないだろう。
「……って事で、カトラちゃんを回収してきたって訳だ」
『まぁ何ていうか……こんなんだけど悪い子じゃないからさ?仲良くしてあげてね〜』
「アーッハッハッハッ!!!」
そんな訳で、新しくカトラちゃんを加え、《思い出の丘》へと足を進めた。
歩みを進めていくと、目的の地へと辿り着いた。
「あの奥の浮いてる石からお目当ての《プネウマの花》が咲くんだぜ。ホレ、行ってきな」
「はい!」
そう言い、シリカちゃんはシズさんの手を引き駆け出していった。
いや〜やはり百合は素晴らしい。
いつかこの尊さを共感する人と出会いたいもんだ……。
「……それはそれとして、《プネウマの花》って食えんのかな?」
『食用花とかあるし、ワンチャン食べれるんじゃない?』
「でも、この花が食用花だって可能性はほぼ無いだろ?」
「それはそう」
「おいゼット、今食べ物の話をしたか?」
あ、ヤバいのが釣れた。
トンデモナイやつのストッパーを外してしまった。
「この世界のモンスターはどれも旨い!特にこの蛇型の肉が……」
「はーいブレーキ踏もうねー」
蛇肉を取り出し、熱く語るメテオラ。
それを何とか取り押さえる俺。
無駄に力が強い。
『いや〜ホント仲いいね〜』
「流石ゼット様……勇猛果敢に止める姿も美しいです……!」
『……わーお』
……とまぁ、そんな感じでわちゃわちゃしてる間にシリカちゃん達は《プネウマの花》を回収して来たようで、目的を達成した俺達は戻ることにした。
……のだが。
(やっぱ、前にも後ろにもいるよな〜……)
俺の索敵スキルは、前方に10名、後方に15名のプレイヤーを感知した。
おおかた、《タイタンズハンド》の奴らだろう。
……仕方ない。
前はキリト達に任せるか。
「あ!そーだ!俺あっちに忘れ物あったんだった〜。ちょいと取ってくるぜ〜」
そう言い、先人を切って進んでいた俺は踵を返し、《思い出の丘》の方へと向かう。
その際にキリトの肩を叩きつつ、小声で伝える。
「わかるかキリト?」
「あぁ……囲まれてるな」
「前はお前に託す。後ろは俺に任せろ」
「……任せとけ」
前方の敵の処理をキリトに託し、俺は仮面を被ってから少し離れた位置に移動する。
……さてと。
「そろそろ現れたらどうだ?……《タイタンズハンド》様方よぉ!」
クラッシャーを閉じて瞳を光らせ、声を張り上げる。
そこから返ってきたのは、先程聞いたカトラちゃんの笑い声と類似した、高らかな笑い声だった。
「《タイタンズハンド》……だって?フッ、フフッ……ナーッハッハッハッハ!!!俺様をそんな弱小ギルドと一緒にしないで貰おうか!」
そんな言葉とともに現れたのは、右肩に内側の赤い黒いケープを掛けた、カーソルオレンジのプレイヤーが現れた。
そいつから放たれた言葉は、とてつもない衝撃を呼ぶことになる。
「俺様は《
皆さん!!!
遂に『А to Ζ』の案が全員分出ましたよ!!!
ホントご協力ありがとうございました!!!
全力で各々の個性を活かせるように頑張ります!!!
それに加えて、UAが5000を超えました!
目指すはUA10000にお気に入り件数100!!
この調子で張り切っていこーう!!!