SAO〜その武器無し、ENJOY勢〜   作:ポンノ

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また……また赤い光が見えてきたぞ!
ギリッギリの総合評価8.0!!!
ありがとう……今はただ、視聴者の皆様に感謝を

さぁ今回はメテオラ主役回……という名のデート回です
ようやくロニィちゃんたちを出せるんだ……長かったぞ……

RIZE.DUMMY様ぁ!!見てるかぁ!?
望みを叶えてやるからなぁ!!
幸せにしてやんよ!!!

……あ、ちょいと改変した新キャラでます
俺の作品に出ると……背が伸びるんだ


33話 主人公より主人公すんのやめてくんないかな!?

 

 2024年5月5日

 第50層 アルゲード

 

 屋根の上でもやしに抱きついて泣いたあの日から数日がたった今日。

 オーグメントでも泣けるんだな〜……って。

 それはさておき。

 本日は特に予定もないフリーな日なんで、久しぶりに《サイクロン号の》手入れをしてる。

 こういう何気ないケアが後々役に立ってくるんよね……。

 

「サイクロン……強く育つんだぞ」

 

 まるで我が子を見るような目で見つめて、念入りに洗浄する。

 実際のところ、こいつには尋常じゃない程の愛着がある。

 何かと便利なんだよ、この子。

 

「頼りにしてるからなぁ……」

 

 清掃も完了し、いつも通りにシート部分を撫でる。

 そうするとサイクロンは、まるで自我を持っているかのようにエンジンを唸らせる。

 やっぱコイツ感情あるな。

 シンギュラリティーが起こるのも時間の問題だな。

 

 そんな事を考えながら行ったサイクロンの清掃は、お昼を回るよりも前に終わった。

 俺の清掃技術にも磨きがかかってきたものだ。

 とりま掃除用品を俺の部屋に戻しに行くのと、とある用事を済ませる為にギルドホームへと戻った。

 

 それはそうと読者諸君!

 皆様は前回までのお話、しっか〜りと読んでくれたかな?

 もし読んでくれてたら、俺が今回のパートでなにするか……覚えてるかな?

 ……え?

 32話で俺が泣いてたあのシーン?

 

 ……アレは忘れやがれください☆

 そこじゃなくてその前、31話のアレよ。

 メテオラのこと尾行してみるかってとこ。

 今日ってフリーなわけじゃんか?

 絶好のチャンスでしかねぇわけなんだわ。

 

「故に本日!メテオラ尾行作戦を決行する!」

 

 そうと決まりゃ即行動だ。

 あらかた片付けだけ終えた俺はすぐさま自室から飛び出し、メテオラのもとへと向かう。

 宛はねぇけどな!

 ニハハハ!!!

 

「……ん?」

「ふんふ〜ん♪」 

 

 廊下を全速力で駆け出してくと、とある人物が鼻歌を歌いながら歩いてんのが目に入ったもんで、ソイツのもとに方向転換する。

 

「よっすフェン」

「おぉ、ゼットくん。久しぶりだね」

 

 そこにいたのは、妙にツヤツヤしてるフェンであった。

 なんかキラキラしたエフェクトも付いてるし……一体何があったんだろか。

 

 ……まあいっか。

 これ以上詮索すると碌な目にあわなさそうだし。

 俺は詳しいんだ。

 

「……そうだフェン。メテオラのこと見てねぇか?」

「メテオラくん?それなら確か……」

「アイツなら35層にWデートしに行ってるはずだろ?」

 

 フェンが俺の質問に答えようとすると、フェンよりも後ろから声が聞こえてきた。

 声的にエイチであるのは間違いないのだが、なんか声が弱々しい。

 

「確かだが……」

 

 いつもの覇気は何処へやら。

 消え入るような声のまま、エイチは今朝何があったかを語る。

 あ、回想シーンはいりまーす。

 

――――――――――――

 

 本日5月5日、ゼットと出会う前の事だ。

 もはや何時ものように、メテオラとアルゴ、そしてロニィの3人はイチャコラしていた。

 そんな中、服装の話に発展したのだが……

 

「メテオラはその服以外になにか持ってないのカ?」

「……何か重要なことがあるときにはタキシードさえあれば十分だろう?」

 

 この通り。

 この男、全く持ってファッションに興味がなかったのだ。

 その言葉を聞き、呆れながらもアルゴは言う。

 

「えぇ……もうちょっと……ファッションに興味持ちなよ、メテオラ?」

「と言われてもな……」

 

 何故か渋るメテオラ。

 服なんてなんぼあっても良いのにな……。

 

「ほら、一緒に選んであげるからお店行こ!35層にある良いお店知ってるんだ!ほら早く!」

 

 そう言ったロニィは、メテオラとアルゴの手を掴み、ギルドホームの外へと向かった。

 

――――――――――――

 

「……って事だ」

「なるほどねぇ……」

 

 随分といちゃついてやがんなあの3人。

 てかメテオラの野郎、もうちょい服揃えとけよ。

 

 ……それにしても語ってくれたであろうエイチの声があまりにも弱々しい。

 てなわけで、ソイツを見るべく身体を動かすと、俺の顔の横、コンマ1センチ程の所に槍が飛来する。

 

「コヒュ」

 

 喘鳴発生。

 そういや恐怖からもこうなる事ってあるよな、うん。

 決してあの症状が来たわけじゃないもんな。

 

 

 

 ……そうだよな、うん。

 そんな戸惑いと恐怖を抱えつつ固まっていると、フェンの背後から姿は見せず、されど禍々しいオーラを放つエイチがドスの効いた声で話す。

 

「……今の私を見るな。見ようものなら……命は無いものと思え」

「ハイワカリマシタ」

「あはは……ごめんねゼットくん。ちょっと今は……ね?」

「ハイワカリマシタ」

 

 エイチのあまりの恐ろしさから、ハイワカリマシタBOTと化した俺。

 恐怖状態のデバフにかかってそうだな〜……って。

 いやだって、実際コワイじゃん。

 すると……

 

「んォ?フェンに卑劣やんけ!何しと……」

「ウラァ!」

「ゴバァ!?」

「アイエェェ……」

 

 運悪くエイチの後方から出現してしまったもやし。

 その刹那、俺の方に構えられていた槍が急速に動き、深々ともやしに突き刺さる。

 アイツにも痛覚あるんだよな……ナムサン。

 それにしても、なんとグロテスクめいた光景だろうか。

 だがコレも『А to Ζ』内ではチャメシ・インシデントなのだ。

 備えよう。

 

「死ねい!もやし!死ねい!」

「グワーッ理不尽!」

 

 未だにエイチ針串刺しにされてる、俺と同じ境遇、痛覚持ちのもやしを眺める。

 オーグメントでも無いのにこんなにされるとは……一応インガオホーではあるにはあるが。

 だが考えてみて欲しい。

 ここまでされるいわれはない!

 

「……まぁいっか。んじゃ、テキトーに47層うろついてくるわ〜」

「ん、いってらっしゃ~い」

 

 後で墓石でも掘ってやろうと考えながら、いつもとは違う真っ白なマフラーを改めて結び直して、俺は47層へと足を進めた。

 今日はいつもの赤いマフラーは洗濯中なのだ。

 

 47層へと向かう最中、背後からもやしの断末魔らしきものが聞こえたり、「助けてェ!!!」という声も聞こえた気がするが……多分幻聴だろう。

 つーか、俺が入って助けれるような状況でも無い。

 エイチは強い。

 だからこそ、せめて安らかに逝ってくれ。

 

―――――――――――――――

 

 第35層 ミーシェ

 

 エイチからの情報を元に35層に辿り着いた俺は、取り敢えずそこら辺をふらつきながら歩いていた。

 そんな今日の俺の服装は白いマフラーに赤いフード付きのコート、その下に焦げ茶のセーター、そんでもって紺色のジーンズ。

 普段の防護服+黒コート姿とのギャップに驚愕するが良い。

 こう見えて服を選ぶセンスはあるのだ。

 メテオラとは違うのだよ!

 メテオラとはぁ!

 

 閑話休題。

 今手元にある情報は、この階層でメテオラがWデートしてるって事だけだ。

 まぁそう簡単に見つかるわけ……

 

「ワイルドな服のほうが似合うかも……アルゴは?」

「オレっちも同感。次はこの服を着てみてヨ!」

「……俺は着せ替え人形じゃないんだがな」

 

 前 言 撤 回

 すぐに見つかったわ。

 ふっつーにイチャつきまくってるわ。

 こんな堂々といちゃつくもんかよ……口ん中砂糖詰め込まれたみたいに甘いんだけど?

 《プラーナ》が無けりゃ糖尿病になってたわ。

 

「……眺めとくか」

 

 取り敢えず見つかると面倒くさそうなのと見続けてたら何かしら面白そうなことがありそうだったんで、そこら辺の建物の屋根に向かってジャンプした。

 最近、変身してなくてもバッタの能力を使えてて自分が怖くなる。

 

 そんな事を考えていると、飛び移ろうとしていた屋根に居たプレイヤーが、跳んでくる俺に気付く。

 そのプレイヤーはオレンジマーカーの女性で、金髪の褐色肌。

 見た目は違えど、オレンジなのはナオちゃんと同じである。

 んでもって、身長は170ちょいあるくらいだろう。

 ここはナオちゃんといい勝負してる。

 

 そして、その(バスト)は豊満であった。

 ナオちゃんよりもデケェ。

 この勝負、このプレイヤーの勝ちである。

 

 まぁその内容はそこら辺に捨て置いて、何でこんなとこにプレイヤーがいんの?

 それもオレンジ、何かしらの犯罪を犯してる、俺やナオちゃんと同じタイプのやべー奴。

 ふつー来れるような場所じゃ無いでしょ。

 主街区に入るとNPCにしょっぴかれるでしょうて。

 

「……何が起きてんの今?」

「What!?女の子が空飛んでマスヨ!?」

 

 互いにありえないことが目の前で起こってるもんで、二人共驚くことになる。

 片や普通はいないはずの場所にいるプレイヤー。

 片や普通じゃありえない脚力をしたプレイヤー。

 どちらも異常な、オレンジプレイヤーである。

 

 それはそうと、このままだとぶつかって俺だけリアルダメージが入る。

 空中で体制を変えようと錯誤するものの、まだ技量が足りないようだ。

 俺の抵抗も虚しく、俺の身体は自由落下の状態になった。

 それも、プレイヤー目掛けて落ちてる。

 

「あ、駄目だぶつかる。お嬢さん!避けて!」

「No problem!避けるよりももっといい方法がありマース!」

 

 そう言うと、そのプレイヤーは両腕を前に突き出しながら左右に広げる。

 俗に言うハグ待ちの体制である。

 

「こうすれば、どっちも傷つきまセーン!!目的のためには手段を選ばずってやつデース!!」

「なんか使い方違くない?」

 

 言葉に違和感を感じつつも、無抵抗状態になった俺はそのまま女性プレイヤーに抱き着かれる。

 

 

 

 

 

 ここで羨ましなぁとか考えた読者諸君。

 そう思うなら今すぐに変わってくれ。

 不義遊戯持ちがいるなら直ぐにでも手かケツか魂で拍手してくれよ。

 

「ギブギブギブッ!!背骨がミシミシ言ってんだよ!!」

 

 多分受け止めるだけのつもりだったのだろうが、その受け止める力が尋常ではない程に痛い。

 多分ふつーに衝突するよりも痛い。

 人間なのか?

 オーグメントとかじゃ……ないもんな。

 《プラーナ》の量も一般人と同じくらいだし。

 

「Sorry!つい力加減を間違えちゃいました」

「その「つい」で人が死んでたかもしれんぞ……つーか、アンタ誰だ?」

「Oh,そういえば挨拶がまだでしたね!」

 

 そう言うと、その娘はようやくハグ……もといベアハッグから解放してくれる。

 それと共に、俺に向かいドが付く程の元気な声で挨拶をする。

 

「Hello!!!ワタシ、ヤーと申しマス!フツツカモノですが、よろしくお願いしマス!」

「俺等出会って5秒で結婚するん?」

 

 屋根の上ではあるが、三つ指をついて挨拶をするヤー――この人はさん付けでいこう――さん。

 その姿はあまりにも美しかったのだが、絶対間違ってる。

 ……ははーん?

 さては日本語苦手だなぁ?

 

 俺もだよこの野郎。

 まぁいいや。

 とりま俺も名乗っとこ。

 

「俺はゼット。『А to Ζ』の副リーダー」

「What!?『А to Ζ』!?Really!?」

「お、おうそうだが……そんな食い付くか?」

 

 『А to Ζ』の名を聞いた途端、目をしいたけのように輝かせながら俺に近付くヤーさん。

 そんな驚くことなのか……?

 

「……まさかこんなにも可愛いGirlがあの指定暴力団にて、百合の宝庫『А to Ζ』の副リーダーだったなんて……」

「待てや……えっ?待って?」

 

 頭の処理が追いついてない。

 一気に情報を詰め込まれすぎた。

 やべぇ頭いてぇ。

 ……とりま一つだけ訂正しとくか。

 

「何か勘違いしてるみたいだが、俺は男だぞ?」

「……?」

「いやだから、俺男」

「???」

 

 まるで頭に銀河が爆誕したかのような表情で俺を見つめるヤーさん。

 あの〜……あれだ。

 スペースキャットみたい。

 

「……つまり、Ms.ZじゃなくてMr.Zって事ですか……?」

「まぁそうなるな。男だもん」

「Hmm……これがJapanese Traditional Culture『男の娘』デスか。なかなか興味深いものデスね」

 

 何処か腑に落ちてない顔をしつつも、何とか納得したヤーさん。

 何かすごく……すごい不可思議な感覚だわ。

 俺を通して日本の『男の娘』とかいう文化を体験してやがる。

 

「……まぁそれはそれとして、YOUは何しにミーシェへ?」

「ここに来た理由デスか?そんなの、たった一つのシンプルな答えデース」

 

 そう言うと、先程の表情から一変。

 キリッとした顔で、堂々とした声で言う。

 

「ここから、百合の波動を感じたから来たんデスヨ」

「……感じ取れるんだ」

「勿論デス!因みにですがここ最近で強かったのは4月23日の夜デスネ!」

「……そっか」

 

 4月23日の夜と言えば、前回のアレであろう。

 どうやらそのセンサーは壊れているようだ。

 何せあそこにいたのはどちらも男なのだからな。

 ……まぁ見た目的には百合ではあったが、残念ながら側だけである。

 

「……んで、百合ハンターヤーさんや。この、言わば百合の間に男が入ってる状況、貴方はどう捉えますよ」

「fuck」

「わーお……こりゃまた、ド定番なド級のストレートな悪口だねぇ……」

 

 アイテム欄から出現させたナイフを逆手持ちにし、とても低くなったトーンの声で言うヤーさん。

 多分威圧感だけで人殺せる。 

 流石オレンジ。

 

「……ですが、アレは特例デスネ」

「といいますと?」

「あの二人の顔を見てくだサイ」

 

 ヤーさんに言われるがまま、俺はアルゴとロニィの顔を見る。

 どちらも、普段じゃ見せないようないい笑顔をしてる。

 この世界が仮初の、デスゲーム内であるとは思えない程に眩しい笑顔をしているのだ。

 

「簡単な話、アレは恋をしてる乙女の目デース。こういうのは、見届けるのが人としてやるべき事デス」

「……いいね。わかってんじゃないの、ヤーさん」

「その感じ……ゼット、貴方もデスネ?」

 

 その言葉に、俺はただ頷く。

 その後は、もはや言葉は必要無かった。

 ただ俺とヤーさんは、無言で手を握り合い、互いに強く、強く握りしめた。

 

 我々は、メテオラのWデートを何が何でも見届けると、心で誓ったのだった。

 




現れやがりましたコードY!
コイツもオレンジ……ゼットはやべぇ女としか出会えないのかな〜……って

あ、それと一つ宣伝
https://syosetu.org/novel/273059/
全人類見ろ
俺の師匠のSAOだ
最凶のコラボしてたんだわ

んで、も一つ宣伝……と言うかアンケート
ラフコフ討伐戦で……オーグメント入れちゃいますか?
それこそ、Poh達をオーグメントにしたり……とか
コメントか活動報告の方で案をくれ〜
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