SAO〜その武器無し、ENJOY勢〜   作:ポンノ

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……えーっと、皆様、新年あけましておめでとうございます
まさか三が日以内に投稿できないとは……情けない限りでございます
ま、まぁなにはともあれ、今年も良い1年になる事を心から望んでおります……
そんな今回はメテオラデート回の続きにて、ゼットの過去がちょびっとわかるお話でございやす
お楽しみに下さいな……ってわけで早速本編に

Z「待てや作者。貴様、この投稿してなかった期間何してた。まさかとは思うがサボってた……なんて言わねぇよな?」

い、いんやぁ?特にな〜んにもぉ?(い、言えねぇ……この期間、執筆サボってカラオケ行ったりフォトナしてたり100カノ読んでたなんて口が滑っても言えねぇ……!)

Z「そうかそうか……では、インタビューを開始する」

え、インタビューって何……ちょっと待ってくださいゼットさん!バイクで市中引き回しの刑に処すのはマズイ!実際マズイ!俺がネギトロになる!
あ、やめてエンジン吹かさないで!
嫌ァァァァァァ!!!

A『……あ、本編始まるよ☆』 


34話 相対的に見たら俺が一番マトモなの何なの?

 

「そういやヤーさんってさ」

「ン?」

「なんでオレンジマーカーになってんの?」

 

 多分読者諸君も理解してないであろう事を、まだ出会って然程経っていないヤーさんに尋ねる。

 だって気になるじゃん?

 ウチのイカれたクラン『А to Ζ』でもオレンジプレイヤーはナオちゃんと俺だけなのに……。

 

 いやまぁ、オレンジになってないだけでやってることやばいやつ等は大量にいるんだけど。

 もやしとかエイチとかオーちゃんとか……この際キリトも入れとこう。

 とまぁ、認めるのは果てしなく癪だが、罰を与えられてないだけの犯罪者軍団なのだ。

 

 んでもって、眼の前に居るのはオレンジプレイヤーの中々ハジケてるヤーさん。

 ……俺のやりたいこと、だいたいわかったんじゃない?

 

「Hmm……ソレ、聞いちゃいマス?」

「え、うん。聞いちゃうけど……もしかして大罪人だったりする?人殺した経歴あったりする?」

「そこはNo problem!ワタシは一度も人間をコロシタ事はありまセーン!」

「そりゃ良かった……」

 

 俺の質問に、とても元気に答えるヤーさん。

 まぁ殺してないなら問題ないよね。

 安心したよ。

 

「まぁ自分から死んでしまったことはありマスガ……」

「あんま良くなかった……」

 

 安堵の表情を浮かべる俺に、目を逸らしながら補足するヤーさん。

 まぁその言い方的に大体察せたよね。

 殺して“は”無いんだもんね。

 殺してないだけでやばい事やってる可能性は捨てきれないんだから……ねぇ。

 大方暴行だけだろうけど。

 

 ……まぁ殺してはないって言われて安心してしまった俺も可笑しいんだけどね。

 感覚麻痺って恐ろしいわ。

 

「つ、つまり暴行でオレンジになった……と?」

「まぁそうなりますネ。別に後悔はしてませんがネ」

 

 そう言ったヤーさんの顔は、やけに清々しく、淀みが一切見えない表情を浮かべていた。

 ……もしかしてナオちゃんと同じタイプなのか……?

 いや、断定するにゃまだ早い。

 

「妙なまでに清清しい顔してるけど……そりゃまた一体、どうしてさ?」

 

 俺はとりあえず、疑問を確信に変えるべくして、恐る恐るヤーさんに質問する。

 

「Easyな話しデース。百合の間に挟まりやがったFuckin guyを処理しただけデスヨ」

「……そっかぁ」

 

 こりゃアレだ。

 ナオちゃんと同系統、論より拳、暴力は最高の言語(Language)を地で行くタイプの野蛮人だ。

 

 ……是が非でも『А to Ζ』に入れたいねぇ。

 それはそうと……

 

「んー……ねぇアルゴ。こっちとこっち、どっちがメテオラに合いそうかな?」

「そうだナ……オレっち的には右の服のほうが良さそうだと思うナ」

「……」

 

 右手に白系の服、左手に青系の服を持って、神妙な表情を浮かべながらアルゴに尋ねるロニィ。

 そんで、その問いに、こちらも神妙な表情を浮かべて自分なりの回答を出すアルゴ。

 んでもって、もはや喋ることすらできてない着せ替え人形のメテオラ。

 その表情は何処か嬉しそうなんで、満更でもないのだろう。

 

「やっぱり迷うねー……ねぇメテオラ?メテオラはどっちが良い?」

「……俺はどっちでも良い。というよりかは、二人が真剣に選んでくれたものならどんな服だって嬉しいさ」

「メテオラ……♡」

「罪な男だナ……♡」

 

 ナチュラルに、尚且つ無意識に口説き文句を放つメテオラ。

 その言葉に当てられたのか、ロニィもアルゴも目にハートが浮かんでしまっている。

 

 ……砂糖ドバドバ出てきそう。

 何回も言ってるのだが、余裕で糖尿病になるぞコレ。

 てかアイツ、いつの間にか恋太郎みたいになってきてんな……これも作者が100カノの漫画版を一気買いしたからだろうな。

 すーぐアニメに影響されんだから……。

 

「ほんっと、人目も気にせずイチャつきおって……」

「まぁまぁ……ワタシ達はアレを自主的に眺めてるんですから、文句はダメデスヨ?しっかり見届けないとデス」

「そりゃわかってんだが……ねぇ?」

 

 やれやれと言った感じで放った俺の発言を遮るヤーさん。

 だが考えても見て欲しい。

 あんな道端でいちゃつきまくってたら、こう、フラストレーションみたいなのが溜まってくるもんだ。

 ウチの彼女肉体なくなってるし。

 

「はぁ……俺もエースちゃんといちゃこらしてぇ〜」

 

 帰ったら取り敢えず胸と尻を揉もう。

 そんな事を頭に過ぎらせていると、ヤーさんが何処か呆れた表情で呟く。

 

「Oh……隣の芝は赤く見えたってやつですネ」

「戦闘でもあったのかよその芝。青く見えるんだぞ……って、待って?なんで今その言葉使った?用途違くない?」

 

―――――――――――――――

 

 さて、疑問が残ったままではあるものの場面は変わりまして。

 買いたい服が買えたようで、3人は服屋から店を変えて、今は甘味処に居る。

 パット見でしかわかってないのだが、ロニィとアルゴの頼んだスイーツはそれぞれ餡蜜とぜんざい。

 それをメテオラにあーん♡で食べさせている。

 メテオラの野郎「うまい!」しか言ってねぇな。

 煉獄さんかっての。

 つーか、これ以上糖分を摂取して……どうするつもりなのだろうか。

 

 ……ちょっとこれ以上ここの実況してると読者様方の約9割が糖尿病になるんで省かせてもらいますね。

 その分、俺とヤーさんとの他愛のない会話を楽しんでて下さいな。

 

「……ヘイ、ヤーさん」

「うぇへへ……ン?どうかしましたカ?」

「いんや、ちょいと質問をね……ヤーさんってアメリカ育ちだったりするの?」

 

 幸せそうなオーラを展開する3人を遠くから見つめ、その尊さから来るものなのかナイアガラの滝のようなよだれを垂らすヤーさんに、ちょいとした質問をする。

 人ってあんなによだれ出るんだ。

 漫画でしか見たこと無いや。

 

「Yes!モチロンアメリカ産まれデース!ですが、インターネットを経由してニホンの素晴らしい文化をたっくさん見ましたヨ!」

「ほほう……だから日本に?」

「その通りデース!……ですが、ここに来るまでに一悶着ありまシテ……まぁ簡潔に言えば、家族喧嘩デス」

「家族喧嘩……か」

 

 俺の問いにヤーさんは、頬を掻きながら答える。

 それにしても、家族喧嘩ねぇ……

 ヤーさんから放たれた「家族」というワードに、少し引っかかり、少し表情が曇る。

 如何せん、家族関連だと良い思い出が無いのだ。

 

 ……ほんっと、生きる価値もねぇのに無駄に生きやがって。

 

「……Mr.Z?大丈夫デスカ?」

「……んぁ?」

 

 俺の表情の変化を察したのか、ヤーさんが心配そうな顔を浮かべて尋ねる。

 勘付かれてしまったようだ……いや失敬失敬。

 

「なんともねーですよ」

「デスガ……」

「いーのいーの。そんな気にしないでくれよ。案外どーでもいい話だし?それはそうと、その親子喧嘩っての?どんな感じだったの?」

 

 取り敢えずこれよりも深堀りされないためにも、話題を逸らす。

 そろそろシリアスっぽい雰囲気はゴミ箱にポイしとこう。

 

「ワタシもdadも当分入院してマーシタ」

「入院て……え、被害は?」

「右足と鎖骨と肋骨を折ってやりマーシタ。ワタシは左腕折られマシタ。おあいこデスネ」

「おおよそ「おあいこ」で片付けれるほどの被害量じゃないぞ……親子喧嘩のレベル高すぎ怖すぎ」

 

 この人、マジでやべぇわ。

 まさか現実で本格的な殺し合いを実の父とやったなんて……。

 

「とは言え、それのお陰でdadもニホンの素晴らしさを享受出来ましたヨ!終わりよければ滑ってヨシ!デース!」

「終わりで滑っちゃ台無しでしょ……全てよしね?」

「Oh……ニホンゴムズカシイデスネイップタサイセイバンザイ」

「聞き捨てならねぇ言葉聞こえちゃった」

 

 こんな感じで雑談しつつ、メテオラのWデートを眺めつつ。

 そうこうしてる間に時間は経ちまして、いつの間にか空の色も赤くなってきている。

 さてメテオラの方は……

 

「次の機会があれば、これらを着てこればいいんだな?」

「……で、どう?今日の買い物で服に興味を持てた?」

「……まぁ少しは、な」

「じゃあ次は自分で買った服を着て来てくれよナ!」

「そうだな。……次があったらそうする事にしよう」

 

 どうやら幸せなまんまでデートを完遂出来たようだ。

 いやぁ〜良かった良かった。

 この作品には珍しく、なんのトラブルも無くハッピーにデートが終ry

 

「おいおい兄ちゃんよぉ!」

「二人も女の子侍らしちゃって……えぇ?自慢かこの野郎!」

「羨ましいねぇ〜……」

 

 ……そう上手くは行かないよな、うん。

 何だろう、人生みたい。

 

「……何だお前等」

 

 突破ながらも戦闘態勢を取り、己の後方にロニィとアルゴを移動させるメテオラ。

 そういうところだぞ。

 

 ……っと、そんなふざけた事言ってる場合じゃないよな。

 アイツ等に任せてもなんとかなる……というか、最悪ロニィだけでどうにかなりそうな力量の差があるのは明々白々なのだが、せっかくなら俺もかっこいいとこを見せたい。

 だって主人公だもん!

 

「とは考えたものの、どうやって対処するかねぇ……」

 

 このまま突っかかってきた三人衆のもとに凸るのもありではあるが、そうすると……

 

―――――――――

 

「お前いつから居た」

「ハッハッハ。ナンノコトヤラ。ワタシハベツニキミタチノデートヲミテイタワケジャナインダヨ。ソウダロウ?ヤーサン」

「デース」

「……」

 

―――――――――

 

 ……ってなってボコボコにされるのはバカでもわかる。

 それも、多分俺だけだ。

 かと言ってメテオラに任せるのも癪だ。

 もうコレ以上俺以上に主人公ムーブするのは許さん。

 

 ……待てよ?

 今ここには俺だけしか居ないわけじゃないだろ?

 ヤーさんが居るんだぞ?

 

 ……ニハハハ!

 だったら、やることは簡単じゃねぇかよ!

 

「……ヘイ、ヤーさん。アンタ、ウチのクランに入らねぇか?」

「『А to Ζ』に……デスカ?」

 

 俺が動けないんならヤーさんに任せて、それを「入団試験」ってことにすればいいんじゃないかと。

 そう思い立ったわけだ。

 

「そうさ。まぁ任命するなら……コードYだな」

 

 思い立ったが吉日。

 その言葉を胸に、俺は脳をフル回転させて、ヤーさんに適合しそうなコードを選択する。

 

「コードY……!YES!是非とも入れてくだサーイ!」

「ニハハハ!……んじゃ、いっちょ『入団試験』といこうじゃないか」

 

 片腕の肩を回しつつ、メテオラたちに絡む男共に目線をやる。

 そんでもって、超絶簡単な試験内容を伝える。 

 単純明快で、バカでもわかるような内容だ。

 

「あそこに居る幸せをぶち壊そうとしてやがる三人組、全力でぶっ潰してこい」

「……HeyHey?そ〜んなEasyなMissionでいいんデスカ〜?」

 

 俺が与えた指令に、余裕たっぷりな表情で、そして嬉々とした声で答えるヤーさん。

 そんな彼女の片手には、軍用のアーミーナイフが握られていた。

 

「おうとも!思う存分やっちまいなよ、ヤーさん!」

「なら、そこで見ててくださいネ?すぐに終わっちゃいますカラ」

「ほほ〜ん?随分と自身があるようで……カウントは?」

 

 アーミーナイフを空中で回転させて掴み、また投げて回転させて掴む。

 そんな行為をやり終え、逆手持ちにしたところで、俺の問いに答えを出す。

 

「10……いや、8で十分デス!」

 

 そう言い切り、勢い良く跳び立つ。

 空中で停滞しつつも、しっかり目標を捉え、喧嘩を仕掛けてきた3人のバカのもとに降り立とうとする。

 残り7秒。

 

「な、何だテメ……ゴハッ!?」

「リーダー!て、テメェ……グワーッ!?」

 

 着地したヤーさんはまず手始めに、中心に居た男を蹴り飛ばし、右側に居た男をアーミーナイフで切りつけて、コイツも吹っ飛ぶ。

 この間、僅か2秒。

 念の為に言っておくが、ここは圏内であるため、HPが削れることはない。

 強いて言えば、軽いノックバックが発生するくらいだ。

 

 だからこそ、圏内戦闘では恐怖を刻み込む。

 トラウマを植え付けるのだ。

 もう二度と、こういうカップルに楯突くことが出来ないようにするために。

 残り5秒。

 

「ま、待って待って〜?俺達、まだ手ぇ出してないじゃんか?ここまでされる必要あるかな〜?」

 

 まるで流れ作業かのようにアーミーナイフを向けられた左の男が、両手を上げたうえで説く。

 ゆったりと喋ってたのも相まって、かかった時間は2秒。

 ここからどう対応するのか……。

 残り3秒。

 

「うるせーデス」

「ゴワッ!?」

「素晴らしい純愛の雰囲気を、初々しいデートの雰囲気をぶち壊した時点でGuiltyデース!」

「グハァッ!!!」

 

 どうやらコイツのセリフだけで止まるような優しさを、ヤーさんは持ち合わせていなかったようだ。

 そのせいでか、説こうとする男の言葉を遮り、腹部目掛けて蹴りを放ち、宙にふわっと浮いたところで、アーミーナイフで切りつけた。

 これにてタイムアップ。

 宣言通り、8秒で奴等の無力化に成功した。

 これほどの実力、んでもって先程まで同行して、嫌と言うほど理解した『А to Ζ』適応力。

 コードYとして採用しても、何ら問題はないだろう。

 そんな事を考えて首を縦に振っていると、アーミーナイフを片付けたヤーさんがコチラに向かって手を振る。

 

「ヘーイMr.Z!宣言通りやってやりマーシタ!これぞ正しく、有言執行デース!」

「意味はほぼ合ってるんよね……まぁ訂正しとくと実行ね?」

「……実行執行?」

「違う、そうじゃない」

 

 と、そんな感じに談笑しつつ、俺はヤーさんの元へと向かう。

 んでもって伝える。

 

「んじゃ、改めて挨拶だ。ようこそ、コードY。我等『А to Ζ』は、貴方のことを歓迎するよ」

 

 そう言い、ヤーさんに向けて手を伸ばし、握手を求める。

 

「YES!こちらこそ、これからよろしくお願いシマース!!!」

 

 太陽のような眩しい笑顔を浮かべ、俺の手を取るヤーさん。

 てなわけで、これにて本当のハッピーエンド……

 

「……で、コレはどういう事だ?ゼット」

 

 ……というわけにもいかないようだ。

 ならば!

 

「逃げるぞコードY!作戦名「いのちだいじに」だ!」

「Yes sir!My Road!」

 

 説教モードに入りかけていたメテオラを見て、俺とヤーさんは瞬時に逃走を図る。

 当たり前だ。

 説教なんて喰らってたまるかってんだ。

 

 かくして、『А to Ζ』にまた新しいメンバーが増え、その狂気はさらにさらに、より濃くなっていくことになるのは、歴然とも言えるだろう。

 あ、このあとふっつーに捕まって俺だけ説教喰らいました。

 




新年一発目のお話から暗い要素出してんじゃねぇ!
……まぁ別にいっか

ラストのシーンは機械好き様の「SAO 白き隕石の軌跡」の第16話を見てもらえりゃより楽しめます

本編の方でも書いたように、シン・仮面ライダーの漫画版やニンジャスレイヤーよりも先に100カノを揃えました
あの作品はすげぇよ……感動あり、恋愛あり、ギャグ大いにありだもん
ほんと大大大大大好きです
あ、俺の推しは盆能寺百八先生です
あの人の倫理の授業受けてぇ〜
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