SAO〜その武器無し、ENJOY勢〜   作:ポンノ

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さて、そんな今回はコラボ回最終回!

本日の見どころさん!
・本作最長の7000文字で送る混沌を極めた勝負!
・タイトル通りのゼットvsカルム(一瞬)!
・仮面大佐様の方では無かったちょいとしたエンドトーク!

お楽しみにぃ……!


3話 遂に決着!『シン・仮面ライダー』VS『紫紺の剣士』!

 

「うわぁぁぁぁ!!!」

 

 2回戦目が開始されるのと同時に、ディアベルが輸送される。

 通知が示すには、今度の鬼はディアベルになったようだ。

 哀れディアベル。

 

「さぁ、逃げるぞ!」

 

 今度はエギルの掛け声に合わせ、一斉に逃げ出す。

 俺はとある計画を進めるため、カルムの向かった方向へと進む。

 さて、ディアベルが鬼になって30秒経ち、解き放たれる。

 

「……さぁ、行きますわよ。手始めにカルムちゃん!貴方をこっちに引きずり込みますわ!」

「おまっ!ふざけんなコラ!」

「まぁそーなるよなー」

「至極当然だよ。犠牲になって、尊厳破壊されて、カルムさん」

「おや、エックスに信頼されたねぇ、カルム」

「どこがだよっ!」

 

 遂にカルムにも毒を放つようになったエックス。

 成長を感じる。

 

「あら、そこにいらっしゃるのは……カルムちゃん!」

「げ!見つかった!」

「はっや」

 

 人が少ない友人の成長を感じてしんみりした好きな心に浸ってるっていうのに……。

 忙しない奴らだ。

 

「……おん?」

「あら?」

 

 なんてこった!

 ディアベルと目があっちまった!

 

「……まぁ落ち着けよディアベル。今俺のことを狙うとカルムを逃がすぞ?そいつは、あまりよろしくないぜ?」

「……確かにそうですわね」

「だろぉ?だったら」

「でもそれとこれとは関係ありませんことよ?」

 

 ……嘘だろ?

 

「見てみてくださいキリトさん。あれが哀れな男です。鬼との交渉に破れた今、生き残る道はありません」

「哀れだな」

 

 ガヤの声がとてもとてもうるさい。

 ……仕方ないか。

 

「ニハハハ!いいぜぇ?ディアベル、俺を捕まえろよ」

「んな!正気か、ゼット!」

「あぁ正気も正気、大正気だぜぇ?」

「お前……捕まったらあの姿になるんだぞ!」

「承知の……いや、覚悟の上だ」

「やめるんだ副リーダー!そんな事をしても誰も得しない!」

「いや?俺が得する」 

 

 俺のトンデモ発言に、カルム、キリト、エックスの順に止めようとする。

 が、全て弾く。

 

「それにだな」

 

 俺はディアベルの手を取り、お嬢様になる。

 服装が変わったのを確認し、ヘルメットを外す。

 

「私、自分で言うのもなんですが美形ですのよ?どうせならこっち側で楽しませてもらいますわ!!!」

 

 忘れちゃいけないが、俺の顔をとても女顔。

 コンプレックスの塊であった顔も、こんな場面じゃ好機も好機。

 今はこの顔に産んだ両親に、感謝を。

 

「うわっ、見てくださいキリトさん。あれがウチの同期のせいで性癖を破壊された哀れな男です」

「女装癖……か」

 

 何か音も葉もない噂が聞こえる。

 そんなんじゃねぇから!

 

「決めましたわ。貴様ら2人は必ず背負投げして排除しますわ」

「女装癖開拓者が俺たちに敵うと思うな!」

「元よりスニーキングを極めたこの僕に勝てる……とでも?」

「んなっ!スニーキングですって!?」

 

 何て卑怯な男だ!

 隠れるなんて……!

 

「卑劣ですわよエックス!恥を知りなさい!」

「騎士道!」

「隠れてたアンタは黙ってなさい!この騎士BOT!」

「そちらこそお黙りになって!女装癖の『ヘン・仮面ライダー』は!」

「「やってやろうじゃありませんの!!!」」

 

 とても醜く言い争うお嬢様2人。

 そんな俺等を見て、逃走者どもはその心に余裕を持つ。

 

「あれなら逃げ切れそうだな」

「おや、フラグですか?エギルさん」

「まさか……ってヤベ!」

 

 フラグの回収はエックスが思っていたよりも速く、エギルの前にディアベルが現れる。

 なんと俺達は、既に言い争いを終えて、油断している逃走者共を地獄に送り込もうと考え、行動していたのだ。

 これが騎士道。

 しかし、それで捕まるほど、エギルも弱くない。

 

「こんな所で捕まってたまるか!」

「うわっ!何投げつけてきてんですのアナタ!」

「俺は帰らなくちゃいけないんだ!!俺の世界に!!」

 

 あ、待って、トラウマががが*1

 

「そんな物騒で野蛮な子には……お仕置きですわ!」

「何ぃ!?」

 

 投げられるアイテムを華麗に避け、エギルに接近する。

 「妨害」という一つのことに徹した人間というのは弱くなるもので、エギルは近づいてくるディアベルのタッチを回避することは出来ず捕まってしまった。

 

「のわぁぁぁぁ!!」

「悪に裁きを!それが騎士道ですわ〜!」

「……もう何も言わねぇーですわよ」

 

 これ以上の口論は無意味だからなぁ。

 ……さて、大義を果たそうか。

 俺は息を殺し、とある人物に接近し始める。

 

「よし!あと30秒ですよ皆さん!」

「勝ったな。風呂食ってくる」

「あ、それもフラグ」

 

 残念、カルムはフラグ立ててしまった。

 

「ガル゙ム゙ゥ゙ゥ゙ゥ゙ゥ゙ゥ゙ゥ゙!!」

「やっべ!!!」

 

 血気迫るエギルを確認したカルムが、フラグを回収しないために全力で逃げる。

 さぁ、このまま逃げ切れるかな!

 

「……ふぅ、何とか平穏に終わりそうだな」

 

 おや?

 こんなところにフラグを立ててる黒ボッチが居ますね。

 妙ですね?

 まだゲームは終わっていないというのに……。

 

「……時にキリトくん。君は先程の約束を覚えてますこと?」

「約束?約束ってのは……っは!まさか!」

 

 何者かの声に反応し、キリトは後ろを振り向く。

 そこには、超絶笑顔で佇む俺が居た。

 すぐさまキリトの腕を掴み、前方に浮かす。

 背中にかつぎ、肩口から投げ、勢いよく地面に叩きつける。

 

「華々しく散れぇ!」

「いってえぇですわぁ!」

「これで約束は果たせましたわね……って、あら?」

 

 ふと空を見上げると、タイマーは無慈悲にも0を示していた。

 ストレスは発散できたものの、また依頼は達成できなかった。

 

「……カルムぅ!!!」

 

 俺の叫びが響き、俺達は再びスタート地点へと戻された。

 そして、カルムの元へと進み、問い詰める。

 

「お前は何が望みなんだよ!?」

「鬼にならないとこのゲームを終えられないんだぞ!?」

「そんなにやりたくないのかい!?」

「当たり前だろうが!!」

 

 かつて鬼だった俺たちが、カルムに向けて全力で怒りをぶつける。

 それに答えるようにカルムも怒りをぶつける。

 争いは同じレベルでしか起こらないんだなー……って。

 とは言え、カルムが……というよりかは全員が鬼にならないと終われないのは事実。

 どうするべきか……。

 

 

 

 さてさて、俺が苦悩に満ちる中、そんな事露知らずな観客達はというと……。

 

「ーーーーッ!!!」

 

 声にならない声を上げ、机をバンバン叩くエースちゃん。

 もう腹筋崩壊を恐れるのはやめよう。

 無駄っぽそう。

 

「……後でキリトくんに頼んでみようかな?」

「……一応聞いておくけど、何を?」

「え?またお嬢様姿になってくれないかなー……って」

「アスナ……」

 

 既に戻れない所まで行ってしまったアスナさんと、それを憂うミトさん。

 彼女は彼女で苦悩に満ちているようだ。

 ……おや?

 小声でなにか聞こえるね?

 

「……カルムのお嬢様姿、ちょっと見てみたいかも」

 

 ……おやおや。

 残念そうな声でそんな事を……。

 ……仕方無い。

 やるしか無いか。

 

 

 

 覚悟を決めた所でプレイヤー側。

 またまた集められた俺達。

 しかし、今はとある事にクレームを言い合っている。

 それはと言うと………。

 

「なんで5分に伸びてやがんだよ!!!」

「えーっと……「2回連続で逃げ切ったプレイヤーがいる為」だってよ」

「それって……!?」

「お察しの通り、貴方ですよ。カルム」

「遂に呼び捨てに……!良かったなぁカルム……」

「どこでしんみり感じてんだよお前は!」

 

 友の成長を感じ、二度目のしんみりタイムを迎える俺。

 歳を取るとこういうのも増えるんよね〜……まあまだ学生なんだけど!

 

「……とは言えカルム。覚悟しろよ」

「何をだよ……」

「お前の尊厳、次の試合で滅ぼす」

「はっ!やれるもんならやってみな!「二度あることは三度ある」……俺の好きな言葉だ」

「……「三度目の正直」」

「っ!」

「俺の好きな言葉ってやつだ。どっちが勝つか、勝負しようぜ」

「……かかってこい。最終決戦にしてやるよ」

 

 俺たちの間に稲妻が走る。

 この戦いで、俺は本当に『シン・仮面ライダー』になるという事を今の内に読者諸君に伝えておこうか。

 

 さて、3回線目が始まる前にも、喜劇ってのは起こるもんで。

 

「さぁ!3回目の助かることのないプレイヤーは誰かな〜!?」

「ゼット、お前が責任を持って逝ってくれ」

「そうですよ副リーダー。それが世のため人のためってやつです。大義のために逝ってください」

「やだ♡……とは言え、俺はディアベルを推薦するよ」

 

 キリトとエックスからの使命の対象者を、流れるようにディアベルへ変える。

 

「なんでさ!……って、なんか急に引き戻されて……」

「あ……」

「マジか……」

 

 はい。

 3回戦目の鬼はまたもディアベルです。

 哀れ。

 

「なんでですのぉ!」

「可哀想に……。それこれも全てゼットが……」

「待てやエックス。流石にアレは想定外だ。願いが通じるとは思わねぇだろ普通」

「とにかく逃げるぞ!」

 

 今度はキリトの掛け声で、一斉に逃げ出す俺ら。

 そんな俺は全員から離れ、このマップ内で一番高い建物へと向かい、その天井に立つ。

 

「……さてと」

 

 今まで外していたヘルメットを装着する。

 覚悟は決まった。

 後は行動するだけだ。

 

「……さぁ、行きますわよ!すぐにでも道連れ作ってハッピーエンドですの!」

「幸せの押し売りはやめようね!」

 

 俺たちの逃走から30秒たち、遂に解き放たれるディアベル。

 そんなディアベル。

 今日は運が良いようで……。

 

「あっらぁ!すぐそこに居ますわねぇ!!!」

「何だって!?」

 

 開始早々見つかり、捕らえられるエギル。

 今度は何かしらのセリフを吐く余裕もなかったようだ。

 可哀想に。

 ……さてと。

 

「何でお前もここに居るんだよクロボッチ!」

「ここならバレないからに決まってんだろトラブルメーカー!」

「だからってここに来んじゃねぇよお前はぁ!一人でいろや!」

「お断りだ!そんな言うならお前が逝け!」

「「やんのかテメェ!!!」」

 

 普段の仲裁人がいないため、取っ組み合いが始まる俺とキリト。

 それにしても2人揃って高いところに行くとは。

 

「バカと煙は高いところが好きってわけだな!お前バカだしよぉ!」

「オメェもだろうが!オラ!落ちろこの野郎!」

「オメェが落ちるんだよ!」

 

 とても醜く争い合う中、俺達はとある事を懸念していた。

 このゲームは、鬼ごっこであるということを。

 

「そこで何を言い争ってますのー?」

「んなっ!?」

「やべっ!!」

 

 俺たちの取っ組み合いを止める男、ディアベル現る。

 瞬時に俺とキリトは離れ、ディアベルは俺のもとに接近する。

 

「何故に俺ぇ!?」

「近かったからですわ!」

 

 なんてわかりやすい理由なんだろうか。

 ふとキリトの方を見てみると、既にいなくなっている。 

 あの野郎、壁走って逃げやがった。

 

「ざっけんなー!!!」

「さぁ、観念してお縄に捕まりなさい!」

「いやだぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

 

 叫び声虚しく、俺は捕まった。

 それだけで済まず、俺は天井から落ちてしまった。

 

「あ」

「ありゃ死んだな」

「成仏してください副リーダー。どうか安らかに」

 

―――――――――――――――

 

 カルムは心に恐れを抱えていた。

 いつどこから、あの狂人(ゼット)が動き出すか。

 あの塔から落下した後、ゼットの霊圧は消えている。

 今何処で隠れているのか……。

 そんな事を考えているだろう。 

 

「……今日なかなか曇ってんな」

 

 ゴメン訂正。

 恐れはなさそうだ。

 そんなカルムは今、鬼に警戒しながらも隠れるのをやめ、別の場所へと歩んでいた。

 すると、カルムの視線を光が隠す。

 曇っていた空の雲が消え、光が降り注いだのだ。

 

「うおっ眩し……ッ!」

 

 光りで閉じた目を開き、視線を空から大地に降ろす。

 そこには、カルムの前には、既に変身を終えた俺が、ゆらゆらと揺れながら立っていた。

 カルムの存在を察し俺はカルムを見つめ、重い口を開き言う。

 

「よぉ、久しぶり」

「……マジか」

「大マジ」

 

 プラーナを循環させ、仮面の目を光らせる。

 

「元気ピンピンだぜ!」

「その口調……」

 

 カルムが疑問を持った。

 なんせ、眼の前に居る男は捕まったはずなのに、口調が普段通りになっているのだ。

 さらにさらに、強制的に装着されたお嬢様服は半分に破られて、普段の黒コート代わりになっているのだ。

 んでもって、飾りで用意されていたであろう赤いリボンをマフラー代わりにしている。

 そんな俺を見たカルムは、1つの答えを見出し、その原因の名を言う。

 

「……プラーナか!!」

「正っ解っ!!」

 

 頭を親指で小突きつつ、仮面の下に笑顔を浮かべて答える。

 一種の生命エネルギーであるプラーナは万能であり、ありえないことを可能にできる。

 

 そう、なんでもありなのだ。

 

「さぁカルム……お前もお嬢様になって、ミトさんにその姿を拝んでもらえ!」

「そんなんやだぁぁぁあ!!!」

 

 いつもの口調を崩壊させ、逃げるカルム。

 しかし、現実はとても虚しく残酷だ。

 というか、相手が悪すぎる。

 片や人間。片や改造人間。

 差は歴然というものだ。

 

「人間が俺に勝てると思うなぁ!!!」

「いやああぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 足に力を溜め、高く高く跳び上がる。

 その高さ66.30m。

 無駄である。

 が、恐れを植え付けるには十分。

 無駄に高く飛んだ俺は空中で高速で回転し、カルム目掛けて一直線で堕ちる。

 そして、勢いよく墜ちてくる俺を回避できるわけもなく、カルムは捕まった。

 

「やってやったぜぇぇぇぇぇぇぇえ!!!」

「何でですのぉぉぉ!!!」

「ようこそぉ!底辺の生活(こちら側)へぇ!!」

 

 俺は大義を果たした。

 さて、今までさんざん逃げまくった罰として、カルムにはもう少し喋ってもらおう。

 

「さ、他のやつ捕まえに行くぞ」

「嫌ですわ!もうここから動きませんわ!」

「あのクロボッチみたいなこと言ってんじゃねぇぞ。ホレ、諦メロン」

 

 床に伏すカルムをお姫様抱っこで抱え、再び高く跳ぶ。

 先程の無駄に高い跳躍で、誰が何処に居るかは把握できている。

 プラーナ万歳。

 

「いやぁぁぁ!高いですわ!高いですわぁ!!!」

「文句言うな!……ホレ、見つけたぞ」

 

 俺が顎で差す場所に、キリトが居た。

 キリトだけでなく、エギルも居た。

 

「……ありゃ任せていいか」

「もう助かりませんわねアレ」

 

 カルムの言う通り、抵抗虚しくキリトは捕らえられた。

 残念!

 

「んじゃ、エックスはどーこだ」

「……まさかとは思いますが、アレじゃないですの?」

「アレ?」

 

 カルムが指を差すところには、エックスが居たのだ。

 居たのだが……。

 

「……あれがスニーキング?」

「頭隠して尻隠さずとは、まさにこの事ですわねー……さ、速く終わらせてくださいまし」

「へいへーい。……あ、そうだカルム」

「何ですの?」

 

 こちらを向いたカルムに、自前のカメラで写真を撮る。

 

「ちょっ!何しやがりますの!」

「俺、将来はジャーナリスト目指しててさぁ、カメラで写真を撮るってことを生き甲斐にしていきたいんだよね」

「そんな事聞いたことありませんでしたわよ!」

「そりゃそうだ。ついさっき決めたことだからな」

「ホント何なんですのお前はぁ!!!」

「ニハハハ!」

 

 まぁこの写真の使い方は後々として……。

 

「さぁ、行くぜ!」

「了解しましたわ!」

 

 俺は体制を変え、空中を蹴る。

 それにより、超高速でエックスのもとに降り立つ。

 俺の着地地点で、どでかいクレーターが出来上がる。

 

「さぁて、エックスくんは何処かな〜」

「隠れてないで出ておいでくださいまし〜」

 

 少し顔を赤くしたカルムを降ろし、ケツ丸出しのエックスに接近する。

 そして、かつての約束を思い出す。

 

『貴様ら2人は必ず背負投げして排除しますわ』

 

 既にキリトは投げ飛ばしている。

 となれば……。

 

「あとはエックス。貴様だけだ」

「マットは引いておきますわ。思う存分にやってやってくださいまし」

 

 どこからともなく体育の運動用マットを取り出し、設置するカルム。

 君も案外ノリノリだね。

 

「さぁ、覚悟を決めろ」

「……1つ聞かせてくれるか?ゼット」

「聞こう」

 

 エックスは隠れるのをやめ、俺に向き合う。

 

「何で普通に喋れてんの」

「プラーナ万歳」

 

 答えにならない答えを出し、腕を掴む。

 そっからは、キリトと同じプロセスだ。

 

「くたばれぇ!!!」

「ぐえぇ!」

 

 かくして、全員がお嬢様になり、ゲームは終わりを告げた。

 

 

 

 さて、観客席……うわ。

 

「………」

 

 何だろコレ。

 笑いすぎて真っ白になってる俺の彼女が居る。

 人って笑いすぎると真っ白に燃え尽きるんだ。

 

「ミト!カルム君のお嬢様姿も悪くなかったでしょ!?」

「…………確かに」

 

 何でしょうかコレは。

 完全に毒されてしまってますね。

 もう助かりませんね。

 

 

 

 さて、ちょいと地獄から戻ってプレイヤー。

 何とかクエストを終えた俺達は、ミッションクリアということで元いた場所へと戻って来たのだ。

 

「畜生……俺だけでも助かると思ったのに」

「っていうかゼット!お前ライダーになるのは卑怯だろ!」

「卑怯結構」

「仮面ライダー とは?」

「グーグル検索みたいに尋ねるなよ」

「ポポン、自分で考えろカス」

「グーグルセンセそんな酷いやつじゃないだろ」

 

 適当に駄弁ってる中、ディアベルがとある事を確認しようとする。

 

「そう言えば、このクエストの報酬は?」

「あ、たしかに聞いてなかったな」

「そういやエースが言ってたよな、報酬もいいって」

「……」

 

 問いかけるカルムに、目をそらし黙る俺。

 

 俺は許さん、無責任発言をしたエースちゃんを。

 俺は知っている、このクエストの報酬を。

 

 俺がひっそりと逃げようとする中、エギルがクエスト報酬を伝える。

 

「……付けたらいつでもお嬢様になれるティアラ……《クイーンズ・ティアラ》だと?」

「……はぁ?」

 

 全員の視線が俺に降り注ぐ。

 とても冷たい視線が。

 

「えーっと……てへっ☆」

「…………ふっざけんじゃねぇぞゼットぉぉぉぉぉぉぉっ!!」

「ぎょえっ!?」

 

 カルムのドロップキックを皮切りに、俺は日が暮れるまでボコボコにされた。

 

―――――――――――――――

 

「いや〜……ホント酷い目にあった」

「お疲れ〜ゼット」

 

 奴らにボッコボコにされた後、観客席でこの蹴落とし合いを眺めていた女子勢と話していた。

 え?男子勢は何処行ったか……だって?

 アイツらは打ち上げ行ったよ。

 企画者の俺を置いてね!

 

「とは言え、満足するもんは見れたでしょ?」

「そりゃもう完璧だったよ!……まぁ3回線目は途中から記憶消えてたけど」

「笑いすぎたか……」

 

 ……あ、そうだ。

 

「ミトさんミトさん。こいつを貴方様に」

 

 そう言い、先程取り出したあのカメラから写真を取り出す。

 そう、この写真はカルムのお嬢様姿が間近で撮られているものだ。

 

「……いいの?」

「あなたと俺の仲だ。これからもよろしくの意味も込めて……ね?」

「……ありがとうね」

 

 この後、この写真はミトさんの家宝になったとか……。

 ま、それは俺も知らない物語って事でお一つ。

 

*1
詳しくは『ガラスの幸福』で検索………はしない方がいい




戦闘という名の蹂躙である
んでもって、プラーナを原作以上の凄いものに変えるとかいうね



さてさて、改めて感謝しよう!
仮面大佐様!
今回はこんな駆け出し作の本作とコラボしてくださりありがとうございました!
最大級の感謝を、貴方に
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