ポケモンと日常、時々アルなんとか   作:テムテムLvMAX

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ショウちゃんと仲直りッ◯ス


three話

 これはね持論なんだけどね、喧嘩したやつは大体殴り合うとお互いの気持ちが伝わってスッキリするよね。

 

 つまり喧嘩するたびに仲良くなれると思うんだ。的な事をお見舞いに来てくれたショウにベッドに横になりながら話してみた。

 

 

「バカタレ。私が医務室に運び込まなかったら出血多量でおっ死んでたぞヴィロー」

 

 

 ハハッ! あのときは若かった……反省してます、次はこんな事にならないように善処致します。

 

 

「まぁうん私も悪かったとはこれっぽっちも思ってないが……」

 

 

 思ってないんかい

 

 

「お前の事を許す、但しシログレンには謝るんだな」

 

 

 あの時の僕は色々あって少々暴走気味になっていてね、緊張や焦り、怒りなんかもあったさ……シログレンは元々こっちのポケモンなのにあんな当たり方してさ、みっともないみっともないネ……

 

 

「私もお前……、貴方の態度や姿勢が気に入らなかった。特にシログレンへの態度がな……仲間ならそんな事言うなよってカチンと来たよ」

 

 

 そうだよね~今回は僕が悪かった、ということでショウはなんも悪くない。そんな感じでシマボシ隊長に伝えておけば? 直接はいやらしいからラベン博士経由でも良いけど。

 

 

「報告はもうやったよ、『ショウとヴィローの口論から発展した喧嘩でした、悪いのはお互いです』ってね、付け加えてヴィローはまだギンガ団の人間じゃないから実質的に私だけ処分を受けるさ、降格だって。ゼロボシに振り出しだよ」

 

 

 それはダメだろ、なんでそんな事……余所者の僕に押し付ければまだ軽くなったろうに……ゼロボシが何かは分からないがまた名誉挽回すれば戻れるのか? 

 

 

「戻れるよ、多分、でもきっと凄く時間が掛かる。実績なんてそうそう積み上がらないし“調査隊”の仕事も命懸け、中々元通りとはならないよ」

 

 

 分かった、ショウも僕も1から、いやゼロからスタートな訳だ。この世界に居るポケモンを全部捕まえてさっさと昇格して皆をアッ! と驚かせてやろう。僕が出来ることと言えばそれぐらいなもんだ。

 

 

「簡単に言うよね……」

 

 

 深い溜息の後ベッドの近くの椅子に座り、左腕の袖をめくり上げた。調査隊の制服で守られていたであろうその場所には大きな『火傷』の跡が残り、醜く爛れ手首から恐らくは見せていない肩まで達している筈だと直感した。

 

 

「これね。ポケモンにやられたの。

 

 ──ポケモンは怖い生き物です」

 

 

 僕は……言葉が出なかった。出せなかった。出しちゃいけないと思った。ショウに取ってポケモンは、もうそういう存在として固い認識を持ってしまったのだ。

 他人の言葉で変わるような安い感情じゃない、ポケモンに負けたら『死』とてもじゃないが僕の時代では結び付かない単語。

 

 

「なんで見せたの? って顔だね、理由は簡単だよ。この世界の説明がこれだけで終わるからさ。語らずに語る、カッコイイでしょ?」

 

 

 ショウ……

 

 

 

 

 

 

 ▼見舞いに来たショウは夜遅い時間までヴィローの世話して帰っていった、ギンガ団の屋敷の中にある医務室に一人ポツンと残された彼は悪い何かが夢に出そうで中々寝付けなかった。▼

 

 

 

 

 

 

「もう良いのですか? 体は」

 

 

 大丈夫さラベン博士、ホラホラ見ろよ見ろよ、怪我一つも見当たらないし、傷痕も無いでしょ

 

 

「うむむ、確かにそうですが……」

 

 

 でさ、この研究室に呼んだのは僕の怪我を確認するためじゃないでしょ? 

 

 

「そうなのです、明日には入団試験をすると聞きました。ですから調査のお供にポケモンを……と、思いましたが渡せる子が今は居ないのです」

 

 

 ふむふむ、続けて? 

 

 

「ですのでシログレンと共に……」

 

 

 そりゃダメだ、シログレンは僕のポケモンじゃないから。

 

 

「えぇ?! そうなのですか?!」

 

 

 うん、迷いポケなのよ。この辺にご主人が居るはずなんだけどね。

 

 

「そうでしたか……、シログレン? どうしました? ふむふむ、ほうほう、へぇ」

 

 

 音もなく現れたシログレンがラベン博士に何やら耳打ちしている、こそこそしていやらしいわね♥

 

 

「シログレンはヴィロー君についていくそうです、コトブキ村ではご主人は見つからなかったから他所の村も見たいそうです」

 

 

 そうか、なら良いよ。シログレン、お前のトレーナー早く見つかると良いな。

 

 

「そうでした! これを渡しておきます、ポケモンを用意出来なかった代わりと言ってはなんですが」

 

 

 へぇ凄い……ラベン博士、これって? 

 

 

「むふふ、ポケモン専用の釣り竿なのです! これで何処でもポケモン釣りが出来るのです!」

 

 

 釣りかーパルデアではしたことなかったしワクワクするなー、コイキング色違い耐久配信とか見てたな、千匹釣っても色違い出ないのは可愛そすぎるだろとか思ったけど。

 

 

「それともう一つ、これは軍資金なのです。道具を買うなり服を買うなり使って下さい」

 

 

 そう言って渡された三千円、確かにこの世界に来たときには無一文になっていたな……ありがてぇ、ありがてぇラベン博士……あんたにゃ恩返しする、絶対する。

 

 

「いつでも良いので無理はしないで下さい、私との約束なのですよ」

 

 

 分かったぜ! ラベン博士! 

 

 

 




早くカイとセキ出してぇ〜
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