カラカラカラ。
「ベル、見えてきたぞ。あれがオラリオだ。」
とアルフィアお義母さんが言った。
迷宮都市オラリオ。世界三大秘境の1つであるダンジョンの上にある都市。世界最大の戦力を誇る。それは都市外ではLV.4以上はほとんどいないから。また弱肉強食が蔓延るゴロツキどもの都市とも言われている。
そこへ僕たちは馬車で向かっている。三大処女神の1柱である貞潔を尊ぶ女神アルテミスと。他の候補に女神アストレアがいたけれど、アルテミス様は最近眷族が全滅して眷族がいないから選んだ。あとは僕を見たら、
「見つけた、私のオリオン!!」
と言って本神 ほんにんが熱烈に希望したから。
オラリオの門前についた。都市に入るためには検問を受けなくてはならない。しているのは象のエンブレムのガネーシャ・ファミリア。ずら〜っと並ぶ長い列に並び、ついに僕たちの番になった。
「次の者!通行許可証はあるか?」
「ないです。僕たちは冒険者になりにきました。こちらは女神アルテミス様です。」
「そうかでは背を向けてくれ。アルテミス様は少しお待ちください。」
言われた通り背を向ける。そしたらランプみたいなのを押し付けられた。僕はみえないけど、神の血 イコルに反応してエンブレムが浮き上がっているらしい。
「月と弓のエンブレム・・・本当にアルテミス・ファミリア?!あの恋愛アンチの神に男の眷族が?!」
「なんだ?いては悪いのか?」
アルテミス様の機嫌が悪くなった。
「滅相もありません・・・。そちらの女性も背中を・・・。はい、大丈夫です。」
「オリオン、アストレアのところに行くぞ!」
「まて。」
アルテミス様に拳骨が落ちた。
「まずはギルドでベルの冒険者登録にファミリア結成の申請だ。」
「イタタタ。うう、昔いたことがあるからオリオンの冒険者登録だけでいいぞ。」
ギルドでも検問と同じようなことがあったが無事に冒険者登録をした。そして正義の剣と翼のエンブレムが掲げられているここが、アストレア・ファミリアの本拠『星屑の庭』。アルテミス様がベルを鳴らすと出てきたのは桃色の髪のショートカットの小人族 パルゥムだった。
「誰だ、お前ら?」
「私はアルテミス。この子たちは私の眷族だ。アストレアの友神で挨拶しにきた。」
「待ってろ。」
少しして、
「ついてこい。」
ホームの中はところどころ植物が植えてある落ち着く空間だ。開けた広い部屋に胡桃色の女性がいた。彼女はこちらを見て、
「久しぶりアルテミス、ベル、アルフィア。」
「ああ久しぶりアストレア。」