「私たちはこれからオラリオで過ごすことにしたからな。挨拶にきたぞ。」
「そうなのね。嬉しいわ。」
「あとは提案をしに。遠征にアルフィアとオリオンを加えてもらいたい。オリオンはあとからだが。」
「私はいいわよ。アリーゼたちが反対しなければ。」
「よかった。そのかわり希望すればアルフィアと訓練していいぞ。アルフィアから了承をとっている。」
「ええ、わかったわ。ところでベルのステイタスは?」
「LV1でランクアップ待ちだな。アビリティは足りているんだが上位経験値 エクセリアがな。外では手に入りづらいし、アルフィアとはLV差がありすぎて難しい。」
「いつ潜るの?」
「明日からかな。これからホームを掃除したり、買い物があるからな。」
「どこに構えるの?」
「メーテリアがいた教会だ。」
「あそこね。今は私のファミリアが所有してるけど?」
「え?」
「ゼウスとヘラは追い出されたでしょ?だから全部接収されたわ。私メーテリアと仲がよかったから買ったのよね。」
「住んでいいか?お金払うから。」
「いいわよ。ただお金は払わなくてもいいわ。」
「アストレアが良くてもアルフィアが気にする。」
「私としてはLV7が訓練してくれたり、遠征に加わるので十分だけれど。それにベルの武器や防具にお金掛かるでしょ?」
「わかった。ただ余裕ができたら返すからな。」
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「オリオンたち帰るぞ。邪魔したな。」
「明日ロキファミリアの帰還予定日だから気をつけてね。さよなら、アルテミス。」
「ありがとう、さよなら。」
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次の日の朝、僕たちはダンジョンに潜る。防具は白色に赤のラインが入った必要最低限の箇所が守られているライトアーマーに、武器は片手直剣2本を背負い、腰に2本のポーション。準備万端。
「いってきます。アルテミス様。」
「いってくる。」
「いってらっしゃい、2人とも。」
アルテミス様に挨拶をしてダンジョンに向かう。初めてのダンジョン、楽しみだなあ。
「ベル、今日はついているが次は私1人で深層までいく。」
「わかったよアルフィアお義母さん。」
ゴブリンに向けて剣を振るう。
「ゴブアアアァァァ!」
ゴブリンは灰になり小さな魔石を落とした。LV1最上位のステイタスでは簡単に倒せる。
「ベル、もっと先へ行くぞ。この辺りでは相手にならん。」
「うん。」
そしてどんどん進んでいって5階層についた時、聞き覚えのある咆哮が聞こえた。
「ヴオオオォォォォ!!」
そうミノタウロスの咆哮が。
「異常事態 イレギュラーか。」
異常事態 イレギュラー。ダンジョンの異常か。普通は逃げた方がいいけど今はお義母さんがいる。だから、
「お義母さん。」
「なんだ。」
「僕ミノタウロスと戦いたい。」
「LV1ではソロだと厳しいぞ。」
「無理じゃないんでしょ。なら僕は、冒険したい。」
「・・・わかった、行ってこい。」
お義母さんから許可を取った。明らかな格上に恐怖心が止まらない。けれど古代の英雄たちは強い意志を持って殻を破って乗り越えていった。ならば英雄を目指す僕も強い意志を持って乗り越えなければならない。
僕は今日はじめて、冒険する!