八幡は万能のアイドル(俺ガイル×推しの子) 作:八幡革命前線
死の淵から蘇った八幡。
医者の腕が凄かったのである。
さて、命は繋ぎ止めたが、入所中に崩れた整形フェイスは戻らなかった。
刑務所内でも『ウラガンキン』と呼ばれていたが、刑務所の外では馬鹿にされたりはしなかった。
そもそも避けられていたのだ。
しかし、入所中に元アイドルの八幡に会ったという獄中経験者のアウトローアイドルがいた。
その会話から八幡は再び芸能界に復帰したのだ。
そのアウトローは、素行は悪いし、いじめで自殺者も出した過去が掘り返された事もあったが、元がアウトロー売りなのでノーダメージどころか箔が付く扱いだった。
そんな彼だが、音楽を出せば大ヒットして、総合格闘技の大会では連勝していた。
「強くて天然イケメンなら最強なんだよね」とは、彼の口癖である。
レイプされたファンもいたが、アウトローなのが明確に分かっていて近付くのが悪いみたいな扱いになっている。
世界的に有名な格闘家を倒した時には、「強ければ許される」は流行語になった。
でも多分、衰えたら捕まる。
一方、八幡も「ウラガンキン」としては流行語になった。
「テレビに写す顔じゃない」も流行語になっていたが、賛否両論がありつつも、テレビの出演収入はあった。
ムショ内で、アウトローアイドルのパシリをやっていた話がお茶の間に公開された時には、八幡が泣き出したが、画面に「そういうネタで打ち合わせ済です」と出たので、視聴者達もそういうものかと納得した。
違う気もしたけれど、テレビの向こうの話だし、それで出演料得てるんだからそういうもんだよね。ということだ。
遂にそのアウトローアイドルはオリンピックにも出場が決まった。
ボクシングで優勝した彼には、雪ノ下家という富豪家庭から嫁が来て、結婚する事にもなったらしい。
相手は八幡もよく知る女性だった。
八幡は荒れた。
一週間くらい、「んほほう取られた取られた悔しいけどキモチイイー」としか喋れなくなっていたが、そう思い込む事で自分を納得させられたようだ。
八幡がそんな感じになっていた頃、アイに良く似たアイドル達がかなり有名になっており、その片割れのルビーを八幡は好きになった。
しかしルビーから見たら、四十手前の八幡なんてもうオッサンでしかないし、八幡はウラガンキンだ。
普通にフラレた。
八幡はイライラして、偶然持っていた折り畳みナイフをルビーに突き付けた。
再度刺そうとした八幡を、ルビーの兄であるアクアが蹴り飛ばして、まるで医師免許を持つかの様な完璧な処置を行った。
後日、刑務所へと後送される八幡を、ルビーの熱狂的ファンが襲った。
後送車を樽型の爆弾で停止させ、車の中に入って八幡を連れ出し、持って来ていた折り畳みの大剣でチャージ斬りした。
八幡は、死んだ。
多分次は八幡はゆっくりになるよ!!