ねずみ男 幻想郷に立つ   作:狸狐

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お疲れ様です、狸狐です。

 ゲスト妖怪、正解者多し!
 流石は我が読者ですね。嬉しい。

 私の愛した歴代ゲゲゲ見てますか?
 私は必ず見ております。
 あのオープニング映像最高ですよね。因みに皆さんの愛する一話はなんですか?

 僕はなんだかんだで陰摩羅鬼ですかね。
 4期もいいけど、最近は5期の陰摩羅鬼もいい。







甘い話にご用心!!②

 

 皆さんは山姥に対してどんなイメージを持っているだろうか?

 

 

 

 

 

 山姥──それは山に住む女の妖怪である。

 古来から山に迷った人間を家に招き入れて人を喰らう鬼婆とされ、人間たちは山の中で老婆を見たら、恐れてすぐに逃げていたという。

 

 しかし、山姥には人を食い殺す伝承がある反面、こんな伝承もある。

 それは【母親】伝承である。

 

 神秘殺し【源頼光(みなもとのらいこう)】の四天王には、【坂田金時】とよばれる男がいた。彼は怪力無双で、巨大な斧を得意とし、伝説の妖怪【酒呑童子】退治に同行し、数え切れない伝説を残したとされる。

 

 

 その金時の幼名は、あの昔話の主人公である【金太郎】だ。

 そして金太郎の母親というのが、山姥なのである。雷神と山姥の間に生まれた金太郎……というように山姥には子どもを育てた伝承も同様に複数存在している。

 

 他にも善人を助け、悪人に罰を与える勧善懲悪な面もあったり、山に迷った人間を助けたりと善性な面もある。一概に全てが悪だと決まってはいない二面性を持った妖怪なのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しゅ…、しゅ…

しゃり…、しゃり…

 

 

 深夜

 寝静まっている子どもの隣で包丁を研ぐ1人の女。刃に反射する自分の顔を見て、怪しく微笑んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おい、もう朝だべ。早よ起きろ」

 

「うーん…、あと5分」

 

「うるせえ。今起きんだ」

 

「うるさいなぁ……」ムニャムニャ

 

「ほら、さっさと起きろ!」

 

「うわっ!?」

 

 

 布団をひっくり返されて、床に転がされる門吉。

 枕元に置いていた眼鏡をかけると目の前には母親なんかではなく、子どもでも分かるくらいに綺麗な女性が立っていた。彼女は剥ぎ取った布団をパパッと畳む。

 

 

「あ、ああ…」

 

「そこの川で顔を洗ってこい。そしたら朝飯だべ」

 

「は、はい」ドキドキ

 

 

 夢なんかじゃなかった。

 寝起きでふらつく足を無理やり動かして、家近くの川で顔をじゃぶじゃぶと洗う。水面に映った包帯を巻かれた自分を見て、現状を改めて把握する。

 

 

(・・・助けてもらったんだ。あぁ…、きっとお母さん、心配してるよな……)

 

 

 何も言わずに変なおじさんの後ろをついて行ってしまった。きっとみんなビビビーランドで楽しんでいるんだろうな。

 

 

(でも僕はこれから里に帰る、はず・・・。そして怒られる。これじゃあ何も変わらないじゃないか)

 

 

 そんなことを考えていると、美味しそうなの香りが漂ってくる。嗅いだ瞬間にお腹がグゥッと鳴った。

 

 

「そういえば昨日から何も食べてない。でも妖怪の作ったご飯は・・・」

 

 

 きっと鍋の中に人間の手足が混ざっていて、内臓を生で食って、脳みそがデザートなのかも。僕のことを食べる気がなくても共食いをさせて笑うのかもしれない。

 

 

「うっ…」

 

「おーい!冷めちまうぞー」

 

「は、はい、今行きます…」

 

 

 気分が悪い。

 妖怪は悪いやつだ。みんなそう言うし、自分もそう思う。最近起きている異変は人間が妖怪に襲われて、殺されるものが多い。信じられるわけがない。しかも山姥なんて。

 

 

「・・・!」ゴクリ

 

 

 しかし、門吉の目の前には予想とは違うものが並んでいた。豆腐と油揚げの味噌汁に、焼き魚、白くほかほかなご飯。副菜としてきゅうりと白菜の漬物があった。涎が垂れる。

 

 

「い、いただきますっ!!」バクッ

 

「・・・」チラ

 

「ばくっ、あむ、…うまぁぁ〜〜〜っ!!」ガツガツッ

 

「・・・ふふっ、急がんでも飯は逃げねえぞ。ほれ、茶碗貸せ。飯よそってやるから」

 

 

 美味い。

 お母さんの作るご飯も好きだが、これは別格だ。一口食べるごとに食欲が湧き、箸が止まらない。

 

 

「ふぅ……、ご、ご馳走様でした…」

 

「お粗末さま。体細っこいのに、こんなに食うとは思わんかったな。たくさん作った甲斐があったべ」

 

 

 ネムノはそのまま食器を流しに持って行くと、湯呑みを二つ持ってきて門吉に渡す。これまた最高で一口流し込むだけで身も心も安らいだ。

 

 

「ふぅ…、……ん?」

 

 

 部屋を見回っていると、何か棚の中に置いてある。

 立ち上がって手に取ってみると、見覚えのあるものだった。無くしたはずの本であった。

 

 

「こ、これっ!?」

 

「ん?その本か?……この前、落ちてたの見っけたんだべ。お前のか?」

 

「うん!図書館から借りてたんだけど急に無くしちゃってて」

 

「そうか。良かったな。お前ついてっぞ」

 

 

 嬉しそうに本を抱きしめる姿にニコリと笑う。

 食事も済み、ひと段落したところで真面目な顔でネムノは聞いた。

 

 

「・・・お前に聞きてえことがある。正直に答えろ」

 

「は、はい」

 

「なぜ山に来た。死にに来たんか?」

 

「し、死っ!?」

 

 

 首を横にブンブンと振る。

 それを見て、ネムノは少し安心した顔をした。

 

 

「…ふん。じゃあ何だ、度胸試しで友達に山に入れとか言われたんか?」

 

「いえ、違います。実は……“聖域”に行きたくて」

 

「・・・」

 

「いつも親に勉強勉強言われて、それが辛くて……。遊ぶ時間も制限されたり、手伝いばかりさせられたり…、門限あるし。本当に親はウザいし面倒で逃げたかった。ずっと遊んでいたかったんです」

 

「・・・」

 

「そんな時に図書館であの本を見つけて、そこで聖域について知って、そこで永遠に遊びたいと思って。でも妖怪の山の中にあるらしいし、諦めていたんだけど…。ネズミみたいな顔をしたオジサンが聖域を見つけて、そこに楽しい遊び場を作ったからって言うから皆んなで行って……」

 

「ははっ。そうかそうか。知らねえ奴の言葉を信じて、山に入って落っこちて、今に至るわけなんだべな!」

 

「そうです!」

 

「ばっかやろーーーッッッ!!」

 

 

 

 その声は山を揺らした。

 反対側にいた徹夜で記事を書いていた新聞記者も、発明中の河童も、寝ていた野良妖怪達も全員吹き飛んだ。もちろん門吉も家の壁まで吹き飛び、ぐるぐると目を回す。

 

 

「お前、何を偉そうに言ってんだ」

 

「へ?」グルグル

 

「どう考えても、お前の母ちゃん父ちゃんが正しいッ!」

 

 

 ゴチンッ

 頭をごつんと殴られた。しかし傷つけてやろうという感じはしない。上手く言えないが寧ろ、優しい感じだ。たんこぶをさすりながらネムノを見る。彼女は立ち上がり、門吉をしっかりと見て言った。

 

 

「勉強しろっていうのはお前の将来を心配してるからだ!門限はお前が遅くまで遊ぶ不良にならねえ為だ!あれもこれもお前のためを思ってんだ!!」

 

「で、でも、別に勉強できなくたって将来困るわけじゃないし」

 

「ふざけんな!困る困らないじゃねえだろう。勉強できる、できないで将来の選択の幅が広がるんだべ。それに毎日家事や仕事をしてくれる両親の手伝いは当たり前だべ。それを面倒だの、ウザいだのと……!!クソガキがぁ〜〜っ!!」

 

「うっ」

 

「親がお前のこと本当に嫌いなら、面倒なんか見るか。そんな事にも気づかずに初めて会った奴の言葉を信じるなんて……本当に大馬鹿もんだ」

 

 

 最後は怒鳴ってなんかいなかった。

 どこか寂しそうで、どこか悲しそうで、……ああ、あの目を知っている。自分のことを心から心配して抱きしめてくれた時の目とおなじだった。

 

 

「・・・ううっ」グスッ

 

「!! ……わ、(わり)い。いきなり怒鳴っちまって…」

 

 

 門吉の涙にネムノはハッとして謝る。

 泣かすつもりはなかった。しかし怒り方を間違えてしまった。

 

 

「泣かないでくんろ。……うちだってな、お前さんの気持ちも分からんでもねえ。だってお前も1人の人間だもんな。親の人形じゃねえもんな。しっかりとした意思がある…。自分で考えて、行動できるもんな」

 

「ぐすっ、ひぐっ…」

 

「ただ親の気持ちになってみっとよぉ。子どものために一生懸命なのに、そんな我が子からそう思われてると思うと可哀想でよぉ」

 

「ぼ、僕もごめんな、さい…っ」

 

「よしよし……」

 

 

 ネムノにむぎゅっと抱かれると落ち着く。

 春の季節のように暖かな体温とミルクのような甘い香りに涙は引っ込み、あんなに毛嫌いしていた親のことが恋しくなってきた。

 

 

「泣き止んだか?」

 

「…うん」

 

 

 そっと離される。

 どこか寂しくなってしまうが、こんな姿を同級生に見られたら恥ずかしなと辺りをついつい見渡してしまった。

 

 

「・・・けんど、お前は本当に運を持ってんな」

 

「何でですか?」

 

「うちの予想だけんど、お前さんを唆した奴はかなりの悪者だ。こんな呪具を子供に配れるんだ。かなりの呪いや術に長けている……。そんな奴がこの山にいるとは、天狗どもは何やってんだべな」

 

 

 そう言うとネムノは門吉が貰ったビビビーランドの招待券をギュウっと握りしめた。すると焼けるような音がして、ネムノの手の中から紫色の煙がもわっと噴き出る。

 

 

「……ふんっ!!この程度効くか!…こんな輩が子どもを集めるなんて、明らかにおかしいべ。慈善活動するためとは思えねえな。拐かして食うつもりかもしんねえぞ」

 

「た、大変だ。僕の友達は皆んな行っちゃった!助けに行かないと」

 

「お前が言って何になる」

 

 

 そう言うと門吉を背中に背負う。

 腰には包丁を携えて。

 

 

「え、えぇっ!?何するの!?」

 

「いつまでもは置いていけねえ。お前を里まで送るんだ。そして他の子どもらをうちが助けに行く」

 

「い、行ってくれるの!?」

 

「……子どもを狙うやり方が許せねえ。親と子の関係を狙う卑劣な奴はうちが成敗したる。その代わり、約束だ」

 

「や、約束?」

 

「親と仲良くすんだぞ」

 

「──!分かった」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(そういや何百年ぶりだべ…。ここに来るのは……)

 

 

 里近くに降りてくるネムノ。

 何やら人集りが出来て、騒がしかった。そっと耳を澄ますと──

 

 

「うちの子が帰って来ないんです…!!」

「うちの子もよ!」

「こ、こりゃあ神隠しだ!」

「慧音さん、何とかしてくれよ!守護者だろう」

 

「お、落ち着いてくれ!まずは現状を把握してだな…」

 

 

 慧音と呼ばれる女性の周りに人間たちが集まっていて、子どもを見つけてくれ、何とかしてくれと言っているのだ。その人集りの中には門吉にそっくりな男女もいて、すぐに両親だと分かった。

 

 

(何と哀れな……)

 

 

 子どもを失った親たちの悲痛の叫びに心を痛める。

 門吉をそっと降ろして背中を押した。

 門吉はネムノにお礼を言うと走って、人集りの中の両親の元へと走って行った。

 

 

「お母さん!お父さん!!」

 

「「門吉!!」」

 

 

 2人は駆け寄ると門吉を優しく抱きしめた。

 3人は涙を流す。

 

 

「ごめんなさいっ、僕、僕……!」

 

「いいんだ、いいんだよぉ。私たちが勉強ばっかり押し付けちまってたんだ…。本当はもっと遊びたかったろうに私たちがお前を縛り付けていたんだ…」

 

 

 互いに心が通じ合う。

 その姿を見て、ネムノは胸を撫で下ろす。

 

 

(仲良くしろよ…)

 

 

 そして直ぐに山の中を駆けて行くのだった。

 

 

◯◯

 

 

 門吉が帰ってきた事により、人集りは門吉の周りに集まった。うちの子は一緒じゃないのか?何でお前だけ帰れたんだ?と。困っていると、その人集りを慧音は押し除けた。

 

 

「門吉、お前一体何があったんだ?」

 

 

 慧音は問う。

 全てを知るにはこれが早かった。門吉は今まで起きたことを全て話す。

 

 

「実は──」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一方、その裏で子ども失踪事件は加速して行く。

 何も知らない子どもたちの前にねずみ男は現れて、言葉巧みに山へと誘っていくのだった。

 

 

『結構集まったんじゃないか?』

 

「にひひ、50人ぴったりよん」

 

『おお!良くやった。こんな短時間で』

 

「俺様にとっちゃガキ集めるなんざ朝飯前ってもんよ。それに50人で200円ずつ取ったし、もうウハウハッ!大人は2000円にしようかなぁ。なぁ、いつガキを返す?早く口コミを親たちに伝えさせようぜ」

 

 

 それを聞くと、アイは真顔になって言った。

 

 

『返さないよ』

 

「えっ、ちょいちょい冗談でしょ?返さないの?」

 

『うん。返す気なんか無い。それよりも次のお願いがあるんだけど……』

 

「はぁ」

 

 

 ねずみ男はため息をつき、アイの額にデコピンをした。

 

 

『・・・何の真似だい?』

 

「お前は凄いけど商売のイロハが何も分かってねえなあ。いいか?口コミってのは大事なんだぜ?今いる客を大切にするのは構わねえねど、新規を獲得していかねえとこういうのはやって──」

 

『五月蝿いな。いつから僕らは対等になった?』

 

 

 仕返しと言わんばかりにアイはねずみ男の頬を掴んだ。そのまま力を込めるとねずみ男は暴れ、モガモガと言いながら抵抗する。しかしなんという怪力か。暴れても指先一つ動かすことはできない。

 

 

「もっ、もがが!?」

 

『僕が返す気がないと言ったら、無いんだよ。分かったな』

 

「んーーー」コクコクッ

 

『ふん。使えそうだから生かしておいていたんだ。次僕に意見したり、役に立ちそうになかったりするなら殺すからな』

 

「ぎゃんっ!?」

 

 

 そのまま投げ飛ばされるねずみ男。

 木に直撃し、グヘッと鈍い声を出す。なんという豹変ぶりだろうか。怖くなってきた。防衛本能がこいつには逆らうなと言っている。

 

 

「ひぃいいっ、お、お前……!い、いや、アイ様っ、お許しをぉ〜」

 

『まぁいい。今から仕事だ』

 

「は、はい!なんでも!」

 

『ほら』

 

 

 カランと乾いた金属の音。

 ねずみ男の目の前にはスプーンがあった。ねずみ男はそれを拾う。

 

 

「こ、これで何を」

 

『目玉』

 

「へ?」

 

『これで50人分の子どもの目玉を抉って来い。そして僕に献上しろ』

 

「こ、これこそ冗談っすよねえっ!皆んなでカレーライスでも食べるんでしょ、なんてあはは…は?」

 

『──献上しろ』

 

「・・・ひ、ひぃいいっ!!で、できないっ、俺にはできないっ!!こ、子どもの目玉を抉るなんてぇええ…」

 

『そう。──じゃあ死ね』

 

 

 再びねずみ男を持ち上げると、そのまま崖に手を伸ばして、ポイと投げ捨てた。

 

 

「お助けぇええ〜〜〜……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 地面がだんだんと近づいてくる。

 ああ。

 僕はこれから死ぬんだ。死期を悟り、ねずみ男を安らかな顔をした。

 

 

「ふんっ!!」

 

「ぐえっ!?」

 

 

 気づけば、ギリギリで浮いていた。

 いや誰かに掴まれている。地面にぶつかる寸前で助けてもらったのだ。そのまま横にスライドしていき、地面の上に置かれた。こんな固い地面に落ちていたら確実に死んでいたろう。

 

 

「は、はっ!?お、俺様、生きてる!?何処のどなたか存じ上げませんが助けてくれて──」

 

「ねずみみたいな顔……だべ」

 

「おほぉっ!!」

 

 

 助けてくれたのは綺麗なお姉様だった。

 

 

「なんで美しいお姉さ──…え?」

 

 

 ツンと鼻先に痛みが。

 気づけば鼻先に包丁が向けられていた。たらりと血が垂れて、ねずみ男は冷や汗を滝のように流す。

 

 

「ま、待って、話を──」

 

「お前が誘拐犯だなァッ!!」

 

「いやあああああ〜〜〜っ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「重大イベントってなんだろうね?」

 

「きっと新しいアトラクションができたのかも!」

 

 

 ミスター・アイの館内放送により集められた子どもたち50人。綺麗な城が見える中央の噴水前に集められた。それぞれ色々なアトラクションで遊んでいたが、放送を聞いて全員が揃うと、煙と光、そして紙吹雪がボッと吹き出してアイが登場した。

 

 

『レディースアンドゥッ!ジェントルメン!現実とかけ離れた世界、ビビビーランドは楽しんでるかなー!!』

 

「アイー!」

「楽しんでるよー!」

「宿題も、手伝いもしなくて良いし、時間も気にしなくていいなんて天国だよ〜」

 

『うんうん。いい反応だね。楽しんでくれて嬉しいな!この世界を作って正解だったよ』

 

 

 サングラスをかけているので表情はハッキリとしないが、嬉しそうなのは伝わってくる。

 

 

「アイ、急に集めてどうしたのさ」

 

『いや〜、実はね、大変なことが起きそうなのさ』

 

「「大変なこと?」」

 

『そう。とーっても大変なことが起きるのサ……。それはね…』

 

 

 アイは大袈裟な身振り手振りで、悲しさをアピールする。そのせいで本当に悲しいのかイマイチわからなかった。全員が困惑する中でアイは続ける。

 

 

『この世界が消えそうなんだ!!』

 

「「「えぇ〜〜〜っ!?!?」」」

 

 

 子どもたちはアイの言葉に驚愕の声を上げた。

 自分たちの楽しみが消えてしまう。幸せだった非日常が壊れてしまうことに絶望して、落ち込む者や泣き出す者まで現れた。

 

 

「そんな〜」「また母ちゃんにこき使われるなんて嫌だよぉ」「親に命令される日々なんて辛いわ」

 

『うんうん。悲しいよね、僕も悲しい』

 

「どうにかならないの?」

 

 

 1人が尋ねるとアイはにっこりと笑って言った。

 

 

『・・・よく聞いてくれたネ。実はあるんだよ、この世界を永遠にする方法がさ。それには君たちの力が必要なんだ。力を貸してくれるかい?』

 

「勿論だよ!」「やってやる!」

 

『ありがとう。本当にいい子達だね。……この世界を永遠にする方法、それはね……()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()なんだ』

 

「・・・え?」

 

 

 子どもたちは固まる。

 何を言っているんだ、と全員が心の中で思った。

 

 

『この世界は僕の目の力で出来ているんだけど…、僕の目はもう古くて弱くなっているんだ。……だから若くて新しい君たちの目玉が必要なんだ。くれるよね?』

 

 

 簡単にちょうだいと言われても、“はいっ、あげます”なんて言えるわけがない。お金とかなら分かるが、目玉が欲しいと言われると思わなかった。気味が悪く、不気味で、理解できない。誰も反応できなかった。

 

 

『あれ?返事がないな?協力してくれるんだろ?力を貸してくれるんだろ?……どうしたのかな?』

 

「は、はは、冗談はやめてよ、アイさん!」

 

『冗談?』

 

「目玉とか言って僕らをビックリさせたいんでしょ」

 

 

 1人がこの空気に耐えられず、誤魔化すように言った。それに続いて、他の子達も言う。

 

 

「ビックリしたよー。急に変なこと言うんだもん」

「お化け屋敷よりドキドキしたよ」

「怖かったー!」

 

 

 なんとかこの話を終わらせようとするが、アイは真顔だった。──真顔で本気の顔をしていた。笑ってんじゃねえよと言わんばかりの圧を感じた。

 

 

『どいつもこいつも……。冗談じゃないよ。本当に必要なんだ』

 

「あげられるわけないじゃん。目が無くなったら何も見えないでしょ!」

 

『──うっせえなあ!!』

 

「「「……ッ!?」」」

 

『いいから寄越せ』

 

 

 ひょうきんで、軽い口調のアイらしくない低く怖い声。

 全員が黙り、アイを見る。雰囲気が変わり、言葉に怒気を含ませながら言う姿に怯える。

 

 

『・・・この世界が無くなったらお前たちには嫌なことしか待ってないんだよ?宿題、手伝い、遊び時間も奪われて、面倒なことばかり?それで良いのかい?』

 

「そ、それでもいいよぉ。お母さんのところに帰りたい」ガタガタ

「僕も」「わたしも」

 

『──なら話を変えようか。お前たちは自由に好きなだけ、自分たちの都合のいい世界にいられただろう。お前たちの願いを叶えてやったのに、()には何もないのか?』

 

 

 ぶちんっ…!

 アイの腕が服を引き裂き、子どもたちの前に露わになる。あんなに細くシュッとしていた身体なのに飛び出した腕はとても太く、爪は鋭かった。明らかに人間ではない異形の姿に子どもたちは逃げ出す。

 

 

『楽しんだ分の“見返り”を寄越せ!!』

 

「きゃっ!?」

 

 

 そうして1人の子どもに近づき、胸ぐらを掴んで持ち上げた。子どもは空中でバタバタと動かすが、アイの手の中から逃れることはできなかった。アイはそのまま指を子どもの目玉に近づける。

 

 

「助けて、助けてぇぇぇ〜〜〜ッッ!!」バタバタ

 

『助けなんか来ない。この世界からは出られない。どこに逃げてもお前たちはこの儂に目玉を捧げる運命なのだ』

 

 

 爪が瞼あたりに触れると、一気に恐怖が増す。

 このまま抉られる。

 恐怖で更に抵抗するが、その剛腕からは逃れられない。爪が皮膚を押し、ほんの少し力を加えるだけで突き破りそうだ。涙が吹き出て、必死に助けを乞う。

 

 

「たすけて、助けてぇっ、たずげでぇええ〜〜っ!!おがあさーーーん!!』

 

『目玉ァァァ…』

 

 

 

 

── バリンッッ!!

 

 

 

 まるでガラスを割ったかのような音と共に、幻想の遊園地の空間に鋭い裂け目が走る。次元が裂けたかのように歪な光景に全員が注目する。ビビビーランドの空間に入ったヒビの奥には木々が見えた。

 

 

『なんだ?割れて──』

 

 

 その中から鋭い刃が飛び出した。

 覗いたアイの顔面に突き刺さり、悲鳴を上げた。子どもを手放してうずくまり、苦しそうな声を上げた。

 

 

『ぎぃやあああーーーっ!?!?あ、あぎぃいいい……ッッ!!』

 

 

 子供たちはもうパニックだ。

 何が起きたのか分からない。泣き叫び、震え上がり、阿鼻叫喚としている。そんな時にひび割れの先から影が見えた。

 

 

「お(めえ)たち、こっちだ!」

 

「!」

 

 

 出刃包丁を握った女の人が現れた。彼女はすごい剣幕で子どもたちに怒鳴るように言った。まるで母親に怒られているようで、さっきまで騒いでたのが嘘かのように全員が静かになる。

 

 

「ここは危険だ!早く逃げっぞ!」

 

 

 初めは怖いと思った。

 だが、それ以上にここから出られるのなら、いきなり現れた怪しい女性について行くしかないと子どもながらに考えた。

 

 

「「「はいっ!」」」

 

 

 一斉に走り出す子どもたち。

 しかし、すぐに足が止まった。恐怖で足が止まった?いや違う。子どもたちの前にミスター・アイが立ち塞がったからだ。

 

 

『逃がさ、ない……。逃さないぞ…』

 

 

 顔の傷が塞がっていく。

 しかし元の人間の姿には戻らない。傷が修復されると共に本来の姿があらわになっていく。更には声が大きく変わった。ひび割れたような、皺だらけの、不気味な低音。

 

 

『絶対に逃がさねえぇぇぇっ!!』

 

「ふんっ!」

 

 

 女は飛び、アイの顔面に蹴りを入れる。

 だがアイもその蹴りを片腕で止めた。そのまま足を振り回して投げつけるが、空中でくるりと回転し地面に着陸。一方は剛腕と鋭い爪、もう一方は出刃包丁を向けて、両者が睨み合い、お互いに距離を測る。

 

 

『やっと封印から出られたんだ…っ、この世に災いを……!人間どもに絶望を…!!』

 

「こいつ──ッ」

 

 

 そんな時だ。

 ネムノが切り裂いた空間のヒビから全身傷だらけでボコボコにされた男が、ひょっこりと頭だけを出して辺りを見渡した。

 

 

「ちょっとネムノ様ー、出てって大丈ぶへぇええ〜〜っ!?!?あ、あれがアイぃぃ〜っ!?なんかめちゃくちゃキモくなってねえか?なんで片腕だけあんなにモリモリなんだよ…」コエー

 

「・・・ねずみ!」

 

「ネムノ様!ほら!僕は関係なかったでしょ!僕は壺を開けただけなんですから!全てはそいつの独断ですよ!僕はね、子どもを傷つけるのが1番嫌いなんですから!」

 

「うるせえ、さっさとこの子達を里まで送れ。早くやらねえと、うちがお前を殺す」

 

「やりますやります!やらせていただきます!!ほら、少年少女よ!僕についてきなさい!!」

 

 

 子どもたちを連れて出ていくねずみ男。

 アイは追いかけようとするが、ネムノが壁になり追いかけられない。両者睨み合い、一歩も引かない。

 

 

『お前、お前ェェェ……、妖怪だなぁぁぁ…。山姥だなぁぁぁ……!お前がなぜ儂の邪魔をするぅぅぅぅ…。里から出たなら妖怪は何してもいい筈だぁぁぁ…!!』

 

「自分から出たならな。だが今回は違え。子どもを(かどわ)かしたんだ。やり方が気に入らん!!」

 

『黙れぇぇ……、山姥も変わらんだろうがぁぁぁ…!!人を騙し、食い殺すだろうがァァァ…』

 

「道踏み外したやつと一緒にすんじゃねえ!!」

 

『ぐぅっ、ダ、ダメだ…。変身がもたないぃぃ……。()()()()()()()ぁぁぁ』

 

 

 皮膚がぼこぼこと盛り上がる。

 緑色に変色する。

 シルクハットが吹き飛び、蝶ネクタイが引きちぎられる。衣服の下から、ブヨブヨの体が現れた。その体の中から眼球がひとつ、またひとつ……にゅるりにゅるりと顔を出す。額、頬、口元、首筋、胸元、腕、腹、脚──…全身が“目”に変わっていく。

 

 

 

『ぶるぅううう…!ぶらああああーーーッ!!』

 

「お(めえ)百目(ひゃくめ)か」

 

 

 

【百目】

 

 古代から生き続ける妖怪。

 その名の通り、頭の先からつま先まで至る所、全身に目玉がついている。瞼はないので常に目玉が出ている状態である。

 

 明るい場所や光が出ている場所では眩しさのあまり活動することはできない。主に活動する場所は夜、暗い廃寺や廃れた神社などである。

 

 

 

『そうだ。儂は百目……。この世の支配者だぁぁぁ……ッ!!ぶるるぅぅ…っ』

 

「なんだと?」

 

『儂は元より人間を恐怖と百の災禍で支配し、日出るこの地を混沌と恐怖に落としていた。……というのに、下等な人間如きに封印されてしまった』

 

 

 咆哮を上げると大気がビリビリと揺れた。

 ヒビが更に大きく割れる。

 

 

『だが儂は幸運にも復活した。これは運命。儂が再びこの世を支配するという運命であったのだ。ガキどもの目と交換した暁には人間どもは儂の家畜、妖怪どもは儂の民となり、再び王として返り咲く』

 

「・・・百目、お前の百個の目玉はくだらない夢を見ることしかできんのか。ボケが。子どもを犠牲にしなきゃ叶えられない夢なんて、うちがぶち壊したらぁ……!!」

 

『そうかそうか…。邪魔立てはさせんぞォォォオーーーッ!!』

 

 

 百目が吠えた。

 その声は山を揺るがすほどの濁声で、幾百もの目玉が一斉に爛々と開き、憎悪と飢えをむき出しにしてネムノを睨み据える。

 

 

『クアァァァーーーッ!!』

 

 

 その体が弾丸のように地を蹴った。

 ネムノも迎撃の構えを取る。だが次の瞬間、巨体とは思えぬ速さで百目の爪が襲いかかった。

 

 

「──!」

 

 

 大ぶりな一撃。鋭い爪が風を裂き、軌道を描く。ネムノは身を翻してかわすが、その威力たるや恐ろしいかな。掠っただけだというのに着物の袖が裂け、血がにじむ。

 

 

「ちっ……見た目の割に速ぇな……」

 

『雑魚が!』

 

 

 百目は狂ったように爪を振るう。その動きは粗暴に見えて、実は獣のような本能に研ぎ澄まされていた。

 

 

『ふははは──』

 

「こんのッ!!」

 

 

 しかしどんなに素早くても百目の動きはすぐに見切れた。

 大ぶりな攻撃、単調な動き。慣れるまでは時間はかからなかった。隙を見出して、反撃をする。ネムノが振るった包丁に、百目は腹を晒して応じる。だが、その分厚い皮膚が刃を受け止め、わずかに切り裂けた程度。

 

 

『効かぬわ!』

 

「だべな。自信満々さ包丁に腹向げるんだがら。んでも、その腕ならどうだ!!」

 

『無駄なことを…ッ!!』

 

 

 爪と包丁が正面からぶつかり、金属音が辺りに響き渡る。火花が飛び散り、互いの腕に痺れが走る。百目の動きが鈍る瞬間、地を蹴って低く潜り込む。

 

 

「ふッ!」

 

 

 包丁の峰で百目の膝裏を強打。

 巨体がぐらつくが、百目は咆哮をあげて、そのまま地面に拳を叩きつけた。土煙が上がり、周囲の建物の幻影がぐらりと揺らぐ。

 

 

「器用な奴だべ」

 

『ぶらあああ!!』

 

「!?」

 

 

 腕一本で全体重を支える。その姿から、でっぷりとした体の割にかなりの怪力であることはすぐに分かった。地を割るような重圧とともに、百目は跳びかかった。まさかその体勢で来るとは思わずに反応が遅れる。その鋭い爪が、今度はネムノの肩に食い込んだ。

 

 

「あ゛あぁ……っ!?」

 

 

 血が飛び散る。

 ざらついた爪が筋肉を裂き、骨の奥まで冷たい痛みが這い上がる。しかしネムノは足の親指を思い切り振り上げて、腹部の目玉一つに突き刺した。百目は金切り声をあげて、ネムノから手を離してしまう。目玉はつま先に刺さったままで、それを手で抜き取る。

 

 

『ぎぃやああああーーーっ!?儂のぉぉぉ〜〜〜っ!!儂の目がぁぁぁ……っ、あ、あぅうう…っ』

 

「へっ、あと99個──」

 

 

 怯んでいたはずの百目の顔が近づく。

 しわだらけの顔に浮かぶ、ぎらついた無数の瞳が舌なめずりするように動いた。ぞっとするほど異様な光景だ。

 

 

『ゆるさんんんんんん!!』

 

 

 百目が血の涙を流して叫ぶ。

 目というのは人体の急所の一つ。それを刺され、抉られてしまった。きっと全身に激痛が走っているだろう。だが可哀想だと手を緩めたり、どんな反撃をしてくるんだと距離を取ったりして様子を見ている暇はない。ネムノは肩から流れる血を無視し、もう片腕の包丁をぎりと握る。

 

 そのまま、踏み込み──

 

 

「ぶった斬れろ!!」

 

 

 腹を括った力任せの一撃。

 狙いは、百目の頭部。刃が脳天に直撃する瞬間に、百目の左肩にある一つの目玉が怪しく光る。

 

 

『カァッ!!』

 

 

 その目が、ねじれるように開いた。

 そこから放たれた光は、空気ごと捻じ曲げるほどの禍々しさ。ネムノの包丁の刃が、百目の体に触れる僅か数センチのところで、ありえない方向に“曲がった”。

 

 

「なに──」

 

 

 ずっと研いできた包丁。硬い動物の骨も、大きな木の幹も、真っ二つにしてきた刃がメキメキと音を立てて曲がる。その“曲がり”は段々と握っていた柄の部分までくる。

 

 

「くそが!!」

 

 

 咄嗟に投げ捨てると、包丁は鼻をかんだ後のクシャクシャにしたティッシュのような形になって地面に転がる。何が起きたんだ、何をされたんだと考えたその隙を狙われた。百目の手が顔面に迫る。

 

 

『ふふ』

 

「がっ……!!」

 

 

 次の瞬間、衝撃が襲った。

 体が大きく傾き、気づいた時には空を見上げていた。ネムノの頭を、百目が掴み、岩を砕いてそのまま土中に叩き込んだのだ。

 

 

『ふはははは!!無様なり、山姥ァッ!やはり儂こそ最強の妖怪!この地の支配者に相応しい!』

 

「あ、あぅ……」

 

 

 キーン──

 頭の中に響く嫌な音。ネムノは地に転がった。体がまるで鉄のように重く、粘ついた血の匂いが肌にまとわりつく。何とか意識を繋ぎとめたが、頭がぐらぐらと揺れていた。百目は倒れているネムノの目に指を伸ばす。

 

 

『どれ。目玉をもらい、首を跳ねようか。若くなくても力にはなるはず・・・・ん?おお!』

 

 

 百目の動きが固まる。

 そして子どもたちが出て行ったひび割れの先を見つめる。

 

 

(なんだ──?)

 

()()()()

 

 

 なんだ、今の言い方は。

 まるで戦闘中に何かを探していたかのような言葉だ。そしていきなり目の前にいた百目の身体が、ぶちゅりと音を立てた。

 

 

「……!?」

 

 

 百目の皮膚が裏返り、肉がきしみ、まるで中身を引き抜かれるかのように、百目の肉体が急速に“収縮”していく。骨が割れ、内臓のような塊が蠢き、無数の眼球が体内へと潜り込む。

 

 ぐにゃ……ぐちゅ……

 

 ネムノの目の前で、百目は空気に溶けるように、塊となって消えた。

 

 

「逃げた…?いや、違う。追いかけたんか…。ぐぅっ、何か…能力があるとは……思っていたんだが。げほっ…くそ、寝てる暇はねっぞ。立って追え、ネムノ…」

 

 

 息を荒げながら気合と根性で起き上がる。

 満身創痍だが、守ると約束したからには果たさなければならない。

 

 

「約束一つ守らんで何が山姥だ…!!さっさと動かんかッ、うちの身体ァァァァッ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一方、山の中腹。

 

 

「ま、待ってよ!おじさん!そんなに早く……!」

 

「知るかっ、俺は捕まりたくねえんだよ。早く、さ、里に入っちまえば──」

 

 

 焦って走るねずみ男。その後を追う子どもたちの背後、木々の間に突如として“それ”は現れた。ぽつんと浮かぶ、一つの巨大な眼球。血走ったその瞳が、じわりと焦点を合わせる。ぎょろりと回転するごとに、空間がたわむように震え──

 

 ずるんっ

 

 “肉の塊”がそこに落ちた。

 

 

「え・・・」

 

 

 裂け目のように割れた空気の中から、眼球に導かれるように這い出てきたのは無数の目と、溶けかけたような皮膚をまとった異形。

 

 百目が、“肉ごと”転移してきたのだった。

 

 

「う、嘘でしょ…。あ、あの距離をい、いい、一瞬でへぇえ〜っ!?」

 

『逃げられると思ったかあぁぁぁ…っ!!ぶるらぁああっ!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。

 百目の登場。
 やはり私の百目は5期ですね。さて百目の能力とはいかに?アニメを見て思いつきましたが、皆さんはわかりますか?ふふふ

 ネムノは説教は、親目線で書いたんですが……。
 そういう風にするなら門吉の親から毒親感を取れば良かったと思います。勉強勉強、あんたは将来この道を進むんだよ、なんて言われ続けるなんてそりゃあ家出したくなるし、子どものことではなく親の一方的な押し付けですよ。

 書いてて、うーんと思いましたが、門吉親子が再会して両親が今まで門吉に押し付けていた、反省という風にして丸く収めました。無理矢理で済みません…






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