とある探偵たちのクトゥルフ神話事件簿   作:兼六園

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黒山羊ユニバーシティ 7/7

「あんだけ自殺騒動だの爆破予告だのガス爆発だのがあって屋上で元警備員まで死んでたってのに、なんか落ち着いてるな」

「太陽が病院に居る間に記憶処理魔術で色々と誤魔化しておいたからな」

 

 右腕をギプスで固定して吊るしている太陽が、丞久の言葉に疑問符を浮かべる。

 

「つまり?」

「全部忘れさせるのは負担がデカいから、『なんかそんな事件もあったね~』程度に認識をずらした。ここら一帯の人間にとっちゃあ、『もうとっくに終わった事件』になってんの」

「便利なもんだな……」

 

 大学から少し離れた所にあるファーストフード店でコーヒーを啜りながら会話を交わす丞久に、太陽は更に質問を投げ掛けた。

 

「……結局、田中って誰だったんだ?」

「知らん」

「えぇ……」

「ほんとに知らないのよ。だってどの教団でも信者ってだいたいフードで顔隠してるし、毎年毎年風物詩みたいに湧いてくるのを潰して回ってるんだから、いちいちどこ所属の誰が生きてるかなんて気にしないって普通に考えて」

 

 もう既に記憶から掠れて消えつつある田中のぼんやりとした顔を思考の隅に追いやると、太陽の声に意識を向け直す。

 

「つーかあいつ、俺のこと下等生物だの猿だの言っときながら当然のように拳銃使ってきたからな。なんか中途半端すぎないか?」

「あんなんだから世界征服だのを目指してるくせに何やらせてもダメなんだよ」

 

 ──ああでも。と続けると、丞久は一つ思い出したのかふと口を開く。

 

「ハスター関連の教団は去年潰したのが最後だったから、たぶんその時のだな。その頃ちょっとメンタルやられてて荒れ気味だったからなあ、あの時だけは念入りに潰してたような気がする」

「……ずっと一人で戦ってたのか」

「いんやぁ、一時期は他の奴とつるんでたな。まあそいつ、とある村の人間虐殺して逃げたんだけど。メンタル荒れたのもその所為」

 

 ため息をついてコーヒーの残りを飲み干す丞久に、太陽は憐憫の目を向ける。

 

「──辛くないのか?」

「……そう見える?」

 

 迷いなく頷く太陽に、丞久はくつくつと喉を鳴らして笑う。それから視線をガラスの外で歩道を歩く人の動きを眺めながら、どこか大人びた顔でぽつりぽつりと言葉を紡ぎ始めた。

 

 

「──むかぁし昔……っつっても6歳の頃だから13年前か。その頃に、女の子は神様から力の一部を押し付けられました。その力がなんなのかを理解できない女の子は、跳ね上がった身体能力の所為で同級生と遊ぶことすらできません。

 ──そして女の子が中学に上がったとき、教団の信者に両親が誘拐されました。何も知らない両親は力のことを吐けと脅され、死ぬまで拷問され続け、助けに来た女の子の手元には、父親の足と母親の右目しか残りませんでした」

 

 

 視線を太陽の方に戻して、彼を見て言う。

 

「自分の力と世界が異常であることを理解した女の子は、誰も助けてくれなかった自分のような被害者を減らすために、戦うことを選びましたとさ。めでたしめでたし」

「…………めでたいか?」

「さあなあ、結局は自己満足だし。……田中が言ってただろ、私も所詮は魔術師に過ぎないんだよ、魔力を使う人間の頭は普通とは違う。異常事態に慣れて、冷静になってしまう。たとえ()()()()()()()()()()()()()としても」

 

 あっけらかんとそう言い放つ丞久が、自虐気味に薄く笑みを浮かべる。

 

「善人()、正義の味方()()()。まさしくその通りだ、私は悪人(ああいうの)にはなりたくないから逆のことをやっているだけ。でもまあ、なんだ」

 

 テーブルに肘をついて、空の紙コップを指先で傾けて、丞久は口角を緩めながら締めた。

 

「楽しいもんだよ、人助けするのは。だから、辛くはぁない。疲れるだけ」

「そうか。……そりゃ、よかった」

「さて……真面目な話に戻るか!」

「今してたよな?」

 

 ぱんと軽く手を叩くと、空気を入れ換えた丞久はおもむろにコートのポケットからずるりと書類を取り出して太陽の前に広げて言った。

 

「──これは契約書だ。内容は『1.夏木太陽は魔術師・明暗丞久の記憶処理の対象外であることを他人に公言しない』『2.夏木太陽は夏木小梅の記憶の消去に同意するものとする』……他にも細々とあるがそこは気にしなくていい」

「……母さんの、記憶を……?」

「ほら、夏木女史ってシュブ=ニグラスの力で物理的にアンチエイジングしただろ? いや、リ……リジュ……ビネーション?」

「問題点はそこじゃねえだろ」

 

 書類に言われた通りの文章が書かれていることを確認しながら、太陽がツッコミをする。

 

「…………。そりゃあそうか、母さん最終的に20代前半くらいになってたけど中身は40代のままだし。まだ背中の刺し傷で入院してるけど、目ぇ覚ましたら大混乱は確実だわな」

「おまけにシュブ=ニグラスの適合者と来たもんだ、要するに()()()()()()

「だろうなぁ……」

 

 顔を手で覆って重いため息をつく太陽は、頭を振って切り替えると問いかけた。

 

「具体的に、どうするんだ」

「夏木女史の記憶を消して、戸籍と名前を変えて新しい記憶を植え付けて、ごく普通の人生を歩んだ普通の大学生だったということにする。日本に居るのも不味いし、外国のどっかの小さい村とかに引っ越しさせることになるかも」

「それは……大丈夫なのか?」

「通訳とかなんとか誤魔化して付いていく護衛も居るよ。別に私以外の善良な魔術師が無能ってわけじゃないし、そこは信用してくれ」

 

 そう言われて太陽は少し考えるそぶりを見せてから、一緒に出されたボーペンを左手で握る。

 ぎこちなく名前を書いて丞久に返し、確認している彼女に笑いながら言葉を返した。

 

「……お前はとことん、一人だけ損する生き方してるタイプの人間だな」

「あぁん?」

「記憶処理魔術なんて便利なもんがあるのに、俺の記憶は残すようにして、おまけにきっちり被害者(かあさん)のアフターケアまでやってる。お前の言う善良な魔術師とやらは、どうせここまでやるほどの人間ではないんだろ?」

「ふっ、否定はしない」

 

 実情を見透かされて同じように笑みを浮かべつつ、丞久は太陽の言葉を聞く。

 

「なんせ神格(シュブ=ニグラス)の適合者なんてただの危険物だ。わざわざ生かすよりも、()()()()()()()()()()()()()()()()()()方が手間も掛からない。ってことはだ、この書類の作成者はお前だな」

「……さて、どうだったかなあ」

 

 とどのつまり、太陽が書いた契約書は『これを破ったら明暗丞久(ハスターの器)が暴れるぞ』という脅し文句なのだ。──過保護だな。と呟く太陽に、書類を仕舞う丞久は口角を歪めて言った。

 

「せっかく助けたのに死なれたら寝覚めが悪いだろ? それに、『夏木小梅』は居ないが本人は生きている……()()()()()()()、ってのは探しようがないからな。案外これが効いてくるんだよ」

 

 話すこともやることも終わり、丞久はそう言い終えると席を立つ。だが、思い出したように懐から携帯を取り出すと写真を見せてくる。

 

「あーそうそう、これ」

「なんだ? ……うーん、俺的には……向かって左の方が好みだな」

「そっちは私だよ」

「やっぱ右だったかもしれねえ」

「馬ァ鹿。……その右の方がな、さっき言ったとある村で村民を虐殺して逃げやがった魔術師だ。それも去年の話で、名前は春夏秋冬(ひととせ) 円花(まどか)

「こわ~~」

 

 さらりと言ってのけた丞久に引きながらも、太陽が写真の少女を良く見る。いきなり写真を撮られたからなのだろうか、黒い瞳は細められていて、不機嫌そうに仏頂面をしていた。

 

「魔術に関わっちまってるお前はもうモノの見方が変わってる。だから万が一見かけても、声をかけようなんて絶対に思うなって警告」

「見方が変わってる……?」

「『幽霊が見える』ってことは、『幽霊も見られてることに気づく』ってやつだ」

 

 丞久の分かりやすい例えに合点がいったように頷くが、太陽は間を空けて聞き返す。

 

「……なるほどな、気を付けておく。…………いや、そういう忠告をされなければ見ようとする思考すらなかったんじゃねえかなあ?」

「忠告しなかった所為で次会ったときにお前の骨格がゴルフボールになってたら嫌じゃん」

「なんて???」

「言っとくけどアイツは自分の無尽蔵の魔力だけをコストにほぼノーリスクで神格と怪物の完全顕現をアホみたいに行えるからな。あと物理戦闘もアホみてぇに強いぞ、私でも五分五分」

「それも聞きたくはなかったかなぁ!?」

 

 ワハハハ、と笑いながらコーヒーの紙コップを捨てる丞久を待ってから、太陽は二人で店を出る。一瞬、しんみりとした雰囲気が流れ、双方はこれでお別れなのだと悟った。

 

「さぁてぇ、私も忙しいからこれで帰るけど、お前これからどうすんの?」

「どうする、って言われてもなあ。…………教師目指すとか? 母さんの代わりに、あの大学で英語教員になってみる……かぁ?」

「次再会した時に『格闘技の世界チャンピオンになったわ』とか言われたら爆笑するけど」

「くっ、はははは。そん時はそん時だな」

 

 ひとしきり笑い合うと、丞久は労うように太陽の左肩を軽く小突くと、背中を向けて手を後ろに振りながら歩いて行く。

 残された太陽もまた、丞久の背中が見えなくなるまで眺めると、ため息をついて呟いた。

 

「今日から独りか。……帰って痛み止め飲も」

 

 ──アレ副作用きちぃんだよなぁ~。などとぼやきながら、太陽は丞久とは反対の道へと踵を返して歩き出す。それから時間も経たずに、この世界から『夏木小梅』という人間が存在した証拠の全てが、一部の記憶を除いて消え失せる。

 

 平穏の裏で起き、そして隠蔽される事件に関われば、一般人は()()()()のだと。人知れず彼はそんなサンプルになったのだが、その後も奇跡的に、少なくとも4年は平和を謳歌できていたのだが──その幸運もまた、神のみぞ知る。

 

 

 

 

 

 

 

「んで、こう、背中を向けた辺りでエンディングテーマとスタッフロールが流れる感じ」

「もうちょい要点絞れなかった? お前が自分(テメー)の分っつって頼んだグラタン冷めてるけど」

「──硬ってぇなんだこれ!?」

「そのセリフ4年前にも聞いたわ」

 

 丞久に言われ、太陽がスプーンを突き刺して、固まったホワイトソースの硬さにそんな声が漏れる。呼び出された先のカフェで何杯目かのコーヒーを飲む彼女は、視線を斜めに上げた。

 

「なんの話してたんだっけ──あぁそうそう、円花だよ円花。アイツをどこで見たんだ?」

「ん? ああ、向かいの歩道」

「は? ……あっちか」

 

 つい、とスプーンで指した方向。自分の真後ろにあたる位置にイスを引きながら顔を向けると、太陽はそのまま言葉を続ける。

 

「そっちの方で、あっちのビルを見ながら『にやぁ』って笑ってた。妙に楽しそうだったな」

「……そうか。──あ~~~~アイツの体で暗躍してるのが()なのかが薄々察せてしまうのがなぁ~~~~めんどくせぇ~~~~」

「春夏秋冬 円花……の体を使ってる神格に心当たりでもあるのか?」

 

 店員を呼んで追加のコーヒーを注文し、丞久は重く長いため息をついてから呟く。

 

「人の体で好き勝手やりたがる類いの神格なんてそうそう居ないからな、まあ十中八九……無貌の神だろうよ。円花と会う前に一回消し飛ばしたことあるから、たぶんそいつとは別個体だ」

「……ん? 神格ってそれぞれ1種族につき1体だけなんじゃないのか?」

「その辺の勘違いするやつは結構居るな」

 

 届いたコーヒーに砂糖を一つ入れて、丞久はかき混ぜながら説明を始める。

 

「神格の招来と退散或いは消滅ってのは、簡単に言えばログインとログアウトだ。誰かが喚び出す度に、あいつらは新しいアカウントを作って新しいアバターでこの世界にログインしてくるんだよ。だから、例えばどっかの誰かがハスターを招来してもそいつは私の中の奴とは無関係」

「へぇ……。そうか、いや、なら……」

 

 太陽が口ごもり、その意図を察した丞久が、仕方ないとばかりに呆れ気味に口を開いた。

 

「──だから、私やお前がシュブ=ニグラスを招来したところで、出てくるのはあの時のお前の母親じゃあないってことだ」

「…………。ま、そりゃそうか」

「そう悲しむことでもないけどな」

「なに?」

「いんやぁ?」

 

『今何か聞こえた?』とでも言いたげな表情の丞久は、さてと言いながら飲み終えたコーヒーのカップの横にお札を数枚置いて立ち上がると、懐の携帯に届いていたメールを見て心底嫌そうな顔に切り替えて何度目かのため息をついた。

 

「仕事か。正義の味方に休み無しだな」

「そんなとこだ。まあ、情報提供助かったわ」

「あんなので役に立つのか?」

「円花の中身が人間じゃなくて神格に乗っ取られてるかも、ってのが判明したのは大収穫だ…………やべぇ起きやがったこいつ

 

 その旨をメールを送ってきた相手に伝えているのか、画面をフリックしている丞久は少しして携帯を仕舞い直し、一瞬頭をぐわんと揺らしてから太陽を見て逡巡する。

 

「うごぉ……んー。ん~~~~」

「な、なんだよ」

「頭ん中で声がクソうるさくて参ってんだよ。普段はずっと寝てるくせに、よりによってこのタイミングで起きてお前を見て騒いでる」

「……? まだ中二病拗らせてんのか」

「ひっぱたくぞ」

 

 丞久の中で何かがキンキンと騒ぎ、酷い頭痛のような不快感に襲われて顔をしかめる。

 

「ったく。帰る直前でお前を見た、ってのは運が良いのか悪いのか」

「お前どうした?」

「気にすんな。それじゃあな」

「…………ああ、またな」

 

 不意にゴウと強風が吹き──否、吹かしたことでその場の全員に見られないようにして、丞久は左手で印を作り何かを唱えて姿を消す。

 残った太陽は頬杖をつくと、懐かしむように口角を緩めて独りごちていた。

 

「……手伝ってやろうか、とか聞いてもアイツは断るんだろうなぁ。あっ店員さんすんませーん、俺にもコーヒーください」

 

 

 

 

 

 

 

 ──【門】で空間移動した丞久は、待ち合わせ場所近くのバス停にあるベンチに腰かける。

 そんな彼女の頭の中では、ガンガンと叩きつけるような声が延々と響いていた。

 

【なaaaんDeたiYoうとはなSiさせtEくれNaかっtaのおお!!?】

「うるせ~~~~~……仕方ねえだろ、アイツからしたらお前は消滅してるんだから」

【ちょttoくRAいiiじゃAん!】

「ダメったらダメ」

【keち! けちnBo!】

 

 ()()()()()()()()()、4年前の散り際に掠め取ったシュブ=ニグラスの残滓が、声とも音波とも言えない、その中間のような音を頭の中に直接キンキンと響かせる。

 

「頼むからあと10年くらい寝ててくれ……クソっ、対円花用の戦力増強になるかもと思ってあの時魔力くすねたの後悔してきたな……」

【そuいえBa、このaいDaもつかtteくれNaかったYoね。あの、びyooいnのとき】

「病院? ……ああ前回のクローン騒動の時のか。いや地下でお前使ったらあの一帯で地滑り起きるからな、使ってほしけりゃ出力抑えろ」

【Buう】

「ぶうじゃねえよ馬鹿」

 

 誰も居ないのを良いことに、普通のボリュームで頭の中の声と会話をする丞久だが、その思考は夏空を見上げながら逸れて行く。

 

 ──減らない魔術・怪物関連の事件に、不安を増す円花の動向。自由に動けて事件解決を早期に行える魔術師がそうそう居ないからと、丞久の負担が増加している事実。

 

 正義の味方に休み無しとは良く言ったモノだなと、的を射ていた太陽の言葉に苦笑を溢す。

 

「……さて、頑張るかあ」

【あ、KuるmAきたYoo】

「はいはい、よっこいしょ。……そういや、我が愛しの馬鹿弟子は元気にしてっかねぇ」

 

 ちょうど眼前に停車した車の助手席が開き、言われずとも乗るように促される。

 そんな折、ふと、最近会っていない女運の悪い後輩探偵の顔が脳裏を掠めたのだが、近い内に彼を別件で呼び出し共闘することになるという未来を、丞久はまだ知らない。

 

 

 

 

 

『完』




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明暗丞久 (4年前/19/♀)
・色々とあって少し荒れており、魔術師として暴力のみで解決するのではなく探偵として人助けをするのにはまだまだ不得手な頃。中学一年になった辺りで両親を誘拐され殺害されているため、『善良な教団は存在しない』という事実に基づいた行動理念で定期的に潰している。

夏木太陽 (4年前/21/♂)
・母親想いの大学生。趣味で体を鍛えており、事件が起きる前までは卒業後は格闘家になろうかとも思っていた。4年後の現在では小梅の代わりに水角大学で英語教員をしている。

夏木小梅 (4年前/43/♀)
・太陽の母親。本人に魔術の知識などは無いが、奇跡的なレベルで魔力の質が高く、シュブ=ニグラスとの親和性があったがために、何時かの何処かで起きた事件の際に消滅したシュブ=ニグラスの残滓を取り込んでしまっていた。神格の力で若返り、記憶処理された現在は、海外の学校が無い村などを訪れて子供に勉強を教えている。

シュブ=ニグラス (4年前/夏木小梅個体)
・小梅の中で生き延び、魔力を糧に少しずつ成長していた個体。夏木小梅という母親の影響で、息子である太陽に対し愛情を向けるなどの神格らしからぬ特異性を見せていた。

シュブ=ニグラス (4年後/明暗丞久個体)
・4年前に夏木小梅個体が消滅した際、掠め取っていた魔力内の残滓が丞久の魔力で成長した個体。基本的には眠っているが、一度起きると暫くの間頭の中で騒ぐらしく、丞久は4年前の行動を少し後悔している。ハスターの力と同じように運用できるようだが、膂力が強すぎるためか滅多なことでは利用できない。

田中 (4年前/25/♂)
・本エピソードの犯人にしてある意味で被害者。丞久本人は覚えていない、1年前に潰したハスター教団の信者の生き残りで、偶然にもシュブ=ニグラスを宿した小梅を見かけて利用することにしたが、計画のことごとくをまたしても丞久に潰されていた。躍起になって小梅を器に顕現させたものの、最期は息子を傷つけられたシュブ=ニグラスを制御できず、殴られて死亡した。
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