ファンタジー俺達   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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クーデター

 今季開発した成果を語るスレ

 

1:開発俺達

 モルメタルを使った600馬力エーテルエンジンの開発に成功したぞ! 

 

2:開発俺達

 おお! 遂にキター! 

 

3:開発俺達

 一気に進化してきたな

 

4:開発俺達

 モルメタル優秀すぎるんよ

 

5:開発俺達

 まぁ採取はあれだしあんまり使いたくは無いが

 

6:開発俺達

 でも、優秀なのに違いないし、モルメタル使わないと350馬力のゴーレムモーターが最高値だっけ? 

 

7:開発俺達

 そうなんよなぁ

 

8:開発俺達

 でも一番は航空機に搭載できるのがええな

 

9:開発俺達

 航空機なぁ

 完全に試行錯誤状態だけど

 

10:開発俺達

 上ガルタイト、接着石、グラセン鉱石、アルミで全金属複葉機作れたな

 

11:開発俺達

 スペック

 複葉機

 参考機体 九五式戦闘機

 搭乗員1名

 全長7.5m

 全幅12m

 全高3.5m

 重量500kg

 動力600馬力エーテルエンジン

 最高時速350km/h

 巡航速度300km/h

 航続距離2000km

 上昇限界5000m

 武装PK機関銃2丁

 

12:開発俺達

 馬力少し弱いけどなんとか形にはなりましたな

 

13:開発俺達

 一応いろんな所から予算を貰って工場を建てられたから

 兵器の量産が可能になったけど

 

14:開発俺達

 ゴーレムとか自動化できるところを自動化しても300馬力のモーターが日産5台、600馬力のエーテルエンジンは日産2台が限界かぁ

 

15:開発俺達

 でも接着石のお陰で溶接が楽になりましたし、組み立て作業はゴーレムの自動化と簡略化して、車の量産も可能になりましたよね

 

16:開発俺達

 AK47も組み立てラインができたから十分な量を作れるようになりましたものね

 

17:開発俺達

 バイクは慣れないで不安定なので3輪車にしたら現地民も買うようになりましたが、やはり軽トラが一番人気ですよね

 

18:開発俺達

 軽トラは今150馬力のゴーレムモーターのタイプが主流になったが、足回りを改良したお陰で初期型よりもすいすい移動できるようになったからな

 

19:開発俺達

 ゴーレムに押されましたがトラクターの技術も進化しましたよね

 ゴーレムよりも大規模に耕せますし

 

20:開発俺達

 せやせや、ゴーレムも良いところはあるが、穀物栽培は大型トラクターの方が有利だな

 

21:開発俺達

 5年でここまでよくこれましたよね

 

22:開発俺達

 次開発するとしたらケッテンクラートの改良ですかね

 

23:開発俺達

 内乱に備えてバイクではなくケッテンクラートの方が良いだろうな

 

24:開発俺達

 試作型ケッテンクラートが5両ありますが、軍からの要望は応えられています

 小型の大砲や給水車の牽引もできますし、輸送車としても使えると思います

 

25:開発俺達

 バイクだけでなくハーフトラックも量産しなければな

 

26:開発俺達

 舗装された道がありませんからね

 タイヤよりも履帯の方が走破性能が高いですし

 

27:開発俺達

 領内はタイヤで良いんだけどなぁ

 

28:開発俺達

 これらの車両には生体コアは? 

 

29:開発俺達

 積んだら積載量が減るだろ

 却下却下

 

30:開発俺達

 人も育ってきたんだしなるべく生体コアだけに頼るようにはしたくないからな

 

31:開発俺達

 生体コアはダンジョンに潜れないからレベルが上げられないからな

 

32:開発俺達

 実戦経験で練度が上がっていくかんじかねぇ

 

33:開発俺達

 まぁ訓練でも少しは上がりますし

 

34:開発俺達

 工場にもっと人員集められないの? 

 ハウニブの再設計や戦車、航空機、輸送車、大砲、小銃、弾薬とパンクしそうなんだけど

 

35:開発俺達

 ハイホムンクルスを優先的に送って貰って働かせているけど厳しいねぇ

 

36:開発俺達

 400名だから軍の要望にも応えられるが……

 

37:開発俺達

 軍用ホムンクルスの量産も錬金術師に依頼していたな

 

38:開発俺達

 錬金術師の頑張りでホムンクルスの生産ペースも1日5体にまで増えたけど軍に産業に取られちゃうからねぇ

 

39:開発俺達

 人口が足りないのが悪い

 

40:開発俺達

 結局産業が発展すればするほどマンパワーが足りなくなるんやなって

 

41:開発俺達

 その為の自動化

 

42:開発俺達

 自動化できるところはしているけどさぁ

 

43:開発俺達

 というか全て特殊弾に切り替えねぇ? 

 ダンジョンのレベルも上がって効かなくなるぞそろそろ

 

44:開発俺達

 まぁ安価な弾薬は引き続き必要だろうけど……特殊弾の生産ラインは増やしたいねぇ

 

45:開発俺達

 そもそも錬金術師がホムンクルスだー、特殊合金だー、火薬の錬成だーでもうパンクしている話する? 

 

46:開発俺達

 あっちから火薬の生産量減らさせてって要望来ているのにこれ以上増やしたら殺されるぞ

 

47:開発俺達

 駄目かぁ

 

48:開発俺達

 話変わるけどようやくプロジェクターが完成したな

 

49:開発俺達

 録画水晶をセットすることで映像を拡大して映す機械な

 

50:開発俺達

 あれは傑作だわ

 

51:開発俺達

 お陰でアイドルネキのライブが毎日見えるようになったもんな

 

52:開発俺達

 スピーカーもあるから映画みたいに見ることは可能になったよな

 

53:開発俺達

 アニメみたいなのは無理だけど

 ライブ映像とかを見れるのはありがたいわ

 

54:開発俺達

 ダンジョンでの映像も面白いよな

 

55:開発俺達

 た、大変だぁ! 

 

56:開発俺達

 どうした? 

 

57:開発俺達

 モル王国にて王子が殺されたらしい

 その容疑者にフレデリック王国の貴族がいるらしい

 

58:開発俺達

 へぇー……え? 不味くね? 

 

59:開発俺達

 分割に参加していなかったモル王国も今回の件で敵対

 周辺諸国に対フレデリック同盟の締結を依頼したらしい

 

60:開発俺達

 どうなるんや? 

 

61:開発俺達

 めっちゃ厄介なことになったやん

 

62:開発俺達

 大皇帝の判断待ち

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 モル王国王子殺害事件

 

 王宮の池近くを歩いていた際にフレデリック王国側の若い貴族がモル王国の王子に道を譲るというマナーを忘れてしまい、従者が無礼とし貴族に文句を言ったところ若い貴族は激昂

 

 従者に対して石を投げたところそれて王子に命中し、そのまま池に王子は倒れてしまった

 

 すぐに引き上げられたが倒れた際に池の底に頭を強く打ち付けてしまい脳挫傷により亡くなる

 

 貴族はその場で捕縛されて処刑され、激怒したモル王国の王はフレデリック王の謝罪に耳を貸さずに国交を断絶

 

 あまりに非常識な貴族を外交の場に出したというフレデリック王への不信感とモル王国の呼び掛けによりコスタギ連合王国、フット帝国、ガイスト王国、南部諸藩の対フレデリック王国同盟という最悪の外交状態に発展してしまった

 

 フレデリック王が必死に作り上げた外交関係が一瞬で無に帰した形である

 

 とはいえまだ宣戦布告等はされていなかったのだが、翌年事態は動く

 

 次男ペタンが王に退位を要求

 

 これを王が承諾し、長男が王位を継承するが、長男は次男に王を退位をさせるなど言語道断とし、罰せようとしたために次男が反発

 

 ここに長男対次男という構図となり、多くの貴族は長男を支持、対して次男は親衛隊を王宮に突入させるという暴挙を行い、長男の戴冠式に参列していた貴族達が大多数討ち取られるという血のクーデターが発生したのだった

 

 

 

 

 

 

 

 ヒムラーが領地を貰ってから5年目となった春

 

 引きこもりと言われているヒムラーも兄の戴冠式に参列するとなり王宮に来ていた

 

 戴冠式には貴族しか入ることが許されない為ヒムラーも護衛を付けられず、正妻として剣聖女ことアデル嬢がドレスを着用して戴冠式に参列していた

 

『第12代フレデリック王国国王ダイ・フレデリックの戴冠をここに宣言する』

 

 先代国王となったジョーダン元国王から王冠を頭に載せられる

 

 その瞬間だった

 

 爆音と共に王宮の扉が爆発され、黒尽くめの男達が突入すると貴族達を剣で殺し始めたのだ

 

「ヒムラー様!」

 

「あれは!? 親衛隊!? ペタンの奴のか!?」

 

 ペタンは協力を持ちかけておいてクーデターの情報をヒムラーに全く渡していなかった

 

「アデル! 脱出するぞ!」

 

 そう言うとどこかの窓がガシャンと割れる音がした

 

 見ると先程まで台の上に居た長男のダイの姿が見えない

 

「あいつもう逃げたのかよ!?」

 

 ヒムラーは大混乱の王広間を掻き分け、壁を破壊して王広間から脱出することに成功する

 

 キャーとかギャァとかの悲鳴がそこら中から聞こえてくる

 

 ヒムラーは掲示板で護衛に来ていた者に連絡を取り、先に王都から脱出するように命令する

 

「ヒムラー様、どうやら王宮は包囲されているようです!」

 

「……よし、王宮の水掘りから脱出するぞ! 水中呼吸の魔法は使えるな」

 

「勿論です!」

 

 追っ手が来る前にヒムラーは王宮内に流れる川に飛び込み泳いで王都から脱出するはめになる

 

 脱出後はヒムラーは護衛と合流し、急ぎヒムラーの領内に戻るのだった

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