現在のヒムラーのレベルは60
【緊急掲示板】
1:俺達
軍のフェイズをイエローからレッドに移行
動員令発動
2:俺達
大皇帝襲撃されたって本当か
3:俺達
本当だから動員になってるんだろ
4:商人俺達
王都中継
事態推移
前年度の秋
馬鹿貴族によるモル王国王子殺害
前年度の冬
周辺諸国による対フレデリック同盟
モル王国国交断裂、他経済制裁開始
ヒムラー領自領内完結型経済に移行
軍から大皇帝にフェイズグリーンに移行提案
大皇帝承諾 フェイズグリーン移行(産業の軍優先的、軍人の募集)
フレデリック王国国王退位
今年度の春
南部諸藩連合との小競合いが発生、フレデリック王国軍出陣
戴冠式が行われる為に大皇帝以下十数名王都へ移動
緊急時に対応するためフェイズをイエローに移行
戴冠式中に次男クーデター
次男の親衛隊が町の中枢を占領
大皇帝以下全人員王領から脱出
5:軍人俺達
軍事フェイズの説明
ブルー 平時
グリーン 経済に影響が出ない範囲で軍にリソースを多く割り振る
イエロー 部分動員 有事の際には即応できる状態
レッド 戦時
ブラック 総動員 配給制
6:ヒムラー公爵領官僚団はホワイトな職場です
備蓄食糧 1年分
燃料 全力稼働1年分
弾薬 5開戦分(1ヵ月1戦分補充)
7:大皇帝
俺は無事だ。今は様子を見るぞ
フェイズはレッドのまま、ダンジョンは8階層までの採掘優先9階層以下は一時封鎖
軍需物資の備蓄と兵士の訓練を頼む
8:軍人俺達
了解しました
9:軍人俺達
動員可能兵力
軍人400人(俺達50名)
軍用ホムンクルス500人(日産5人ずつ増加)
徴兵1500人
前線総人員2400名
ヒムラー領総人口1万2000人
10:商人俺達
俺達と化け狐のネットワークでわかっていること
・長男は戴冠式後次男を罷免して権限を全て没収する予定であり、場合によっては処刑も視野にいれていたらしいこと
・クーデターした次男は王都の富豪層や商人達から献金があったこと
・三男は南部に軍を展開しているため無事
・五男もリード公爵と共に脱出に成功
・四男生死不明下級貴族が多数討ち取られたことで派閥は壊滅
・元国王次男に捕縛
・大臣クラス全員死亡、大臣達は逆賊として王都にて晒し首
11:軍人俺達
親衛隊の戦力は?
12:商人俺達
3000~5000人
ほぼ全員魔剣等で武装済み
13:俺達
整理するぞ
長男こと現国王 有力貴族の後ろ楯の消滅 どこにいるか不明
次男 王都占領 兵力3000~5000
三男 南方方面軍担当 兵力1万5000人
四男 生死不明 派閥壊滅
五男 後ろ楯のリード公爵と共に王都を脱出
他王子 処刑済み
元国王、王妃達、姫 捕縛
14:俺達
貴族連中の当主が壊滅しているんだよね
15:俺達
静観で良いの?
領主不在の領地を保護占領のチャンスでは?
16:俺達
化け狐のネットワーク舐めてたわ
ここまで詳細の情報を把握できるとは
17:商人俺達
親衛隊の人員が周辺の領地を虚言を使ってガンガン次男の領地にしているらしい
王都周辺の貴族領は次男側に占領されている感じかな
18:俺達
地図出せ地図
19:俺達
20:俺達
サンクス
21:商人俺達
準男爵15家は親衛隊に占領された
近くの2つの公爵も当主と嫡男を失ってパニック状態だったけど、クルップ公爵領は三男が軍事力で掌握したらしい
ただ南部諸藩との小競合いがまだ続いているから早急に動けないらしい
22:俺達
となると動くのは
23:俺達
五男と北部領地の雄のリード公爵か?
24:軍人俺達
とりあえず隣の南部諸藩とはウッドのお嬢様方が話を冬の間につけていたから交易品を回したり交渉で小競合いを演じて手打ちにしているけど
25:俺達
本当にウッド姉妹はどこまで有能なんや
26:俺達
でもこれ南の脅威は実質消えているからな
北部地域だけに目を向けることができる
27:将軍
……大皇帝には悪いが安全面でヘンリー男爵領とスズカ伯爵領は保護占領したいが……この2つの領を押さえることで中央への道が確保できる
28:天使
ならヘンリー男爵の方は我々が動きます
元々ヘンリー男爵はウッド家とは親戚関係
ヘンリー男爵も当主と嫡男を失って残されたのは幼い次男と女のみですからこちらに寝返らせるのは簡単だとテル様が言っております
29:商人俺達
スズカ伯爵領は商人に任せてくれないか
軍事侵攻より搦手の方が良いだろう
30:大皇帝
緊急事態だ。俺の指示に従う必要もない
首脳陣が最善と思う行動をしてくれ
大日本的でよろしくないかもしれないが政治力で後からなんとでもしてやる
思う存分にやれ
31:将軍
了解しました
32:商人俺達
わかりました
33:俺達
俺達も缶詰め作ったり採掘したりして資源の備蓄を進めるぞ
34:俺達
おう!
数日後にはヘンリー男爵家臣団はウッド姉妹の提案を受け入れる
それと同時にヒムラーもヘンリー男爵領を通り、ヘンリー男爵家の遺児である子供が成長するまで家臣団から後見人を出して領地を経営することを認め、ヘンリー男爵領を守るために騎士団を統合させる
騎士達は数年前のウッド戦役を覚えており、外国に勝った軍としての名声を確保していたヒムラーの軍門に降ることを了承した
再教育に時間はかかるが500名の予備戦闘員を獲得
教官を派遣し戦力化を図る
一方スズカ伯爵領では商人達の扇動により民衆による決起が発生
当主と嫡男を失い統率力を欠いた伯爵家をスズカ伯爵の騎士団は見限り、領民側に付き、民衆による決起は最終的に伯爵家の残った一族を処刑するという結果となるが、それをヒムラー領から派遣された軍が鎮圧したという体裁をとる
平時であれば許される行為では無いが、緊急時で周辺の貴族は壊滅的打撃を受けている
軍は旧スズカ伯爵領に入領すると民衆達から歓迎に迎えられた
歓迎された理由として急速に豊かになるヒムラー領の噂が流れていたことに起因する
スズカ伯爵家は自分が贅沢にするために税率が高めだった為、税率が低いヒムラー領を羨む領民も多かった
その為、商人達が民衆を焚き付け、支配者を倒し、税率を大きく引き下げることを約束したヒムラーの代官が迎え入れられる
軍は戦闘らしい戦闘をせずに旧スズカ伯爵領を占領することに成功し、反乱の責任として風見鶏的に立ち回った旧スズカ伯爵家の騎士団の首脳陣を追放処分にし、こちらの騎士団も実権を掌握
騎士団ながらに装備に金をかけていないことがよくわかったのでヒムラー領内で騎士団の再教育が行われる
僅か2週間足らずで2つの領を占領し、ヒムラー領の拡張は一時的に終了した
そうした中で逃げていた長男こと現国王がペルツル公爵領にて逆賊の次男ペタンを非難する声明を発表
周辺の貴族の生き残りや家臣達は正当な王である長男のダイに協力し、2万5000人程の軍が集まる
夏の初めの頃である
「ふぅ、何とか帰領できた」
「お疲れ様ですヒムラー様」
「テル、サキ、トキありがとうな。お陰でヘンリー男爵領のことは上手くいった」
「いえ、ヒムラー様の日頃の行いによるものですよ」
「さて、一旦整理するか……ヒンデンブルク」
「はい、周辺の勢力を整理いたしました」
「クーデターから約3週間で勢力はほぼこのように確定し、中央の紫はエルフの自治領、右は現在ガイスト王国から侵攻を受けておりそれどころではなくなった感じで中立になりました」
「商人達や化け狐達による情報によりますと次男はフレデリック革命政府を名乗り、市民を徴兵して兵力を拡張しているとのこと、ただ徴兵された市民兵の質は低く、連日脱走者が相次いでいるそうですが、これを弾圧し、恐怖で軍規を維持しているそうです」
「一方長男は西部地域で決起したは良いものの軍事知識のある者が少なく、2万5000人もの兵力を集めたため食糧や武器の調達に苦労しているとのこと。ヒムラー様の方にも参加の文が届いています」
「三男は南部諸藩との決戦に勝利し、休戦協定を結んで直ぐに近隣の領を武力制圧し、こちらも軍を急速に拡大しております。ただ正規の軍人が多く、軍政ながら他の2つよりはマシといった感じでしょうか」
「五男が一番まともです。フット帝国より支援や義勇兵を募り、竜騎士も多数保有しております。南下も時間の問題かと」
ヒムラーは少し考えた後に
「俺は軍事の専門家じゃねーからな、軍人に任せた方が良いだろう。今の国力だと……フレデリック王国の3分の1か? 統治限界は?」
「はい、新規に2つの騎士団を吸収したことにより約1000名人員は増えましたが、使えるようになるには半年かかると思われます」
「半年かぁ……ヒンデンブルク的にはどう思う? 長男馬鹿だからこっち殴ってくる可能性あるけど……あぁ、三男もか」
「使える人員を使い急いで道を作っており、完成すれば迅速に部隊を展開することができます。両者も連携しているわけではないので機動防御で防衛できるハズです。戦車やハウニブ等の兵器も全て投入します」
「ヒンデンブルクに軍権は任せる。欲しい物は言え、無理な範囲でなければ優先して送る」
「は!!」
動いたのは長男と五男であり、五男は王都目指して南下を開始、長男は現国王の意見を聞かないヒムラーを賊軍に与する者として侵攻を開始した
五男と次男の軍事衝突が発生
五男総数3万人対次男総数3万5000人
五男側の竜騎士25名、次男側の竜騎士20名
序盤は両軍互角であったが、五男が前線に出ると、民衆からの人気が高かった五男に対して王都の住民を中心とした兵である次男側の兵士の士気は崩壊し、脱走が相次いだ
拮抗状態は直ぐに終わり、次男側が敗北、五男は王都へ向けて前進を進めるが、次男としては今回の敗戦で親衛隊の人員はほぼ失わず、竜騎士も1人撃墜されたのみで実質戦力はあまり減らなかった
ちなみにこの戦いでの死者は両軍合わせても1000名を超えなかった
魔法があっても対抗の魔法があるので案外こんなものである