呪術廻戦の世界に転生だと!?×2   作:入魂ロフス

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前回のあらすじ
 懐玉編始まったぞ!呪咀人壊滅させたぞ!灰原強いぞ!夏油がボコられたぞ!


3話

巌勝side

 

 今回の星漿体護衛任務の経緯。

 当事者に聞くのは流石に気が引けたので家入先輩に聞いてみたところ。やっぱり呼吸法をコピられたらしい。

 呪力が0だと呪力の因果からも解き放たれるみたいだし本質的に呪力の関係ない技術は習得可能だったか…。

 やっぱり早く帰らなくて良かった。夏油先輩が生かされたのは呪霊操術の不確定要素ゆえ、俺たちが戦ったらしっかり殺されていただろう。

 五条悟が一回殺されたあたりの話は流石に驚かないと怪しまれるので驚いといた。

 

「えぇーマジかー(棒)!」

「絶対驚いてねーじゃん」

 

 くそう!俺は嘘つくのがクソ下手なんだよ!

 

「いやー…正直五条先輩の攻略法は色々考えてたんであんまり驚きはないっすね。

 例えば領域展開とか天逆鉾とか…色々攻略法があるのでどれかを使ったのかな〜って感じです」

「鍛地くん大正解。天逆鉾で無限バリア破られたんだってね。

 夏油もあとちょっとで死ぬとこだったしよっぽど強かったんだろうね」

 

 夏油先輩が死にかけたって聞いた時は地味に動揺した、呼吸法で手加減に失敗したのか!?ってな。

 

「そうだ家入先輩、天逆鉾作れるか試してみたいんで今度見せてもらえませんか?」

「えーどうだろ、悟がこんなことが二度と無いよう破壊するって言ってたしな〜…」

「ええ〜勿体ない!!断固反対!五条先輩に抗議しに行ってきます!」

「お前も大概呪具好きだな…」

 

 家入先輩の話を聞いた俺は急いで五条先輩の下に向かった。

 すっかり忘れてた……!天逆鉾を作成出来たら対メロンパンでかなり有利になれる…!

 説得の問題は天逆鉾に錬成が使えるかどうか…!

 

「五条先輩!!」

「ん?どうした鍛地?」

「天逆鉾持ってるって本当ですか!!見せて下さい触らせて下さい舐めさせて下さい!!」

「急にどうしたってキッッッッショ!!?本当にどうした鍛地!正気に戻れ!!」

 

 失礼な!俺はいつだって正気だ!今の俺にはかの有名な特級呪具天逆鉾のことしか考えられない!!

 転生してからずっとこの日を心待ちにしてたんだ…!まさか忘れるとは思わなかった…!!

 

「いいから見せろ!」

「わかった!わかったから無限に貼り付くな気持ち悪い!」

「良いんですか!さあ行きましょう!さあ!!」

「…鍛地って呪具の事になるとキモくなるんだな…噂通りの鍛地一族だった……」

 

 五条先輩に案内されて仮で天逆鉾を封印している部屋に辿り着く。

 …ってここ乙骨と虎杖が拘束されてたとこだ!すげえ聖地じゃん!!…あっ天逆鉾あった。

 五条先輩に封印を解いてもらってとうとう天逆鉾とご対面!!

 

「うっひょ〜〜〜………!!ペロッ」

「オッエーーー!!マジで舐めやがった!

 俺の血とかおっさんの汗とか付いてるのにマジでやりやがったよコイツ!?キッッッッショ!!!」

「むー……やはり術式が通らない…。………ん?これ行けるくね?……じーーーーー………」

「……どうした鍛地」

「ちょっと実験台になってくれませんか?」

「………は?」

 

 

五条side

 

 マジでやりやがったコイツ!キッッショ!!

 とかなんとか言ってたら鍛地がこちらをじーーーー…………っと見つめて来た。

 嫌な予感がするがたぶん反応しないとこのまま時間だけが過ぎていく。そう確信した俺は鍛地の視線に応える。

 

「……どうした鍛地」

「ちょっと実験台になってもらえますか?」

「………は?」

 

 困惑したまま運動場まで連れてこられた。

 鍛地がこないだ完成したぞ!!つって叫んでたハンマー持ってきた。

 あれ特定の術式に弱く作ってあるな。おそらく鍛地の錬成術式、あいつ専用ってわけか。

 

「五条先輩!行きますよ!」

「……?おう」

 

シュォォォォォォォォォ………

 

 そう言ってこちらに走ってきた鍛地がハンマーを振りかぶって…………っ!!!!

 数日前の無下限が強制的に解除される気持ち悪い感覚と同じっ……!!

 

「拡張術式…!付与・逆鉾(エンチャント・さかほこ)!!」

「うおっ!?」

 

 ハンマーの衝撃をまともに受けるわけにはいかず、自ら後ろに跳ねて吹き飛ばされる。

 マジか…!あいつ手持ちのハンマーに天逆鉾と同じ効果を付与しやがった!!

 

「術式反転・赫!!」

 

ッパァン!!

 

「うわああぁぁぁぁぁーーー…………!!」

 

びっくりして咄嗟に赫撃っちまった。校舎の向こうに吹っ飛んで行ったぞ…!?

 あいつ死んでないよな…!

 

 

巌勝side

 

 全治七ヶ月の全身骨折でした、説明不足って良くないね。

 興奮して説明やらなにやら全部省いて五条先輩に勝負を申し込んだ俺が悪かった。

家入先輩に反転術式で治してもらって保健室で寝ていたその時…

 

「鍛地〜いるか〜!」

「巌勝、起きてるかい?」

「五条先輩に夏油先輩も!どうしたんですか?」

「どうしたもこうしたもねーよ!お前どんだけやばいことしたかわかってんの?

 天逆鉾作れるって上層部に知られたら特級認定からの暗殺待ったなしだぜ?」

「そういうことだよ巌勝、なのでこれから悟と縛りを結んでもらうよ」

「えぇ……上層部怖っわ」

 

 そうか…天逆鉾を模倣できるってことは天元様の結界を破壊できる可能性があるってことで国家転覆が可能だと判断したわけね…!

 あと上層部の保有している利権云々にも関わってそうだしマジで上層部怖っわ……!

 

「内容は?」

「その1、天逆鉾の効果を模倣できる事を五条悟が許可した者にしか話してはいけない。

 その2、天逆鉾を五条悟の許可なく作ってはならない。

 …こんな感じかな。正直この縛りが知られた場合は五条悟の直属の配下と見なされるから良い気はしないだろうけど…許してくれないかな。

 悟は私が縛りを結んだ方がいいと言ったけれど五条家の権力があった方が巌勝を守りやすいからね」

 

 むーん……別にこれで良いかな。

 普通の術師は束縛を嫌うんだろうけど俺は卒業した後は自由に呪具作れてればそれで良いし。

 見た感じメロンパン殺しに影響無さそうだしな。

 

「これで良いですよ、守ってくれるんでしょ?」

「…良いのかい?」

「別に良いっすよ?そのかわり他の呪具は自由に作らせて下さいよ?」

「…ああ!もちろんさ!」

「んじゃ縛り結ぶぞ鍛地」

「了解!五条先輩!」

 

 

一年後、夏ーー…

 

 俺たちは2年になって伊知地が後輩として高専に入学してきた。

 それにしても今年の夏は暑いな〜〜〜!

 心なしか呪霊の被害も例年より多い気がするし、やっぱり例の災害のせいかな…。

 とか考えながら任務から帰って高専に戻る途中。

 今まさにこれから任務に行くぞって感じの灰原と七海に出会った。

 

「お、灰原に七海!これから任務?」

「ああ!岩手県の神社で発生した呪霊の跋除さ!」

「準一級案件なので灰原と二人で行くんですよ」

 

 ん……?神社…準一級…夏…っ!!!!!

 灰原が死ぬ任務じゃねえか!!?あっっっっぶねぇぇぇぇぇ!!!

 

「ちょっと書類見せて!!」

「「?」」

 

 急いで補助監督の人に書類をもらって読み込むとやっぱり産土神信仰が関わってるっぽい…!!

 

「アンタこれ下手したら一級どころか特級案件だぞ!?ふざけんな!」

「ひぃっ!!」

「巌勝!わかったから落ち着いて!気づいてくれてありがとう!ね!」

「落ち着きましょう鍛地…彼が悪いわけじゃない!」

「ふーーっ!ふーーっ!……すまんかった。とりあえず五条先輩に代わりに行ってもらえないか聞いてくる」

 

 一旦落ち着いた俺は五条先輩に電話をかける。

 

『どしたの鍛地?』

「五条先輩!ひどいんですよ!?灰原と七海の任務が準一級って書いてあるんすけどどう見ても一級以上の案件なんです!」

『………は?』

 

 電話越しでも分かるくらい怒りが伝わってきた。

 

『……今から俺も向かう』

「今から?今五条先輩どこにいるんですか?」

『静岡』

「えー…時間かかるじゃないで」

 

ピュンッ

 

「『よ!』」

 

「「「ええええ!!?」」」

 

 どうやら五条先輩は瞬間移動をモノにしたらしい。

 五条先輩が電話を切ってしばらく、ニヤニヤしだす。

 

「……んじゃ三人とも俺と一緒に任務行こうか!」

「「「ええ…」」」

「良いじゃん俺がいれば死ぬことは無いし良い経験になるよ!

 さあさあレッツゴー!」

 

 補助監督の人の車にぎゅうぎゅう詰めになって長時間高速道路を走ること9時間。

 俺達は岩手のある神社にたどり着いた、もう日が落ちかけている。

 

「そういえば夏油先輩は?」

「傑は今は三日間ぶっ続けで任務してるよ。明日は朝から岩手一周だってさ」

「そうだ!この任務終わったら今日は岩手で泊まりましょう!

 そんで明日一緒に夏油先輩と任務行きましょうよ!」

「夏油先輩との任務が楽しみですね、さっさと終わらせて寝ましょう」

「ちょっとー俺との任務は楽しく無いの!?」

「「はい」」

「がーん!!」

 

 既視感を感じるやりとりだな…前世の記憶か?

 にしても岩手で任務か…あの村が岩手にあるならワンチャン闇堕ち止められるかもな…。

 

「んじゃ!行っくよー!」

「「「はーい…」」」

 

 産土神信仰かー…やだなぁー………。

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