呪術廻戦の世界に転生だと!?×2   作:入魂ロフス

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前回のあらすじ
 天逆鉾ペロペロしたぞ!天逆鉾作れるようになったぞ!産土神信仰の任務に行くぞ!明日は夏油先輩との任務だぞ!


4話

「んじゃ、行っくよー!」

「「「はーい…」」」

 

 帷を張った後四人で一斉に神社の鳥居をくぐる。

 

「「「っ!!」」」

「へえ…」

 

 っっ!!!!!この呪力…!これまで戦ったどの特級呪霊よりも多い…しかも入るまで全く気付かなかった…!!

 ワンチャン自然呪霊並みの実力じゃねえの…!?

 

「んじゃ、俺上から見てるから頑張れ〜!」

「「「………」」」

 

 あの灰原もこの呪力の気配に黙り込んでいる。これは死闘になりそうだ…!

 

「七海、これ持っとけ」

 

 俺の最高傑作…特級呪具「渾剛」から切り離した一片を整形し呪力を増幅する性質を付与した鉈を七海に投げ渡す。

 

「これは…特級レベルじゃないですか…こんなの受け取れない!」

「死ぬよかマシだ、念のため持っとけ…そして使え」

「……ハァ」

「俺の分は?」

「お前の得物拳だろ、かえって邪魔になる」

「そんなぁ〜」

 

 灰原もいつもの調子を取り戻したところで領域の中心に向かって歩き始める。

 鳥居が無数に並んでいる階段を登る、ここも既に奴の生得領域内…いつ襲ってきてもおかしくはない…!

 いつでも迎え撃てるよう渾剛に術式を込め続け

 

バサッ…ズン!!

 

「ミつけた!キュキュキュ…!」

「「「っ!!!」」」

 

 咄嗟に上を見上げると鳥居の上に3m程の身長の翼の生えたハゲが

 

「カかったなァ!きゅぎゅぎゅぎゅ…!!」

 

ズズズズズズズズ………!!

 

 俺達が呪霊を見上げた瞬間凄まじい勢いで呪霊が巨大化し、すぐに30m程の大きさになった。

 

「二人とも見上げるな!見抜いたぞテメェ!視線に合わせて巨大化する術式だろ?」

「マジか!」「そういうことですか…!」

「ぎゅぎゅぎゅぎゅ………ザンねん!

 メせんをサげたところでキョだいかガカイじょされたりはシないよ!

 ボクのジュつしきはカイジょしないカギりムゲんにオオきくなりツヅけるのサ!!」

 

シュォォォォォォォォォ………!!!

ゴォォォォォォォォォ………!!!

シィィィィィィィィィィ………!!!

 

「「「術式開示っ!」」」

 

「十劃呪法。私の術式はどんな相手にも強制的に弱点を作り出すことが出来ます。7対3、対象の長さを線分した時この比率の"点"に攻撃を当てることが出来ればクリティカルヒットです!」

「熱体羽鱗!身体に超高熱の羽と鱗を纏うよ!羽と鱗は身体から離れてもある程度操作できる!」

「錬成術式!触れた非生物の対象の形状・性質を改変する!」

 

 三人で順番に術式を開示する中相手は丁寧に待ってくれていた。

 

「ジュつしきのカイジなんかシてもイミナイからねぇ!オオキいはツよいんだヨ!!」

 

 呪霊が巨大な足を振りかぶる。

 

「「「……今っ!!」」」

 

ッダン!!

 

 呪霊がこちらに狙いを定めて振り下ろそうとした瞬間、三人が全力で散開した。

 散り散りになった俺達に構わず呪霊は脚を振り下ろす。

 

ッズドオオオオォォォォン!!!!!

 

 膨大な呪力が込められた巨人の踏み付けに地面が砕け陥没する。

 大量の土砂があたりに吹き飛ばされる。

 

「熱体羽鱗・爆裂猛進(ばくれつもうしん)!」

「十劃呪法!はぁっ!!」

「錬成術式・刀!フッ!!」

 

 灰原が羽の操作で推進力を得た突進と鱗を集中させた拳で呪霊の膝裏を焼き砕く。

 七海が十劃呪法で強制的に作り出した弱点を切り裂こうとして呪具の呪力に後押しされ呪霊の太ももの7割まで斬り込んだ。

 俺が超長い刀を全力で振り払い呪霊の腹を掻っ捌く。

 俺達の連続攻撃にバランスを崩した呪霊は腹を押さえて仰向けに倒れ込んだ。

 

「グっ…コれはマずいナ、ソレジゃあ」

 

 呪霊から異常なほどの呪力が立ち昇る。この感覚、大技が来る…!!

 

「「「まずっ!!」」」

「領域展開ーーーーー」

 

 次の瞬間呪霊を中心に乱雑に伸びる木の枝の集まる領域が広がっていた、これはまるで鳥の巣のような…!!

 

「抱岳栄巣(ほうがくえいそう)!……グがあ!?」

「「「っ!?」」」

 

バキメキグシャァッ!!

 

 領域が展開されて次の行動に移ろうとした呪霊の右腕が何かに捻り飛ばされ、領域が崩壊した。

 

「流石にそれは死んじゃうからダメだよ」

「「「「っ!!」」」」

 

 領域展開が終了したことで術式が焼き切れ使用困難になった呪霊が五条先輩の呪力に当てられて怯んだ隙に俺達は全力で駆け寄る。

 今なら殺れる…!!三人が抱いた不思議なほどの殺意、純度の高い呪力が立ち昇る。

 俺は渾剛をガントレットの形状に、灰原は拳に全身の鱗を集中して高熱化させ、七海は鉈の峰を振りかぶる。

 俺と灰原の拳が左右の胸に、七海の鉈の峰が呪霊の首に叩きつけられた。

 

 打撃との誤差 0.000001秒以内に呪力が衝突した瞬間 空間は歪み 呪力は黒く光る

 

 

       黒閃!!

 

    黒閃!!    黒閃!!

 

 

「ぶベラぁっっ!!?」

 

 三人同時の黒閃!!

 呪霊の左右の胸が陥没し首が皮一枚繋がった状態になる。

 この時、俺達三人共がゾーンに入った…………今なら行ける!!

 確信した俺の手は呪力の流れに従い金剛夜叉明王印を結んでいた。

 

「ナにぃ!!?」

「領域展開ーーーー」

 

 俺を中心に竈門の中の様な領域が広がる。心地よい熱が身体に染み渡る…!

 即席の結界を外郭に生得領域が広がっていく感覚…素晴らしい快感…!この領域の名は…!

 

「狂天濤地(きょうてんとうち)!灰原ァ!七海ィ!生捕りにするぞォ!!」

「「おう!!」」

 

 領域の必中効果により領域内の非生物は全て俺の手の中!!

 それは呪力も例外じゃない!!呪霊から限界まで呪力を簒奪し灰原と七海の呪力に上乗せする!!

 ついでに地面を変形・硬質化させて呪霊の下半身を拘束!!

 

「いっけぇぇぇぇぇ!!!!!」

「「おらぁぁぁぁぁ!!!!!」」

 

 再び! 空間は歪み! 呪力は黒く光る!

 

 

    黒閃!!   黒閃!!

 

 

「カっ……!!!!!」

 

 二人同時の黒閃!!

 呪霊の胴体に風穴が空き首が斬り飛ばされる。

 

 領域内にある鳥居の破片を集合・変形・変質!

 呪霊の頭を封印する呪具を即席で作り上げる!!

 

ガチャンッ!!

 

 呪霊の核が内包された頭が即席の封印用呪具に封じられる。

 

「……っウそだウソだうがぁァぁぁ!!!!

 だセぇぇェェぇェ!!!」

 

 呪霊の生得領域が崩壊するのを待って領域展開を終わらせる。

 

「ハァ…ハァ…やったぜ…!」

「やりましたね…ハァ…」

「俺たち…!特級呪霊を倒した…!!しかも強いやつ…!」

 

コツっ

 

 三人で拳をぶつけ合う、今…最っ高に青春してるわ………!!

 

「マジかマジでか!鍛地お前今領域展開したよな!?後で見せろ!

 いやマジでやるとは思わなかった!!お前らやるじゃねえか!!」

「五条先輩が気持ち悪い……」

「「同感…」」

「ひでぇ!!」

 

 すっ飛んできた五条先輩が俺の領域展開にめっちゃ興奮して肩を揺らしまくって来た。

 ちょっと今疲れてるからやめてほしいんだが。頭がガンガンする……いやマジで揺らすな…揺らすなぁぁぁぁオロロロロロロ………!

 

「「「きったねぇぇぇぇぇぇ!!!…………ぷっ!!」」」

 

「ギャハハハハハハ!!!!」

「「ッハハハハハハハハ!!!」」

「オロロロロロロ……」

 

 俺のゲロ見て何が面白いんだコイツらムカつく……!!

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