転生者と幽霊と   作:霧マッシュ

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履歴書とその周辺

 

苺プロ。アイさんの昔の所属事務所であり、B小町を設立した事務所でもあります。主人公(アクアルビー)が将来的に所属する事務所でもありますね。

 

(え?これ、どう回答したらいい感じです?シミュレーションしてみますか・・・)

 

ーーーーー

案1 嫌なことを伝える

 

「アイさん、苺プロはまずい・・・」

 

「何がまずい?言ってみて?」

 

終わり!

 

 

ーーーーー

案2 了承の意を伝える

 

「わかりました!」

 

「それでこそ私の教え子ね!」

 

事務所へ行くとアクアとルビーがいて、

 

「やあ。ちょっとお話いいかな?」

 

終わり!

 

 

ーーーーーー

なんですかこれ。クソゲーですわよ(お嬢)。私の助かる選択肢がないですよ!ふざけるのはやめてください!

 

「サヤ、なんで固まってるの?」

 

「あーそれはなんと言いますか、そうですね・・・」

 

「苺プロは嫌?」

 

「いえ、そういうわけではないんですけど」

 

アクアとルビーが怖いんです、とは言えませんね・・・。

 

「いいと思うんだけどな、苺プロ。社長、いい人だよ?若い子贔屓だし」

 

それ前の社長では?しかもマジでみんな引いてるよとか言ってましたよね?それをなんかいい感じみたいに言うのはおかしくないですか?

 

「アクアとルビーは私の子供だよ?将来、絶対にすごい役者とアイドルになるよ?そこにサヤが入れば、もっと売れると思うけどな〜」

 

知っていますよ、アイさんの子供なの。だから問題なんですけどね・・・。色々ありますよね、色々・・・。それに、その主人公2人はライバル(予定)なんです、そこに私が・・・。私が?

 

・・・そうだ、あの2人は主人公・・・!売れることが約束されている・・・!たぶん!なら、そこにコバンザメすれば、私も売れるのでは?【推しの子】って謎にシビアなところがあるので、演技等が上手くなっていないとコバンザメしても売れないかもだけど。それは今、地獄(比喩ではない)で過ごしているので、大丈夫・・・だって信じてます。

 

役者は単体でほぼ完結してますけど、この際アクアを使ってもらったバーターでもいい訳ですし!あれ、バーターの時ってお給料貰えます?使ってもらえてるし貰えますよね!

 

アイドルは人数が1人増えても変わらないに違いない!何十人もいるグループだってあるし!アイドルの給料は頭割り!私以外の人気でも仕事があるなら丸儲けです!

 

いや別にアイドルでも役者の演技でも、負ける予定はないですよ?ないですけど保険は欲しくないですか?私は欲しい!保険と言っても、FXでいう、ロスカットしてほしいとかそんなのではないですよ?いやしてくれないとヤバい時もありますけど(指標発表時とか)、そういう時はポジ持たないので・・・。

 

ちなみにアイさんに今の私のアイドルとか演技どうですかって聞くと、だいたいの場合私にはまだまだ及ばないね〜って返ってきます。それはそうでしょうね・・・。ちょっと比べる先がヤバすぎる問題がありますね・・・。

 

後の方でアクアもルビーも、よくわかんないコミュ力により謎のコネをいっぱい持つようになります。これも使えるのでは・・・?私は個人をそこまで信用していないので、コミュ力は死んでいると言っても過言ではないです。ここをなんかいい感じに、アクアとルビーになんとかしてもらえばいいのでは?

 

あの2人になにかと協力してもらう事で、私の幸せ悠々自適将来設計が、予定より早く実現できるのでは・・・?

 

これは・・・来ましたね!苺プロに所属して死ぬか、所属しないで死ぬか。この2択なら、よりお金を稼げそうな所属一択ですかね!それに、アイドルデビューを他の事務所でしたところで、あの2人と目と目があったらお呼び出し待ったなしです。なら、最初からカチコミ・・・!先手必勝・・・!こっちから出向いてやります・・・!半年早く見つかっても、バレないように過ごす期間が2年くらい減るならお釣りが来るってものです!

 

我、天啓を得たり!あの2人に対する罪悪感と、バレたら死ぬっていう恐怖さえ無視できれば(できない)、苺プロに所属する利益は十分あります!首を洗って待っててくださいね!

 

「わっかりましたアイさん!私、苺プロに履歴書出してきます!とりあえずアイドル部門でいいんですかね!?あれ、もうないんでしたっけ!?忘れました!とりあえず顔写真撮ってきます!行ってきまーす!」

 

家に荷物だけ置いて、いざ行かん!証明写真機へ!どこにあったかな!それも覚えてない!あ、前髪はヘアピンで止めないとね!顔の全体が見えないと履歴書の顔写真、証明写真とは言えないよ!

 

ちなみに!ヘアピンをつけて顔を全部出してる時はアイドルモードです!つけてなくて半分隠してる時は通常モード!モード違いで何が違うのかって、私の気分が変わります!

 

 

「・・・サヤはその売れる、とか儲かるって聞いたら飛んでいくのを治した方が・・・。扱い易いしいっか・・・」

 

 

 

ーーーーーーー

上記の会話があってから数日後。

 

ここはとあるプロダクションの一室。

 

現在、ここには3人の姿があった。青年くらいの男女1人ずつ、それと女性。まず青年男子が口を開く。

 

「なんで突然呼び出したんだ?」

 

「ビックリだよね!いきなり今すぐ集まって!って」

 

「私も混乱してるのよ・・・。ちょっとこの写真見てもらえる?」

 

女性が取り出したのは一枚の小さな顔写真。それを2人に見せるように差し出す。

 

「ママの写真?こんな写真撮ってたんだ!初めて見た!」

 

「アイの顔写真?これが何かあるのか?」

 

女性は頭を横に振りながら、2人に現実を伝える。

 

「最初に言っておくけど、この写真はアイさんのじゃないわよ。全くの別人」

 

「「は?」」

 

「別人・・・?確かに、こんなヘアピンをしてるのは見たことないな。この顔で別人・・・」

 

「どう見てもママ・・・。あっ!じゃあ、あの時見たのは!」

 

「なにか見たのか?」

 

「お兄ちゃん、私一年くらい前に言ったじゃん!ママみたいな人いたって!」

 

「・・・デパートで見たってやつか」

 

「あれ、この人だったんじゃない!?」

 

「そうかもしれないが・・・」

 

「ママみたいに私にピースしてきた・・・!やっぱり・・・!」

 

2人の会話を、女性が手を叩いて止める。

 

「はいはい、ちょっと待って。この顔写真は履歴書に貼られて送られてきたのよ。苺プロに所属したいってね」

 

「苺プロに!?じゃあもうママじゃん!履歴書あるんでしょ!?それ見せて!」

 

「見せたらどうするのかしら?」

 

「住所見てそこ行く!」

 

「ダメね。似ているだけじゃないかしら?だってアイさんは・・・。それに、そんな怪しいことで履歴書を見せていたら個人情報保護、コンプライアンス違反、色々言われて問題になるわね」

 

「相手は、単に苺プロに所属したいと書いてあるのか?」

 

「単に、じゃないのよ・・・。アイドル部門に所属したいって書いてあるのよね・・・」

 

「アイドル部門・・・。B小町が解散して以来、苺プロはアイドル関連のプロジェクトは持っていない・・・」

 

「そうね。普通ならお断り、となるかしら?・・・アイさんと瓜二つでなければね。とりあえず2週間後に面接の連絡をしておいたから、気になるならその時、面接に同席したら?アイドルの新規プロジェクトとか、そういうのはその後に考えることにします」

 

「するする!同席する!」

 

「・・・俺もする。本物かどうか・・・見極める必要があるな」

 

 





アクアとルビーの話し方をいまいち理解出来ていないです、変なとこあるかもです。
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