転生者と幽霊と   作:霧マッシュ

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へるぷみー

 

誰か助けてください!私は今簀巻きにされて、苺プロの会議室の真ん中に転がされています!へるぷ!ヘルプミー!

 

部屋の中には真顔のアクア、ルビー。呆れ顔のかなさん、MEMちょさん、ミヤコさん。そして判決を待つ私です。

 

「では、今から苺プロ会議を始めます。サヤさん、何か弁明は?」

 

「な、なんの弁明ですか?」

 

「お前がいきなり枕営業とか言い出したことの弁明に決まってるだろ」

 

「あんた、まだ自己紹介動画を投稿しただけのアイドル同好会レベルなのに、どうしてもう枕なのよ?どっからきた発想?」

 

「その方が売れてお仕事貰えてお金も増えていいかなって・・・」

 

「すでに終わったアイドルみたいなアレな発想だよねぇ・・・」

 

「絶対認めないからね?そんなことしたら、心の底から軽蔑するよ?」

 

「親御さんにも連絡した方がいいのかしら・・・」

 

「誰か一人くらい私の味方はいないんですか!?」

 

「目ん玉本当についてんの?どう見たって一人もいないわよ」

 

「冗談の可能性も考えてたが、マジでするつもりだったのか・・・」

 

「擁護する人はいないと思うよぉ・・・」

 

「私がしっかり教えてあげるね?アイドルの仕事はそんなのじゃないってこと」

 

「アイドルの仕事ではないかもしれませんけど、お仕事もらってくるにはいい方法・・・ヒッ・・・ルビーさん顔が怖い・・・ち、近づいて来ないで!殺さないでください!」

 

 

ーーーーーーーー

 

はい。てんこ盛りに叱られました。貞操観念がどうとか、愛がどうとか、もっと自分を大切にしろとか、なんだか難しいことを言ってました。最後はわかったふりをしてなんとか乗り越えましたけど・・・。

 

アイさんなら味方になってくれますよね、と言う事で話してみた結果はですね?こっちも真っ黒お星様と表情が抜け落ちた顔になって、あれ、ごく最近この表情どこかで・・・っていう走馬灯を見ました。すごい怖かったです・・・。久しぶりに正座しましたよ・・・。

 

「・・・ちょっと頭冷やそっか。そこ座って?」

 

「うぇーん・・・ごめんなさい・・・」

 

「何が悪いかわかる?」

 

「わかりません!」

 

「・・・女の子からモドキに格下げか、はぁ〜・・・」

 

「そ、それだけは勘弁してください!しません!絶対しませんから!」

 

 

ーーーーーーーー

 

そんなことをしたら悲しむ人がいるよ、とは怒ったアイさんの言。なるほど?アイさんに似ているので、アイさんを知っている人が微妙な気分になる、という事ですかね?じゃあやめときますか・・・。

 

私の考える第一案が無事に廃案にされてしまったところで、他の案について検討しますか・・・。でも私、別に芸能界に詳しいわけではないんですよね・・・。他にどんな案があるって言うんですか・・・?

 

私が考えている予定なんて、とりあえず早く人気出してお金稼いで株FX暗号資産先物その他で増やして、みたいな予定しかありません。あとは増やしたお金で星野家安心安全ライフをすれば万事解決!

 

この中で加速出来そうなのは早く人気出して、の部分くらいではないでしょうか?だからこその第一案だったのに・・・。カメラに出る機会も増えて人気も増えると思ったのに・・・。

 

ミヤコさんがマネージャー業に戻りたい、社長業は壱護さんの方が向いている、みたいなことを言っていましたので、佐藤壱護さんには早めに帰ってきてもらう予定です。ジャパンアイドルフェスで私を見れば、なんか勝手に勘違いして戻ってきませんかね?

 

戻ってこなかった場合は・・・確か海辺に生息してましたよね?探しに行きますか・・・。

 

案とは関係ないんですが、カミキをどうするか、と言う問題があります。

 

先に殺害する、という選択肢もないわけではないです。ですが、単純に体格差の問題もありますし、相手は何人も殺してるプロです。自分にたどり着くやつは何人もいる、と理解しているはずです。私がナイフ持って突っ込んでも返り討ちがいいところですね。

 

私に頭があれば、危ない薬を作成するとか拳銃作るとか色々ありそうなんですけど・・・。残念ながら私にはそう言った知識無いんですよね・・・。

 

また、アクアとルビーはカミキに復讐するためにアイドル、役者を頑張る事になります。アイさんが二人にアイドル、役者になって欲しいと言っていたはずなので、先になんらかの方法で殺ってしまうと、この二人がどの方向に進むのかわからなくなります。こまったこまった・・・。

 

つまり、私が取れる手段は十五年の嘘でカミキをどうするか確認した後に、殺し屋でも雇う、みたいな手段しか取れません。雇うには何が必要ですか?そうですね、お金とツテです。てか日本にまだ殺し屋とかいますかね・・・?なんちゃら13みたいな・・・。

 

 

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最近、体を強くするために水風呂に入り出したんですが、これ良くないですね。普通に喉が痛くなって声があまり出ません。そろそろ治りそうだとは思うんですけど。かなさんがアホを見る目で私のことを見てますね!

 

そんなアホはおいといて、B小町にはジャパンアイドルフェス(JIF)への参加の打診があり、ルビーとMEMちょさんが私がセンターやりたい!って言っている状態です。

 

(センターですか。うーん、どうしましょう・・・。かなさんは興味ないんでしたっけ?私もないんですよね・・・。できればルビーにやって欲しいですけど・・・)

 

ボイトレもやってますけど、センターであれそうでなかれ目線を惹きつけてしまえばそれでいいと思ってます。愛を振りまけばお金くれるんですよね?じゃあ別にどこでも良くないですか?

 

そんなこんな考えているうちに、カラオケ行く事に。いや声が出ないんですけど?

 

カラオケではMEMちょさんが57点、ルビーが43点。私は歌いませんでした、というか歌えませんでした。

 

あとルビーは私の喉が治ったら特訓しましょうね?アイさんが今のルビーの歌を聞いたら色んな意味で泣きそうになる予感がしますので、私が見た地獄をそのまま見せてあげます・・・!元気なアイドルに育てますよ!

 

 

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私含む他3人でかなさんにセンターをお願いする事にしました。断られたらサヤでもいいんじゃない?みたいな事は言われましたけど、旧B小町のセンターと同じ顔の私をそこに置いてしまうと、新生感が薄れません?

 

「何度頼まれても、センターはやらないから!」

 

「ごめん、もう言わない・・・でも、最後に私たちの歌を聞いて」

 

「・・・う、歌えな・・・」

 

 

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結局かなさんがセンターをやってくれるそうです。黙れヘタウマとオンチとアホ!って言われた時は理不尽だと思いましたね、私何も言ってないですよ・・・。

 

センターが決まったところで、ミヤコさんがぴえヨンモドキさんをサポートに連れてきました。

 

なぜモドキかと言いますと、ぴえヨンさんは自分の筋肉に自信を持っています。それを隠してる時点で違うっていうのがわかりますね。外で隠すのは仕方ないかも知れませんが、室内で服着てるぴえヨンさんはおかしいです。

 

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B小町のみんなでレッスンがあった日の夜。

 

喉はあれから2日後には治りました、よかったです・・・。

 

大きなステージなので追い込みかけている状態なのですが、ここに何日も泊まり込むとアイさん成分が足りなくなるので、私は終電に乗って家に帰る日もあります。万が一アイさんが寂しがってたりしたら、と思うと私は寝られませんので。寂しがってた事ないですけど。

 

玄関にたどり着いたところで、アクアが寄ってきましたね。

 

「今日も帰るの?」

 

「アクヨンさん」

 

「・・・バレてたのか」

 

「年収億の人とアクアさんを見間違えたりしませんよ」

 

「嫌な判別法だな・・・。泊まっていけよ、疲れてるだろ?」

 

「ありがとうございます。でも、ある程度家に帰らないと親が心配しますので」

 

「・・・そうか。じゃあ、気をつけて帰れよ」

 

「はい、それでは」

 

アクアにも普通に嘘をつけるようになって、成長を感じますね!息を吐くように嘘を吐かないと、アイさんレベルにはなれませんよ!

 

 





次回はアクア視点です。
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