転生者と幽霊と   作:霧マッシュ

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話題

 

壱護さんから協力の同意を取り付けたところで、アクアとルビーがもう来ていると思うので呼びに行きましょう。かなさんとMEMさんはとりあえずまだ呼ばない事に。

 

アクアとルビーは壱護さんを見てかなり驚いてました。無言で消えた人がいきなり戻ってきたらそんな反応になりますよね。

 

壱護さんが苺プロには戻ってきますが社長業には戻らない、するべき事の目星がついたら苺プロを離れると言った瞬間、ミヤコさんが飛びかかって壱護さんに馬乗りになりました。やれやれー。

 

「ドームはみんなの夢って言ったくせに・・・!勝手に諦めて!片手間でドームに行けると思ってるの!?」

 

ここからミヤコさんは壱護さんをボコボコにしました。言葉なのか物理なのかは想像にお任せします。

 

そこからどんな心境の変化なのかはよくわかりませんが、壱護さんは社長業に戻る事になりました。復讐を諦め切ったわけではないですが、苺プロを優先してくれるそうです。ミヤコさんはB小町のマネージャー業を行うそうです。実際の役職がどうなっているのかは、私は聞いてないので知りませんけど。

 

私が少し気にかかるのは、壱護さんが仕事を取るのを、アクア、ルビー、私の3人をメインにするつもりなのではないかという事です。元々贔屓が酷い人だったそうなので、その辺の差で昔のB小町よろしく仲が悪くならないか心配ですね。何か間違ってルビーと私だけのB小町になったりしたら笑えません。

 

「お前、名前は?」

 

「サヤです。よろしくお願いします、壱護さん」

 

「俺はお前の事はよく知らねえ。後で・・・そうだな、お前のキャラクターを把握するためのアンケートでも渡す。回答しとけ」

 

「わかりました」

 

「・・・アイが丁寧に話してるみたいで気味が悪いな」

 

なんて事言ってくるんですかこいつ。別人だって言ってるじゃないですか。アクアとルビーもミヤコさんもなんで頷いてるんです?なに?そんなに私とアイさん重ねて見てるんですか?ちょっと見分けがつかないだけなのに。

 

「そういえば今、それで少し話題になってるんですよ。これはどうしたらいいですか?もっと燃やします?」

 

壱護さんは何を言われてるのかよくわかってなさそうな顔でしたが、SNSを見せてみると面白そうな顔をしました。

 

「なるほどな、アイの隠し子か・・・」

 

「私はアクアさんとルビーさんとの三つ子ではないんですけどね」

 

「・・・何で知ってんだ?」

 

「最初アクアさんとルビーさんが私を母親だと勘違いしてましたので」

 

「あぁ、なるほどな・・・じゃあ三つ子ってか親子か・・・」

 

「こんな手のかかるやつが親にいたら、俺は過労死してたな」

 

「大丈夫!私が面倒見るし!」

 

「いやいや、私が二人の面倒を・・・」

 

「「それはない」」

 

判断が早いです。二人とも、有無を言わせない顔でこっち見るのやめません?そんなに?

 

「まぁ、そうさな・・・。このまま広がるのを待つくらいなら、さっさと火を大きくした方がいい。で、何かしらの番組で結果発表すれば視聴率はそこそこ取れるか?アイの死は・・・でかいニュースだったからな。12年前とはいえ、覚えてるやつはまあまあいる」

 

死の時にわかりやすく顔を歪める壱護さん。私もそうですし、他3人も少し表情が悲しげになってますね。

 

でもいますかね?そんなに覚えてる人。MEMさんのファンの人はB小町すら知らなそうでしたけど。今ある程度話題なんだから、いない事はない?

 

「何をしたらいいんですか?」

 

「B小町のSNSあるんだろ?そこで意味深な事でも呟いとけ。後、実際はアイとは関係ない事を示す証拠も用意しとけよ。ある程度広がったら、俺が番組の交渉をしてやる」

 

「親とのDNA検査の結果でも用意します」

 

でも、番組できるまでに話題終わりそうじゃないですか?そんな1.2ヶ月も続かないですよ、この話題・・・。

 

 

ーーーーーーーー

 

かなさんとMEMさんに今私が話題になりつつあるので、これを利用してB小町の知名度をあげませんか、という相談をします。

 

二人ともに心配そうな顔でそれあんた(サヤ)大丈夫なの、みたいな事を言われましたが、これはどんな意味ですかね・・・?本当に隠し子じゃないよね、みたいな意味・・・?

 

比較先は伝説のアイドルですけど、今の私はただの駆け出しアイドルです。どこまで話題になりますかね・・・。地下アイドルに毛が生えた、にすら行ってないと思いますけど。

 

とりあえずB小町のSNSに、適当な文章をみんなで相談しながら放り込みました。さて、どうなりますかねー?

 

 

ーーーーーーーー

 

後日、壱護さんが渡してきたアンケートを眺めながら回答を考えます。これ、アンケートっていうかオーディション用の履歴書では?壱護さん、考えるの面倒になって適当に買ってきましたね?

 

アンケートを渡される時に一つ注文をつけられました。自己PRはアイになかった、もしくはアイを超えているものについて書け、だそうです。後、最初に会った時に酷い事言って悪かったな、ですって。本物ではないのは事実なので、別に気にしてませんけど・・・。

 

左上からつらつらと書いているうちに、ぶつかるのは当然自己PRです。アイさんにない、もしくは超えている・・・。ついに来てしまいましたか、私が苺プロでは隠していたお金の知識を披露する時が・・・。アイさんに散々金金言うなと怒られましたから、出来るだけ控えてはいたんですけど。

 

お金、つまり経済に関連することなら、アイさんに絶対勝っている自信があります。アイドルとは関係ないって言われたらそうですね。

 

 

ーーーーーーーー

 

「アイドルが経済?」

 

「経済って言ったら何か問題でも?」

 

案の定、壱護さんに喧嘩を売られました。やるんですか?おん?お金関連で私に喧嘩を?

 

「ミヤコから、お前の頭はアイどころかそれ以下だって聞いてんだよ」

 

「あっはっは。冗談は大概にしていただいて」

 

「アイはな、自分の体を売り物にしたいとは言わなかったが?」

 

・・・うるさいですね。その話はやめません?その話題で私を怒らなかった人いないんですよ。流石にこんだけ言われれば、私だってやめとこうと思いますよ。

 

「若さゆえの過ちってやつですね」

 

「・・・それはまあ、アイも過ちは犯してたからな・・・」

 

はい論破です(?)。これは私の頭がいいからできた事ですね!私はギリギリセーフでしたので、過ちはまだ犯していません!

 

「経済についてわかっているかどうかは今から軽く説明しますので、それで判断してくれませんか?」

 

「お前、本当にわかってんだろうな?経済ってのは子供の遊びじゃねぇんだぞ?」

 

知ってますよ?お金・・・!お金がかかっている・・・!

 

ちなみに経済とは関係ないですが、私がマジのガチで拝金主義者だった場合、アイさんと子供の会話を繋ぐ代わりにお金を要求する、という手段でお金を稼いでいたと思います。初手の会話は電話で、星野アクア。貴方がお母さんともう一回話せるとしたら・・・いくら出せるのかな?からスタートですね(ガチ拝金主義者ルート)。

 

 

ーーーーーーーー

 

壱護さんと私の経済知識バトルは当然私の勝ちです。税金、指数、利権、有事、様々な知識がないと相場には勝てませんよ。あっても勝てませんけど。所詮雰囲気ですよ雰囲気!

 

 

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