IS 俺とあいつのインフィニット・ストラトス   作:yosshy3304

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第十話

 IS、インフィニット・ストラトスはACによって最強の兵器の座から引きづり下された。一時期は現行兵器を無力化までして見せたのだが、元々ISとは違い戦闘型として作られたACには及ばなかった。

 

 ならばISはどうなったか。今現在ISは純粋にスポーツの道具としてある。戦闘と言う面ではACに遠く及ばないものの、ACを除く現行兵器を無力化してみせたその威力は捨てるのに忍びなかったからだ。

 

 有事の際に救助活動等への参加とするのなら、AC以上に性能を発揮できる可能性があったからだ。ACの登場と同時に束がISの心臓部とも呼べるISコアの開発をやめており、現存するISコアの数は467個で止まっている。

 

 そのコアは145個が企業等に貸し出され、女性だらけのIS大会。モンドグロッソに向けて開発されている。残りは世界が日本に押し付けたIS学園に保管され、そのIS学園に通う後の金メダリスト育成に役立たれていた。

 

 教員は全員、IS搭乗者として優秀な者ばかり選ばれている。そして専用機がIS学園に努めている間貸し出されるのだ。

 

 「なんで、こうなった?」

 

 何時もの口癖が出ない程混乱している。わざわざこんな説明をしたのは、何故か目の前に居るIS学園の一教師のせいだ。

 

 「ふむ、まだ未成年の弟を預けるのだぞ。それなりにやれる所を見せて貰わなければ、不安になるだろう。」

 

 そう言って雪片改を構える。零落白夜は発動されていないものの抜き身の大太刀を向けれていい気分はしない。ましてや剣道有段者でありISの世界大会モンドグロッソの二連覇を成し遂げた世界最強の乙女、ブリュンヒルデが相手となっては怠ける事は出来ないだろう。

 

 今俺が居る場所はACの戦闘機動を調べる佐藤工房の専用広場であり、向かいには全体に淡い紫に所々に薄いピンクが見えるIS、『夜桜』を纏って織斑 千冬が居た。

 夜桜は千冬がモンドグロッソを二連覇した時に使っていたIS、『暮桜』のISコアを使い製造された第三世代ISだ。機体が代わって間もないとはいえ、心臓部のISコアは代わっておらず、千冬とは相性がいいだろうし、今だ発現していないワンオフアビリティが脅威である。

 ちなみに、第一世代であった暮桜の頃から発動できていた零落白夜は、ワンオフアビリティに含まれておらず、発動可能である。

 

 「あ~、出力を絞っての戦闘になりますが、それでもいいですか?」

 

 「うむ、私は構わない。」

 

 ACの攻撃の威力は下手をすれば掠るだけでも、ISの絶対防御を抜いてしまう。ましてやチート能力持ちの俺が、自分の為にと自重なしで開発したACだ。デュノア社が販売しているデチューン、性能を落とした物でもISの絶対防御を抜いて操縦者を死に至らしめてしまう。

 当然本気でISと戦闘等出来るはずもなく、言外に手を抜きますよと宣言したのだが、手を抜いた状態でもこちらの力量を見たいのか、千冬は構わないと頷いた。

 

 「はぁ、しょうがないか。」

 

 離れた場所で残りのメンバーが観戦している。特に祈る様にしているのは箒だ。まぁ、好きな人と一つ屋根の下に住めるかどうかはこの試合に掛かっているからな。少しは本気でやるかなと思い直し、自身の右腕を見る。

 

 「鎧化。」

 

 そこにある腕輪。一見するとナナフシの様な虫に見える剣の形をした装飾がされているそれが、光に包まれ、その光が帯となって俺を包み込む。暁美のネタに付き合って作られた俺の専用機ともいえるACが、量子変換によって世界最強の兵器へと変わっていく。

 

 腹の部分にまるで大口を開いて牙を見せているかのような装飾があり、肩は三枚のアーマーによって守られ、顔は騎士のフルフェイスの様な兜。目の部分だけが緑色に輝き、眉の部分がそのまま伸びたかのようなアンテナがある。後方へと伸びる鞭の様な余剰エネルギー放出機が特徴的だ。

 

 「うむ、始めようか。」

 

 「ふぅ、全力は出せないですけど、本気ではやらせて貰いますからね。」

 

 俺と千冬は、まるで向かいあった鏡の様に螺旋を描きながら空中へと浮かび上がった。




そういえば、俺ってポケスぺでイエローが好きだったっけ。
なんかイエローとシャルロットって似てない?
境遇とかではなくてさ。雰囲気とかそんなの。
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