俺が父親で俺が息子   作:推してまいる

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更新早い…早くない?


ただいま、おかえり

 

 

とある日、アイがご機嫌な様子で斎藤社長をつれて家に帰ってきた。

それで開口一番に…

 

「てなわけで宮崎いくよー!アクアー!ルビー!」

 

「…どんなわけだよ、?」

 

「やった!久々のママとのお出かけとか最高すぎ!」

 

「てか、仕事はどうするんだ。最近なんて特に忙しくしてただろ?」

 

「ちっちっ!甘いなぁアクアはー!…そんなの休んじゃえばいいんだよっ!」

 

「いや!ダメだろ?!」

 

「ほんと駄目だなぁ。お兄ちゃん。ママの言うことは絶対…だよ?」

 

「はぁ、これだからこの妹は…。いいか?ルビー。アイが仕事休むってことはお前の大好きなアイの活躍を見れないってことだぞ?」

 

「はっ!確かに…!でも、ママとお出かけ…でもママの活躍も…!」

 

「…ふっふふ!その心配はいらないよ!何たって今回は秘策があるからね!はい!佐藤社長!」

 

「斎藤ってんだろ…。まぁ取り敢えず今日はアイがどーしてもって言うからな。スケジュール詰めまくって空きを作った。」

 

「つまり!ママの活躍も見れるし!ママとお出かけもできるー!」

 

「だから最近忙しかったのか…まぁそれならいいか」

 

「てことで準備して行こー!」

 

ルビーは本当に嬉しいのか、意気揚々と準備をしていた。かくいう俺も楽しみだったりするのは内緒だ。…しかし宮崎か…何も起こらなければいいな…

 

 

 

 

 

 

「で、なんでお出かけで宮崎で山なんだ?」

 

「仕方ねーんだよ。アイは名が売れてるからなド田舎でも町中を普通にお前らと歩くのはリスクがありすぎるからな。必然的に人に会う確率が低い山になるわけだ。」

 

「宮崎なのはね…ここがね。アクアとルビーのお父さんが居たところだから。…お父さんに挨拶して言って欲しくてね。今日は我が儘いって連れてきたの。」

 

「ママの頼みなら仕方ないなぁ…」

 

意外にルビーはキレないな…?前までだったらぶちギレてた気がするが。なにか心変わりが合ったのだろうか?

 

 

 

俺たちは山を進んでいった。まぁ山といってもしっかり舗装されている道だ。齢5歳にして若干の運動不足である俺でもそこまで体力を消費していない。ただまぁルビーは疲れたとうるさいから一旦休憩することになった。まぁ山頂までもう少しあるから丁度いいのかもしれない。

 

「ルビーがあんなにだらんってなってるの初めてみたよ。ふふっ」

 

「まぁ。ルビーは基本家でアイのライブ映像みてるだけだしな。運動不足なんだろ。」

 

「あはっは。ルビーは私のこと大好きだもんねぇ」

 

「ふっ。違いない。」

 

それから少し雑談を終えアイにルビーたちのとこに戻ろうと促そうとする

 

「…アイ…?」

 

アイの様子がおかしい…なにかを見つめて動かない

 

「……だ…。うそだ。なんでっ!」

 

そう言ってアイは走った。その方向に

俺も追いかけるが…俺は気付いてしまった。ここは、ここは…俺がアクアになる前に最後にみた場所…つまりここで俺は息絶えたのだ…

 

 

 

 

嘘だ…嘘だ!私は見たんだ。5年前この目で確かに見たんだ。ゴロー先生の死を…っ!!

でもここにあるのは確かにゴロー先生だ骨になってたってわかる。これは確かにゴロー先生なんだ。

…でも5年前みた筈、そう見たんだ

…本当に…?覚えてる…黒のジャージでメガネをかけてて、いや…かけてなかった?

あれ…?なんで…!なんで…!なんで今まで気付かなかったの。あれは、あれはゴロー先生じゃなかった…嘘でしょ…?私はゴロー先生じゃない他人の死を見て勝手に絶望さて勝手に立ち直って…ゴロー先生はここで一人だったのに…

 

あぁ…ごめんなさい。ゴロー先生…?もう一人じゃないよ?すぐそっちに行くからさ…

 

 

 

アイは俺の死体を見て立ち尽くしていた。それから暫くしてアイは思い付いたかのように落ちていた刃物を手に取った。

 

「アイっっ!!」

 

ボーッとして霧がかかったように曇った頭の中を断ちきるようにアクアの声が聞こえた。

…アクア、不思議な私たちの子供。私が死にそうだった時に幼いながらにも慰めてくれた優しい子。ふとした時にでる優しさがゴロー先生みたいな子。私が間違った方向に行こうとした時に優しくされど厳しく怒ってくれる天使みたいな子。

…私はこの子に依存してしまっている。ゴロー先生の代わりとして…こんな小さい子供に依存してるのだ。アクアもルビーも賢いけれどまだ小さい子供なのだ。そんな子供に依存している私は最低だ。

きっとそんな女でも死んだら悲しんでくれるだろう。優しい子だから…そんな子を悲しませるのは嫌だ。けれど私は雨宮吾郎を愛しているから何よりも愛してやまないから…私はあなたたちを置いてゴロー先生の元へ行く。きっとあの子達なら大丈夫だろう。賢いし、人を思いやれる。いざとなれば佐藤社長がなんとかしてくれるだろう。だからさようなら。アクア、ルビー。

 

 

 

 

俺の声が届いていない…!なら…

 

「アイっっっ!聞け!俺は!雨宮吾郎だ!」

 

「…ぇゴロー先生…?でも…」

 

反応した!これならっ!

 

「あぁ!アイ!お前の夫だ!5年前お前を悲しませた最低な男だ!けど!この5年間お前だけを思い続けていた!だから!死ぬな!アイ!俺と…また一緒に生きてくれ!!!」

 

「はは…もうよくわかんないよ…」

 

「すまない…」

 

「…よくわかんないけどさ、すまないじゃないでしょ…?」

 

「あぁ…そうだったな。ただいま、アイ」

 

「…うんっ!おかえり、ゴロー先生!」

 

そういってアイは疲れてしまったのか意識を失ってしまった。今のが現実かどうかも覚えていないかもしれない…けど確かに僕はアイを守れた。それだけでいい

 

 

 





ヒント:くそ幼女神

因みに結構な声量でやり取りしている。ルビーたちが居るところからさほど離れていない
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