ガルパ・ミニ -みにみに・が~るず・ぱ~てぃ~ -   作:ツナ缶マン

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久しぶりに投稿です
1年醗酵させてました…

いや、他の作品書いてる方が楽しゅうて楽しゅうて…
すまんて…


22-一年以上醗酵させてたよね?/おい…おたえ…それは言うなって…

 

山吹ベーカリー厨房ではポピパの5人で集まって―――

 

「さてと…醗酵させたから後は形を整えて焼くだけだね」

 

「「はーい!!」」

 

パン作りに興じていた。

そして、醗酵を終えて皆が生地を使って思い思いの形を作っていく。

 

 

「一年以上醗酵させてたよね?」

 

「おい…おたえ…それは言うなって…」

 

 

『ちょ~ま~』

 

『ころね…!!ころね!!』

 

『…!!』

 

 

 

「小麦粉まみれになってるな…でも、こいつらも楽しそうだし、いいか…」

 

―――途中でたえがとてつもない爆弾を投下するが有咲はそれを止める。

そして、ミニ達3匹へと視線を向けると小麦粉まみれになりながらパン生地を楽しそうに弄っている様子を見て有咲は考えるのを止めて作業に戻り、各々が形を整えた生地をオーブンに投入して後は焼き上がりを待つだけになった。

 

 

 

 

 

 

「さってと…後は焼きあがるのを待つだけだけど…」

 

「うん。小麦粉まみれだからお風呂入れないと…」

 

「3人でいいだろ。香澄、お前は宿題でもやってろ。分かんないのは沙綾に聞けばいいだろ」

 

「うぅ~…」

 

沙綾に香澄を押し付けて普段から連れている3人は風呂場に向かうとミニ達を風呂場に連れて行くと、蛇口を捻ってお湯を出してからそのまま3匹を風呂場へと押し込む

そこから少しの時間が経った頃には中で身体を洗う様な音が響いてきていた。

 

 

 

「服の替えは…持ってきて正解だったな…」

 

「有咲が言ってくれなかったら大変だったね」

 

「そうだね~。でも、3匹だけで入れるのは初めてだね」

 

3人は3匹が上ってくるを待った。

彼女達は始めて3匹を揃えて風呂場に押し込んだのは良かったが、ここで予想外の出来事が

 

 

『『『ぽぴぱぱぱぱぱぱぱぱ…』』』

 

 

 

「おい、なんか急に泣き始めたぞ」

 

「輪唱かな?」

 

「なんか違う気がするよ…」

 

「うん。深く考えるのはやめよう」

 

「そうだね。楽しそうだし」

 

「「楽しそう…?」」

 

ミニ達3匹が謎の輪唱を始めるが、有咲達はその事について深く詮索することをしなかった。

その際にたえは何故か”楽しそう”と口にしたが、有咲とりみにはそれが理解できずに戸惑ってしまったが、そんなこんなしているうちにミニ達3匹は風呂場から飛び出した。

 

「おい、動くな。ちゃんと拭いてからだっての…」

 

「よしよーし。うさえはいい子だねー」

 

「私のは手がかからないから楽だけど…うーん…」

 

うさえとあーさ―――

2匹は飼い主?に身体を拭かれる横ではミニりんだけは自身で器用に身体を拭いて新しい服に着替えていく。

 

「香澄も宿題終わってるか?」

 

「簡単だったから20分もかからないもんね…」

 

「宿題やってないや」

 

「おたえもやってねぇのか…」

 

 

 

 

 

 

―――boom!

 

 

 

 

 

「きゃあああ!!」

 

「なんだ!?」

 

「爆発…?」

 

突如として山吹家に激震が走った。

家の中では盛大な爆発音が響き渡るとりみが絶叫を挙げ、有咲が困惑する横でたえですら驚きの表情で固まっていた。

 

「ありさ~!!みんな~!!」

 

「大丈夫!!」

 

「大丈夫だけど…どこからだ?」

 

 

 

「多分、パンじゃない?」

 

爆発を聞いて2階で宿題をしていた香澄と沙綾の2人は慌てながら1階にいる有咲達3人の元へと駆け下りてきたが全員が無事な事を確認した彼女達は爆発の音の発信源が気になったが、そんな中でたえが何気なくそれを口にすると―――

 

 

 

「「「「あ~~~~~~~!!」」」」

 

「あっ…。みんな連れてかなきゃ…」

 

他の4人は大急ぎで台所のオーブンの元へと駆け出し、取り残されたたえは3匹のミニを抱えて4人の後を追って台所へと向かうが、台所はある意味では地獄のような光景が広がっていた。

 

 

 

 

「小麦粉まみれだ…掃除が大変そう…」

 

「おたえ!!呑気なこと言ってる場合じゃねぇ!!」

 

「あっ!!パン!!」

 

「バカ!!香澄やめろ!!」

 

「開けたら危ないから!!」

 

台所は宙に舞うほどに小麦粉まみれになってしまっていた。

その光景を呆然と眺めていたたえだったが、あろうことか香澄は小麦粉が充満している状態にもかかわらず未だに稼働していたオーブンを開放してしまった。

 

「良かった…火事になってない…」

 

「バカ!!危ないからすぐ閉じろ!!」

 

「えっ?うん…」

 

だが、幸いなことに香澄の行動で火事になることはなかったが、怒り心頭の有咲が香澄にすぐに閉めるように言いつけると素直に香澄がオーブンと閉じようとしたが――――

 

 

 

「ひっ…!?」

 

 

「香澄!?」

 

「待って!!私が…!!」

 

あろうことか香澄はオーブンの中身を見て小さな悲鳴上げてその場に尻もちをついてしまった。

 

皆が香澄の事が心配になって駆け出そうとしてしまったが、沙綾が皆を止めると素早くミトンを着けてから香澄をオーブンから引き剥がし、そのまま開いたままのオーブンに手を入れて焼く前のパンを乗せたトレーを引き抜いて扉を閉める。

 

そして、机の上に乱雑にトレーを置いて香澄が見たものを確認しようとしたが、全員がその光景に息を呑んでしまっていた。

 

「うっ…」

 

「なにこれ…」

 

『…っ…!?』

『ちょ…まっ…』

『ころ…ね…?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「人型みたい…」

 

「黒焦げじゃねぇか…!!」

 

本来ならば先ほど彼女達が形を整えていたパンが載っているはずそこにはパンの姿は形もなく、代わりに小さな人型のような何かが黒こげの状態で鎮座していた。

 

 

傍から見たから完全に焼死体のそれを全員が震えてしまうが、突如としてそれに異変が起こった。

 

 

「おいっ!!いっ…今!!動いたぞ!?」

 

「ありさ~!!怖いこと言わないで~!!」

 

「「……」」

 

「幻覚だよ~!!」

 

「見て見ろって!!」

 

突如として黒こげのそれが小さく動き出した。

偶然それを有咲が発見して口にしたが、他の4人は完全に抱き合って現実逃避し始めていたが、有咲が声を挙げると恐る恐ると言った様子でりみが薄目を開けて黒焦げになっている物を見たが――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「えっ…本当に動いとる…」

 

「だろ?」

 

「「えっ…?」」

 

「む~~~り~~~!!」

 

有咲の言った通り、黒こげのそれは確かに動いていたのをりみも見てしまい声を挙げてしまった。

りみも有咲に続いて動いていると言った事で沙綾とたえもそれに視線を向ける中で、ホラーが苦手な香澄は泣きながら沙綾にしがみ付いて一向にそれを見ようとしなかった。

 

そんなカオスな状況が広がる台所だが―――――――

 

「ホントに動いた!?」

 

「私も見えた…」

 

「いやぁあああああああああああああ!!」

 

再び黒焦げが動き、今度は香澄以外の全員が見ていた。

だが、香澄は恐怖のあまりそれを見れずに絶叫しているが、もはや誰も香澄を気にしておらず、黒こげのそれに意識が向いていた。

 

 

 

 

そしてついにその時はやってきた―――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「待って…あの黒こげヒビが入ってない?」

 

「沙綾?って、ホントだ…」

 

「何が起きるの…?」

 

 

「怖いのいやぁあああああああああああああ!!」

 

黒こげの人型にヒビが入っていく。

香澄はその言葉を聞いて未だに絶叫しているが、4人はそれを完全に放置してひび割れる黒焦げのそれを注視する。

 

 

 

 

「うぉおおい!?弾けたぞ!?」

 

「大丈夫みんな!?」

 

 

 

「無理無理無理~!!」

 

「ぺっ…!!うぅ…焦げたの…口に入った…」

 

「でも、何があったん!?」

 

 

 

 

 

突如としてヒビが入っていた黒こげの人型が弾け飛ぶ。

香澄が絶叫を続ける横で黒こげになったものの残骸が口に入って嗚咽を漏らすたえとカオスが極まった状況になっていたが―――――――

 

 

『ちょま~…!!』

 

『…!!』

 

『ねっ!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『…へご』

 

 

「へっ…?」

 

「おい!?黒こげのからミニが出てきたぞ!?」

 

「今度は沙綾のだ…」

 

「どうなっとるんや…」

 

 

黒こげの人型が弾けたその場所にはこの状況を作ったカオスの権化―――

ではなく、名前のない沙綾のミニが灼熱のトレーの上にうつ伏せになったまま沙綾達の方へと視線を向けていた。

この状況が理解できずに戸惑っていた4人だったが――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぎえぴぃいいいいいいいいいいいいいい!!」

 

状況が全く呑み込めずに恐怖に駆られた真のカオスの権化―――香澄が汚い叫び声を響かせるのだった。

 




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