ガルパ・ミニ -みにみに・が~るず・ぱ~てぃ~ - 作:ツナ缶マン
頭空っぽで書きなぐるのたのしー(他作品?あーうん…その…)
透子ちゃん不憫やったー()
現実逃避しながら投稿です
「ありがとーございましたー。次の方どうぞー」
「しゃーしたー。うーん…病欠の人の代わりで臨時なのはいいですけど、大繁盛ですなぁ…」
「ホントだよね~…それに朝だから全然終わらない…って、また来た…いらっしゃいませー!!」
「さんしゃいーん」
コンビニのバイトとしてモカとリサの2人が並んでレジを打ち続けていた。
しかし、朝と言う時間のせいか客を次々に捌いても終わりが全く見えず、彼女達は仕事を合間に雑談に興じることが出来ないほどに店内は繁盛していた。
そして、時刻が9時に差し掛かろうという時間に彼女達の臨時シフトが終了して帰路についていた。
「あはは~…モカ、お疲れ~」
「リサさんもおつでーす…それにしても、朝日が昇ってる最中に帰宅するって変な感じですね~」
「確かにね~。朝から出掛けることはあるけど、朝に家に帰るってのは新鮮だね~。大人になったって感じ?」
「リサさんもプロになってからすっかり社畜ですね~」
「社畜…?」
日が昇っている途中に家路につくというのは彼女達にとっては新鮮な体験をし、若干大人になったと感慨深く感じたリサの横でモカはそんなリサの言葉をバッサリと切り捨てる。
そんな軽いやり取りをしていた2人だったが、急にリサの空気が変わった。
「そう言えばモカ?何かアタシに言うことないの?」
「言う事ですか~?」
「うん」
「う~ん…なんでしょ~…」
リサは笑みすら浮かべない真顔でモカに顔を寄せていくが、モカからしたら何で詰められているのか分からずに聞き流そうとしていた。
当然モカはリサが何を言いたいのかを察していたが、以前の件もあって余り話題に出したくはなかったが、彼女がそれを許すことはなかった。
「あるでしょ?ほら、例えばモカの家に新しいのが…」
「あ~…ラテのことですね~」
リサが直接的に話題にあげたことでモカは完全に逃げ道を塞がれてしまい、リサに負けて彼女が話したかった話題にあげた。
その言葉を聞いたリサは一度モカから距離を取ってから話を始めようとしたが――――
「会わせて?」
「へっ?」
リサは話題に上げるのではなく初手でいきなり満面の笑みでモカに新しいミニ―――ラテと会わせるように迫っていた。
モカは初手からいきなり会わせることを要求されたことに驚いて答えを返すことが出来なかった。
しかし、リサはそのモカの言葉を聞いた途端に浮かべていた満面の笑みが一瞬で消えて真顔でモカに再び詰め寄っていた。
「あ・わ・せ・て?」
「ひえっ…」
真顔のリサの圧を受けたモカは情けない声を挙げてしまったが、リサは真顔で徐々に距離を詰め続けている。
その状況を前に何とか我に返ったモカは正直にリサに話始めていた。
「えっと…今は無理ですね~…」
「はぁ?」
あろうことかモカはリサの要求を断った。
そして、その言葉を返されたリサの目から光が完全に消えていた。
「ドウイウコトカナ?カナ…?」
「リサさん~…目が怖いですよ~」
「ナンデキョヒスルノ…?」
「えっと~…」
「ナンデ…?」
リサの目と感情が無くなった片言で迫る姿を見たモカはいつもでは考えられないほどに狼狽えて始めるが、そんなことを構う事もせずリサは問い詰め続けていた。
得体のしれない恐怖を感じたモカは何とか言葉を絞り出していた。
「えっと~…今日はあたしの家にいなくて~…」
「ナニヲイッテルノ…?」
「その~…今日は名付をしたるいるいの所に居てですね…」
「……」
モカの言葉を聞いたリサは急に黙り始めて何かを考え始める。
そして、リサの目は次第に光を取り戻した―――と思ったが、目がグルグルと回り出して完全に混乱したリサは完全に斜め上の言葉が飛び出した。
「殴り込み…行くよ」
「はい?」
「瑠唯の家に殴りこみに行くよ?」
「…リサさん?その~…朝も早いですし…」
「瑠唯に日和ってる?そんな訳ないよね?」
モカは常識的な言葉をかけてリサを止めようとするが、完全にリサの頭ではラテに会いに行くことが決まってしまっていて、いくらモカが止めても完全に聞く耳を持っていなかった。
その事を察したモカは完全に諦めて流れに身を任せることにした。
「確か、今日は朝から七深ちんのアトリエで練習するって言ってた様な…」
「よっしゃ!!モカ行くぞぉおおおおお!!」
「あいまむ…」
朝から瑠唯の自宅に殴り込みをかけるのを阻止すべく、モカは瑠唯の予定を伝えるとリサは完全にキャラ崩壊しながらそそくさと七深のアトリエに向かって歩き出していく。
その姿を見たモカはリサの勢いに負けてそそくさとその後ろを追いかけていくのだった。
一方でそんなことなど露とも知らないモニカの一同はアトリエに集まっていたが――――
「始めて見た…モカさんそっくりだ…」
『えへへ~』
「あれ?シロ、初めてだったの?」
「うん…可愛いね…」
「シロちゃん始めてだったんだね~」
「これ…私達みたいなのもいるのかな?」
「あなた達、練習するんじゃなかったのかしら?」
だが、彼女達は練習するのではなく瑠唯が連れたラテに夢中になっており、その中には始めてミニの現物を見たましろは完全に練習のことなど頭の中から消し飛んでいた。
『う~…』
「えっ?練習しないの…って?そうだった。でも、気になる…」
『あ~…』
「練習した後?そうだねみんないるからそうだよ…ね?」
「「「えっ?」」」
「あれ?どうかしたの?」
『ん~…?』
ラテの鳴き声にましろがオロオロとしながら答える姿に他の4人はましろの言葉に完全に戸惑っていたが、当の本人は何が何だか分かっておらず首を傾げていた。
「シロ…何言ってるか分かってるの…?」
「えっ?みんな分かんないの…?」
『およよ~…』
「もう…さっき朝ごはん食べたばかりじゃない」
「えっと、お菓子しかないけど食べる?」
『えへへ~』
「倉田さんダメよ。食べたばかりで間食させるのは身体に悪いわ。それにあなたも倉田さんにお菓子を強請ったりしてはダメよ」
『およよ~…』
ましろがラテと普通に意思疎通をしていた――――と思ったら、瑠唯がましろ達に割り込んでラテの間食を止め、止められたラテは落ち込んでいたが瑠唯はそれに屈することなくしっかりとNOを突き付ける。
傍から見たら完全に子供を躾ける親のような行動をしている瑠唯に他の面々はツッコまずには居られなかった。
「って!!ルイ!?」
「るいさんも分かるの!?」
「仕草も合わせれば何となく分かるじゃない」
「いやいや!!分かんないから!!」
「桐ヶ谷さん、よく見ればそれとなくわかるわよ?」
「ちゃんと話してるよ?」
「「「いやいやいや!!」」」
瑠唯は鳴き声と動きから何となくだがラテと意思疎通しているが、ましろに至っては鳴き声だけで完全に意思疎通をしていると言う異常事態に透子たち3人は全力で否定し始めていた。
「あたし…頭痛くなってきた…」
「わたしも…」
「桐ヶ谷さん、二葉さん。体調管理は基本よ?」
「ルイ、あんたのせいだから…」
「そうだよ…」
「こういう時は…空気入れ替えるために窓開けるか…」
この光景に透子とつくしは頭が痛くなってきたが、原因である瑠唯からの見当違いのツッコミによって更に頭が痛くなる。
そして、透子は現実から目を背けるのと空気を変えるために、アトリエの窓へと歩み寄ってゆっくりと窓を開け放った。
「あ~…空は青いなぁ~…」
「とーこちゃん?大丈夫?」
「ルイのせいで大丈夫じゃない。あ~…あたし、鳥になって―――」
透子は七深の言葉に答えながら現実逃避を始めようとしたが、彼女には辛い現実が迫って来ていた。
「WRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!!」
「プチョヘンザ!!」
「透子ちゃんが吹っ飛んだ!?」
透子が開け放たれた窓からアトリエに向かって何かが飛び込んで来ると、窓際に立っていた透子は飛び込んできた物によって奇声をあげながら盛大に吹き飛ばされる。
その光景に驚いたのも束の間、彼女達は透子を吹き飛ばしながらアトリエに飛び込んできた物に視線を向けると―――――
「アタシ…参上!!」
「「「リサさん!?」」」
「参上…?惨状の間違いでは?そもそも何をやってるんですか…」
『お~…!!』パチパチパチ
そこにいたのは謎の決めポーズをとって佇むリサ。
驚くましろ達と呆れる瑠唯、派手な登場に拍手して盛り上がるラテと3つに分かれて混沌を極めていた。
――――透子?アイツは吹っ飛ばされて意識飛んでるよ
「追いついた~…」
「青葉さん…」
そんなカオスな状況にアトリエの入り口からリサを追いかけてきたモカが入ってくると完全に空気が破壊されるが、そんな中でモカが事情を説明し始めていた。
「ごめんね…?早朝のバイト終わったリサさんがラテに会いに行くって言いだして……るいるいが預かってるって聞いたら暴走しちゃった…」
「その…大変ですね…」
「おっ!!この子がモカのなんだ!!ゆるキャラだね~!!」
『えへへ~…』
「かわいい~!!よ~し!!よし!!いい子だね~!!」
「「「……」」」
モカからの事情を聴いた瑠唯は彼女の事を労うが、そんなことが行われていることなど全く気にもせずリサはラテを抱えるとそのまま頭を撫で回し始める。
ましろ達3人は未だに現状が呑み込めず固まっているが、瑠唯は目の前に参上―――いや、惨状を起こしたリサを見てモカの肩にそっと手を置き――――
「本当に大変ですね…」
「うぅ~…その言葉が目に染みるよ…」
再びの労いの言葉にモカの涙腺は完全に崩壊するのだった。
誤字があったら報告お願いします。
感想評価は気分次第でお願いします。