ガルパ・ミニ -みにみに・が~るず・ぱ~てぃ~ - 作:ツナ缶マン
今回は新しいのは…出てきませんね…
そして、勝手ながらアンケは終了しました。
名前決まったよ!!やったね!!
×月☆日
この前おたえの奴が見つけてきた奴ら。
いつの間にか私が勢いで言った”ミニ”が通称になっていたが…どうしてそうなった…
通称が決まったことは今は置いておいて…
その中で私は自分とそっくりのミニ―――”あーさ”と名付けられた奴を押し付けられてしまい、どうしようかと頭を抱えていた。
しかし、不幸中の幸いと言うべきか分からないが、燐子先輩と瀬田先輩の所にも同じような奴らが現れたらしい。
それを聞いた私は即座に連絡を取って、互いの助けになればと言うことでそれぞれの観察日記をつけて共有することになった。
とまぁ、前書きはこの位にして…私もあーさの観察日記をつけることにした。
まず私が朝に目が覚ました時に、あーさは寝床として与えたクッションの中から姿を消していた。
「はぁ?昨日のは夢だったのか…?いや、燐子先輩達とのチャットの履歴もあるし夢じゃねぇ…。ならどこ行った!?」
私がそう呟くと消えたあーさを探すと、あいつは机の下の潜り込んで気持ちよさそうに眠っていた。
「…すっげー不本意だけど、私同様に寝相はあまりよろしくないらしいな…」
『ちょま~…』
そんなことを考えていると間抜けな鳴き声と響かせながらあーさの奴が目を覚ました。
…それにしてもこうしてみてたら本当に普通の人間と変わらないと考えながら、私はとりあえずあーさと自身の寝ぐせを直すと、あーさを抱えていた。
「それにしても…こいつマジでなんなんだ…?私でもこうして抱えられるくらい軽いって…」
『ちょま?』
「とりあえず、まずは朝飯だな…」
そうして何気なく居間に向かうと既にばーちゃんが朝食を用意して待っていたが、私はここであることを思い出していた。
「やべぇ…ばーちゃんにこいつのこと話してなかった…」
『ちょま…?』
こんなヤバいことを隠していたことに私は朝っぱらから冷や汗を流してしまったが―――
「有咲ちゃんほら、この子みたいにちゃんとごはん食べないと…」
「分かってるよ…」
「それにしても、こんなちっちゃいのに…ちゃんとごはん食べれて偉いねぇ…」
『ちょま!!』
しかし、私の心配は完全に杞憂だった。
それどころかばーちゃんは「香澄ちゃんみたいな新しい孫が出来たみたい」と大はしゃぎしていた。
…ってちょっと待て!!何で香澄が孫扱いなんだよ!?
私は話について行けなくなったが、早々に朝食を食べ終えた私は外に出て趣味である盆栽の世話を始めていた。
「ぐへへ…どいつもこいつも…また一段と良い枝ぶりになってきたなぁ~。そんなお前らに今日も水をやるからなぁ~」
自身の盆栽を見て悦に入っていたが、今日の水をやろうと立ち上がったが…
『ちょま…』
「ん…?あんなの抱えて…何やってんだ?」
目を離していたあーさの奴が蔵の中に締まっていたゾウ形のジョウロを抱えていた。
その行動の意味が分からなかった私はとりあえずアイツの行動を隠れて観察することにした。
『ちょま~♪』
「アイツ、なんであんなにご機嫌で水撒いてんだ…?ってか、自分と同じくらいのサイズなのに良く腕だけで持てるな…」
離れている位置にいるせいもあって分からなかったが、あーさの奴が何かに向かってジョウロで水をまき始めた。
最初はジョウロを両手でしっかりと持てていたことに感心していたが、何に水をやっていたのかが気になった私はその後ろに忍び寄ったが気づかれてしまった。
『ちょま…!!ちょまま!!ちょま!!』
「何隠してんだ?って持ち上げたほうが早いか…」
『ちょまま!!ちょまちょま!!』
あーさは私に気が付くとそのまま水をかけていた物を自身の背で隠そうとするが、私は隠そうとしていた身体を掴んで隠そうとしていたモノを見た。
「タンポポ…?なんだ?お前、これに水をやってたのか?」
『ちょま!!』
「はぁ…」
私に声にアイツは手を挙げて答えたが、それを見て私は完全に気が抜けてしまった。
単純に私の真似をしていただけなのか…それとも、自分でこいつに興味が持ったのかは分からないが、とりあえず、私はあーさを地面に降ろすと一旦その場を離れてから必要なものを持ってその場に戻ってきた。
「とりあえず…掘るか」
『ちょまま!!ちょ!!ちょま!!』
私はあーさが止めようとしたのを無視して、アイツが水をやっていたタンポポを根元から掘り起こす。
その様子を見ていたアイツは両目に涙を貯め始めて今にも泣きそうになっていた。
『ちょま~…』
「これでいいか…ほらよ」
今にも泣きだしそうなアイツを見た私は無視して根元から掘り出したそれを余っていた盆栽用の鉢植えに移し替えるとそれをアイツに見せてやった。
『ちょま…?』
「あ~…ここに生えてたけど、もしかしたらばーちゃんが雑草として抜いちまうかもしんねぇかんな…。とりあえずは鉢に植え替えれば大丈夫だろ」
『ちょま~!!』
「くっつくな!!とにかく!!後は自分でちゃんと世話しろよな!!」
私は引っ付いてきたあーさを引き剥がしてそのまま家の中へと戻っていた。
「5歳児くらい?の頭かも知んねぇけど…とりあえず、悪い奴じゃなさそうだよな…」
そんなことを呟くと私は再び隠れてあーさの観察するが、アイツはタンポポにニコニコとした表情を浮かべて眺めてるだけだった。
「ったく…、アイツは本当になんなんだろうな…」
そんなことをボヤキながら私はあーさの観察を続けるのだった。
☆月*日
やぁ、みんな。私だ。
私にそっくりなちっちゃな王子様を見つけ、何故か私以外の全員が賛同してこの小さい王子様と一緒に暮らすことになった。
それはいいのだが…
「なんで、美咲はあんな名前を付けたんだろう…」
どうして美咲が"はかないさん"なんて儚くない名前を付けたのかがずっと気になっていた。
まぁ、付けられた本人は気に入っているようだから余り私がどうこうと言う事ではないのかもしれないが…おっと、いけない。
「そうだ…。今日は麻弥と約束していた舞台を見に行く日だったね…」
大切な友人である麻弥との約束を反故にするわけにはいかない。
申し訳ないが、この小さな王子様には留守番を頼むことにしよう。
大丈夫さ…きっと1人で数時間くらい過ごせる。
そう思っていたが…
「松原さんから話だけは聞いてましたが、本当に薫さんにそっくりっすね!!」
『はきゃない…』
「どうしてこうなってしまったんだ…」
私に隠れてこの小さい王子様は私の後ろに着いてきてしまい、今は麻弥の抱きかかえられていた。
『はきゃない、はきゃない』
「そうだったんですね…薫さん、ダメじゃないですか。流石に置いて行ったら可哀そうですよ」
「ちょっと待ってくれ…麻弥?もしかして言葉の意味が分かるのかい?」
「…?薫さんは分かんないんですか?」
麻弥の言葉を聞いて私は頭を抱えてしまった。
何故だ…
普段だったら麻弥は日菜達を相手にしてツッコミをする側なのに、よりによって何でこの王子様と一緒の時にボケに回るんだ…!!
『はきゃない…』
「そうでしたね。そろそろ行かないと開演の時間に間に合わないかもしれないっすね!!…未就学児って扱いで…いけそうですね」
「ちょっと待ってくれ…麻弥?もしかして連れていくのかい?」
「…?当然じゃないっすか?この舞台は”未就学児は保護者の同伴でOK”とあるので」
「未就学児…?」
麻弥はこの王子様を連れていくことに全く迷っている様な素振りがない。
自身の考えがおかしいのかと錯覚してしまうが麻弥は私の事を気にしてはくれていなかった。
「薫さん。行きますよ?」
『はきゃない』
「はははっ…」
こうして私は麻弥と小さい王子様を連れて舞台を見てから感想をファミレスで語り合うのだが、何時しか私がこの小さい王子様の事を名前で呼ばないことに対する説教に代わったことはどうにも納得できなかった。
#月$日
あこちゃんが拾ってきた子の名前が決まった。
”りーちゃん”と名付けられたこの子はなし崩し的に私がお世話することになった。
それはいいんだけど…私は唯一我慢できなかったことがあった。
「どうして、高校の制服なの…?」
『ほえ?』
そう。
りーちゃんが今着ているのは私が先日まで通っていた花咲川学園の制服だった。
市ヶ谷さん達のところに出た子達も、瀬田さんの方にいる…はなかいさんも羽丘の制服も着ていたとの話を聞いた私はこの子達のサイズに合う服を作ることを決心した。
「サイズはこれでいいと思いますけど…着てみてもらえますか…?」
『ほえ…!!』
「サイズ的には問題ないとは思うんですが…」
私は作った服を受け取ったりーちゃんはそのまま机の影に隠れて着替え始めた。
目測だけどサイズ的には問題がないはずだと少しだけ自信はあった。
でも、着替えを終えたリーちゃんは…
『ほえ~…』
「どうしたの?でも、丈は問題なさそうだけど…」
出てきたリーちゃんはどことなく苦しそうな様子を見せていたが、見てみただけでは全く問題はなさそうなのに…どうして?」
『ほえ…!!』
「えっ…?」
どうやら私の口から言葉が漏れていたらしく、りーちゃんは若干苦しそうな表情を浮かべて頷く。
それを見て私は驚いてしまったけど、りーちゃんは自分の手を胸元に当てていた。
「もしかして…胸が苦しいのかな…?」
『ほえ~…!!』
「…///」
自分の作った服で胸が苦しいなんて言われるなんて思わなかったから…
そう答えたりーちゃんの様子を見た私は何故か自分の方が恥ずかしくなっていた。
「とりあえず、直すね…?」
『ほぇ…』
そういうとリーちゃんは思った以上に苦しかったのか、その場で服を脱いですぐにまた最初の制服に着替え始めていた。
そんな彼女を見た私は机に向き合うとそのまま服の修正に入っていたが―――
「サイズが違いすぎてちょっと難しい…」
『ほえ~…?』
「どうかしたんですか…?」
サイズが小さいだけなのに普段の衣装作りとは余りにも勝手が違うことに私は頭を悩ませていた時に私の足にリーちゃんがしがみ付いてくる。
何かあったのか気になった気になった私は足元のりーちゃんに視線を向けていた。
『ほえ~…ほぇ~』
「どうしたんだろ…?」
『ほぇほぇ~』
鳴いているけど、どうしたんだろ…?
何かあったのか考えるがまるで理解が出来な…ってあれ?りーちゃんは何を見て…あっ、もしかして…
「もしかして、作ってるところを見てみたいのかな…?」
『ほえ!!』
「そうだったんだ…」
ようやくりーちゃんが伝えようとしたことが分かった私は足元のりーちゃんに手を伸ばしていた。
「…とりあえず危ないから悪戯とかはダメですからね?」
『ほえ~!!』
なんとかりーちゃんを机の上に座らせてから再び服作りをするために意識を集中しようとしたが…
『ほえ~』
「ん?どうかしたの…あっ…!!…あれ?」
目を離した隙にりーちゃんは先ほど着せた服に自分でボタンを付け始めていた。
ちっちゃい子に針を使わせるのは危ないと思って声を挙げてしまったが、よく見たらそのちっちゃい体で器用にボタンを付けていた。
それに、その付けたボタンも…以前に今井さんが付けたのよりも上手で…
「一緒に作ろっか…?」
『ほぇ~!!』
何気なく言った私の言葉に満面の笑みを浮かべるりーちゃんを見た私は2人で仲良く服を作り始めるのだった。
追記―――
この時に作った服を3人にプレゼントしたけど、市ヶ谷さんのところ以外の2人は胸がダボダボだと指摘を受けてしまいました…
◇月&日
有咲に言われたうさえの観察日記をつけることになった。
ウサギと一緒に外に出すとうさえは「おーちゃ!!おーちゃ!!」と始めて声を出した。
お茶が飲みたいのかと思ったけど、その声はお茶じゃなくてオッちゃんを呼んでいたみたいで、オッちゃんが寄っていくとうさえがおっちゃんに抱き着いていた。
その後もドロちゃんのことを「どろちゃ」、しろっぴーのことを「ろっぴ」と少し間違えて読んでたけど、みんな呼ばれるとうさえのところに行って抱き着かれてた。
やっぱりうちのうさぎたちは可愛くて頭がいい…!!
そうして私はウサギたちを家の中に入れてから、ごはんとしてペレットと野菜を与えると、うさえにもうさぎと同じ野菜を挙げた。
うさえは満足そうに野菜を食べてたけど、その日の晩御飯に出てきた私の大好物のハンバーグを1個盗られた…解せぬ…
今度からお母さんには多めにハンバーグを作ってもらうことにしよう。
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