相変わらずこっちは時系列滅茶苦茶です、ごめんネ。
この様な質問が今朝からキヴォトス全体にSNSにて発信された、発信の主はクロノススクールだ、マコラの話題性と注目性に目を付けこの様な質問を流したらしく、目論見通り既に大きな反響を呼んでいる、因みに当の本人はと言うと……
「
この様に頭を悩ませて唸っていた、何気に結構レアな光景である、そんなマコラを他所に間延びした声がする。
“いやー、思ったより反響が及んでるねこの質問、私のモモトークにもマコラに関しての質問がギッシリ、人気者は辛いですね?マコラさんや”
「ハハハ、こやつめ、そんなにアイアンクローの刑に処されたいのならそう言えば良いのに、そこに直れ」
“ごめんて、だから手をワキワキさせるのはやめようね、マコラの握力でアイアンクローなんてしたら私の顔なんて林檎みたいに破裂しちゃうよ、パーンって音を鳴らすよ”
「余裕あるじゃねえか馬鹿野郎」
“伊達に修羅場を潜ってないからね、それはそうと本当に凄い反響だよ、一人の人間がここまで話題に上がるなんて滅多に無いんだよ?”
「くそ、他人事と思いやがって……‼︎だが一個人というならあんたが就任してきた時も結構賑わってたぞ」*1
“あぁそうなの、自分エゴサとか全然しないから分かんないや”
「賢明だな、ネット掲示板等碌な事が書いてまい」
“さてと、どんな反応があるのかな……”
二人で談笑しながら例の質問を確認する二人、SNSでの発信かつ掲示板の匿名制度を活用しているので身バレの可能性も低い、クロノスらしからぬ配慮だ。*2
「どれどれ……」
マコラと先生が画面のコメントに注目すると幾つかのコメント目が留まる。
・彼女がいるとゲヘナは少し平和になるから毎日来てほしい
・コイツのせいで自由に活動できないから来ないで欲しい
・暴動を鎮圧してから私の所でご飯を食べてもらうのはありがたいんですけど……あの人好みがちゃんと味がする物っていう凄く曖昧な物なので提供する側としてはすごく困るんですよね……
・私の所の名誉アルバイターよ‼︎ また今度爆弾もらいに行くねー♪ 偶には顔出して、結構寂しがってるから マコラさんがいるとみんな元気になって仕事が楽しくなります……
「……これ匿名制度意味あんのか?バレバレじゃねーか」
“本人達は至って真剣だからそういう事言わないの、それはそうとマコラ、後で話があるんだけど”
「後にしろ」
“……絶対言及させるからな”
どうやら先生的に引っかかる答えがあったらしいが後で纏めて言及するつもりらしく二人は画面に視線を戻す。
・ゲームで言えばラスボス所か裏ボスみたいな強さしてるのにストーリーで戦わされるバグみたいな存在、控えめに言ってチートみたいな強さしてる、存在そのもの無法、でも話しはちゃんと聞いてくれるし友達の為に戦ってくれる頼りになる人
・彼女の存在は私達に画期的な発明を幾つも提供してくれた唯一無二の存在だ、かくいう以前発明した──おっと、これはまだ機密事項だったね、伏せておく事にするよ、またいつでも顔を出してほしいな
・このミレニアムが誇る全知且つ超天才清楚系病弱美少女ハッカーたら私が総力をかけて身体構造の解析してもerrorしか吐き出さない存在です、この結果は由々しき自体ですが私の成長速度も天井知らずですので何れその身体構造の全てを解き明かしてみせます。
・とても強い人です、私たちは全員敗北を喫しましたが次は勝利をもぎ取って見せますしその時は更なる進化を得た新モードで打ち倒せるでしょう、最強の座を磨いて待っていてください、後会長を引き止めてくれた事に多大な感謝を告げます。
「おい……おい‼︎ 匿名制度って言ってんでしょうが‼︎何でバレる様なコメント書いてんだドイツもコイツも‼︎」
“ミレニアムの皆も大概濃いからね……あれ、コレもミレニアムの生徒の子かな”
・マコラのお陰で私は今彼女と共に今を過ごせています、この場を借りて感謝致します、ありがとう
“……だってさ、マコラ”
「姉として当然の責務を果たしただけだ、それ以上もそれ以下もない」
どうやら二人にはこの一件のメッセンジャーが誰かお見通しであるらしい。
・最初の出会いは最悪だったけど今じゃすごく頼りになる人だと思う、すっかり常連さんだし、でも隙を見て大将をモフろうとするのはやめてほしい
・初対面こそ色々ありましたが今では頼り甲斐のある人だと思います、ですがその……もう少し穏便な方法での解決をお願いしたいです……
・あの人たちと関わり始めてからアビドスは良い方向に変わって行ってます、まだほんの少しずつですけど……人も戻ってきつつありますので⭐︎
・マコラから学べる物は沢山あるよ、戦術の組み方や武器の扱いとかいっぱいある、だから皆もマコラから戦い方を学ぶべきだと思う、現に私たちはそれで強くなった
・あの子と戦ってから私も強くなったと思うよ?なんかショットガンの威力がショットガンのそれじゃなくなったしさ、今はこれの威力調整ができる様に要特訓かな、何気に疲れるんだよね〜コレ使うの
出来るならもっと早く彼女と出会いたかったよ
「そう言えば出会いは最悪だったな、私とアビドスの連中、よくあそこから今の関係まで持ち直せた物だ」
“マコラが敵にいると分かった私たちの絶望感分かる?何やかんやで有耶無耶になったけどさ”
過去に起きた出来事を懐かしみながらコメントを覗いて行く二人、そしてとうとう二人が避けていた所にカーソルが合わさる。
「はあ……コレ読まなきゃダメか?スルー案件だろ此処は」
“そうは言ってもねぇ……普段彼女達がどんなことを思ってるかをしれる良いチャンスなのだから……それに匿名制度だよ?大丈夫でしょ”
「お前はさっき迄何を見ていたんだ、この匿名制度匿名側が正体明かして来てんだよ‼︎意味を為してねえんだわ、その状態でトリニティだぞ⁉︎見たくねえよ‼︎」
“まだトリニティと決まった訳じゃないよマコラ、いい加減腹を括ろうか”
「頼むから余計な事書いてんなよ……マジで頼むぞ……」
・マコちゃんについて?んーっとねぇ……マコちゃんはねぇ、ああマコラちゃんのことね決してゲヘナのアレじゃないよ、一緒にしないでよね、マコちゃんとの出会いはね、それはもう──
「もう胃もたれするんだけど」
“凄いね彼女、怪文書みたいな文字列になってるよ”
「“みたい”じゃないんだよ、怪文書その物になってんだよ、特級呪物だぜこりゃあ」
“まあ半分ラブレターだよね……本題何処からだよこれ”
──っていう気持ちをずっと抱いてたんだよ‼︎だからその思いを告げる為に一対一の決闘を申し込んでね、そこで初めて私の想いを告げたんだ、今思い出しても恥ずかしいよね、負けた挙句に告白なんてさ、でも後悔はしてないよ、スッキリしたからね、今でもマコちゃんは憧れの人だよ‼︎
「最後の一言で済むじゃねえかこれ‼︎何で十数列にも掛けて
“まあまあ、流石に他の2人はコレよりマシだろうから……”
「頼むぞティーパーティー‼︎」
・マコラさんについて、ですか?そうですね、一言で言うならば見果てぬ彼方に居る御方、でしょうか?本人に聞かせればそんな大層な存在じゃないと仰るのでしょうけど、恐らくでしょうが彼女は我々と見えている景色が違うのだと思われます、どう違うと言われても言葉に表せませんね、その事ばかりは本人に聞かなければ……それとこれは完全な余談なのですが……シャーレの先生と連邦生徒会長はよく彼女を制御できるなと常々思います、彼女が気にいる何かが2人にあったのではないでしょうか。
・彼女についてかい?そうだな……神将マコラについて語るには少し時間や文字が掛かり過ぎるのは当然として、彼女はね、私の命の恩人なのだよ、あの時彼女の手当てがなければ私は間違いなく絶命、若しくは唯ならぬ障害を持っていたと判断にするのは容易いことだ、改めてこの場で感謝を述べるよ
・マコラさんについて、ですか?一言で言うならば鬼教官、でしょうか、彼女の鍛錬についていけるのツ……委員長だけなんですよ、私も含めて他の皆は終わる頃にはみんな他に沈んでいます、なのにあの人強制的に回復させる技を持ってるので疲労感も抜けて尚性質が悪いんですよ、それでいて皆強くなっていってるので強く反発も出来ず……
・神将マコラさんですか……彼女もまた“救護”が必要な方です、身体的に、ではなく精神面での、それも早急な救護活動が必要なのです、だと言うのにあの人はもう治ったと言ってすぐに抜け出してしまうのです、精神の病はそう簡単に癒せる物ではないのですが……
・マコラさんですか……彼女もまた救われるべき存在の方です、彼女がどの様な生まれや育ちをしていても彼の主は必ずやお赦し頂くでしょう、ですが彼女自身がそれを望んでいないのです、彼女が背負っている物に対して、私たちは余りにも無力です……彼女は──いいえ、これ以上は私から語る事は許されないでしょう、それ程までに彼女の過去は重い、どうか彼女が救われる事をお祈りします。
・マコラさんですか?良い人、だと思いますよ、どの子も丁重に扱ってくれますし……ちゃんと静かでマナーも守ってくれますからね……定期的に新しい子を持ってきてくれて嬉しいのですけど……何故どれも呪い関連の物なのでしょうか
「重くねえか?」
“……普通じゃない?取り敢えずお前絶対逃げんなよ、問いただす事山程あるからな”
「……マジギレじゃねーか、隠してたつもりはねえけどさ、だからと言ってとやかく言うべき物でもねえだろ」
“怒るなって言う方が無理じゃない?”
「そもそも
“それはそれ、これはこれだよ”
「大人って本当理不尽だよな」
・神将マコラについてか……変われるきっかけになった存在……だろうか、今でもあの時のことは鮮明に覚えている、そして私の愚行によって起こった出来事も、私はこの事を決して忘れてはならない、それ程までの大罪を犯してしまった、今私や皆がキヴォトスで生きていけるのは彼女と先生の厚意あっての物だ、それを踏まえて生きていかなければならない
「コイツもコイツで重いねぇ、気にしなくて良いって言ってんのにずっと引きずるんだから」
“自分が変われるようになった存在ってのはどれだけ経っても大きな存在なんだよ”
・神将マコラについて……ですか?そうですね、お互い相入れない存在、でしょうか?会話はそれなりにしますがそれはそれ、ですがあの御方を側でお守りするに相応しいのもまた事実……ですが、最後に勝つのは私でございます
“挑戦状送りつけられてんじゃん”
「ブレねえなぁ……この狐も、それがアイツの美点なんだろうが…」
・マコラに関しては散々な目に遭わされたのだ、ぼく様が造った薬品の数々を何度も処理されてしまうのだ。……やっぱり前の若返りの薬が不味かったのかな?
「嫌な事件だったな……あれは」
“私が若返ったんだっけ?記憶にないけど”
「お前軽く話してるけどこっちの心抉られたからな?多分キヴォトスでの生徒被害の瞬間火力がトップと言って良いぞあれは」
“……そんなに?何やらかしたんだよ私は”
「知らんくて良い」
・各自治区の治安維持に帆走していると報告が上がっており検挙されてくる犯人達は皆彼女を恐れすぐに自供します、正直少し憧れます、それはいいのですが……彼女一応連邦生徒会長補佐なんですよね、何故内務の仕事をこなしていないのでしょうか
「その方が早いからだよ、局長」
“仕事しろよ、リンちゃん達ずっと困ってんでしょうが”
「引き継ぎ作業とか全部やらなかった
“その本人が居ないんですけど?”
・困った人です、突然会長が連れてきて補佐に選出した時は当時の生徒会はそれはもう混乱しましたし当然否定的な意見も出ました、私も……と言うか殆どの人がそうだったと思いますよ?彼女自身も嫌々連れてこられた感を隠そうともしてませんでしたし、ですが舐められた態度が気に食わなかったのかは不明ですが、全員に……その所謂“分からせた”んですよね、その、会長と同等かそれ以上の処理速度と会話のスケールの違いで、それなのに何処か常識は欠けてますから……本当に困った人です。
・最初は会長の威を借りる存在だと思ったわ、会長本人が何も知らせず突然連れてきたんだもの、正直怪しむなって言う方が無理な話、だけどあの人こっちから言わないとずっと仕事してるのよ、だから外向きの仕事を全員で振り当ててるのだけど……外でも相変わらず無茶をしてるのね、呆れを通り越して最早彼女らしさをかんじるわ
・ええと、マコラ先輩について、ですか?えっと、先輩については自分でもよく分かってなくて、でも悪い人では無いですよ?ちょっと危うい所はありますけど……それでも最後には自分でちゃんと立ち上がってくれる人だって事……みんなは知ってますから
・あの人についてですか?憧れでしたよ、ええ隠す気は更々ありませんよ、それが何か?尤も最初は気に食わない存在でしたけどね、あの“超人”たる生徒会長が直々に選出した人材なんて当時の生徒会に居た人達みんな気に入らない存在だったと思います、ですけど生徒会の中で本当の意味で会長と対等に話せてたのはマコラさんだけです、最初に気づいたのは私だと思いますよ?何せ当時の私は“超人”に一際執着してましたから、今?なりたいとは思いませんね、だって“超人”の片割れが居なくなったもう1人の“超人”の姿を見てしまいましたから、あんなのを見たら誰もなりたいなんて思いませんよ、形だけの立派な肩書きだけと一緒に不要な責任も全部飛んでくる立場なんです、彼女が座ってる椅子と言うのは、そんな物全部投げ出してしまえばいいのに、それで楽になれるのにとずっと思いましたよえぇ、ですが彼女は今現在もその責務を全うしています、疲れが溜まらないと言う体質を利用してずっと、ずぅっとキヴォトス全域を飛び回ってるんです、イカれてるでしょう?彼女は誰よりも報われるべき存在です、そうじゃ無いとあまりにも不平等じゃないですか、だから彼女のシャーレ専属は連邦生徒会の総意でした、私たちでは不可能でした、何せ彼女と私たちの間に隔てられてる壁があまりにも分厚すぎます、ですからシャーレの先生には期待しているんです、先生だけがマコラさんを救える筈だとそう思ってますから。
「……あいつらそんな事思ってたのか」
“本当に愛されてるね、君は、後は君がどう変わるか次第なんだけど……口で言っても君は簡単に変わらないんだろうね”
「そうだな,
“ソレでも私は必ず君を救ってみせるよ、それが先生であり──大人であり、俺の役目だから”
「……期待しておこう、最後のコメントがあるな、コイツは誰だ?」
“この端末でしか閲覧出来ないみたいだね”
・ずっと苦労ばっかりかけて申し訳ないと思います、あの時のあの判断に間違いはなかったと今でも思っています、ですが最後の最後で私は判断を誤りました、もっと彼女に寄り添うべきでした、もっと彼女の事を理解すべきでした、皆は私の事を“超人”と持て囃しますが、私にとっては彼女こそが“超人”と言うに相応しい存在と思ってました、でもソレではいけなかった、そう思ってしまったからこそ彼女を孤独に追い込んでしまった、他ならぬ私が彼女を取り囲む壁を分厚くしてしまった、今更何を言っても手遅れだと思います、ですが願わずには居られないのです、私は誰よりもマコちゃんの幸福を願います。
“マコラ……これの送り主って……”
「放っておけ、気にするだけ無駄だ」
“だけど……いや、君がそう言うなら
「出来れば永久にそうしてほしいね……」
──あの阿呆め、お前が居ない世界でどう幸せになれと言うのだ、
Q.おい、何だこの話は
A.マコラを取り巻く人間関係の話が書きたかったんじゃ、そしたらこんな展開になるとは作者としても
Q.何人かキャラの原型が無くなってるが?
A.それがマコラが居る影響、良くも悪くも影響を与えまくってる。
Q.これマコラはどう思って見てたの
A.良くも悪くも先生と相槌しながらやってた反応が全て、マジで心揺れたのは最後の奴だけ
Q.これの後にやる番外編がハロウィンネタってマジ?
A.大マジ、時系列グチャグチャ時空なのが功を制した
【最終決定】IF世界線のマコラ
-
アビドスIF
-
ゲヘナIF
-
トリニティIF
-
ミレニアムIF
-
アリウスIF
-
ゲマトリアIF