布瑠部の方陣は透き通る世界で循環する   作:Another2

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正直に暴露すると前回の先生の過去編は描写とかに頭を悩ませたけど基本的にニヤニヤしながら書いてた、やっぱ曇らせが無いとな。

今回物凄く短いです。


開示─参─

 昼頃、私は例によって柴関ラーメン屋に赴きマコラ達と合流した、何故かマコラは疲弊しているが何かあったのだろうか。

 

“マコラ、大分お疲れだけど何かあったのかい?”

 

「聞くなッ!」

 

「いやー、最終目的地は此処なのに逃げ場なんてないって」

 

「決まり手が大将なんてね……アンタ相当犬が好きなんだ」

 

「アレは巧妙な罠だった!ノーカウントだ!」

 

 聞けばマコラの過去を聞こうとしたところ逃亡したマコラを捕まえる為に柴大将を起用した便利屋に軍配が上がりマコラは敢えなく捕縛されたのだとか、何やってんのこの子達、それは私も混ぜろよ、なんてね、そんな言葉が喉まで出かかってたけどまぁ我慢、学生達の青春だからね、変に大人が介入するのは御法度だ。

 

「来たあ‼︎いただきまーす!」

 

「ひ、ひとりにつき1杯……しかも具もいっぱい乗ってて……こんなに贅沢してもいいんですか?」

 

“前も思ったけど普段どんな生活してるのさ、ラーメン1杯が贅沢って相当切り詰めてないとダメだと思うんだけど”

 

 いやほんとに。

 

“まあそれはそれとして……こっちで調べ上げた事なんだけど……”

 

 そうして私はマコラ達に調べ上げた事を全て話した、便利屋のみんなは怒り心頭と言った感じ、マコラはうぅむと唸り声を上げていた。

 

「……大方、私の予想通りと言った感じか、当たって欲しくはなかったが……それに他の学区にまで……」

 

“私はキヴォトスについて詳しくは無いんだけど、カイザーコーポレーションを潰す事は出来ないの?”

 

「潰すだけなら可能だ、しかしその後の処理を考えるとな……」

 

“あー……キヴォトス全体に根を張ってる企業だから下手に潰せないのか”

 

「その通りだ、あんなのでもキヴォトスの経済を支えてるのに違いはないからな……まぁカイザーPMCがポカをかましたら本部は切り捨てると思うけどな、あそこはそう言うところだ」

 

 正にトカゲの尻尾切りだな、面倒極まりない。

 

「難しい話終わったー?ならそろそろ聞かせてほしいな!マコラちゃんの過去!」

 

「もういいだろそれは!」

 

“私も気になるね、話してはくれないかい?”

 

「先生、お前もか!」

 

“親友である私たちに隠し事があるのかい?”

 

「ウグッ!それは、そうなんだが……何故か物凄くブーメランが当たった気がする」

 

“奇遇だね、私も気分がスッキリするよ”*1

 

「まぁ聞いてて楽しいものでも無いがな」

 

 以前の私はそれはもう荒れててな、喧嘩や抗争は日常の一部、まぁその殆どが向こうから吹っかけてきたやつだがな、そうそう不遜にも私の力を利用しようとする輩もいた、そんな奴も不愉快だったからみんな潰してやったがな。

 特に戦いの中に悦を求めてる訳じゃなかった、それをするには私は強すぎたしあっちが弱すぎた、だからまぁ戦闘そのものに楽しみを見出してる訳じゃなかったんだが、まぁ退屈でな、私の人生はずっとそんな風になるものだと思った、そんな時にあの女と出会ったんだ。

 

『やぁ!君が噂に聞いた凄い強い生徒さんだね⁉︎』

 

『あ゛ぁ?誰だお前』

 

『初めまして!君はどんな子がタイプかな?』

 

『あ゛ぁ⁉︎』

 

 退屈が裏返る気がした、それとついでに初対面の人間を苦手と思ったのは後にも先にもソイツが初めてだったよ。

 

“マコラのあの問答のルーツってそこなの⁉︎”

 

「ああ、そうだな」

 

「ねえねえあの女って誰なのー?生徒だよね?」

 

「ん?あぁ、連邦生徒会長だよ」

 

“「「えっ、えええええええええ⁉︎」」”

 

「アンタ、連邦生徒会長と知り合いだったの⁉︎」

 

「言ってなかったか、まぁとくに隠す様な事じゃ無いしな、いやあ、アイツのあの独特なノリは終ぞ慣れる事はなかった」

 

「じゃあマコラは今連邦生徒会長がどこにいるかしってるの⁉︎」

 

「まぁ知ってるには知ってるが……これに関しては一切の事を言わんからな、あの女の数多い我儘だし」

 

“数多いのか”

 

「まあな、お陰でリンと調停室長のアユム、カヤ……今の防衛室長な、コイツ等がずっと頭を悩ませてた、アオイはまあ……半ば諦めつつあったが」

 

 とんでもない事を聞かされている、まさかマコラが元々連邦生徒会と繋がりがあったとは。

 

「じゃあさじゃあさ!マコラちゃんは連邦生徒会長の名前知ってるの⁉︎」

 

「ん?あぁ皆会長だとか役職で呼ぶもんな、知ってるぞ確か──」

 

 マコラが名前を言おうとしたその瞬間に店の入り口のドアが開く。

 

「お食事中すみません、あなたがシャーレの先生……ですよね?」

 

 そこにはとんでもないファッションをしてる子を中心にその後ろに褐色肌の子ともう1人は……

 

“あれ、チナツ?

 

「お久しぶりです、先生」

 

「げっ…風紀委員会」

 

「そのままで構いません、少しお時間の方……宜しいでしょうか?」

 

 どうやらゆっくりと昼食を取れる状況じゃなくなったようだ。

*1
詳しくはガコンッ(5回目)を参照、簡単に言うとこの回のマコラの発言がマコラ自身に帰ってきた




開示回はこれで終わり、次回から風紀委員会問答の時間です?

感想欄にも書いたけどマコラの存在でキャラがだいぶ変わった子が何人かいます、性格や戦闘力とか。
個人的に早く時計仕掛けの花のパヴァーヌ編が書きたい、と言うよりミレニアムを書きたい、一番魔改造が施されたのここ、そんな思いで対策委員会編を書き綴ってます。

【最終決定】IF世界線のマコラ

  • アビドスIF
  • ゲヘナIF
  • トリニティIF
  • ミレニアムIF
  • アリウスIF
  • ゲマトリアIF
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