作者の語彙力では此処が限界、支離滅裂な発言とかあるかもしれないけど、雰囲気で読んでほしい。
マコラの“食後運動”の後私たちは代金と迷惑代を合わせて支払い*1、学校に戻って来た、何故か便利屋の子達も同伴で、それで今の状況なんだけど……
(ドンッ!)(バタンッ!)
「いたた……痛いじゃ〜ん、どしたのシロコちゃん」
「……いつまでしらを切るつもり?」
シロコがホシノに詰め寄っていた、シロコの表情はこれ以上なく真剣で、何が何でも逃がさないと言う断固たる意志を感じる、それを見守る私たちの表情は明るくない、と言うか便利屋の子たちは完全に巻き込まれた形になる。
「うへ〜、何のことを言ってるのか、おじさんにはよく分からないな〜……?」
「……嘘つかないで」
「嘘じゃないって〜」
「……」
気まずいなんてレベルじゃないぞ、目標をある程度絞り切れたこの段階での不和は非常に不味い、対策委員会の皆の強みは少数故の連携度の高さだ、各々修羅場を潜り抜けてきただけあり特に言葉を交わさずとも高度の連携を生み出しており、完璧にハマれば格上にさえ喰らいつけるしある程度の数の差はひっくり返せる。
しかしそれも完全な連携があっての話、この様に足並みが揃わないなんて言う事態に陥ればすぐに崩壊する、少数故の強みが転じて弱みになっている。
「おいお前ら、これから作戦会議だと言うのに、いつまでも言い争ってんじゃ──」
見兼ねたマコラが前に出て二人を咎めるが、それは、私の……いや、
“君たちね、これから作戦会議をするって言うのに、揉め事は困るよ?”
「でも先生……!」
“でもも何もないよ、二人のお陰で割と洒落にならない空気になってるんだよ、その辺分かってる?”
あー、ホントに嫌になる、何が悲しくて幼少期のトラウマを再起させる様な出来事を目にしなきゃいけないんだよ、しかも質が悪いのがその出来事に対してこんな口調でしか怒れない自分に対して……心底吐き気がする。
“シロコ、人は皆嘘を吐いて生きてると言っても過言じゃない、生きてれば隠し事の一つや二つあるのは当然のことだ、それを無理に吐かせようとするのは筋違いだ”
「ん……」
“ホシノもだよ、ホシノは最年長だから誰よりも頑張らないといけないのは分かるけど全ての重荷を背負う必要はない、人間一人で出来ることは限られてるし何もかも背負ったらその荷物に押し潰されちゃうよ”
「うーん……そうは言われてもね」
“誰かを頼る事は悪い事じゃないし恥じる事じゃないしましてや弱さでもない”
“誰かを頼れるっていうのは確かな強さの証なんだよ”
「……」
“私はホシノの過去の事なんて知らないからどうこう言える立場じゃない、でもね、色んな経験をした
「それは……?」
“今のままだったらホシノ、死ぬ程後悔することになるよ”
「なっ……‼︎」
「ちょっと先生!何をいきなり……‼︎」
「静かに、最後まで見届けるんだ」
ごめんね皆、嫌なことに付き合わせて、ごめんねホシノ、本当はこんな言葉を投げたくないんだ、でもね、俺はそれ以上に、後悔してほしくないんだよ、だから……ここでの汚れ役は私が全て請け負う。
“ホシノさ、自分1人が苦しめば皆に迷惑がかからないとか思ってたりしない?”
「そんなこと……‼︎」
“無いとは断言できないよね?もしそうなら今シロコに詰め寄られてる筈がないし胸に秘めた隠し事を全て話せてる筈だ、でも今の君はそれをしてない、この意味……分かるよね?”
「それ、は……」
“自分1人が苦しめばいいなんてのはね、単なる自己満足でしか無いよ、そんな考え方が一番周りに迷惑をかけるんだ、周りは自分を心配してるのにその相手が知らぬ存ぜぬを貫き通すんだから心配する側からしたら溜まった物じゃないよね”
「……さい」
“こっちは本気で心配してその重荷を軽くしようとしてるのにその問題の本人がその荷物を背負わせようとしない、いや寧ろ他人の分の荷物まで背負って更にこっちの忠告も聞かないから尚質が悪い”
「……さい」
“どれだけ重荷を背負って皆の負担を軽くしようとしても──”
「うるさい‼︎」
最後まで言い切るのを待たずにホシノが大声を上げる、多分初めての事なんだろう、その証拠に周りの皆がすっかり萎縮してしまってる。
「アンタに‼︎お前に‼︎私の何が分かるんだ‼︎お前がどれだけこの学校の事を知ってるんだよ‼︎お前はなんにも知らない癖に‼︎あの人が、
ホシノは声を荒げながら私の顔を殴りつける、ただでさえ通常人より頑強なキヴォトスの住民の拳だ、立って踏ん張る事なんて出来るわけがない、だがそれだけだ、ただ痛みを伴うだけ、死ぬわけじゃ無い、ならこの程度の犠牲は安い物だ。
それにしても、いってぇ……口の中切れたなこれ、歯は……抜けてない、なら何も問題なし。
「ホシノ先輩‼︎落ち着いてください‼︎」
「ちょっとまだ止めなくていいの⁉︎」
「先生が選んだ選択だ……‼︎黙って見届けろ……‼︎」
“ウッグォ゛……確かにホシノの言う通りだよ、私は……
「だったら……‼︎」
“だけどね、今のこの状況を見て何も察する事ができないほど、君たちより長く生きてないんだよ、断言する、ホシノ、君と俺はある種似た様な境遇を通ってる、違う点があるとするなら……自分を取り巻く環境の違いだろう”
「似た様な境遇だって⁉︎そんな訳あるもんか‼︎お前と私の何処が似た様な境遇があるって言うんだよ‼︎」
“
「──ッ‼︎」
“ノノミにはもう話したけどね、幼少の頃……詳しく言うなら小学生の頃かな、俺にも唯一の親友がいた、そいつとはずっと一緒に遊んだし悪戯等の馬鹿をやって大人の人達にこっぴどく怒られてた、そんな日常をずっと送る物だと思ってたしそれを信じて疑わなかった、青春の時期は人それぞれだと思うけど俺にとっての青春の時期は間違い無くその時だったよ”
“でもまぁそんな楽しい時期にも終わりがある物でさ、ソイツと喧嘩しちゃったんだよ、本当にしょうもない原因でね……でもそのしょうもない原因の喧嘩を最後にソイツとはもう会えなくなった”
「それって……まさか」
“死んだんだよ、交通事故でね、長年付き合った仲でも終わる時は一瞬なんだよ、あの時謝って引き留めておけば、そもそも喧嘩さえしなければ……そんな後悔を今もずっとしてる、ソイツが死んでからの間俺はずっと塞ぎ込んでね、周りの人たちの心配な声なんて耳を傾けなかった、幼かったからか現実を受け入れてなかったからね”
「そんな……小学生の時に……?」
“話が逸れたね、それでね、さっきのシロコとホシノのいざこざを見て、その時の喧嘩の事を思い出したんだよ”
「──ッ‼︎」
“俺はソイツとは喧嘩別れしてもう会えなくなったけど、君たちはまだ違う、お互いに寄り添える筈だ、ましてやホシノ、君のさっき発言や今のこの状況を察するに
「ッ‼︎そんなつもりは……」
“いいやしてる、これだけは断言できる、さっきも言ったけどもし同じ事をしようとしてないならすぐに誰かを頼った筈だ、でもそれをしないって事は要はその人と同じ事をしようとしてたんだよ”
「う……ぁ……そん、な……」ポロ
“いいかいホシノ、誰かを守るって言うのはね、あらゆる困難や重荷を大切な人から遠ざける事を言わないんだよ、大切な人に傷ついてほしく無い、迷惑をかけたく無いって気持ちは痛いほど分かる、でもそれはね……自分で自分の退路を断つ行為に等しい、簡単に言うなら自分で自分の首を絞めてるって事だ”
“【自己犠牲】と言えば美談に聞こえるかもしれない、実際そうやって名を残した偉人もいるわけだしね、でもそれに巻き込まれた人はたまった物じゃない、自分が背負う筈の負担を勝手に背負われてる訳だからね、勿論それが悪いとは言わないよ”
“でも、今起きてる事は1人で解決できる事じゃないよね?それこそ1つの都市が総力を掛けて解決しないといけない案件だ、なのにホシノは自分の我儘で自分だけに負担を掛けようとしてる、そして皆や自分に大丈夫って言い聞かせて誤魔化そうとしてる、それが今の君だよ”
「なら……だったら‼︎私はどうしたらよかったの⁉︎私はこの方法しか知らない‼︎この方法しか知らないから──‼︎」
“そんな時に頼るのが
「ぁ……ぇ……?」
“自分じゃどうしようも無い時にこそ誰かを頼るんだよ‼︎今まで皆の分まで苦労したんだろ⁉︎皆に頼られてきたんだろ⁉︎じゃあお前も皆を頼れよ‼︎それが友達じゃねえのか‼︎仲間じゃないのか‼︎”
“ユメ先輩って人を失って自分が尚更頑張らなきゃいけないと奮起するのは良い‼︎だが全部1人で背負うな‼︎そんな事してたら本当に死ぬぞ‼︎お前も‼︎コイツらも‼︎全員だ‼︎お前はそれでいいのか‼︎”
「ぃ……嫌だ……それだけは絶対嫌だ‼︎私はもう何も失いたくない‼︎」
“たったら立て‼︎自分の足で立って戦え‼︎お前が
“シロコも、ノノミも、セリカもアヤネも‼︎皆お前が思ってる程弱くない‼︎皆お前を助けようと手を差し伸ばしてる‼︎後はお前がその手を取るだけだ‼︎”
「──ッ‼︎みん、な……」
“……自分から言えるのはこれだけだよ、後は……君たちで解決するんだ……どれだけゆっくりでもいい、私たちは……外で待ってるから”
◆
私達は対策委員会の子達を残して教室から退室し校舎の屋上に場所を移した。
「随分と激情に走ったな、まぁあの手のタイプはあそこまで言わんと聞く耳を持たんが」
“マコラ……便利屋の皆もごめんね、こんな事に巻き込んじゃって”
「いいのよ別に、必要な事だったんでしょう?そりゃあいきなり大声を出した時はびっくりしたけどあそこまで生徒に真摯に向き合える大人の人って此処じゃ居ないから……だから、ね?先生」
「だから、先生……そんな悲しい表情をしないでちょうだい……あなた、自分じゃわからないでしょうけど、今のあなた、今にも泣きそうな顔してるわよ」
“泣きそうな顔……?私が?”
「うん、決壊寸前のダムって感じだよ先生、そんな表情じゃあの子達の前に戻れないよ?」
「先生はあの子に自分だけ重荷を背負うなって言ってたけどさ、アンタにも同じ事が言えるんじゃない?人の事言えないよ、それ」
「あ、あの、私たちじゃ力不足かもしれませんけど……先生の負担をちょっとは軽くする事が出来ると思います……」
「何処までも人の身を案じれるのはアンタの美徳だがな、人に言った事を自分が一番出来てないのはどうかと思うぞ、なーに‼︎キヴォトスの生徒は精神面はともかく肉体面はアンタより遥かに強い‼︎」
「だから先生──
◆
先生含む便利屋の皆が退室した教室に静寂が包んでいた、誰も発言できないのではない、発する言葉を探っているのだ。
皆心の中で分かり切っていた事だった、たった一言、“ごめん”と言う言葉を言えば済む話なのに口が施錠されたかの様に硬い、声を発しようとしても声帯が潰されたのかと錯覚するほど掠れた声しか出せない、そんな時間を過ごしていた。
「ぁ……あの、さ……皆、その……えっと……」
そんな中ホシノが意を決した様に声を出す、しかしその内容はしどろもどろであり要点を掴めない内容だ、しかし──。
「えっと……ね、さっきの先生の話を聞いて……さ、その、気付かされたんだよ、私が、皆を危険から遠ざけようとして、皆の負担を軽くしようとしてさ、全部、私が背負えば大丈夫だと……そう、思ってた」
まるで幼い子の反省の言葉の様に嗚咽声を上げながら、言葉を絞り出すホシノ、皆はそれを涙を堪えながら黙って聞いている。
「でも、間違ってた、それじゃあ何も変わらないままだ、先生の言う通り、もっと、早くみんなに頼ってたら、よかったのに……」
「だから、その……うぅ……ぁ、ごめんねぇ……っ‼︎」
「もっと、私が……っ、早く変わってれば……っ!皆に苦労……っぅ、掛けなかったのに……っ‼︎」
「先輩……っ‼︎こっちの方こそごめんなさい‼︎」
「先輩がずっと苦労してるって……っ、分かってたのに……っ‼︎ずっと……ずっと‼︎」
「私たちがもっと早く聞いてればホシノ先輩も此処まで背負い込む事は無かったのに……ごめんなさい」
「私たちは目の前の苦労だけに目をやっていました……そんな事より大事な事がずっと中で起きてたのに……」
「ごめんねぇ……っ‼︎ごめんねぇ……っ‼︎」
ホシノの謝罪を皮切りに皆一斉に謝罪の言を述べた、全員が泣きじゃくり、身を寄せ合い、唯只管過去の自分達の行いについての謝罪、ただそれだけがこの教室に響いていた。
「うぅ……皆、本当にごめんね、私はさ、皆が思ってる程凄い訳じゃないんだ、私はただ──」
「もう、ごめんなさいの言い合いはおしまいですよ⭐︎先輩」
「ノノミちゃん……」
「ん、過去に起こって過ぎた事は戻らない……でも過去から学んで次に活かす事はできる」
「シロコちゃん……」
「私たちが知ってる先輩っていつもダラダラしてて寝てる所しか知らないからいまいちピンと来ないのよね」
「うぅ、セリカちゃん、手厳しい〜」
「でも、ホシノ先輩が誰よりもアビドスの事を思ってるのは皆知ってますから」
「アヤネちゃん……」
「だからホシノ先輩──
◆
『私たちを
「“うん、ありがとう……‼︎皆”」
Q.なんで先生もメンタル削られてんの?
A.目の前で過去の自分の過ちの再演が起き掛けたのが一つ、もう一つは生徒に叱りつけるのにキツイ言葉を投げかけた事。
Q.先生の過去って前にマコラも聞いてなかった?
A.あの話は番外編なので本編とリンクしてない。
Q.先生ホシノに対して当たり強くない?
A.先生が今のホシノの行いと自分の過去を重ねちゃったからね、大切な人を失ってる、友達と言い争いに勃発しかける、自己犠牲を貫こうとして周りの声を鑑みない、まぁスリーアウトだよ
【最終決定】IF世界線のマコラ
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ミレニアムIF
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アリウスIF
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ゲマトリアIF