布瑠部の方陣は透き通る世界で循環する   作:Another2

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別作の筆休みでn番煎じブルアカ×呪術廻戦のクロスを描き始めるアホは私です、だってネタが浮かんじゃったんだもん。

きっかけはブルアカ初めて、生徒達のヘイローと摩虎羅の方陣って似てるよな…というすっごいありきたりな動機で完成した呪物にもならない代物がこれ


ガコンッ(1回転目)

 “学園都市キヴォトス”、それは大小様々な学校が連なる学園都市であり学校の数だけ生徒が存在する、そしてそれだけ生徒がいれば様々な個性があり、有り体に言えば“皆一様に濃い”、そして最も特徴的なのは生徒は皆例外なくヘイローと呼ばれる様々な形の輪が頭部に浮かんでいる。

 

 キヴォトスの生徒は皆個性豊かだ、活発な子やちょっと内気な子、生真面目過ぎる所がある子も居れば少々緩過ぎる子もいる、一人一人確かな個性を持っており無個性な子は居ないと言っても過言じゃないだろう。

 と言うのがシャーレに所属してまだ期間が浅い私の見解だ、正直人の名前を覚えるのがあまり得意な方ではなかったのだがここの生徒は皆個性豊か過ぎるので忘れられないだろう、日常的に銃撃戦の指揮をとってるのもあるんだけどね。

 

 そんなシャーレに社属している私だが、シャーレの書類の仕事が大変な事大変な事、とても一人では処理出来る量では無く、不甲斐ない事だが生徒達に当番制にして毎日助けてもらってる現状だ。

 ……一部の生徒の間でこの当番の日を待ち侘びていると言う噂がまことしやかに流れているらしい、こんな書類仕事を好んでやるなんて……随分と物好きな子が多いと思う。

 そろそろ今日の当番の子が来る時間だが、今日は確か……

 

バン‼︎ 

 

「おはようだぞ先生、今日もお仕事の時間だな、今回の私は前回の私より成長している、書類の山の一つや二つ、軽く捌いて見せようじゃないか」

 

“…うん、おはようマコラ、前も言った筈なんだけどドアは丁寧に開けてくれると嬉しいかな”

 

「開けただろう、これ以上無く丁寧に且つ手加減して」

 

“あれで⁉︎”

 

「前回はうっかり力を込めすぎてドアを破壊してしまったからな、だが既にドアの耐久に“適応”した、故に二度とそのドアが破壊されることはないだろう」

 

“あれは酷かったね…”

 

 今回の当番はこの子…神将(しんしょう)マコラの日だった、既にこの子は今日で3回目なのだが、一回目は壁を破壊して入室してきたのでドアから入るよう注意を促したら2回目はそのドアを破壊して入ってきた、なのでもう少し力加減の方を抑えるように注意をして今回に至ると言う事だ、いやぁ、成長したなぁ。

 

 マコラにもヘイローがあるがその形は4本の円柱と空を繋ぎ止める円を描いたまるで舵輪を思わせる物なのだが、本人が言うにはこれは完全な循環と調和を意味する方陣なんだそうで、決して舵輪なんかではないらしい、以前それを馬鹿にしたヘルメット団の子がいたのだけど、正直5人がかりでも抑えるのが精一杯な程に暴れ結局その子の謝罪を聞いて事なきを得た。

 

 正直な所、この子についてはまだまだ理解出来ていない、出会った当初は感情と呼べる物がなかったのか無表情だった…と言うより二対の羽を生やした仮面のような物を付けていたのでそもそも顔がわからなかったと言うのもあるのだけど、彼女の素顔を知ったのもつい最近だ。

 そんな無表情な彼女だが唯一表情を緩ませる時がある、それが──。

 

「先生、以前行った動物園は良かった、あんなに力強い象を見たのは久しぶりだったし、兎も可愛らしくてついつい長く触れ合ってしまった、他にも──」

 

 とまぁこの様に以外にも彼女は動物が好きな様で一度語り出すと止まる事を知らない、然し動物であればなんでも良いと言うわけでは無く以前猫やパンダとかはどうなのかと聞いて見たのだが

 

『…?そんな畜生どもを語って何になる?それらは犬や蛇に勝る魅力があるのか?』

 

 と言う返答が返ってきた、どうやら彼女は一部の動物だけを偏愛しているらしく、本人が言うには犬、象、兎、鹿、虎、牛、蛇、蛙の八種で本当はあと一種好みの動物がいるらしいのだがそれが鵺と言う非実在性の高い生物だった。

 まぁ本人の好みにとやかく言う気は無いけど現代の女子学生が蛇と蛙が好きなのはどうなのか、比較的可愛らしい犬、兎、鹿は分かる、力強さに憧れて象や牛、虎を好むのもまぁ、分かる、でも蛇と蛙ってどうよ?

 

 なんて絶対に口には出さないが、そんなことをした日には延々と蛇と蛙のラブトークが始まってしまう、既にキヴォトス内でも何人か被害が出ており聞かされた後の生徒は皆虚ろな目で蛇や蛙を好む様になったらしい、あれは一種の洗脳だ。

 

 そんな彼女だが、とても強い、かなり強い、少なくとも私の指揮が不要なのでは無いかと言えるほどの本人の素の実力が高いのだ、実際私が指揮を取る生徒達と彼女1人で模擬戦をしても此方が負けることはないにせよ圧倒することもできない。

 彼女の強みはその戦法の多さだ、本人が言うには基本九つの戦法があり状況に応じて使い分けているとのこと、それに彼女は長期戦にとても強い、頭の方陣が回った時にそれまで体験、経験した攻撃や事象に“適応”する事により対応力が上がっていくと言う究極の後出しジャンケンを可能としている。

 

 更に言うなら彼女は普段は可能な限り非殺傷を心掛けているためその戦法を取らないが彼女は銃を持たない方が強い、銃社会のこの世界で肉弾戦のみの実力でキヴォトスの中でもトップクラスの実力を誇っている、もっと言うと私はまだ見た事ないが本人曰く九つ目の戦法として剣があるらしくそれが彼女にとっての最強武器であるらしい、しかし本人の膂力の高さからわかる通り下手に殴るとその相手は致命傷になりかねないので周りに倣って銃を扱っているのだとか。

 

 だからキヴォトスにいる住民は誰も()()()戦う彼女を見た事をあっても()()()戦う彼女を見た事が無い、それは私も例外では無い。

 

──っと、話が過ぎたな。今は目の前の書類を処理していこう」

 

“…力を込め過ぎて書類を破かない様にね?、それにペンと机もね”

 

「うぐっ‼︎…心配ない、私はあらゆる事象に適応が可能な生徒…その様な初歩的なミスなど犯しは──」

 

ベキッ‼︎

 

“…マコラ?初歩的なミスは…何だって?”

 

「フッ…人間誰しもミスはあると言う事だ先生、笑って流してくれるとありがたい」

 

“流石に三度目は無理かな”

 

「そんな‼︎仕方ないだろう‼︎物が脆過ぎるんだから‼︎私の力に耐えられないこの製品が悪いと思わないか⁉︎」

 

“そんな溢れる力が抑えられなくなって暴走する人みたいなこと言われても…”

 

「うぅ…クソゥ…どいつもこいつも私を見るなりゴリラだの熊だの好き放題言いやがって…」

 

“…ッ‼︎それは…確かに年頃の女子に向けられる言葉ではないね”

 

「そんなちんけな畜生より私の方が強いに決まってるだろう‼︎」

 

“そっち⁉︎”

 

「当然だ‼︎何故私があんな貧弱な畜生共と同列に語られねばならないのだ‼︎非常に不服だ‼︎」

 

(やっぱりこの子感性が他の子よりズレてるよなぁ…)

 

 結局この後暫くマコラの愚痴に付き合う形で書類仕事を行なった、尚マコラは適応が済んだのかその後はスムーズに仕事を終えていた。




思いつきで書いたのでこの後の展開なんて無いです、誰か代わりに書いて。

【最終決定】IF世界線のマコラ

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