あとマコラの名前を打とうとする時に予測変換でやけに主張してくるMHW:IB君とモトトカゲ君は何なの?関連性ゼロなんだけど、地味に困る。
「それに関しては私から直接ご説明しましょうか?」
「こ、この声は⁉︎」
部室に広がる、モモイ、ミドリ、マコラのどれでも、ましてや私の声でもない完全な第三者の声、と言っても私はこの声の主を知ってるし皆もそうだろう、声のする方に振り向くとそこには
「出たな、生徒会四天王の一人!【冷酷な算術使い】の異名を持つ生徒会の会計、ユウカ!」
“そんな風に呼ばれてるの?”ボソボソ
「いや、全くの初耳だ」ボソボソ
「お姉ちゃんの中で異名を付けるの流行ってるんです」ボソボソ
マジか、いい趣味してんなモモイ、それにしても生徒会四天王か……定説で行くなら一番最初に出てくるのは最弱と言うのがスタンダードだが……ユウカが四天王最弱ポジってのはちょっとイメージつかない、帳簿をつける会計の職務に就いてるから実質ラスボス或いは副官ポジなのでは?
「勝手に変な異名を付けて、人をモンスターか何かみたいに呼ばないでくれる?失礼ね」
“私は格好良いと思うけどね、【冷酷な算術使い】、如何にも頭脳明晰って感じがする、長所を異名にされるって言うのは良い事だと思うよ、身体的特徴で変な異名を付けられないだけマシだと私は思う”
「流石先生!先生は分かってくれると思ったよ!」
“でもちゃんと本人の意見を尊重しようね、人の名前って割とデリケートな問題だから”
「……先生、はあ、こんな形で会うなんて、先生とは色々と話したいこともありますが、それはまた後にするとして……モモイ」
「本当に諦めが悪いわね、廃部を食い止めるために、わざわざ【シャーレ】まで巻き込むだなんて、けど、そんなことをしても無意味よ、例え連邦生徒会のシャーレだとしても……いえ、あの連邦生徒会長が戻ってきたとしても!部活の運営は概ね、各学校の生徒会に委ねられてるんだから、ゲーム開発部の廃部はもう決まったことなの、これはもう誰にも覆せない」
マジ?これ私が出張る前に話着いてるじゃん、完全に巻き込まれたって訳だね、些細承知。
「そ、そんなことはない!言ってたでしょ、部員が規定人数に達するか、ミレニアムの部活として見合う成果を出せれば……」
「……それができれば良し、もしできなかったら廃部、部費はもちろん部室も没収する、私、そこまでちゃんと言ったわよね、あなたたちは部員数も足りない上に、部活としての成果を証明できるようなものも無いまま、もう何か月も経ってるんだから……廃部になっても、何も意義はないはずだけど?」
成程ねぇ、そう言う事情が……思ったよりユウカの論に正当性があるな……いやでも待てよ?廃部条件が二つ……しかもそのどちらかを達成すれば良いんだから、これ結構甘めな設定か?他の所だと即廃部だろうし……
「異議あり!すごくあり!私たちだって全力で部活動をしてる!だからあの、何だっけ……上場閣僚?とかいうのがあっても良いはず!」
「情状酌量な、何だよ上場閣僚って、政治家の証券取引でも上手くいったのかお前は」
“賄賂みたいだねぇ”
この短いやり取りでとんでもない単語が出来ちまったな……次から私も使ってみようかな、上場閣僚。
「ちょっとそこ静かにお願いします、それより、今なんて言ったかしら?全力で活動してる……?笑わせないで!」
「校内に変な建物を建てたと思ったら、まるでカジノみたいに装飾してギャンブル大会を始めるし、レトロゲームを探すとか言いながら古代史研究会を襲撃するし……」
新手のテロリストか?行動力の化身か?全力の方向性が間違ってるよ、さてはコイツ、シロコタイプだな?
「おかしいでしょう⁉︎【全力】かもしれないけど、部活動としては間違ってるわよ!それに、これだけ各所に迷惑をかけておいて、よく毎度のように部費なんか請求できるわね⁉︎真っ当な言い訳くらいしてみたらどうなの!」
うーんこの一文一句の反論の余地すら無い完璧な理論、よくそんなにしでかして退学になって無いなモモイ、この場合はユウカも甘いのかな、今のこの光景子供を叱りつける母親そのものみたいな所あるし。
「と、時には結果よりも、心意気を評価してあげることも必要……」
「負け犬の言い訳なんて聞きたくない」
サッパリ両断してて流石に笑いが引く。
「何だとお‼︎負け犬には負け犬なりの良い点が──モゴモゴ」
“話拗れるからちょっと黙ってようなマコラ、ごめんね、続けてどうぞ”
「あーもう!聞きたいのか聞きたくないのかどっちなのさ⁉︎」
「無意味な言い訳は聞きたくないってことよ、ミレニアムでは【結果】が全て」
お?真実至上主義の方?社会を回すにはそれ以上の事は無いよね、でもまぁそれは半分あたりで半分ハズレかな、静かにしててって言われてるから言わないけど。
「け、結果だってあるもん!私たちも、ゲームを開発してるんだから!」
「そ、そうですよ!【テイルズ・サガ・クロニクル】はちゃんと、【あのコンテスト】で受賞、も……」
おぉ!ちゃんと活動してるんじゃん!あれ?じゃあ何でミドリは言い淀んだ?もっと誇って良いと思うけど……
“知ってる?”
「知らん、そもそもゲームに触れた事がないし機会も暇も無かった」
おぉう……何とも反応し難い返答、ていうかマコラの年頃でゲームした事ないってあり得る?運動至上主義なのかな、いやまぁ連邦生徒会長補佐の立場上忙殺されてたと想像するのは容易いんだけど。
「……そうね、確かに受賞、してたわ、その反応を見るに、2人はご存じないようですね、【テイルズ・サガ・クロニクル】……このゲーム開発部における、唯一の成果です、ゲームそのものもさることながら、レビューが大変印象的でした──
『私がやってきたゲーム史上、ダントツで【絶望的】なRPG、いやシナリオの内容がとかじゃなくて、ゲームの完成度が』
『このゲームに何が足りないのかを数え出したらキリがないけど……まあ、一番足りてないのは【正気】だろうね』
『このゲームをプレイした後だと、【デッドクリームゾーン】はもしかして名作の部類に入るんじゃ……って思っちゃうわ』」
“典型的なクソゲーレビューで笑いが込み上げてくる、負の方面に極まった物って一回は経験したいよね、ダークマター飯然りクソゲー然り”
「寿命を縮めるだけだぞ」
シャーレ専属生徒が辛辣過ぎて涙が出そう。
「わ、私たちのゲームは、インターネットの悪意なんかには屈しな……」
「例えユーザーが無限にいたとしても、たくさんの評価が収束すれば、それは真実に一番近い結果よ、それに、あなたたちの持っている【結果】はその【今年のクソゲーランキング1位】だけでしょう?」
「そ、それはそうだけど……っ!」
マジかよテイルズ・サガ・クロニクル、
「1位を取ったのか?全然知らないが、それは凄いことなんじゃ無いのか?
“これ制作者の目の前で言うのはすごく気が引けるんだけど敢えて言うね、ゲーム始めましての子が一発目でクソゲーをプレイするのはロックが過ぎる、神ゲーとまでは言わなくても普通の良ゲーから嗜むようにしよう、クソゲーが原因でゲームに一切触れない子を生み出すような事したくないよ私”
「……とにかく、あなたたちのような部活がこのまま活動していても、かえって学校の名誉を傷つけるだけよ、それに、その分の部費を他に回せば、きちんと意義のある活動をしてる生徒たちのためにもなる……だから、もし自分たちの活動にも意義があるのだと主張したいのなら……証明してみなさい」
へぇ、猶予は与えるんだね、ここで非情になりきれないあたり、ユウカも相当人が良いね、正直無理矢理にでも廃部にしようとしてたならまたちょっと強行的に介入しようとしたけど、その必要性は無いかな、答えの出し方は既に示されてるんだし、後はそれにモモイたちがどう応えるかだ。
「証明、って……?」
「何度も言ったでしょう、きちんとした功績や成果を証明すれば、廃部は撤回するって」
「例えば、何かの大会で受賞するとか?」
「そう、スポーツならインターハイに出るとか、エンジニア部なら発明品を公表するとか、そういう類のものよ、ゲーム開発部なら、そういうコンテストも色々あると思うけど……とはいえ、出せば何とかなるとも思えないわね、あなたたちの能力は、あのクソゲーランキングが証明済み」
「ぐっ……」
ぐうの音が出ちゃってるよミドリ、諦めるにはまだ早いですよ‼︎
「どうせなら、お互い楽な形で済ませましょう?今すぐ部室を空けて、この辺のガラクタも捨てて」
「ガ、ガラクタとか言わないで……!」
「……じゃあ何なの?」
「そ、それは……分かった、全部、結果で示す」
「へえ……?」
お?何やら秘策ありと見た、頑張れお姉ちゃん、ここが踏ん張り所だぞ!
「そのための準備だって、もう出来てるんだから!」
「え?」
「そうなの⁉︎」
「何でミドリが驚くのさ⁉︎とにかく、私たちには切り札がある、その切り札を使って、今回の【ミレニアムプライス】なら私たちのゲーム……【TSC2】……【テイルズ・サガ・クロニクル2】を、出すんだから!」
“ミレニアムプライス……って、何?出し物?”
「ミレニアム中の部活が各々の成果物を競い合う、ミレニアムでも最大級のコンテスト!ここで受賞さえすれば、いくら何でも文句は言えないでしょ!」
想像の倍ぐらい規模がでかかった、一部門じゃなくて全部ひっくるめた成果物だから母数がとんでもない事になるはず、この学校かなりでかいし、その中で受賞するって事は……かなり無茶では?
「……まあ、そうね、受賞できたなら、の話だけど、けどねモモイ、今あなたが言ってるのは運動部がインターハイに出場するとか、そういうレベルじゃなくて……【高校球児がいきなりメジャーリーグに出る】みたいな、雲を掴むような話よ」
「……まあ良いわ、何でだろ、私もちょっと楽しみになってきたし、分かった、じゃあそこまでは待ちましょう、今日からミレニアムプライスまで二週間……この短い時間でどんな結果が出せるのか、楽しみにしてるわ」
“二週間⁉︎マジで言ってんの⁉︎”
「大マジです、ふう、まさか先生の前でこんな、可愛くないところを見せてしまうことになるなんて……ただ、これも生徒会の仕事なので、次はもっと違った、落ち着いた状況でお会いしましょうね、先生、それではまた」
“仕事、と言い切るには大分譲歩してるように見えたけどね、でもまあ短いとは言えチャンスをくれて助かるよユウカ、ありがとね”
「……いえ、楽しみになったのは事実ですので……それでは先生、後は頼みますね」
そう言い残してユウカは部屋を出て立ち去って行った、やっぱり良い子だなあの子、敢えて憎まれ役を買うなんて滅多に出来ない、今度差し入れ持って行ってあげよ。
さてと、正式に頼まれた事だし、先ずはこの雰囲気からどうにかしないとね。
「お姉ちゃん……どっちも確率は低いだろうけど……今から私たちがゲームを作るより、部員を募集する方がまだ良いんじゃないの?」
「それならこよ一か月、散々やってみたでしょ……結局、誰も入ってくれなかったし、『ぷーっ!VRですら古いのに、何がレトロ風ゲームだよ』ってバカにされるのは、もううんざり」
なんだと?古き良きレトロゲーをコケにしたのかそいつは、許さん、私の青春の一欠片だぞぅ!零と通信交換とか対戦とかよくやったなぁ……アイツ身内対戦だからって狡い手ばかり使ってくるんだ、未だに許せん、後ワ⚪︎ップにガセ情報垂れ流した奴は生涯許さん、俺のデータ返せ。
「ユウカの卑怯者め!私たちみたいなオタクは友達が少ないってことを利用するなんて!許せない!」
そりゃ別問題だろ。
「いや……それはユウカじゃなくて100%私たちの自業自得だと思うけど」
「とにかく!これ以上部員の募集をしても明るい未来は見えない、それに、まだ他に希望はある」
「あ、そうだ、さっき言ってた【切り札】って、いったい何のこと?」
「それはもちろん、先生のことだよ」
“そこで私って訳ね……言っとくけど私ゲーム開発に関しては知識0だよ?役に立つ以前の問題だと思います”
「流石にそこまで求めれないよ、話を戻すとね、私たちの目的は【廃墟】にあるの、【廃墟】っていうのは……元々は連邦生徒会が出入りを制限してた、ミレニアム近郊の謎の領域、出入りを制限してたのは【危険な地域だから】って言われてたけど……実際のところ、具体的に何がどう危険なのかを誰も知らない、誰も入ったことが無いのか、そもそも入ることが出来ないのか、それとも戻ってきた人が誰もいないのか……それすらもよく分からない……そういう、謎に包まれた場所があるの」
“……だそうだけど、マコラ?君絶対何か知ってるよね?”
「え?マコラさん何か知ってるんですか?」
「あー……その、なんだ……散歩のコースによく使ってました、何なら結構探索してました」
「……本当に?」
「嘘ついて如何すんだよ……一応言っとくがあそこにゃ何にもねえぞ?尤も一目見て探索できる範囲には、という注釈が入るがな、あそこに何の目的で行くんだ」
「良いゲームが作りたいから!私は、証明したいの、たとえ、今の私たちのレベルは【今年のクソゲーランキング1位】に過ぎないとしても、私が大好きな……私を幸せにしてくれた、このゲームたちが……決してガラクタじゃない、大事な宝物なんだってことを!」
……まぁ確かに自分の青春の一部をガラクタ扱いされたら流石に堪えるよな、俺もそうだよモモイ、例え誰であろうと自分の過去を否定する事は絶対に許さない、過去を否定するって事は今を否定するに等しいからな。
「お姉ちゃん……」
「そのためには、どうにかして【あれ】を見つけないと」
“あれ?不思議なダンジョン特有のお宝でもあるのかい?”
「あ、順番が良くなかったかも、今度は、この話をしないとね、先生、G.Bible……って、知ってる?」
“私、キヴォトスの外の人間、中の専門単語、分からない、OK?”
「そう言えばそうだったね、簡単に言うとね、昔のミレニアムには、ううん、昔のキヴォトスにはね……伝説的なゲームクリエイターがいたの、その人がミレニアム在学中に作ったのが、【G.Bible】、詳しい内容は分からないんだけど……その中には【最高のゲームを作れる秘密の方法】が入ってるんだって!」
“ほほぉ〜う?今のを聞いて如何思いますかマコラ選手”
「物凄く怪しいと思いますね、正直リスクとリターンが釣り合っていないかと」
「……それ、どこかのゲームクリエイター学校の広告じゃなくて?」
「違うよ!G.Bibleはあるって!読めば最高のゲームを作れるようになる【ゲームの聖書】は、絶対にある!そのG.Bibleを読めば、最高のゲーム……【テイルズ・サガ・クロニクル2】が作れるはず!」
「実在するにせよせんにせよ一先ずは廃墟に向かわにゃならんのだろう?ならば善は急げだ、期限は二週間しか無いのだからな」
「そうだね、じゃあ早速行こうか!廃墟へ!」
砂漠横断の次は廃墟探索かぁ…今回の依頼も過酷そうだな、気を引き締めていかなきゃね。
マコラの生まれ持った数少ない趣味:散歩
各地を散歩しながら目についたムカつく奴を強くなる為の鍛錬も兼ねて片っ端から薙ぎ倒した過去がマコラにはあります、この散歩がエデン条約編でのキャラ変に関わってたり関わってなかったりする。
この散歩()の所為で百鬼夜行からは疎まれており、またこの散歩中に連邦生徒会長に拾われました
【最終決定】IF世界線のマコラ
-
アビドスIF
-
ゲヘナIF
-
トリニティIF
-
ミレニアムIF
-
アリウスIF
-
ゲマトリアIF