…とはならないのがエイミのキャラクター性、多分この気温はエイミにとっては少し涼しくなって来たな程度でなんならまだ暑いと思ってるまである(ミレニアム製の空調温度を3度にしようとした女)
因みに作者は結構寒がりなんでもう暖房入れてます、それはもうガンガンに、皆様も自身に適した気温でお過ごしください、あと乾燥対策もしっかりと、加湿器は神、なければ濡れタオルをハンガーにかけて吊るしておくだけでもかなり変わります。
このご時世だから風邪とか絶対罹りたく無いねんな、作者は軽めな風邪なら寝て治せるけど一度だけインフルに罹った時は死ぬかと思った、いやマジで、皆も外から帰ったら手洗いうがいをしてしっかりと湿度がある空間で過ごしてくださいな、では本編どうぞ。
(ドカアアァァン!)
「くっ⁉︎や、やられてしまいました……!ふ、復活の呪文……を……」
アリスはそう言い残し気を失いその場に倒れ込んでしまう、何故アリスがこの場に一人で居るのか?それは少々時間を巻き戻り──。
◆
『初動はアリス単騎の投入がベストだと思う』
マコラが初手はアリス単騎を提案する、それはアリスを囮に使うと言うことでは無いのか、そう喉まで出かかった言葉を一旦飲み込みマコラの次の言葉を待つ。
『まず前提として、ミレニアムの隔壁や壁の装甲板は分厚い、下手な鉄砲数撃ってもとてもじゃないが穴など空かん、だがアリスなら一撃でぶち抜く事が可能だろう、それでエレベーターの指紋認識システムを突破する為に扉を破壊する』
『待って!それってアリスを囮に使うって事じゃん!そんな事したら……」
『速攻で捕縛されるだろうな、ミレニアムの設備も弱くない、アリス一人くらいなら無力化するのに時間はかからん』
『だったら……!』
『だがそれでいい、
“マコラ、詳しく説明してくれるかい?”
『うむ、単純に言えばアリスへの警戒心を薄める為だ、その為にアリスを真正面からの強行突破に使う』
『……言ってる事が矛盾してませんか?警戒を薄めるのに真正面から強行突破をさせるって……』
『それにマコラさん自身が言ってますけど捕縛されたらこっちの戦力が減っちゃいますよ?』
『あぁ、そこも含めて、何も問題ない』
今、マコラの頭脳ではどう言った作戦が組まれているのだろうか、その概要はこの場にいる誰もが理解していない。
『所感だが、ユウカは甘い……恐らくだがアリスを捕縛した後、外に放り出さずに中にある牢屋のような場所にぶち込むはずだ、そうするとどうなると思う?』
『そんなの、アリスが捕まって動けなくなるに決まってるじゃん!』
『その先だ、その後も
『……そういうことですか、確かにそれならアリスちゃんへの警戒はなくなりますけど……それでも!』
『……ミレニアムの防衛設備を正面から突破して攻略するのは
“マコラでも時間が掛かるんだ、ここの防衛設備は”
『伊達に最新技術の台頭で三大校に数えられてないって事だ、本力で守りを固めたミレニアムはまさに鉄壁、要塞と言っても過言じゃない、だが要塞が硬いのは外部からの攻撃のみ、内部からの攻撃には、存外に脆いもんだ』
『そしてここからが重要なんだが……アリスを捕縛された後の流れを言うぞ──』
◆
「……信じられない……どんな方法で来るのかと思ったら、よりにもよって強行突破だなんて」
「この子がアリスちゃんですね、とっても可愛いですねー、6番目のエージェントメイドとして育てたくなってしまいます、連れて帰ってもいいですか?」
堂々と真正面からの強行突破を講じて来たアリスに対し呆れたユウカとアリス自身に興味を惹かれメイドとして教育を企むアカネだがそこにユウカが待ったを掛けた。
「……それはダメ、今は生徒会を襲撃した犯人の一人なんだから……とりあえず一旦、生徒会の反省部屋にでも閉じ込めておくわ、それにしても……まさかエレベーターの【指紋認識システム】を突破するためとはいえ、無理やり扉を撃ち破るだなんて」
「確認しました、エレベーターのセキュリティロックをすぐに修理するのは難しそうです、対処としては、丸ごと取り替えるしか……」
ユウカの発言に対しオペレーターの生徒がそう答える。
「そう、じゃあ新しいのに交換……ううん、ちょっと待って、多分だけど、あのアリスちゃんの意味わからないくらい巨大な武器……エンジニア部で作られたものに違いないわ、こういう時はいつも、エンジニア部に依頼してたけど……そこに罠がある可能性も捨てきれない、一番強力そうなセキュリティを購入して、急いで切り換えて、ただし、エンジニア部製じゃないもので」
ユウカはそう指示を出した、この状況に於いてその判断“は”決して間違いではなかった。
「うぅっ!アリスが連れていかれちゃった!」
「落ち着いてモモイ、計画通りだよ」
「アリスちゃん……待ってて、すぐに助けてあげるから」
「とりあえず……一つ目の仕掛けは、上手くいった感じかな、そうだよね、先生?」
“そうだね、次はエンジニア部の方に、準備が終わったか聞いてみて”
「ちょうど連絡が来てたよ、『こちらエンジニア部、トロイの木馬を侵入させることに成功した』……ってね」
よし、いい感じに作戦は遂行されて行っている、今の所は順調そのものだ。
「ひゅーっ、それは一安心、もし失敗してたら、アリスが意味もなく監禁されただけ……ってことになるところだった」
「ネルの現在地はどうなってる?」
「未だミレニアムの外、これだけじゃ彼女を動かすには至らないみたいだね、幸運と言っていい、じゃあ次のステップに移ろうか」
◆
『アリスを捕縛させた後、暫く時間を置いてから突入する⁉︎』
ヴェリタスの部室にモモイの大きな声が響き渡る、それはアリスを捕縛させた後すぐに突入しないと言うものだった。
『どう言う事⁉︎アリスを囮に使う事ですら反対なのにすぐに助けないなんて‼︎』
“待て待て待て!ちゃんと説明があるから!”
『いい?私たちのターゲット……つまり【鏡】があるとされるのは、生徒会の差押品保管所っていうのは何回も言ったよね、これの詳しい説明をすると、まずミレニアムの生徒会【セミナー】は、基本的にミレニアムタワーの最上階を専用スペースとして使用してる、【鏡】があると差押品保管所は、その最上階の西側』
『調べた感じ、入口から差押品保管所へ辿り着くには、約400台の監視カメラと、50体近い警備ロボット、それにブラック企業から押収した戦闘ロボット数十体を突破しなきゃいけないみたい』
『正確には監視カメラが442台、警備ロボットたちが3種に分類されて計52体だね、何でそこまで把握しているか……と言う表情だが、単純さ、あそこのセキュリティシステムを構築に協力したのが私たち、エンジニア部だからね』
『うえぇ……』
『気落ちする事はない、52体の警備ロボットと言ってもその殆どが烏合、先生の指揮があるならお前らでも難なく突破できる』
『そう、この作戦に於いてこの警備ロボットは警戒する数に入らない、一番の問題は……保管所までに行くためには必ず【エレベーター】を使わなきゃいけないということ、このエレベーターは、生徒会の役員とか限られた人にしか通過できない、指紋認証システムが付いてる、もしエレベーターを突破出来ても、セミナー所属の生徒たちや武装した警備員がもちろんいるだろうし、何より……最上階は、各部屋ごとにセクションで分けられてる』
「セクション……部屋が仕切られてるのは当然のことじゃないの?』
『セクションと、セキュリティシステムとが対応してる、だからもし、どこかの部屋で火事が起きたり煙が発生したら、シャッターを下ろして他の部屋と隔離したりすることもできる、もしシャッターが下りたら、これもまた生徒会メンバーの指紋でしか解除ができない、登録されてない指紋や強い衝撃に反応すると、次はもっと強力なチタン製の二番目のシャッターが出てくる、そうなると今度は生徒会役員の指紋と虹彩、この二つの認証が必要になる』
『うーーん、ややこしい……それに何だがすごすぎて、実感が湧いてこないっていうか……』
『要は力押しで攻略するのはかなりキツイって事だ、そのチタン製のシャッターをブチ抜けるのは
“成程……確かに向こうからしたらマコラは何をするか全くわからない、正しくジョーカー、純粋な強札のアリスより警戒心は高いって事だ”
『それともう一つ、初手で
『……絶対何か企んでると疑う!』
『そういう事だ』
『整理すると、まず差押品保管所まだ移動する方法はエレベーターしかない、それから指紋を利用したセキュリティシステムがあって、それでミスをするとシャッターが下ろされて、他のセクションに移動するのが難しくなる、それを無理に通過しようとしても、さらに強力なシャッターが下ろされて閉じ込められちゃう……』
『警備ロボと監視カメラも忘れずに〜』
『監視カメラについてはハッキングができそうだが……セキュリティシステムそのものについては、ヴェリタスの力でも正面突破は難しそうだね、何せ、基本的に外部のネットワークから遮断されている」
『あ、もう一つ新しい情報が入った、エレベーターに無理やり侵入しようとすると、最上階の全てのセクションにシャッターが下ろされるみたい』
本当に鉄壁要塞だなミレニアム、隙らしい隙と言うものが存在しない。
『ああもう、なんか難しいし絶望的な話ばっかりじゃん!何か良い話はないの⁉︎』
『悲観的になるな、あらゆる物には必ず弱点というものがある、完全無欠、という物はそう簡単に実現できない物だ』
『その通り……弱点なら、ある、まず、外部電力を遮断する方式に弱い、電略を断つと自然に外部のネットワークに繋がるから、一時的にハッキングの隙が生まれる、私たちが作った超小型EMPなら、その隙を狙ってあらゆるシステムを無効化する事ができる、恐らく無効化できる時間は……約6秒』
『その為にアリスの火力でぶち抜く必要があるってわけだ、そうすれば向こうは必ず新しいセキュリティシステムを導入しようとする、こちらと繋がってると確信があるエンジニア部製以外の物を使うだろう、だがまぁ別に何処の奴を使おうと関係はない、要はそのEMPを捩じ込む隙が欲しいだけだからな』
『それを踏まえた上で尚時間はわずか6秒……ハッキングを行うには十分すぎる時間だよ』
◆
そして時間を置いて、日が落ちた時間になり、次の段階の作戦が実行される。
「……さて、始めよっか、はあ、緊張する……こんな気持ち、古代史研究会の建物を襲撃した以来」
ちょいちょい理解を超える事やってるよなこの子達、アグレッシブが過ぎるだろ。
「ヒビキとウタハ先輩は?」
『もう【お客さん】を出迎える準備はできてるって』
「もう一つの方の準備は?」
『そっちも抜かりなし、実行された瞬間に行けるよ』
「良いね、さすが」
「やってるのは決して良い事じゃないけどね……」
それはそう、でもまぁケースバイケースでしょ、人生何事も経験だ、こう言う経験は何事にも勝る物になる筈、銀行強盗に手を貸した俺がそう思うんだからまず間違いない。
「マキとコトリの方は?」
『こっちも準備OK、待機中だよ〜』
『お任せください!わたしの理論上、この作戦が成功する確率は2%です!』
「えぇっ、ほぼ間違いなく失敗じゃん!なんで自信満々なの⁉︎」
「えへへ、場を和ませる冗談ですよ!逆です、98%成功するでしょう!」
「コトリちゃんとマキちゃんの準備も終わったなら……」
「第2段階、だね」
「それでは……先生!」
“うん、作戦開始!”
「はい!」
「行っくぞー‼︎」
尚ここまで作戦を練りに練っても特級戦力のネルの現着一つでひっくり返ります、その為のマコーラ。
【最終決定】IF世界線のマコラ
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アビドスIF
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ゲヘナIF
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トリニティIF
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ミレニアムIF
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アリウスIF
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ゲマトリアIF