布瑠部の方陣は透き通る世界で循環する   作:Another2

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アンケート実施中です、好きな地獄を選んでよ。


生徒会襲撃─漆─

・数刻前……

 

『最終確認だ、アカネをマキとコトネ、カリンをウタハとヒビキ、ネルは(わたし)が抑える、アスナは先生が指揮を取ってミドリとモモイでなんとかなる筈だ、後にアリスも合流させるからな、それでセミナーの奴等が来ても抑え込めるだろ』

 

“確かにいけるだろうけど……ユズはどうするの?1人だけフリーだけど”

 

『ン、ユズは単独行動だ

 

『え……えぇ⁉︎』

 

『ユズを1人にさせるの⁉︎マコラみたいに強いわけじゃないのに‼︎』

 

『皆が皆あなたほど強いって訳じゃないんですよ⁉︎』

 

『マコラは邪智暴虐の魔王です‼︎必ずや打ち倒さねばならぬと決意しました‼︎』

 

『落ち着けよ思春期シスターズと走るアリス、取り敢えず武器を下げろ、ここ精密機械の置き場所だぞ』

 

“何か考えがあるんだろう?”

 

『モチ、ユズには事前に“蝦蟇”を渡しておく、これは引き金を引くとワイヤーが射出され一気に巻き取ってくれる優れ物だ』

 

『怪盗とかがよく使ってる奴ですね』

 

『それをアリスが囚われた後にぶち抜く縦穴通って上に行く、その後に差押品保管所まで一走りだ、やれるか?』

 

『……やれる、やれないじゃなくて、()()()()()()()なんですよね、だったら最初から何も問題はないです、やります

 

『GOOD、実にいい返事だ、ここぞという場面で決断できる奴は将来大物になる、断言しよう』

 

“だったら合図も決めておかないとね、登り切れなかったら一回、登り切ったら二回マイクをタップして欲しい、そして回収が成功したなら三回かな”

 

『はい……‼︎頑張ります……‼︎』

 


 さて、アリスがぶち抜いた穴からユズが混乱に乗じて登る算段だが、上手く行ったのか……?

 

──トントン

 

 2回のタップッ‼︎ユズはちゃんと登り切ってこの先に行けたようだね、なら後はユズの存在を悟らせない為に、目一杯この3人をこの場に留める‼︎

 

「皆様には申し訳ありませんが……こちらも本気で制圧させていただきます、アスナ先輩、まだいけますね?」

 

「勿論!3回目だけど、いくよー!」

 

──来るッ‼︎アスナの坐殺博徒‼︎ここで当たりを引かれたら──

──いや、それよりもアカネの持つ装備の能力の内容を──

──そもそもこの2人だけじゃなくユウカの立ち回りも──

──思考が長えよ間抜けが‼︎思考しながら指揮を出していけ‼︎

 

“モモイ‼︎ミドリ‼︎アリスのカバーに‼︎アリスは30%で薙ぎ払って‼︎”

 

「「「ッ‼︎はい‼︎」」」

 

「──ッ‼︎」

──以前より指揮を出すまでの速さが上がってる‼︎このままだと負けかねない‼︎

 

「2人とも‼︎」

 

「言われなくても‼︎」

 

「分かっていますよ‼︎」

 

「「術式展開/術具解放」」

 

 

「「坐殺博徒/氷擬闘法」」

 

──ヒコリトウホウ……?なんにせよ当たるのは不味いよな‼︎

 

“3人とも‼︎アカネの攻撃に警戒‼︎”

 

「「うん‼︎」」

 

「魔力装填完了!いつでもいけます‼︎」

 

 アリスの火力の高さは散々見られたから警戒は跳ね上がってるはず、警戒度としてはアリス7モモイミドリの2人で3の割合ってところだろうか?その判断は間違いではない、実際アリスが一番脅威だ。

 だからどうしてもモモイとミドリへの警戒の漏れが──。

 

「させませんよ、先生」

 

──ン成程‼︎アスナとアカネの2人をアリスに集中させユウカ自身がモモイとミドリに集中する事で空いた隙を埋めてるのか‼︎手の内が割れてる事による対策だな……これは相当──

 

──()()()()()()()、アリスちゃんをあの2人に任せて私は自由に動けるこの2人に集中する、先生の指揮能力の高さは身を持って知ってる、しかも今の先生はあの時より格段に練度が上がってるから断然こっちの方が警戒度は高い……ッ‼︎とは言えこれは相当に──

 

──面倒だ……‼︎

 

“だったら……‼︎せめて戦う位置は此方で調整させてもらう‼︎アリス!照射‼︎”

 

「ッはい‼︎──光よッ‼︎

 

 アリスの光の剣から閃光が放たれようとしている僅か数秒後には閃光が部屋を包むだろう、それに対しアカネは即座に片目を瞑った、こうする事により最後まで標的を見逃さず、且つ光から目を保護する為だ。

 アスナは構わず突貫する、当たりを引いた故に目をやられても即座に修復可能だからだ。

 ユウカは閃光から目を守る術である遮光グラスを装着する、以前に先生の指揮を受けた際に閃光弾の類の戦法を多用する事を知っていたからだ。

 

 三者別々の対応、平常なら全てが各々の戦術も兼ねるなら正しいと言える、しかし事この場合に限っては──

 

“──()()()()()()()()()()()()

 

 ──キヴォトス最強の神将マコラ直々の扱きを受けた先生からすれば、戦闘中に攻めの姿勢を崩す事は……

 

“ミドリ、ユウカのグラスを弾け”

 

「はい、ドットを打つような精密に……‼︎

 

──致命的な隙に繋がる。

 

「な……ッ‼︎しまっ──」

 

ギイィン‼︎

 

──ユウカの誤算、それは先生の指揮能力が格段に飛躍させた内容の見誤りである、ユウカは先生の指揮の練度が上がった要因は実戦経験による物と考えた、()()()()()()、しかしそれは微々たる物だ。

 ユウカは知る由も無い、先生がキヴォトスに来てからすぐに行われたシャーレ奪還作戦の完了後のその翌日に神将マコラが襲来し直々に先生に指導をした結果、先生の指揮能力が本来よりも爆増した事など、誰も知る由が無いのだ。

 

 閃光が部屋を包まれ、収まっていく、この僅かな間の攻防で動きを封じられたのは2人、1人は言わずもがな早瀬ユウカ、そしてもう1人は……右足が凍りかけてる()()()()()()

 

“アリス⁉︎”

 

「うぅ……足が動かせません、状態異常【氷結状態】です!カチコチです‼︎」

 

“成程ね、アカネの装備は氷結系の能力って事か……ッ‼︎”

 

「その通りです、私に支給された装備品、【氷擬闘法】は着弾地点を氷結させる弾丸を発射する物、アリスちゃん、下手に動かすと足が取れちゃいますよ?」

 

「ヒィ‼︎アリス‼︎絶対に無理に動かしちゃダメだからね⁉︎」

 

「私の事も忘れないで欲しいな‼︎」

 

「お姉ちゃん‼︎後ろ‼︎」

 

 ミドリの悲鳴に近い声が響く、モモイは反射でしゃがんでいた、それが功を制した、直前まであった頭の位置にアスナの鋭い蹴りが横切ったからだ、まず間違いなく蹴り飛ばす勢いの速さだ。

 

「ひえ〜‼︎何か今日私頭ばっか狙われてない⁉︎カリン先輩然りアスナ先輩然りさぁ‼︎」

 

“脳を揺らせば即気絶まで持っていけるからだろうね”

──やっぱりこの2人は閃光を凌いだか‼︎流石はプロの諜報員って事か、とは言えアカネの装備の詳細が分かったのはデカい、代わりにアリスの動きが止められてしまった、どうする……どうする⁉︎

 

──ユウカの目眩しもそう長くは保たない‼︎──

──アリスの足の治療が先か⁉︎いやそんなの待ってくれる相手じゃ無い‼︎──

──アスナの残り無敵時間はまだ3分強、時間切れは見込めない──

 

 脳裏に過ぎるは【手詰まり】のワード、しかしそれを即座に否定する、そもそも勝ち切る必要がないのだ、ユズが目的を果たすまで耐えれば良い、だがその為には後もう数分は稼がねばならない。

 

──アリスへの負担が増えてしまうが……

 

「先生」

 

 そんな先生の迷いを断ち切るかのようにアリスが凛とした声で先生に声を掛ける。

 

「アリスはやれます、この氷で光の剣の冷却も完了してますから、あとは先生の指示一つでいつでも撃てます、だからどうか、アリスを信じてください」

 

──ッ‼︎俺は何を見てきたんだ、俺が一番生徒を信じないといけなかったのに、それを熟せてなかった、先生失格だな……

 

“ごめんねアリス、気を遣わせちゃったね……”

 

“ごめん、ユウカ、アスナ、アカネ、ミレニアム生徒の皆、()()()()()()

 

“アリス、6()0()%()()

 

「「「──ッ‼︎」」」

 

「はい‼︎アリス‼︎撃ちます‼︎」

 

 60%は先生が勘で設定した、反動でアリスの足が折れず且つ生徒に軽めの傷で済むであろう光の剣の放射出力、更に被害を抑える為に放射方向を平行に絞る事で被害を最小限に抑えた、アスナとアカネは未だ動けないユウカを庇う為に動いた、無論直撃しても1、2週間の怪我の程度、言ってしまえばそのレベルのグラニテブラスト。

 

ドカアアァァン‼︎

 

 この襲撃二度目の熱線が夜空を駆ける、それはまるで地上から天へと昇ていく彗星の様ですらあった、そしてこのタイミングで先生の耳の通信機から音が鳴る

 

──トントントン

 

 鳴った音は3()()、つまりユズが任務を完了させた事を意味する、ならばもうこの場に居る必要はない、アリスの氷結も熱線の熱で解凍が完了されている。

 

「先生‼︎」

 

「「「ユズ‼︎」」」

 

“よし、作戦完了だ!撤退、撤退‼︎”

 

 そうして先生達一行はアリスがぶち抜いた穴から蝦蟇を駆使して駆け降りて行った。

 

「うーん、逃げられちゃいましたね、ユウカ、身体の方は大丈夫ですか?

 

「殆ど無傷よ、まだ若干目がチカチカする位、完全なる敗北ね、これは」

 

「先生の指揮能力、ユウカが言ってた以上だったね!全然攻めきれなかったよ!」

 

「そう言えば部長の方はどうなったのでしょうか……?ずっとマコラさんを抑えていた様ですが」

 

「そう言えば外の戦いの音も鳴り止んでるわね……いやあの人の事だから無事ではあるんだろうけど」

 


 そう、外の特級同士の戦いは既に終わりを告げていたのだ、2人が暴れ過ぎた為に自治区への損害が増え過ぎた為にリオが直々に止めに入ったのだ、その際2人から凄まじい形相で睨まれていたが当のリオ本人は涼しげに受け流していた、とは言え今の段階でキヴォトス屈指の実力者2人から矛先を向けられるのは不味い所の問題ではないので暴れるなら旧校舎でやってくれとの意を伝え、その範囲内であれば好きに暴れてくれて構わない、術式の使用も許可したのだった、そんな2人は今……

 

“……何やってんの君達”

 

「ン⁉︎先生か‼︎もうちょっと待て直ぐに片付ける‼︎」

 

「ア゛ァ⁉︎てめえそりゃハメ技じゃねえのかよ‼︎」

 

「コンボの有効活用と言え‼︎」

 

 何故か2人でゲームをしていた、しかも格ゲー画面内ではマコラの操作キャラがネルの操作キャラを一方的に叩きのめしている映像が流れていた。

 

「くそ‼︎また負けた!おい!もう一回だ‼︎」

 

「何度目のもう一回だテメエ⁉︎俺の方陣一周分のもう一回を聞いたぞ⁉︎」

 

“なんで8回も試合やってんだよ”

 

「しかも2先だ」

 

“最短16試合かよ中々キツイものがあるぞそれ”

 

「んで、アイツらは?」

 

“先にヴェリタスにブツを持っていったよ、今解析中だってさ”

 

「私達側が負けたのかよ、マコラが居たとはいえ途中からあたしと付きっきりだったからな、大したモンだ」

 

“いやぁ……最初からネルが居たら多分負けてたよ、マコラもよく抑えてくれたね、ありがとう”

 

「適材適所って奴だ、ネルの相手は(わたし)にしか務まらなかったからな、それだけだよ」

 

「だが負けたままってのも癪だからな、明日リベンジに行くから備えとくよう伝えといてくれな、今度は最初からあたしも居るぜ、アイツらも本気出させるからな」

 

“oh……マジすか”

 

「大マジ‼︎個人的にアンタが指揮を味わってみてえ、後あの太いビームの主な、一撃で当たり状態のアスナを伸すなんて相当な出力じゃねーか、是非戦いてえ、そんな訳だから、頼んだぜ」

 

「……まぁなんだ、ドンマイ」

 

“キッツ……‼︎”

 

ゲーム開発部withシャーレvsC&C 第二ラウンド、決定。




アカネの装備品は氷擬闘法、基氷呪法でした、裏梅の奴ですね、黄櫨の奴でも良かったんですけど発動条件がね…無機物に神秘を込めて爆弾にする案もあったんだけどね。
 時点で黒鳥操術擬、ドローンと視界を共有して隙を見てバードストライクの予定だった、襲撃当初から偵察させてなかったん?ってなるから没
呪術関係なくなってくるとジョジョのバッドカンパニー的な能力が生えてました、そんな迷走を繰り返す位アカネの能力は迷いに迷った。

アスナ=坐殺博徒は一発だったんだけどね

【最終決定】IF世界線のマコラ

  • アビドスIF
  • ゲヘナIF
  • トリニティIF
  • ミレニアムIF
  • アリウスIF
  • ゲマトリアIF
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