布瑠部の方陣は透き通る世界で循環する   作:Another2

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幕間のターンです。


【幕間】船上と白亜のロマン
船上の白兎


「……こちら問題無し」

 

「……私の方も、問題ありません」

 

「……OK」

 

「……なんか、あっけねえな?」

 

「他の学校のクルーズ船に、こっそり乗り込む……初めての体験だったけど、上手くいって良かった」

 

「どうやら、特にまだ気づかれた様子もありませんし、ふふっ、どうやら問題なく進んでいるみたいですね?」

 

「……はぁ、そもそも【問題】って言うんなら、この依頼自体最初っから問題だらけだろうがよ……、はぁー気に入らねぇー……アンタはどう思う?」

 

「なんで(わたし)はここに派遣されてるんだ?」

 

 いや本当に何故(わたし)はここにいるんだ、話がこんがらがって頭に入ってこない。

 

「あの会計に言われてここに来てンだよ、こうしてひそひそと隠れて動いてんのもその為だ」

 

 マジか、正面突破じゃダメなんか、というか(わたし)は潜入適正は高くないって前の襲撃で分かった筈なのに、どうして、どうしてこんな任務に……

 

「こういうのは先生(アイツ)の方が向いてんでしょうが⁉︎なんで(わたし)に出番が回って来てるんだ⁉︎」

 

「あはは……その事なんですが、先生は先生で()()()()()がある様ですので……代わりにマコラさんが派遣された……という形になります」

 

「今さら何を言っても仕方ない、誰が悪いわけでもないんだし」

 

「あーもうめんどくせぇ‼︎そもそもC&C一同とマコラの五人でやらせる任務ってなにやんだよ、過剰戦力が過ぎるだろ」

 

 それな、近々エデン条約の調印式が控えてるからあんまり派手に動けないと言うか寧ろそれが向こうの狙いなんじゃねえのかって言うか……政治面が絡むと途端に面倒な事になる。

 

「まぁ、仕方ありませんね……」

 

「ふぅ……まあ、何と言うか……【発端は私たちのせいではない】と言ったら、嘘になるし……」

 

──時間は遡りミレニアムプライス終了の翌日……

 

『……はい、こちらC&Cのアカネです、聞こえていますでしょうか?』

 

『OK、聞こえてるわ、じゃあ本題なんだけど、はぁ……」

 

『ふふっ、いつも通りのご依頼ですか?そんなにため息をつきながら、依頼の話をしたくても……依頼は最終的にいつも達成してるじゃないですか?』

 

『それは分かってるけど!だからこうしてまた依頼してるんだけど!問題はその後‼︎忘れたとは言わせないわよ、毎回誰が後始末をしているのか……【静かに処理して】って言ってるのに、毎度のごとく全然聞いてくれないじゃないの……いつもいつも物を壊すわ、建物を吹っ飛ばすわ……請求書の額が毎回いくらになってるか分かってる⁉︎ほんっと頭痛の種なのよね……先月も、本来の予算の6倍くらいかかってたし……それでもまあ、頼りにしてるというか、せざるを得ないというか……でもね、いつまでも頭を抱えてるだけの私じゃないわよ』

 

『……?それはどういう?』

 

『今回の依頼、ひとり同行者を付けてもらうわ、あなたたちが暴れ過ぎないように、ブレーキ役と言えば良いのかしら、まあ、あなたたちもよく知っているはずだから心配しないで、それに……もし言う事聞かなくても実力で止めれる人だし

 

『最後、何か仰いましたか?よく聞き取れませんでしたが……』

 

『ううん、気にしないで、とにかく!毎度のごとく膨れ上がる被害が、本当に仕方のないことなのか……その確認くらいはさせてもらわないとね?』

 

『えっと、それは……?あら?マコラさん?』

 

──そして今現在に戻る

 

「そう言えばそんな話だったな、どこの組織も予算で頭を悩ませるのは必然か……はぁ」

 

「あー、ったくやってらんねぇ……まさか、こんなことになるとは……ったく、ちっと物が壊れたり建物が崩れたくらいで何だよ……?依頼は達成できてるんだし、その後始末はあっちの役割だろうが、あー、なんか思い出したら腹立ってきた、わざと色々ぶっ壊しながら進むか?」

 

「ウケる、発想がチンピラじゃん、それをさせない為に(わたし)が派遣されてンだわ、というか目的と関係ない物を壊しながら進軍するのは最早テロリストと変わりがねえのよ」

 

「うっせえぞ、だったらアンタがあたしの相手しろや、結局あの時は満足に戦れてねえからな」

 

「任務だ、つってんだろタコ、脳みそ戦闘者(バトルマシーン)かお前は?」

 

 まずい、ツッコミに回されているというのか⁉︎この(わたし)がッ‼︎

 

「2人とも落ち着いて……一応ここはミレニアムの領域外だし……」

 

「そうですよ、学校間のトラブルなんて無いに越したことはありません」

 

「んなことあたしの知ったことかよ……いざとなったら全部吹っ飛ばせば良いんだろ?とにかく大体のことはぶっ壊せば解決、それで終わり」

 

「標的を絞って撃破すると言う選択肢はねーのかオメーは、いや気持ちはわかるが!もうちょっとこう……自制心と言うか……‼︎」

 

 ネルの奴荒れてんなぁ……コイツ一応やろうと思えば静かに仕事をこなせるはずなんだがな……あっちの馬鹿と違って……ん?

 

「そう言えばこの馬鹿の他にもう1人特級の馬鹿がもう1人いたろ、そっちはどうした?」

 

「おい馬鹿つったかテメェ」

 

「リーダー……‼︎落ち着いてっ」

 

「特級の馬鹿……あぁアスナ先輩ですね、そう言えば姿が見えませんが……」

 

 アスナの気配は読みにくいったらありゃしねぇ、術式の影響でマックスの気配の方の印象が強いせいか通常の方は(わたし)の感知に引っかかりにくいんだよな。

 

「あ、お話終わった〜?じゃあそろそろ移動しよ!じっとしてるの嫌いなんだってば‼︎」

 

「あんなとこにいたのかアイツ……」

 

「あぁ、その前にマコラさん、こちらの方を」

 

「こりゃあ……ここの乗船証か?(わたし)は個人的に持ってるんだが……」

 

「まぁ、私たちの一緒のグループとして招かれている方……という扱いですので、不便でしょうがこちらの方でお願いしますね?」

 

「え、つまりマコラちゃんは私たちと同じチームってこと?っていうことは実質的に、C&Cの新メンバーじゃん‼︎」

 

「「「………?」」」

 

「成程そういう事か、メタルグレイモン(個人的な用)だと問題ないがスカルグレイモン(連邦生徒会の用事)だと問題になる、だからコロモン(C&Cの仕事)として入るってことだな」

 

「「「???」」」

 

「ん〜よくわかんないけどそういう事‼︎」

 

「万事OK‼︎全て理解した‼︎」

 

「じゃあいこっか‼︎ほら三人共早く早くー‼︎」

 

「アイツらの中の会話ってどうなってんだ……?」

 

「さぁ……?」

 

 思ったより楽しそうな任務になりそうだ、それにしてもオデュッセイア海洋高等学校、その内の一つゴールデンフリース号ねぇ……カジノ船じゃなかったかここ?

 まぁ要するにミレニアムのただのバカに収まらねえド級の馬鹿がここでアホなことをやってるってのが本題らしい、なんで債権を発行してんだそのド阿呆は……まぁ放っておくのも不可能なので捕縛してくれというのが今回の依頼らしい、因みに何度目かの依頼らしいな、学習しろよ。

 

「……さて、ご要望通りスマートにやるとしましょうか」

 

 まぁ捕縛なら専用の戦法に切り替えて熟せばいいしな、大規模戦闘じゃねえのは少しストレスだが……最近の(わたし)はフルパワーで暴れられねえから不満だぜ……あの時のビナー級とまでは言わねえからある程度頑強且つ全力でやっても問題ない敵はいないものか……。

 

「具体的には?」

 

「はい、その部分のお話を始めましょう、まずは船内における、拠点を作ることが第一ですね、客室がある階まで上って、空き部屋を一つ確保、そこを作戦中の臨時の拠点にします、何かあれば逐次そちらで、その後はシステムルームに向かい、船全体の監視システムを無力化してから白兎の位置を──」

 

「そこっ、誰だ⁉︎」

 

「あ゛?」

 

「機関室で何をやってる⁉︎」

 

 おっと警備兵か、ここは()()()()()()だったな。

 

「いやぁ、悪い悪い、新入りに施設紹介をしていた途中でね、これから正装に着替えさせるところだったんだ」

 

「む……そうだったのか、それは悪い事を──「不審者から視線を外すな馬鹿者」──ガッ⁉︎」

 

 まぁこんなもんだろ、鵺を使うまでもなかったな、さて、コイツには色々役に立ってもらおうか。

 

「凄くスムーズに無力化したな……」

 

「……頸椎ってあんな風に捻れるんでしたっけ?」

 

「アイツを基準にすんなよ、真面目な話」

 

「ところで正装って何ー?」

 

「アァ、郷に入っては郷に従えと言うだろう、毎回あんな風に言われんのも面倒だ、だからこっちも姿を変える必要がある、つまりは変装さ

 

 さてと、上手く化けれると良いがな……




先生は先生でゲーム開発部の皆と別件で忙しいのでこの場には居ないです。

Q.時系列問題云々

A.この世界ではこうなった

【最終決定】IF世界線のマコラ

  • アビドスIF
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  • ミレニアムIF
  • アリウスIF
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