※マコラはアカネの常套手段を詳しく知りません。
「……よし、各々着替えは済んだ様だな、これが此処での正装みたいな物、まぁバニーガールだな」
「なんっでだよ⁉︎」
「何を怒る、一々
「〜‼︎せめてスカジャンは着せろ‼︎」
「そんで?アスナは……着替え終わってすぐどっか行ったのか……ハァ、自由人め……まぁアイツも弱くない、何かあったら1人で対処するだろ」
「そうですね、では当初の予定通りシステムルームに向かい監視システムを無力化致しましょうか」
さてさて、メイド部隊改めバニー部隊、出陣だな、そう言えばSRTに居る
ふむ、特に苦戦する事もなく、目立つことも無く、強いて言うならネルが率先して薙ぎ倒していった事だが……まぁいつものことらしいので割愛。
そんなことがありつつ何事もなくシステムルームに辿り着いた訳だが……警備が微弱過ぎるな、暇を持て余している。
「……クリア」
「こちらもクリア、順調ですね」
「……あん?これで終わりか?早くねぇか?」
「これで終わりって、ここに来るまでの間にもリーダーは結構な数を気絶させてなかったか……?」
「ダース単位で仕留めてたな」
「いやそれはあなたもなんだけど……」
「ふふっ、お二人ともまだまだ力が有り余っているみたいですね」
「んー、どっちかって言うと後に響かない様に手加減する方に気を使うから逆にメチャクチャ疲れるって言うか……」
「コイツら張り合いが無さ過ぎるからな、逆に疲れる、まぁ派手にやらねえってのも理由かもしんねぇけど……」
まぁ戦意にブレーキを掛けるのは思いの外ストレスが溜まるものだ、この場合
「とにかく、作戦が順調なのは良いことだ、ところでリーダー、あらためて見るとその格好……」
「るせぇ、良いだろうがよ、バニーにスカジャン羽織っても、つかそれさっきアカネにも言われたっての、これだけは譲れねぇ」
「別段おかしい服装でもあるまい、世の中には着物に革ジャンを羽織る人物もいるらしいしな」
「マジかよ……ってか別に順調だわけでもねぇだろ、まだあのチビを見つけたわけでもねぇし……じれってー……全部吹っ飛ばせば、すぐ見つかるんじゃねえか?この程度のやつらなら、騒いでまとめて来たところで一蹴できるだろ?」
「瓦礫の山に埋もれた人物をピンポイントで探せる技量があるならそうすると良い」
「ちっ……それは流石にめんどくせえな……わーったわーった、言ってみただけだよ」
「……とにかく、システムを掌握したらすぐに移動しよう、アカネ、進捗は?」
「はい、お任せください、順調です」
ふむ、頼りになる後輩達の様だな、実力面で不足してる部分を持ち前の技能で補おうとしている所に好感を持てる。
「ったく、あのチビ……めんどくせぇことさせやがって、捕まえたらボコボコにして泣かせてやる」
「わざわざ私たちがやらなくても、セミナーに戻ればユウカがそれに近いことをやりかねない気がするけど……」
「何度か同じやり取りをしてるのか、学習しろよ」
「何度も会っているうちに、私たちのことを【先輩】なんて呼ぶ様になりましたしね」
「あいつ『ネル先輩が追いかけてくるー⁉︎」とか、『ネル先輩が叩いたー!』とか、いちいちうるせぇんだよな……殴られたくないなら問題を起こすんじゃねぇっつの」
「何だその微笑ましいやりとりは」
「とにかくだ、アイツはただの世間知らずで甘えん坊のチビだ、腕っぷしも別に、見た目通りのな」
「……?あ、そういうことか、途中まで、てっきり自分の話をしてるのかと」
おいおいおい、キレるわコイツ。
「……はぁ?おいカリン、まさかとは思うがてめぇ……?」
ネル、キレた‼︎
「はいはい、そろそろ動きますよ〜」
お、存外に早かったな、優秀優秀、仕事が早いのは良いことだ。
「システムの掌握完了?だいぶ早かったな」
「ありがとうございます、ではこちらへどうぞ、ちょっと場所的に、その辺は危ないので、こちらへどうぞ、もう少しこちらへ」
……無力化したんだよな?あの位置が危ないってどう言う意味だ?もうこの場所には用事は無いはず。
「はい、ではポチッと」
お?EMP装置の類のボタンか?流石ミレニアム生徒、その辺は抜かりないか。
「OKです、動作も問題無さそうですね」
「……?アカネ?今何を押した?それにこの音って……?」
「何で秒針が刻まれる音がするんだよ、明らかに爆弾じゃね?」
「はい、いつも通りの処理をしているだけですが……?いつも通り、C4を」
は?
「そうか、C4か……C4って、あの爆薬のC4?アカネ、どうして今ここでC4を?」
「……?それは当然、ここを爆破させるためですが……?」
「そうだろうな、ただ私が聞きたいのは、今回色々と静かに動かないといけない作戦で何でいつもみたいにC4を使ったのか、という……」
おいおいおいキレるわアイツ*1
「……あら?えっと、もしかして今の私……何か、大きなミスを……?」
「潜入の初歩中の初歩、過度な爆破は厳禁、何でこんなに早く破られるのか……」
「アカネがまとも枠だと思ったか?案外コイツもイカれてるぞ」
「話の流れ的に、監視システムをハッキングして逆に利用とかした方が良かったんじゃ……?」
「あと何秒で爆破するんだ?それ」
「え、えっと……残り時間……0秒です」
「クックック……この馬鹿がッ‼︎」
ふう、咄嗟に虎葬の装甲を出したのが功を制したな……おかげで傷一つないが……いやそれ以前の問題か。
「な、なんだ⁉︎エンジンの故障か?それとも激突事故か⁉︎」
「いや、この音……爆弾だ!」
「なっ……!ということはつまり、誰かから攻撃を受けている⁉︎」
「全員に知らせろ‼︎上層部にも報告、テロリストの可能性あり!【バニープランB】の発令を求むと伝えろ!これは訓練ではない!繰り返す、これは訓練ではない‼︎」
そらそら寄ってきた、仕事熱心な警備兵達のお出迎えだ、急いで移動しねえとな。
「おい、さっさとズラかるぞ、すぐに警備達が集まる、顔がバレたらめんどくせぇ」
もしかしたら今このメンツで潜入適性が高いのって
「……ふぅ、うん、問題無さそう、追われていないはず、監視カメラも止まってるし、しばらくはこのままでも……」
「とにかくお前らに潜入適性がないのはよく分かったよ、面倒くなったら全部吹っ飛ばすのが常套手段なんだったらそりゃあの会計もキレるだろ、常識的に考えて、金は無限に湧き出てくるものじゃねえんだぞ?」
「うぅ、申し訳ありません……」
「んじゃ、こっからどうすんだよ、今のであたし達の存在は確実にバレてんぞ、それでもまだコソコソやんのか?」
「まぁ、万事
そう言うわけで今再びの前線拠点、ここには潜入時に拉致った哀れな被害者が安眠させてある。
「んっ……んん……?」
「おはよう、気分はどうかな、つっても聞くまでもないか」
「おお、割とピンピンしてるじゃねぇか、見た目より根性あんな?」
「たしかに、尋問したら喋ってくださるくらいの余力がありそうですね」
「第一声で【尋問】とか言わなくても……あんまり心配しないで、質問に答えてくれれば、何も痛いことはしない」
「尋問……他のみんなは⁉︎ってなにこれどう言う状況⁉︎」
「他人の心配してる場合じゃないよ、不運なバニーガール、今さっき言った様に、君に幾つかの質問を行う、いいね?」
「え、誰だあいつ……」ヒソヒソ
「キャラ変でしょうか、不自然が過ぎますが」ヒソヒソ
「正直、似合ってないと思う」ヒソヒソ
「はい其処ちょっと黙ってくださいね‼︎」
全く折角人が優しく接してやってるのにコイツらと来たら……
「気絶させて縛って監禁しておいて言う台詞かそれ⁉︎もう十分してるじゃん⁉︎」
「その件に関してはごめんね?悪気があったわけじゃないんだ、
「うぐっ……まぁ、その、悪気がないならまぁ……うん、強く当たってごめん」
「「「うわぁ……」」」
なんだよ、何か文句あんのか。
「じゃあ、
「うん、答えれる範囲なら……でも私末端も末端だから何も知らないぞ?」
「
「黒崎コユキ……?ごめん、何も知らない、力になれなくてごめんなさい、そもそもこの船の乗客が全体でとんでもなく多いから……」
「ふむ、確かに、この船の乗船客は数千を超えるからね、それも仕方ない事かな、うーん……別の人でも同じ感じかな?」
「多分そう、私たちは一介の警備員でしかないからそう言うのは教えてもらえないんだ」
んー、手詰まりか?いやしかしここで内部からの情報を手放すのは惜しい……いや待てよ、コイツらはコユキって奴と親しいんだったな、ならば
「お三方、標的の特徴とか知らないかな?それと統合していけばなんとかなるはずだ」
「たしかに……一理ある、さすがマコラさん、その可能性は大きいな、静かにおとなしくしてるとは思えないし、どこにいても相当目立つ存在のはず」
「とりあえずはこちらを見てください、この子です、いかがですか?うるさくて派手なことが好きなので、一度会ったら結構印象に残ると思いますが」
「結構失礼で、軽薄な子だ、何か無礼を働かれた記憶とかあったら、その子かもしれない」
総評がボロクソで笑う、普段どんな暮らしをしてんだよソイツ。
「失礼で、軽薄な……あ、もしかしたらあの子かな……あ、でも……」
「なんでもいいよ、君が言ったという事はこちらで秘匿しておくからね」
「実は──」
ほう……ようやく進展が見込めそうだな、さてと、仕上げと行こうか。
以前の襲撃と再戦で荒々しい所を見せた奴がいきなりこんな態度見せたら誰でもドン引きになる。
【最終決定】IF世界線のマコラ
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アビドスIF
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ゲヘナIF
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トリニティIF
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ミレニアムIF
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アリウスIF
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ゲマトリアIF